このページのまとめ
- 文系でもSEを目指すのは十分に可能
- 文系では「文章力」「読解力」「語学力」などの強みがSEに活かせる
- 文系がSEを目指すなら「マネジメント能力」や「問題解決能力」のアピールがおすすめ
「文系でもSEに就職できる?」「どんなアピールをしたらいい?」と悩む就活生もいるでしょう。SEは理系のイメージを持つ人も多く、「文系だから…」と諦めてしまうケースもあります。しかし、文系の方もSEの就職は目指せるので、安心してください。
この記事では、SEに求められる能力や、おすすめのアピールポイントを解説します。文系ならではの能力を活かして、内定獲得を目指しましょう。
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- 文系でもSE(システムエンジニア)になるのは可能!求められる能力を解説
- コミュニケーション能力
- マネジメント能力
- 問題解決能力
- 基礎的な技術
- 文系がSE(システムエンジニア)で活かせる強み
- 文章力
- 読解力
- 語学力
- SE(システムエンジニア)に向いている文系の特徴
- 物事を深掘りするのが得意
- 集中力に自信がある
- 論理的に考えるのが得意
- コツコツと努力できる
- 文系がSE(システムエンジニア)を目指す際のアピールポイント
- 性格
- スキル
- 将来性
- 文系がSE(システムエンジニア)を目指す際のポイント
- 仕事内容への理解を深める
- SEの仕事が自分に合っているか考える
- 文系でもSE(システムエンジニア)になれるか不安なあなたへ
文系でもSE(システムエンジニア)になるのは可能!求められる能力を解説
SEを目指す場合、文系でも理系でも問題ありません。学部や専攻に関係なく、就職は可能なので安心してください。
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の「IT人材白書2020(p190)先端IT従事者、先端IT非従事者の最終学歴での専攻分野」によると、先端IT従事者のうち、30.2%の人材がIT・情報系以外の文系でした。先端IT非従事者の場合は、34.6%の人材がIT・情報系以外の文系です。
・先端IT従事者:データサイエンスやAIなど先端的なIT業務に従事する人材
・先端IT非従事者:先端IT従事者以外に該当する従来の人材
このデータから、文系でもIT業界に就職し、携わっている人材がいると分かります。「文系だから…」と諦めるのではなく、チャレンジしてみましょう。
また、就活では「業務に必要なスキルがあるか」「企業の求める人物像に合っているか」が重要です。
ここでは、業務で求められる能力やスキルについて解説するので、参考にしてみてください。
コミュニケーション能力
SEは顧客とのやり取りが発生するので、コミュニケーション能力が求められます。顧客のニーズを把握し、完成させる力が求められるため覚えておきましょう。
マネジメント能力
プロジェクトを問題なく進めるための、マネジメント能力も重要です。プロジェクトの期間や金額などを管理し、業務を進めていけるようにしましょう。
問題解決能力
SEの業務では、「プログラムのバグ」「システムの不具合」「スケジュールの遅延」など、さまざまなトラブルが生じます。トラブルを解決するためには、問題解決能力が必要です。
基礎的な技術
SEの場合、プログラミングや情報処理についての基礎的な知識が必要です。未経験であっても、基礎的な知識を身につけておけば、意欲があると評価されるでしょう。
参照元
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
IT人材白書2020
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文系がSE(システムエンジニア)で活かせる強み
ここでは、文系出身者も活かせる、SEで評価される強みを解説するので参考にしてください。
文章力
SEでは、企画書の作成や設計資料の準備など、文章を書く能力が活かせます。文系出身の実力を活かして、文章力をアピールするのもおすすめです。
また、SEは顧客と開発の間に入り、業務を進める場合があります。顧客のニーズを開発に説明し、開発が実現できる内容を顧客に伝えるなどの状況でも、文章力が欠かせません。
読解力
SEは資料を読み、顧客のニーズを読み取る力も求められます。長文を読み解く力は、文系出身者が活かせる能力でしょう。
技術があっても、設計書を読んだり作ったりできなければ、プログラムは完成しません。文章を読み取り、内容を把握する読解力を成長させておきましょう。
語学力
SEの仕事についているのは、日本人だけではありません。顧客や外部の人材などに、外国人がいる場合もあります。
英語をはじめとする語学力があれば、プロジェクト内のコミュニケーションがスムーズになるでしょう。日常会話はもちろん、英文を読める程度の語学力があれば活躍できます。
就活で求められる英語力については、「就活に必要な英語レベルは?評価される職種やアピールのコツを解説!」をご参照ください。どの程度のレベルが求められるかは、業界研究や企業研究を行い、事前に確かめておきましょう。
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SE(システムエンジニア)に向いている文系の特徴
論理的に考える力や集中力があれば、SEに向いています。
ここでは、SEに向いている文系の特徴をまとめました。ただし、ここで挙げる特徴に当てはまるからといって、必ずしもSEになれるわけではないので、あくまでも参考程度と捉えましょう。
物事を深掘りするのが得意
SEの仕事では、問題や出来事について深掘りする能力が求められます。「なぜ?」を考えられる人材は、向いているでしょう。
たとえば、「なぜ問題が起きたのか」「どの場所を修正すれば解決するのか」などを深掘りできる人材は、SE向きです。表面だけではなく、より詳しく考えられる力があるか、確認してみましょう。
集中力に自信がある
SEはパソコンで仕事をするのが中心であり、集中力が求められます。同じ物事を続けて行える人は、SEに向いているでしょう。
また、一つの技術を習得するために、長期的に根気強く続ける必要もあります。「物事を途中で投げ出さない」「一つの物事に没頭できる」などの特徴を持つ人は、SEがおすすめです。
論理的に考えるのが得意
論理的思考があるかどうかも、SEで求められる能力の一つです。トラブルの解決やシステム設計は、論理的に進めなければ実現できません。
論理的に考えるためには、ロジカルシンキングを身につけておきましょう。詳しくは、「ロジカルシンキングとは?就活に役立つ効果的なトレーニング方法」で解説しています。
コツコツと努力できる
すぐに結果を求めるのではなく、長期的に努力できるかどうかも重要です。SEの技術はすぐに習得できるものではなく、日々の継続が力になります。
もし、「結果をすぐに出したい!」「努力するのは苦手」などと考えている場合は、SEとミスマッチかもしれません。業界研究を行い、自分が目指す方向性と合っているか確かめましょう。
業界研究の進め方については「業界研究、おすすめの方法は?これから就活を始める人へ」も参考にしてください。SEやIT以外の業界を見る際にも、活用してみてください。
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文系がSE(システムエンジニア)を目指す際のアピールポイント
文系がSEに就職したいのであれば、「性格」「スキル」「将来性」などの角度からアピールするのが大切です。ここでは、文系がSEを目指す際のアピールポイントを解説します。
性格
SEに向いている性格を伝え、企業から高評価をもらいましょう。たとえば、次のような性格がSEに向いています。
・粘り強い
・前向きな性格
・好奇心旺盛
・真面目
・責任感がある
・向上心がある
・几帳面
企業によって求められる人物像は違うので、必ず企業研究を行いましょう。企業研究の進め方については「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」も参考にしてください。
スキル
コミュニケーション能力のように、SEに適したスキルも評価されます。次のようなスキルをアピールしてみましょう。
・コミュニケーション能力
・マネジメント能力
・問題解決能力
・論理的思考力
・強靭な体力
・安定したメンタル
・英語などの語学力
スキルをアピールするためには、自己PRが大切です。受かる自己PRについては「受かる自己PRのまとめ方と分かりやすく伝えるポイントを解説【例文付き】」も参考にしてください。
将来性
現時点の能力ではなく、成長した姿を採用担当者にイメージしてもらうのもおすすめです。次のような将来性もアピールしてみましょう。
・IT業界への興味度が高い
・理解力がある
・勉強熱心
・探究心がある
新卒の場合、IT知識やプログラミング経験が少なくても内定は目指せます。IT業界への意欲の高さや探求心など、今後のポテンシャルに目を向けてもらえるように意識してみてください。
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文系がSE(システムエンジニア)を目指す際のポイント
SEを検討している段階では、「仕事内容への理解」「仕事とのマッチング度」の2つに対する意識が重要です。それぞれについて詳しく解説します。
仕事内容への理解を深める
SEへの内定を目指す前に、仕事についてよく調べておきましょう。漠然としたイメージだけで就職してしまうと、ミスマッチを起こしてしまうからです。
たとえば、SEといえばプログラミングのイメージがあります。プログラミングとはどのような仕事なのか、調べておくと良いしょう。さらに、プログラマーとSEの違いは何かといったことも調べると、仕事内容への理解がより深まります。
自分の志望する業界や企業については、エントリー前にチェックしておきましょう。OB・OG訪問を行い、詳しい話を聞くのもおすすめです。
OB・OG訪問については「OB訪問ってどうやるの?アポ取りから進め方まで徹底解説!」も参考にしてください。
SEの仕事が自分に合っているか考える
仕事内容を調べたら、自分に合っているか考えてみましょう。SEに求められる能力と、自分の性格や特徴を比べるのが大切です。
自分について知るために、自己分析を行いましょう。自己分析を行えば、業界や企業選びにも活かせます。
自己分析の方法については「自己分析とは?おすすめのやり方と8つの注意点を解説」も参考にしてください。
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文系でもSE(システムエンジニア)になれるか不安なあなたへ
「文系でもSEをめざせる?」「理系しか就職できないんじゃない?」と悩んでいませんか。SEはプログラミングを行うので、理系のイメージが強いでしょう。
しかし、SEは理系だけではなく、文系の就職も可能です。SEを目指しているものの不安な方は、ぜひキャリアチケットにご相談ください。
キャリアチケットは、就活生の内定獲得をサポートするエージェントです。自己分析の進め方から面接対策まで、幅広くアドバイスをします。
また、あなたの適性や希望に応じてピッタリの企業もご紹介。「理系じゃないから…」と諦めずに、キャリアチケットを利用してみましょう。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。