このページのまとめ
- キャリアプランは仕事に対する価値観や意欲、熱意を聞かれている
- キャリアプランは具体的に伝えて、前向きにチャレンジしていく姿勢を伝えることが大切
- 企業研究を行いながら自分の将来を重ねてキャリアプランを組み立てていく
面接の際に「将来の夢はなんですか?」「当社でどんな仕事をしたいですか?」など、キャリアプランを聞かれることが非常に多いです。自分の将来像と合わせて、その企業でなければ実現不可能であることと、入社後熱意を持って仕事に取り組んでいけることをアピールできるように組み立てていきましょう。より具体的に組み立てられるように例文を使って説明していきます。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
キャリアプランとは
キャリアプランとは、人生の中でどのように仕事をしていきたいかという計画のことです。面接では「将来どのようになりたいですか?」などの質問を通して聞かれることが多いので自信を持って答えられるようにしましょう。
キャリアプランとキャリアパスの違い
「キャリアプラン」とは、人生の中で今後どのように働いていくかという中長期的計画のことをいい、転職や独立なども含まれます。これに対し「キャリアパス」とは、一企業の中でどの部署や役職に就くために自分がどのように進んでいくかという道標のようなもののことをいいます。
▼関連記事
キャリアパスってどういう意味?メリットはあるの?
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
キャリアプランを聞かれる理由
キャリアプランを面接で聞かれることが多い理由を4つ説明します。
1.自分のキャリアプランと企業の考えがマッチしているか
その企業でなければ実現できないのかを具体的に示すことが重要です。企業は経営方針や理念を持っており、あなたの理想や考え方と反していないかどうかをみています。また企業側は会社の中で、あなたに長い期間活躍してほしいと考えているので他社ではなくその企業の中でしか実現できないことを伝えましょう。
2.自己分析ができているかどうか
キャリアプランの伝え方には、自己分析が必要不可欠でありとても大切です。目標達成に向けては、分析をして対策を立て実行していく必要があります。まずは自分を分析して、長所や強みを活かしながら不足しているスキルなどを補うことが目標達成の近道になるので、あなた自身がどのようなことに幸せや喜びを感じるのか、課題に対してどのように取り組んでいるのか、挑戦したいことは何か・仕事対する優先順位を考えていきましょう。
3.目標達成に向けての具体性や戦略が考えられるかどうか
戦略や対策を練るためには、より具体的である必要があります。ただ何となく考えているだけで、自然に目標を達成できることはあまりありません。例えば、将来的に海外支店での勤務を希望したい場合には「アメリカ支社で勤務したいと思っておりますので、まずはビジネス会話をできるように語学学校に通っております」など具体的に答えることが大切です。どのような手段や期間で目標を達成しようとしているのかということを具体的に計画してポジティブに取り組めることをアピールしましょう。
4.今の自分がするべきことが見えているかどうか
目標に向かって、あなた自身が今取り組んでいることについて答えられるようにすることも大切です。目標を達成するためには、どのくらいの期間で行うのか、結果が数字や合否で明らかであるかどうか、現在の進捗はどの程度かなどを常に答えられるようにしておくことで具体性を示せるようになります。今、目標に向かって取り組んでいることを自信を持って答えられるようにしましょう。
▼関連記事
「入社後したいこと」はどう答えたら良い?キャリアプランを聞く理由と答え方を解説
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
キャリアプランの考え方
では、実際にキャリアプランをどのように考えて組み立てて行くのか解説します。
志望する企業の研究を行い、将来性を考える
その企業でしか自分の理想を達成できないことを伝えるために企業研究は欠かせません。2021年現在、新型コロナウイルスの影響や働き方改革によってオフィス環境が日々大きく進化しています。あなたが志望する業種や業界には、たくさんの企業が存在するでしょう。その中でその会社を志望したのは何故かと伝えることが大切です。企業のどの部署で仕事をしたいか、業務内容や事業内容を把握していきます。また、企業や部署の求めている素質や資格は何かを考えて、ポジティブに長く活躍できるかどうかを考えて伝えます。
3年後・5年後の自分がどのようになっていたいのか
10年後を想像するために、3年後・5年後などの期間で一旦の目標を考えます。目標を見失わないように、10年後の大きな目標に対して、5年後の目標を立て3年後は何をしていくかと逆算をしながら計画を立てていくとより具体的に考えやすいでしょう。あまり期間を細かくしてしまうと、軌道修正がきかなくなってしまうので大まかに軸を決めていきます。
目標達成のために具体的に何を行っているか
企業はキャリアプランを聞くことによって、目標に対して、前向きに努力していくことができる人材かどうかを判断しています。キャリアプランを実現させるために、今現在取り組んでいるものをアピールしましょう。計画そのものから大きく外れなければ、どんなに小さなことでも構いません。地道に努力していることを伝えます。
▼関連記事
「5年後の自分」にはどう答える?好印象を与える回答例やポイントを解説
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
キャリアプランの書き方のポイント
キャリアプランを分かりやすく伝えるためには、ポイントがあります。プランが見えにくいと悩んでいる就活生は参考にしてみてください。
自分の仕事に対する理想を明確にする
自分の仕事に対する理想を洗い出します。やりがいや勤務条件・ワークライフプランなど、あなたの仕事に対する理想をクリアにしていきます。正解はありません。仕事を通じてどのような人生を送りたいか、どんな人材になりたいか、仕事から何を得たいのなどを明確にしましょう。
スキルや資格など現時点で不足しているものを洗い出す
今のあなたに足りないものを冷静に洗い出してみてください。社会人生活の中で得られるスキルが圧倒的に不足しても悲観的になる必要はありません。何年後までに〇〇の資格を取りたい!や、営業経験を積む必要があるな、など具体的に挙げていきます。
理想を実現させるための戦略を立てる
確実に理想の姿に近づくためには、経験年数ごとに具体的な戦略を立てることも大切です。まだスキルがあまり高くなく、知識も少ない20代では自身の長所を伸ばすことを考えましょう。次に、経験をある程度身につけた30代を想定して次のステップに必要な努力を考えます。「なんとなくこうなりたい」「みんなと同じで良い」と漠然とした考えでは理想の姿に近づくことは難しいでしょう。段階を踏んでステップアップしていくことを頭に入れて計画を行うことで、着実に目標達成に近づけるはずです。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
志望職種別 キャリアプランの例文
具体的なキャリアプランを業種別に見ていきましょう。
営業職
私は御社の製品を世界的に広めたいと考えています。まずは商品の知識や需要を正しく理解しながら、お客様に私自身と商品を知って頂き、その後は新規の顧客を開拓して成績を上げていきたいと考えております。また、自分の考えや知識を後輩に伝えていきながら、将来的には営業部のリーダーになることを所望しております。
事務職
労働環境が大きく変化している中で、働き方や業務改善を推進していく立場になりたいと思っています。まずは正確に業務を行いながら、徐々に迅速化していきます。その後、提案を行いながら改善していき、将来的に時代の変化に合わせながら臨機応変に効率化や変化に迅速に対応しながら統率していける人材になるため日々努力してまいります。
エンジニア
ネットワーク分野のスペシャリストを目指しています。まずは、運用保守を行いながら、設計の知識を身につけて開発ができる人材を目指します。その後は新しい技術を敏感にキャッチしながら設計や要件定義を行って、将来的にはスト管理なども考えて、ネットワークに関する部分についてはトータル的に任せていただけるようになりたいと思います。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
面接時にキャリアプランを答えるときのポイント
あなたが考えているキャリアプランを落ち着いて伝えるためのポイントを説明します。
履歴書と齟齬がないようにする
あなたが今まで経験してきたことが記載されている履歴書と大きくかけ離れるキャリアプランでは、達成の可能性が低く感じられてしまいます。まずは自分の強みを活かせるように、履歴書の内容と齟齬なく説明できるようにしましょう。
ハキハキと自信を持って答える
ハキハキと答えるだけで、達成できそうな雰囲気を伝えることができます。また、熱意を持って取り組んでいく意気込みも感じさせることができますので、自信を持って答えることがとても大切です。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。