このページのまとめ
- 法学部の就職先は、法曹界や一般企業など多岐に渡る選択肢がある
- 法学部生の就職先選びでは、専門性と汎用スキルのどちらを活用したいか考えよう
- 法学部ならではの強みは、どの業界でも活かせる武器になる
法学部生のなかには、「就職先は法曹界だけしかない?」「民間への就職先はない?」と不安を感じている方もいるでしょう。しかし、法学部での経験は法曹界に限らず、民間企業や公務員など、幅広い分野で活かせます。
この記事では、法学部生におすすめの就職先を紹介。また、就活でアピールできる強みやおすすめの資格もまとめました。自分の適性や希望する働き方に合わせて納得のいく進路選択ができるよう、参考にしてください。
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- 法学部の就職先は法曹界から民間企業までさまざまある
- 【法曹界編】法学部におすすめの就職先一覧
- 裁判官
- 検察官
- 弁護士
- 【民間企業編】法学部におすすめの就職先一覧
- 法務部
- 知財部
- 総務職
- 金融業界
- 不動産デベロッパー
- 商社
- 経営コンサルタント
- IT業界
- 【士業編】法学部におすすめの就職先一覧
- 司法書士
- 行政書士
- 社会保険労務士
- 【公務員編】法学部におすすめの就職先一覧
- 国家公務員
- 地方公務員
- 裁判所事務官
- 国税専門官
- 労働基準監督官
- 法学部生が後悔しない就職先選びのポイント
- 専門性と汎用スキルのどちらを活かしたいか考える
- 早期のインターンシップ参加で働く現場を体験する
- OB・OG訪問で法学部卒のキャリアパスを聞く
- 法学部の学生が就職先を決める際の注意点
- 情報収集を早めに行い早期選考を受ける
- 業務独占資格の試験と就活が重なることを念頭に置く
- ESや履歴書をあらかじめ準備しておく
- 法学部生がよく聞かれる質問の回答を考える
- 法学部の就活におすすめの資格7選
- 1.司法試験予備試験
- 2.司法書士
- 3.知的財産管理技能検定
- 4.ビジネス実務法務検定
- 5.宅地建物取引士(宅建)
- 6.行政書士
- 7.社会保険労務士
- 法学部の強みを武器に自分らしいキャリアを築こう
法学部の就職先は法曹界から民間企業までさまざまある
法学部の卒業後の進路は、弁護士や検察官といった法曹界に限定されるわけではありません。実際には、多くの学生が民間企業や公務員として多方面で活躍しています。
民間企業では、契約や法令遵守の知識が活かせる金融・保険業界、商社、メーカーなどが安定して人気のようです。近年ではコンプライアンス意識の高まりやDXの進展により、IT業界での法務・コンサル職の需要も拡大している傾向にあります。
また、公務員は試験が法律科目中心となるため、法学部生にとって有利な選択肢の一つです。さらに、培った論理的思考力は、営業や企画職でも高く評価されるでしょう。法律の知識を武器に幅広い業界を視野に入れられるのが、法学部の強みといえます。
「就職先の決め方は?就活中・内定獲得後に後悔しないための判断基準を解説」の記事では、就職先の決め方について解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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【法曹界編】法学部におすすめの就職先一覧
法曹界で働くためには、司法試験への合格が必須となります。その後、司法修習を経て、それぞれの道に進むことになるでしょう。近年は法科大学院を経由するケースが増えており、学習環境も整備されています。
法曹界の仕事は責任が重く、高度な専門知識が必要です。しかし、その分だけ社会的な評価も高いため、仕事にやりがいを感じやすいでしょう。
| 裁判官 | 公平な立場から民事・刑事事件の判決を下す |
|---|---|
| 検察官 | 犯罪捜査の指揮や起訴・不起訴の判断 |
| 弁護士 | 依頼者の権利を守るための法的支援・紛争解決 |
裁判官
裁判官は、法廷で争われる事件について公平な立場から判決を下す重要な職務を担っています。民事事件から刑事事件まで幅広い案件を扱うため、法律全般に関する深い知識が欠かせません。
裁判官になるためには、司法試験合格後の司法修習を経て、判事補として任官するルートが一般的です。給与は「裁判官の報酬等に関する法律」に基づき支給され、安定した待遇が保障されているでしょう。定年まで職責を全うできる環境が整っているため、長期的なキャリアを築きたい方にとって理想的な職業の一つです。
参照元
e-Gov 法令検索
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検察官
検察官は犯罪捜査の指揮を執り、起訴すべきかどうかを判断する権限を持つ職業です。警察と連携しながら証拠の収集や分析を行い、法と証拠に基づいて適切な判断を下します。
司法試験合格後の司法修習を経て検事に任官するのが、検察官への一般的な道筋です。仕事内容は多岐にわたり、ときには社会を揺るがす複雑な事件を担当することも。給与は一般の公務員とは異なる独自の体系が適用され、経験を重ねるごとに昇進の機会も用意されています。
検察官の仕事は重大な判断を迫られることもありますが、社会正義の実現に直接携われる職業です。特に、刑事司法に興味がある法学部生にとって、理想の進路の一つといえるでしょう。
弁護士
弁護士は、依頼者の立場に立って法的サービスを提供する専門家です。個人や企業の権利を守り、紛争解決をサポートする重要な役割を担っています。一般民事や企業法務、刑事弁護など、扱う分野は幅広く、得意分野をもつと専門性を高められるでしょう。
弁護士になるためには、司法試験合格後の司法修習を経る必要があります。キャリアの選択肢として、法律事務所に所属する、独立開業する、企業の法務部門で働くなど、多様な道があるでしょう。
法曹界は一般的に平均賃金が高いといわれています。「高給取りを目指すにはどうする?高収入を目指しやすい職種や業界を紹介!」の記事では、弁護士を含む平均賃金が高い職業を紹介しているので、あわせてご覧ください。
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【民間企業編】法学部におすすめの就職先一覧
民間企業には、法学部で養った知識を発揮できる部署があります。特に法務や知財といった部門は、企業活動を法的側面から支える要の存在です。新卒採用において法学部生を重視する企業は多く、有力な選択肢となるでしょう。
| 法務部 | 法的リスク管理や契約書のチェック、コンプライアンス体制構築 |
|---|---|
| 知財部 | 特許・商標の保護や技術の権利化、著作権管理、他社交渉 |
| 総務職 | 社内規定の管理やガバナンス強化、株主総会の運営 |
| 金融業界 | 銀行・証券・保険における営業や商品開発、リスク管理 |
| 不動産デベロッパー | 都市開発や用地取得、物件の営業・管理、契約交渉 |
| 商社 | 国内外の取引や事業投資、グローバルな契約交渉 |
| 経営コンサルタント | 企業の経営課題の分析や解決策(M&A・人事など)の提案 |
| IT業界 | システム開発・提供や個人情報保護、著作権管理 |
法務部
法務部は、経営における法的リスクの管理や契約書のリーガルチェックを担当する部門です。取引内容の精査やコンプライアンス体制の構築など、健全な企業経営の土台を作ります。
新入社員として配属されたあとは、基本となる法令調査や契約管理から実務を学ぶのが一般的です。経験を重ねるにつれて、M&Aや新規事業の立ち上げといった、経営判断に直結するプロジェクトにも参画する道が開けるでしょう。
知財部
知財部は、特許や商標などの企業の知的財産を保護・活用する部門です。自社の技術を権利化し、他社との交渉や著作権管理を通じて、企業の競争力を高める役割を担います。
知財部では法律の知識だけでなく、自社製品への深い関心も欠かせません。新入社員は情報の調査や管理実務からスタートし、徐々に専門的な交渉業務などを任されるようになります。技術革新が加速する現代において、重要性が一段と高まっている分野です。
総務職
総務職は、社内のあらゆる業務を円滑に進めるための管理部門です。法令遵守の体制づくりや各種規程の管理など、法的素養が必要な場面が頻繁に訪れます。
最初は社内文書の管理や備品の手配といった基礎的なサポートから始まりますが、将来的には株主総会の運営やガバナンスの強化など、組織運営のプロフェッショナルとしての活躍が期待できるでしょう。
金融業界
金融業界は、銀行や証券会社、保険会社など、法規制の多い業種が集まる分野です。法学部で培った法的思考力や金融関連法規の知識を活かせる環境が十分に整っているでしょう。
新卒では、リテール営業や商品開発、リスク管理など、さまざまな部署への配属が想定されます。特にコンプライアンス部門では、法的知識を活用できる機会が多く得られるでしょう。金融商品取引法など、高い専門性が求められる場面も多いため、法学部での学びは強みとなります。
不動産デベロッパー
不動産デベロッパーは、都市開発や不動産管理を手掛ける業界です。不動産取引に関する法規制や建築基準法など、実務では多様な法律知識が欠かせません。用地取得から開発、販売にいたるまで、事業の各段階で的確な法的判断が求められます。
新入社員は、まず物件の営業や管理業務からキャリアをスタートさせるのが一般的です。経験を積むにつれて、プロジェクト管理や契約交渉といった、より専門的な業務を担当することになります。不動産関連法規の理解は、業務を円滑に進めるうえで武器になるでしょう。
商社
商社は、国内外での取引や事業投資を行う企業です。契約交渉や各国の法規制への対応など、法務面での知識が重要視される業界といえます。グローバルな取引を行ううえでは、国際取引法や現地法の理解も欠かせません。
新卒入社後は、営業部門での実務経験を積むケースが多いものの、法務部門や海外事業部門といった法的知識を必要とする部署でも活躍のチャンスがあります。特に商取引や投資案件では、法的リスクの判断が成否を分けるため、法学部で培った知見が活きる場面も多いでしょう。
経営コンサルタント
経営コンサルタントは、企業の経営課題を分析し、解決策を提案する専門家です。法学部生の論理的思考力や法的知識は、企業が直面する規制対応やコンプライアンス関連の課題解決に役立ちます。
新卒採用後は先輩コンサルタントの下で実務を学び、徐々に独立してプロジェクトを担当する流れが主流です。法務や人事制度改革、M&Aなど、法律知識を活かせる分野は幅広く、やりがいのある仕事として注目を集めています。
IT業界
IT業界は、個人情報保護法や著作権法など、法的な対応が重要視される分野です。システム開発やサービス提供において、法的リスクの管理や契約関係の整理は切っても切り離せません。
新卒採用では、営業職やプロジェクトマネージャー候補としての採用が目立ちますが、法務部門での採用も増加傾向にあります。デジタル化が進む現代社会において、IT関連の法的知識をもつ人材へのニーズは、ますます高まっているといえるでしょう。
「文系におすすめの職業11選!人気業界や自分に合う仕事の探し方も紹介」の記事では、法学部を含む文系におすすめの職業を解説しているので、あわせて参考にしてみてください。
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【士業編】法学部におすすめの就職先一覧
士業においても、法学部におすすめの就職先があります。士業とは、名前に「士」がつく、高度な専門知識と国家資格が必要な専門職の総称です。ここでは、既出の弁護士以外の法学部の学びと親和性が高い、主な士業をまとめました。
| 司法書士 | 不動産・商業登記の代行や裁判所への提出書類作成 |
|---|---|
| 行政書士 | 官公庁への許認可申請(建設業・会社設立など)、契約書作成 |
| 社会保険労務士 | 企業の労務管理や社会保険手続きの代行、年金相談 |
司法書士
司法書士は、不動産登記や商業登記、裁判所への提出書類作成などを行う法律の専門家です。個人や企業の重要な権利に関わる手続きを代行する役割を担います。法学部での学習内容と関連が深く、資格取得後は法律事務所へ就職し、将来的には独立開業も可能です。
資格取得には司法書士試験に合格する必要がありますが、法学部での学習経験は試験対策に活かせるでしょう。また、近年は相続や成年後見など、高齢化社会に関連するニーズも増えており、将来性のある職業といえます。
行政書士
行政書士は、官公庁に提出する許認可申請や契約書作成などを専門とする仕事です。個人や企業の依頼を受けて、各種申請手続きの代行や書類作成のサポートを行います。建設業許可申請や会社設立手続き、在留資格認定証明書の取得など、扱う業務は多様です。
行政書士試験は、法学部で学ぶ行政法や民法の知識が活かせます。資格取得後は、独立開業や既存の事務所への就職のほか、企業の総務部門で専門職として働くのも選択肢の一つです。近年は外国人関連の手続きや企業のコンプライアンス対応など、新たな業務領域も広がっています。
社会保険労務士
社会保険労務士は、企業の労務管理や社会保険の手続きを専門とする仕事です。労働問題や年金相談など、従業員の働き方に関する幅広い相談に対応します。資格取得後は独立開業のほか、企業の人事部門において専門職として活躍することも可能です。
働き方改革や労働問題への関心が高まるなか、企業からの需要も増加傾向にあり、将来性が期待できる職種といえるでしょう。
士業は専門職として手に職をつけられる仕事の一つといえます。「手に職をつけるには?おすすめの職業一覧や資格を紹介」の記事では、手に職をつけられるおすすめの職業を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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【公務員編】法学部におすすめの就職先一覧
ここでは、法学部におすすめの就職先として、公務員のカテゴリで紹介します。公務員は、法律に基づいて行政サービスを実施する職業です。安定した待遇と社会貢献できるやりがいが魅力として挙げられるでしょう。
| 国家公務員 | 国の行政機関での政策立案や、行政実務の遂行 |
|---|---|
| 地方公務員 | 都道府県・市区町村での住民サービス、条例や規則の運用 |
| 裁判所事務官 | 裁判所での司法行政。記録作成や書類管理など、裁判運営を支える |
| 国税専門官 | 税務署などでの税務調査、徴収業務。適正な課税の実現 |
| 労働基準監督官 | 企業の労働環境の監督、是正指導。労働者の権利保護 |
国家公務員
国家公務員は、国の行政機関で働く公務員です。省庁によって業務内容は異なりますが、法律の運用や政策立案など、法的知識を必要とする業務が中心となります。
総合職であれば、政策の企画立案や法改正の検討に携わる機会も少なくありません。一方で一般職は、各種許認可や行政手続きの実務を主に担当します。いずれの職種を選んでも、法学部で学んだ行政法や憲法の知識が業務の土台となるでしょう。
地方公務員
地方公務員は、都道府県や市区町村で住民サービスを提供する仕事です。条例や規則の運用、行政手続きの実施など、地域に密着した法務実務を担います。住民の生活に直結する支援を行うため、やりがいを実感しやすい職種といえるでしょう。
採用後は福祉や税務、まちづくりといった多種多様な部署での勤務が想定されます。地域固有の課題に対し、法的知識を武器として問題解決に取り組めるのが醍醐味です。地域に根差して働くスタイルのため、転勤が少なく、プライベートとの両立がしやすい点も魅力でしょう。
裁判所事務官
裁判所事務官は、裁判所における司法行政事務を専門に扱う職種です。法廷での記録作成や訴訟書類の管理、各種申請の受付など、司法制度の円滑な運営を支えます。大学で学んだ民事訴訟法や刑事訴訟法の知見が、現場でそのまま活きる環境です。
新任期間は、先輩職員の指導を受けながら基本的な事務から着実にこなしていきます。経験を積むにつれて、より専門性の高い業務を任されるようになるでしょう。司法の現場を間近に感じて働きたい方にとって、有力な選択肢といえます。
国税専門官
国税専門官は、税務署で税務調査や徴収業務を担う専門家です。税法の知識を駆使しながら、適正な課税の実現を目指して職務を遂行します。法学部で履修した税法や行政法の考え方は、実務の基礎として重要な役割を果たすでしょう。
入庁後は、確定申告の相談対応や調査の補助からスタートし、徐々に独立して事案を担当するようになります。税務のプロとして専門性を磨きながら、着実なキャリア形成が可能です。税務署だけでなく、国税局や国税庁といった上部組織での活躍の機会も用意されています。
労働基準監督官
労働基準監督官は、労働基準法などの法令に基づき、企業の労働環境を監督する専門職です。労働者の権利を守り、安全な職場環境を確保する重要な社会的使命を担っています。法学部で学ぶ労働法の知識は、そのまま業務の遂行に直結する武器になるでしょう。
採用後は、事業場への立入検査や労働相談の対応などを主に行います。法令違反を確認した際には是正指導を行うなど、労働者の権利擁護のために毅然と行動する姿勢が求められるでしょう。働き方改革が進む現代において、その存在意義は高まっています。
ここで紹介した以外にも公務員の仕事内容を知りたい方は、「公務員の種類一覧!職種別の仕事内容や難易度も分かりやすく紹介」の記事をチェックしてみてください。
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法学部生が後悔しない就職先選びのポイント

法学部生の就職先選びには、学部での学びを活かせるかどうかという視点が重要です。将来のキャリアを見据えた判断をするために、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。
専門性と汎用スキルのどちらを活かしたいか考える
法学部での学びは、「専門的な法律知識」と「論理的思考力などの汎用的なスキル」に分けられます。就職先を選ぶ際には、どちらを中心に活かしていきたいかを明確にすることが大切です。
専門性を活かす場合は、企業の法務部門や金融機関のコンプライアンス部門などが選択肢となります。一方、汎用スキルを活かす場合は、営業職や企画職など、幅広い職種での活躍が期待できるでしょう。自分の興味や適性に合わせて、キャリアの方向性を定めることが後悔しない選択につながります。
法学部生が就活でアピールできる4つの強み
法学部生は就活において、学部での学びを通じて身についた以下の強みをアピールできるでしょう。
・論理的思考力
・読解力と文書作成能力
・コンプライアンス意識
・精神力
上記の強みは、就活において具体的なエピソードとともに語るのが効果的です。たとえば、難解な判例を理解するために繰り返し取り組んだ経験や、法的な課題に対して多角的な検討を行ったプロセスなどを、実際の学習活動と結びつけて説明すると、より説得力のあるアピールが可能になります。
法学部の学生のなかには強みを具体的にどう言語化し、どのようなスケジュールで選考に臨めば良いのか、不安を感じる方も多いかもしれません。これから本格的に動き出す方は、「就活とは?基本的な流れやスケジュールとあわせて成功のポイントを解説」の記事を参考に、就活の基本ステップを確認してみましょう。
早期のインターンシップ参加で働く現場を体験する
企業の実態を知るには、インターンシップへの参加が効果的です。特に3年生の夏休み以降は、積極的に参加しましょう。実際の職場での経験は、就職後のミスマッチを防ぐ重要な機会となります。
インターンシップでは、業務内容だけでなく、職場の雰囲気や社風も直接確認が可能です。たとえば、法務部門を志望する場合、実際の業務がどの程度法律知識を必要とするのか、どのような課題に直面するのかを体感できるでしょう。
OB・OG訪問で法学部卒のキャリアパスを聞く
先輩社会人の経験談は、将来のキャリアをイメージするうえで貴重な情報源となるでしょう。特に法学部出身の先輩から話を聞けば、学部での学びがどのように実務に活かされているのかを具体的に理解できます。
OB・OG訪問では、入社後のキャリアパスや、法学部での学びが役立った場面、さらには後悔した点なども率直に聞くことが可能です。また、業界特有の課題や、必要なスキルについても実践的なアドバイスを得られるでしょう。
自分にぴったりの就職先を見定めるのと並行して、就活の全体像も理解しておくのがおすすめ。「就活のやり方と流れを解説!準備から内定までのポイントと相談先も紹介」の記事で紹介する就活の流れをチェックしてみてください。
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法学部の学生が就職先を決める際の注意点
法学部の学生が就職先を決める際は、早めに情報収集を行い、応募書類をあらかじめ準備しておくよう心掛けましょう。そのほかにも、就職先を決める際の注意点を紹介しているので、ぜひご覧ください。
情報収集を早めに行い早期選考を受ける
法学部生は、司法試験や公務員試験対策に集中するあまり、民間企業の就職活動のスタートが遅れがちな傾向にあります。まずは、自分が興味のある業界の選考スケジュールを早めに把握しましょう。
早期選考に挑戦することで、面接の場慣れができるだけではなく、早めに内定を獲得してそのあとの定期試験や資格勉強に集中できるメリットもあります。意識が試験勉強一色になると、就活の情報が入りにくくなるため、自分から積極的に情報をキャッチアップする姿勢をもちましょう。
業務独占資格の試験と就活が重なることを念頭に置く
行政書士や宅建、さらには司法書士などの国家資格を目指す場合、試験日と企業の選考ピークが重なることが少なくありません。時間的・精神的な余裕がなくなり、どちらも中途半端になって共倒れになるリスクがあります。
あらかじめ試験日程と就活スケジュールを照らし合わせ、「いつ、何に集中するか」の計画を立てることが重要です。資格に固執し過ぎて就職のチャンスを逃さないよう、優先順位を明確にしましょう。
ESや履歴書をあらかじめ準備しておく
法学部は、膨大な判例の読み込みや論述形式のレポート作成に追われ、多忙な日々を送る学生が多い傾向にあります。就活が本格化すると、一度に何社ものESを提出する必要があり、準備不足で内容が薄くなることも考えられるでしょう。
したがって、あらかじめ自己分析を済ませ、基本的なESの項目や履歴書の下書きを準備しておくことが大切です。特に、「論理的思考力」や「粘り強い学習能力」を、具体的なエピソードとともに書き留めておきましょう。
「就活のエントリーシートの書き方を一から解説!落ちないための注意点」の記事では、ESの書き方を紹介しているので、あわせてご覧ください。
法学部生がよく聞かれる質問の回答を考える
法学部の学生が就職先を選ぶ際、よく聞かれる質問の回答を考えておくのも大切です。たとえば、法学部生が民間企業を受ける場合、面接官は「なぜ専門職の道を選ばなかったのか」「法律の知識を実務に転換できるか」という点を注視しています。
質問の回答から、学生がどのように業務に取り組むのか、意欲を推し量っているため、想定される質問には説得力をもって答えるのが内定を得るための一歩といえるでしょう。
以下で頻出の質問をまとめたので、参考にしてみてください。
・なぜ法学部を選んだのか
・なぜ法曹ではなく民間企業なのか
・大学で学んだ法律の知識を弊社でどう活かせるか
・最近気になった法律関係のニュースはあるか
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法学部の就活におすすめの資格7選
法学部生が取得できる資格は数多くありますが、就活で特に評価される資格を厳選して紹介します。これらの資格は、法的知識の証明だけでなく、学習意欲や実務能力のアピールにもつながるでしょう。
1.司法試験予備試験
司法試験予備試験は、法科大学院を経由せずに司法試験の受験資格を得られる試験です。年齢や学歴、国籍に関係なく誰でも受験可能で、合格すれば、法律の専門的な知識と学習能力の高さの両方を証明できます。
試験は以下の3段階で行われます。
| 短答式試験 | マークシート方式。民法、刑法、憲法などの法律基本科目と一般教養科目 |
|---|---|
| 論文式試験 | 記述式。法律基本科目に加え、法律実務基礎科目、選択科目が課される |
| 口述試験 | 面接形式。法曹倫理や法律実務の能力が問われる |
合格率は例年3〜4%前後で推移しているといわれており、非常に難しい試験です。この試験で学ぶ内容は、企業法務部門での業務にも直結するもの。たとえば、契約書の作成や法的リスクの分析など、実務で必要となる知識を体系的に習得できます。
2.司法書士
司法書士試験は、不動産登記や商業登記、供託などの専門的な法律業務を行う「司法書士」になるための国家試験です。合格率は約4〜5%と非常に難易度が高く、司法試験と並びトップクラスの難関試験として知られています。
試験は「筆記試験」と「口述試験」の2つで構成されますが、大部分は筆記試験です。試験科目は以下の11科目となります。
・主要4科目:民法、商法・会社法、不動産登記法、商業登記法
・マイナー7科目:憲法、刑法、民事訴訟法、民事執行法、民事保全法、司法書士法、供託法
合格するには、午前・午後の択一式と午後の記述式それぞれの基準点を超え、かつ総合点で合格点を上回る必要があります。特に記述式は、不動産登記と商業登記に関する実務的な能力が問われるため、最も重要な科目となります。
3.知的財産管理技能検定
知的財産管理技能検定は、特許や著作権など知的財産に関する知識を証明する資格です。1〜3級の3レベルに分かれており、学科試験と実技試験の両方に合格する必要があります。
2級以上を取得すれば、実務的な知識があることの証明になります。さらに、知的財産部門以外でも、営業職や企画職において、権利侵害リスクの把握や適切な契約締結などに知識を活かせるでしょう。
4.ビジネス実務法務検定
ビジネス実務法務検定は、企業実務に必要な法律知識を証明する資格です。契約書の作成から労務管理まで、幅広い法務知識を体系的に学べます。2級以上を取得すれば、法務実務の基本を理解している証明となるでしょう。
基本的に誰でも受検可能なので、受験の門は広いといえます。合格率は3級が約60〜70%、2級が約40%、1級が約8%前後です。3級は合格率が比較的高いので、初めての受験を検討している方にはおすすめといえます。
5.宅地建物取引士(宅建)
宅地建物取引士は、不動産の売買や賃貸の仲介において、顧客に重要事項を説明する「不動産取引の専門家」を示す国家資格です。合格率は13〜18%程度と難易度の高い試験となっています。試験内容は4肢択一のマークシート方式で、例年10月の第3日曜日に実施されます。
不動産や住宅関連企業への就職を志望する場合、入社前に資格を取得しておくと、即戦力として期待されるでしょう。
6.行政書士
行政書士は、官公庁に提出する書類の作成や各種許認可申請を行う専門資格です。年齢や学歴、国籍に関係なく、誰でも受験できる試験です。試験は毎年1回、11月に行われ、例年全国47都道府県で実施されています。
試験内容はマークシート方式の筆記試験で、試験時間は3時間です。出題形式は、「行政書士の業務に関し必要な法令等(択一式・記述式)」、「行政書士の業務に関し必要な基礎知識(択一式)」となります。
行政書士の資格は、企業の総務や法務部門で求められる実務能力を客観的に証明できるでしょう。
7.社会保険労務士
社会保険労務士は、労働・社会保険関連の手続きや人事労務管理の専門家として認められる資格です。試験は年1回実施され、合格率は6〜7%前後、勉強時間は800時間前後が目安の難関資格となっています。
試験合格後、2年以上の実務経験または事務指定講習の修了を経て、全国社会保険労務士会連合会の名簿に登録することで社労士として活動できます。
学習過程で身につく労働法や社会保険の知識は、人事部門での業務に活用が可能です。また、従業員の権利や福利厚生に関する理解は、一般企業の人事担当者としても重要な素養になるでしょう。
ほかにも就活に役立つ資格や注意点を知りたい方は、「就職に有利な資格11選!取得するときの注意点も解説」の記事も参考にしてみてください。
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法学部の強みを武器に自分らしいキャリアを築こう
法学部での学びは、社会人として必要な基礎力を養う貴重な機会です。法的思考力や論理的な分析力、コンプライアンス意識、精神力は、どの業界でも求められる強みとなるでしょう。
就活では、法学部での具体的な学習経験と、それによって得られた能力を結びつけて説明することが大切です。自分の経験を振り返り、強みを明確化することで、より説得力のあるアピールができます。法学部での学びを活かした、自分らしいキャリアプランを描いていきましょう。
「自分の能力を発揮できる職場で活躍したい」と考えている方は、キャリアチケット就職エージェントにお問い合わせください。キャリアチケット就職エージェントでは、アドバイザーがあなたに合った企業を紹介します。ES添削や面接対策などのサポートも行っているので、企業ごとの選考対策も安心です。ご利用はすべて無料なので、お気軽にご相談ください。
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