SEの志望動機の書き方を例文付きで紹介!詳しい仕事内容も解説

このページのまとめ

  • SEは、システム開発の上流から下流までに携わる仕事のことを指す
  • SEの志望動機には、ITに興味があることやマネジメント力があることを含ませる
  • SEの志望動機を作成する際は、企業の魅力や入社後にやりたいことを入れる
  • SEの志望動機は、具体例やエピソードを入れると効果的

SEの志望動機の書き方を例文付きで紹介!詳しい仕事内容も解説のイメージ

SE(システムエンジニア)を目指しているものの、志望動機が漠然としていて不安を感じている就活生は多いのではないでしょうか。志望動機を明確にするには、仕事内容をしっかりと理解しなければなりません。このコラムでは、SEの仕事内容や求められている能力について解説しています。また、志望動機を書くポイントを例文付きで説明していますので、SEを目指している人は参考にしてください。

SEの仕事内容

志望動機を作成するには、仕事内容をよく理解しておく必要があります。まずは、SEがどのような仕事をする職業なのか確認してみましょう。

仕事の流れ

SEの仕事は、1つのプロジェクトに対して下記の工程に携わります。

要件定義

どのようなシステムを作ることを求められているのか、クライアントからヒアリングしてシステムの方針を定める作業です。新しいシステムを作成するだけでなく、既存のシステムについて修正や変更を加えることもあります。

基本設計

基本設計は、構造的にシステムの概要を定義する工程です。要件定義と同じような内容を説明する工程ですが、要件定義は言葉で説明するのに対し、基本設計はフローチャートといった図式化する点が異なります。

詳細設計

詳細設計は、要件定義や基本設計をベースに、システムで行う処理について表にしてまとめまる作業です。具体的には、インプット(入力内容)に対するアウトプット(出力内容)を一覧に書き起こします。

プログラミング

設計書に基づいて、実際にプログラミング言語を使ってシステムを作成します。
C言語やMySQL、Java、JavaScript、Python、Rubyなど、会社やシステムによって使用する言語はさまざまです。言語によって特徴も異なるため、いろいろな言語に対する知見が求められるでしょう。

テスト

テストは、開発したプログラムが想定どおりの動作をするか確かめる作業です。テストは主に、単体テスト、結合テスト、統合テストの3種類があります。各テストは、以下の流れで行うのが一般的です。

1.テスト仕様書作成
2.テスト実施
3.テスト報告書作成

どのテストでも、どのような項目をチェックするためのテストなのかという仕様書を作成します。テストを実施後、仕様書に対してどのような結果が得られたのか、報告書にまとめることまでがテストの範囲です。
なお、単体テストは詳細設計、結合テストは基本設計、統合テストは要件定義レベルで定めた目的が達成されているかを確認します。

運用保守

開発したシステムの運用開始後、メンテナンスを行ったりトラブル対応をしたりする業務です。

PGとの違い

SEと似た職業にPG(プログラマー)があります。SEは上述のとおり、上流工程といわれる要件定義から、下流工程であるプログラミングまで、システム開発の大半の場面に携わる職種です。一方PGは、プログラミングを専門としたエンジニアのことを指します。SEらが作成した設計書を基に、プログラミングを行うのがPGです。
PGのように、テストを専門とする「テストエンジニア」といった専門職種もあります。

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SEに求められる能力

SEの仕事内容を踏まえて、必要とされている能力を解説します。

ITへの興味関心

ITに関する興味や関心は、技術者としてとても重要です。IT業界は日進月歩で、日々新たな技術が開発されていきます。それらを積極的に知ろうとする意欲は、IT業界で長く働くために大切な要素となるでしょう。
また、プロジェクトによって必要となる言語スキルが変わることも考えられます。未経験の言語でも積極的に学び、実践できる学習意欲は大切です。
ITへの興味関心があり、学習意欲が高いことをアピールできれば、SEとして長く働けることをイメージしてもらえるでしょう。

コミュニケーション能力

要件定義や基本設計などの上流工程では、コミュニケーション能力が大切です。
特に要件定義では、システムにあまり詳しくないクライアントから要望を聞き出します。専門的な知識だけでなく、言葉で相手の意図を汲みとる力も必要になるでしょう。
また、ほとんどのプロジェクトは個人ではなくチームで行うものです。メンバーと意思疎通を図り、円滑に業務を進める目的でも、コミュニケーション能力は重視されます。

ロジカルシンキング

ロジカルシンキングとは、論理的思考力のことです。詳細設計やプログラミング、テスト仕様書の作成段階では、漏れなく効率的に要件を満たす内容が求められます。システムの品質は、エンジニアの生産性の高さに左右されるといっても過言ではないでしょう。

マネジメント力

SEの仕事には、フェーズ(段階)ごとに納期があることが一般的です。納期に間に合うよう、イレギュラーな事態も想定して、計画的に作業に取り組める力が求められます。
また、将来的にはプロジェクトをまとめるPL(プロジェクトリーダー)を任されることもあるでしょう。そういった意味でも、SEにはマネジメント力が求められます。

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志望動機を作る3つのポイント

就活で志望動機を作成する際は、下記の3つのポイントを意識してください。分かりやすく、オリジナリティのある志望動機が書けるようになるはずです。

志望動機は3つの要素で構成する

志望動機は「企業に魅力を感じたポイント」「その根拠」「入社したらやりたいこと」の3部構成で作成してみましょう。

企業に魅力を感じたポイント

なぜSEになりたいと思ったのか、また、なぜその会社で働きたいと思ったかなどを考えてみてください。手に職をつける専門職であること、最新技術に携われること、システムの開発を通して社会貢献できることなど、その企業の業務内容に魅力を感じたポイントを挙げてみましょう。この段階ではしっかりとした文章を書こうとせず、素直な自分の気持ちにフォーカスしてみてください。

根拠となるエピソード

志望動機を分かりやすく独自性のあるものにするには、具体的なエピソードを交えることが大切です。「仕事内容や商品・サービスが好きだから」にとどまらず、自分にしかいえない志望理由を作りましょう。
企業の「システムの開発を通して社会貢献できる」という点に魅力を感じたのなら、「大学2年次から履修科目の選択システムがリニューアルされ、カリキュラムを理解しやすくなった経験から、システム開発により世の中が便利になることを実感した」というように、自身のエピソードがあると説得力が増します。

入社したらやりたいこと

志望動機は、入社後の展望でまとめると良いでしょう。「◯◯を実現するシステムを作りたい」といった、業務に関する熱意があることが望ましいです。

その会社を選んだ理由を入れる

志望動機には、同業他社ではなくその企業を選んだ理由を述べます。
志望動機でよくある失敗は、どの企業でもいえそうな薄っぺらい内容になってしまうことです。SEといっても、長年続く老舗企業と最近できたばかりのベンチャー企業では、企業の雰囲気や仕事内容も大きく違うでしょう。社内SEとSIerでも、対象となるシステムや業務内容は変わってきます。SIerの中でも、特定の企業や業種に特化した開発会社もあれば、幅広くさまざまな業界のシステムに携わる会社もあり、その特徴は千差万別です。
自分がやりたいことと、その企業の特徴が一致していることを含められると、その企業に入社したいという意志が伝わるでしょう。

興味関心・意欲を伝える

先述のとおり、SEにはITに関する興味関心や長期的に自ら学習する姿勢が求められます。未経験や文系の人でも、どのような点でITやプログラミングに興味をもっているのか、しっかり伝えましょう。プログラミングの経験がある場合は、志望動機に盛り込んでください。IT系の資格をもっていれば、専門知識があることと、自主的に学習する意欲があることを伝えられます。詳しくは、「SE(システムエンジニア)に役立つ資格」で紹介しているので、参考にしてください。

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SEの志望動機例文3選

SEの志望動機の例文を3つ紹介します。ソフトウェア系を専攻していた学生向け、ソフトウェア系以外を専攻していた理系学生向け、未経験の文系向けの3つです。

理系・ソフトウェア専攻の志望動機

「私は大学でSwiftを使ったアプリケーション開発を経験しており、御社でもその経験を活かして活躍したいと思い、志望しました。
私は、子どものころから物静かで友達が多いタイプではありませんでしたが、大学1年のときに初めて自作したゲームアプリを通して、大学内の友人が増えました。ずっと自分に自信がもてなかったのですが、このとき初めて自分が認められたと感じました。同時に、自分が作ったもので世の中に影響を与えられる存在になりたいと思いました。
御社はベンチャー企業でありながら、多くの独創的なゲームアプリケーションを開発しており、ファンも多いと思います。私も御社で新たなアプリケーションを開発し、誰かにわくわくする体験を届けたいと思います。」

理系・未経験の志望動機例

「私は、より便利な家電製品を開発したいと思い、御社のSE職を志望しました。
私は大学で、機械工学を専攻していました。ハードウェアに興味をもって入学しましたが、実際に勉強してみると、マイコンや組込みシステムなど、ソフトウェア面も機械の品質に関わることが分かりました。
また、母が手を怪我したとき、「自動掃除ロボットのおかげで、家の掃除に支障がでなくてよかった」と言っていたことがとても印象に残りました。IoTが、困っている人の役に立つと実感しました。
御社に入社したら、誰にでも使いやすく便利な家電を作って、多くの人に喜んでもらいたいです。」

文系・未経験の志望動機例

「私は、システム開発を通して世の中に貢献したいと思い、御社を志望しました。
数あるSIerの中でも、医療・介護分野に特化したシステム開発を行っている御社に惹かれました。
私は大学で福祉系の学部に所属しており、高校生のころは福祉業界で働きたいと思っていました。しかし、大学生になって施設での実習を経験したところ、施設やお金の管理など、事務的な作業が多く、施設利用者のサポートをする時間が限られている実情を知りました。御社なら、医療や介護の現場で求められているシステムを開発し、現場の作業効率化の役に立つと感じました。事務作業の時間が短縮できれば、スタッフが利用者にサービスを提供する時間を増やせます。システム開発やプログラミングは未経験ですが、御社は教育制度も充実しているとのことなので、私もエンジニアとして活躍できるのではないかと感じました。システム開発から、福祉の現場を支える存在になりたいと思います。」

SEに役立つ資格

最後に、SEに応募する際にアピールできる資格を紹介します。就活では、勉強中の資格も履歴書に書くことが可能です。SEを目指す人は、就活と並行して学習してみてください。

ITパスポート

ITパスポートとは、ITを利用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべき、ITをに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。
問題はストラテジ系、マネジメント系、テクノロジ系の3分野で、アルゴリズムやプログラミングといった技術に関する知識だけでなく、企業活動や経営戦略についても問われます。
SEを目指すなら最低限知っておくべき知識が網羅できるので、勉強してみましょう。

参照元
IPA情報処理推進機構
ITパスポート試験

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験(FE)は、ITエンジニアの登竜門ともいわれる国家試験です。ITエンジニアとしての基礎知識を問うものですが、令和1年度の合格率は25.7%と、決して簡単な試験ではありません。SEとして就職すると、取得を推奨する企業も多い資格です。SEとして働くならいずれぶつかる壁になるので、学生のうちから取得を目指してみても良いでしょう。

参照元
IPA情報処理推進機構
情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験 基本情報技術者試験(FE)

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