このページのまとめ
- 面接の受付は10分前に済まし、待合室では携帯をいじらないのがマナー
- 面接時は、明るくハキハキとした挨拶ができるかどうかで第一印象が決まる
- 面接中はきれいな姿勢で椅子に座り、礼儀を踏まえた挨拶と明るい受け答えを心がけよう
- 面接会場で社員の方とすれ違う時の挨拶は「こんにちは」が適切
面接は、採用担当者の質問に答えることだけでなく、最初の受付から面接終了までの一挙一動が評価の対象になるといっても過言ではありません。特に面接官に好印象を与えるために、挨拶はとても重要です。このコラムでは、面接時の挨拶から受付、入退室までのマナーなど、面接に臨む際に覚えておきたい事項をまとめています。是非参考にして、万全の状態で面接に挑みましょう。
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面接は最初の挨拶が肝心!
面接では、第一印象が選考を左右することも多々あります。基本的なビジネスマナーはもちろんのこと、挨拶はとても重要。挨拶は、マナーであると同時に重要なコミュニケーションです。社会経験のある人と接しているという意識を持ち、挨拶の仕方には気をつけましょう。
ただ会釈を丁寧にしたり、挨拶を交わしたりするだけでは、機械的な印象を持たれてしまう可能性があります。姿勢を正し、明るくハキハキと笑顔を絶やさないことを基本とした挨拶をしましょう。
また、面接はオフィスに入った時点で既に始まっているといえます。面接中だけでなく、受付時にも同様に挨拶するように心がけましょう。
挨拶をするときのポイント
・相手に聞こえる声で明るくハキハキと話す
・相手の目を見る
・姿勢に気をつける
・お辞儀をする時は、顎や首だけで会釈するのではなく深くお辞儀をする
緊張していると、つい小さなお辞儀を繰り返してしまいがちです。
そういった態度は「自信がなさそう」「落ち着きがない」など、あまり良い印象を与えません。
余裕をもって深くお辞儀することで相手に安心感を与え、好感度を上げられるようにしましょう。
面接時の入室の仕方については「入室の瞬間が合否をわける?内定に必須の面接マナー」も参考にしてください。
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会場到着~面接終了の流れ
会場に到着してから面接終了までの流れと注意点を下記にまとめています。
マナーを確認しておきましょう。
会場到着
遅刻は厳禁です。間に合わない場合はすぐに連絡をしましょう。
会場には、余裕を持って到着するのが安心ですが、早すぎる到着もマナー違反になるので注意が必要です。あまり早く着きすぎた場合は、近くのカフェなどで適切な時間まで待つと良いでしょう。。
面接会場に到着時、コートなどは会場内に入る前に脱いで腕にかけます。
また、携帯電話の電源を切り、身だしなみを整えましょう。
受付
受付には面接時間の10分ほど前に向かいます。
受付に着いたら、自分の大学名と氏名を名乗り、用件をわかりやすく伝えましょう。
受付での振る舞いも選考の一環であると考え、節度のある行動を心がけることが大切です。
例:「本日○時より面接をお願いしています、○○大学のキャリア太郎です」
受付がない場合は、近くにいる社員に声を掛けて取り次ぎをお願いします。声を掛ける時は「お仕事中に恐れ入ります」と、業務を中断してもらうことへ配慮の言葉を忘れずにしましょう。
待機
待機中は姿勢を正し、スマートフォンをいじったり、周囲の就活生と雑談したりすることは控え、面接で話すことの事前確認をして待つと良いでしょう。
面接室に案内されて採用担当者を待つ場合は、席次マナーに従って下座の席の横に立って待つようにします。ただし、案内担当者から席を指定されたり、着席を誘導されたりした場合はその指示に従います。
採用担当者が入室したら着席している場合は立ち上がって挨拶するようにしましょう。
入室
入室の際は3回ノックをし、「どうぞお入りください」と返事が来たら入室します。
面接官に背を向けないよう斜めに立った状態で静かにドアを閉め、「失礼します」と一礼し、椅子の左側に立ちましょう。
受付時と同じように大学名と氏名を名乗ってお辞儀をし、「本日は宜しくお願いいたします」と大きな声で挨拶をしてから再び一礼しましょう。
面接官から「おかけください」と促されたら椅子に座ります。
面接
荷物は椅子の横か下に置くのが面接でのマナーとされています。
コートがある場合は小さく畳んでカバンの上にかけておきましょう。
座っている時は無意識に姿勢が崩れやすいので要注意です。
背もたれには寄りかからず、椅子の半分くらいの位置で背筋を伸ばして座ります。
面接官と「コミュニケーションを取っている」ことを意識し、礼儀を踏まえたうえでハキハキとした受け答えを心がけましょう。
面接中の視線は、面接官に向けます。うつむいたり、視線をそらしたりすると自信がないと思われれてしまうので気をつけましょう。面接官が複数人いる場合は、話している人に目を向けるのが適切です。
退室
1.面接官が「面接終了です」と言ったら、「本日はお時間をいただき、ありがとうございました」と、椅子に座ったままお礼を伝え、お辞儀をします。
2.お辞儀の後に立ち上がり、椅子の横で「それでは、失礼いたします。」と言い、再度一礼します。
3.荷物を持ち、ドアの手前まで移動したら、面接官のほうに向き直し「失礼します」と伝え、更に一礼します。
退室する時は、大きな音が出ないようドアを静かに閉めましょう。
4.退室後は、すぐにスマートフォンの電源を入れたり、飲食したりせず、まっすぐ建物の出口を目指します。会社を出るまで油断せず、マナーを意識した行動を心がけましょう。
また、出口やエレベーターホールまで採用担当者や案内担当者の誘導がある場合は案内に従って、背筋を伸ばしてついていきます。別れるときにも「こちらで失礼いたします」と一礼。エレベーターまで見送られたときは、ドアが閉まるまで頭を下げておくと丁寧です。
就活面接の流れについて「面接マナーを知りたい就活生必見!質問例や持ち物もご紹介」も参考にしてください。
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面接時のマナーのポイント
ここでは、面接時に心がけるべきポイントを説明していきます。
表情や仕草、身だしなみに気をつける
面接は試される場所ですが、面接官との対話の時間でもあります。受け答えは相手に視線を合わせ笑顔を心がけましょう。極度に緊張してしまった場合は、その旨を明かして気持ちをリセットしてみるのもおすすめ。
身だしなみや香水などの香りは相手への思いやりが必要です。清潔感とTPOを意識しましょう。
また、面接の前は、にんにくの多い食事などは避けるようにしましょう。
社員とすれ違ったときの挨拶は「こんにちは」
面接会場内や廊下、エレベーターの中で社員の方、もしくは社員とみられる方とすれ違った時は、「お疲れ様です」ではなく「こんにちは」と会釈するのがするのが正解です。挨拶をせず無視をしたり、気付いているのに気付かないふりをしたりすることは避けましょう。
面接のマナーについては「就活の面接マナーとは?入退室時やWeb面接のマナーについても解説」も参考にしてください。
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面接対策は模擬面接を繰り返すと良い
自身のみで行う面接の練習は、緊張感への耐性や予期せぬ質問などに対応する力がつきにくいでしょう。
面接対策には、第三者を交えた模擬面接が有効です。
身近な先輩や友人に協力してもらうのも良いですが、親しい人の協力だけでは本番さながらの練習ができない可能性も。
第三者目線での面接練習をしたい時は、就職エージェントを利用するのも1つの手です。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。