このページのまとめ
- IT業界の志望動機作成には業界や職種に関する知識が重要
- 職種ごとに求められる人物像やキャリアパスを意識して志望動機を考えることが大切
- 具体的なエピソードや企業側のメリットを含めた志望動機が効果的
デジタル技術の発展に伴い、就活市場でのIT業界の人気は年々高まっているなか、就職先の候補として検討している学生も多いのではないでしょうか。
この記事では、IT業界への就職を目指す人に向けて、志望動機の書き方や重視するべきポイントを解説します。また、状況・職種別の7つの例文や、志望動機のチェックに役立つNG例文も紹介します。
企業から高評価を得られる志望動機を完成させたい学生は、ぜひ参考にしてください。
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- IT業界に受かる志望動機を書くには業界研究が必須!
- IT業界のおもな業種
- IT業界のおもな職種
- IT業界には文系・未経験者でも就職できる
- IT業界に受かる志望動機の考え方のポイント3選
- 業界や職種で求められる人物像を考える
- 自分のキャリアパスを明確にする
- 自分のスキルや経験をどのように仕事に活かせるかを考える
- IT業界向け志望動機の書き方3ステップ
- 1.結論(志望理由)
- 2.具体的なエピソード
- 3.入社後会社に貢献できること
- IT業界の志望動機例文7選
- 例文1.IT未経験の新卒学生
- 例文2.AI関連サービスのエンジニア職
- 例文3.BtoB向けシステム開発のエンジニア職
- 例文4.IT業界の営業職
- 例文5.IT業界の総合職
- 例文6.マーケティング職
- 例文7.ITコンサルタント
- IT業界向け志望動機のNG例文4選
- どこの業界にも当てはまる
- 受け身な志望動機になっている
- エピソードが志望動機と関係ない
- 志望動機として待遇面を挙げている
- IT業界向けの志望動機に悩んでいるあなたへ
IT業界に受かる志望動機を書くには業界研究が必須!
IT業界へ就職するには、まず業界について十分な理解が必要です。IT業界にはさまざまな職種や企業が存在し、それぞれ異なるビジョンや技術があります。
IT業界で就活を成功させるためには、まず自分がどのような企業や職種に興味を持っているのかを明確にし、そのうえで志望動機を書かなければなりません。
そのために、必要な作業が業界研究です。業界研究によって、IT業界についての基本知識を身につければ、より具体的で説得力のある志望動機を作成できます。
業界の動向や技術トレンド、提供されているサービス、企業の特徴などを把握し、採用担当者を納得させられるような志望動機を書けるようになりましょう。
なお、業界研究の具体的な進め方については「業界研究のやり方とポイントを詳しく解説!自分に合った仕事を見つけよう」もあわせてご確認ください。
IT業界のおもな業種
IT業界にはおもに「ハードウェア」「ソフトウェア」「インターネット・Web業界」などの種類があります。
各業種では個人のWebサイト制作から、コンピューターシステムなど社会の生活基盤に関わるものまで、幅広いサービスが提供されています。
業界研究の一環として、まずはIT業界のおもな業種を把握しておきましょう。
なお、IT業界についてより詳しく知りたい人は「【IT業界徹底解説Part1】IT業界で働くための基礎知識」を参考にしてください。
ハードウェア業界
ハードウェア業界では、PCやPCの周辺機器、スマートフォンやタブレットに代表されるモバイル端末などハードウェア全般の設計・開発に関するサービスを提供しているのが特徴です。
なお、ハードウェア業界でも、スマートフォンの普及によりモバイル端末に関する業務量は増加し、人材の需要も拡大傾向にあります。
また、近年では「IoT(Internet of Things)=モノのインターネット」の発展により、エアコンや冷蔵庫などの家電もハードウェアに含まれつつあるようです。
ソフトウェア業界
ソフトウェアとは、ハードウェアを稼働させるために作成されたプログラムを指します。ソフトウェア全般の開発や導入に関するサービスを提供しているのが「ソフトウェア業界」です。
スマートフォンだけでなく、PCの分野でも広くカバーできる多様なオペレーティング・システム(O・S)の需要が高まっており、新しいアプリケーションが日々開発され、生み出されているのが特徴です。
また、近年ではクラウド技術の発展により、SaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)も主流になりつつあります。SaaSは、従来のように各利用者がソフトウェアを導入するのではなく、ネットワーク経由でソフトウェアを利用するサービスです。
ソフトウェア業界では日々、クラウドやIoT(Internet of Things)などの先端IT技術を活用した新しいサービスの開発が進められています。
インターネット・Web業界
インターネット・Web業界では、企業の公式サイトの制作や運営、また他企業からの発注によるWeb制作など、インターネット上のサービスを提供しています。
なお、インターネット・Web業界は、おもに以下の2種類に分かれます。
・企業が個人・一般消費者に向けてサービスを提供する「BtoC(Business to Consumer)」
・企業が企業・法人に向けてサービスを提供する「BtoB(Business to Business)」
また、インターネット・Web業界で成功するには、Webサイトを構築するためのプログラミング・デザインスキルはもちろん、日々アップデートされる最新スキルの習得が求められます。
通信業界
通信業界は、インターネットを使用するために必要な通信インフラの導入・運用などに関するサービスを提供しているのが特徴です。
なお、通信業界はおもに以下の3つの業種に分類されます。
・電波や回線を提供する「通信業」
・電波を使って情報を提供する「放送業」
・インターネット空間の関連サービスを提供する「デジタルプラットフォーム事業」
特に、通信業は私たちの生活に関連性が高く、オフィスや住宅への固定回線や無線ルーターを介したWi-Fi環境の導入や整備・保守などを請け負っています。
また、通信業界では、スマートフォンで通信を行うための5G(第5世代移動通信システム)やLTE(4G)などの移動体通信に関連するサービスを提供しているのも特徴です。
近年では5GやIoTの普及によって、ますます大容量かつ高速な通信が可能になり、業界全体も発展していくと見込まれています。
情報処理サービス業界
企業向けの情報システムや、Webサイト上で利用するサービスを開発・運用する企業の総称が情報処理サービス業界です。システムインテグレータとも呼ばれ、顧客企業が求めるコンピュータシステムの開発などがおもな業務です。
具体的には、クレジットカードやネットショッピングの決済システムや、市場調査などに活用されています。
また、システム開発だけではなく、顧客企業の組織や仕事の進め方を助言するコンサルティングサービスを提供している企業があることも特筆すべき点といえるでしょう。
IT業界のおもな職種
IT業界にはさまざまな職種が存在し、それぞれの職種で求められるスキルや人物像が異なります。理系のイメージが強いかもしれませんが、IT業界で活躍しているのは決して理系だけではありません。
ここでは、IT業界の主要な職種である「エンジニア職」「マーケティング職」「営業職」などについて解説します。業界研究の一環として、それぞれの職種の特徴をしっかり把握しておきましょう。
IT業界の職種についてより詳しく知りたい人は「【IT業界徹底解説Part4】IT業界に関わる職種やキャリアについて」を参考にしてください。
エンジニア職
ITエンジニアは、システム開発、運用、保守を担当する職種です。
エンジニアは、プログラミング言語やツールを使い、ソフトウェアやハードウェアの開発・改善を実行します。使用する言語やツールは企業や案件によって異なることもあり、幅広い知識が求められるのが特徴です。
マーケティング職
マーケティング職は、市場調査やターゲット分析、プロモーション戦略の立案・実行を行うことで、自社のサービスや製品の販路拡大を目指す職種です。
IT業界のマーケティング職では、新しい技術やサービスの市場ニーズを把握し、効果的なマーケティング活動を展開することが重要視されます。そのため、データ分析やデジタルマーケティングスキルを持っていると活躍しやすいでしょう。
営業職
営業職は、顧客へのITソリューションやサービスの提案や契約、アフターサポートなどを担当します。
IT業界の営業職では、顧客のニーズに沿った最適な提案が求められるため、ITに関する専門的な知識も必要です。
総合職
総合職は、企業全体の業務を幅広く担当する職種で、経営企画、人事、総務、財務などの管理部門を中心に活動するのが一般的です。
IT業界の総合職では、企業のビジョンや戦略を立案・実行し、IT技術やサービスを活用して事業を推進する役割が求められるでしょう。
ITコンサルタント
ITコンサルタントはクライアントの経営課題を抽出し、システムの導入やIT技術によって解決へ導く職種です。
クライアントへのヒアリングや要件定義など、上流工程に携わる「システムエンジニア」や「PM(プロジェクトマネージャー)」よりも、さらに上流となる課題の設定から担当します。
そのため、IT技術・システムへの深い知見はもちろん、コミュニケーション能力やマネジメントスキル、プレゼン能力など幅広い知識・スキルが求められます。
IT業界には文系・未経験者でも就職できる
専門的なイメージのあるIT業界ですが、文系・未経験者だからといって就職できないわけではありません。実際、文系歓迎・未経験可といったアピール文を掲載している求人も存在しているため、志望する価値は十分あるといえるでしょう。
なお、IT業界の企業が文系・未経験者を積極的に採用する背景には「IT人材不足」が関連しています。
経済産業省が発表した「IT人材育成の状況等についての参考資料(5p)」によると「2030年には日本国内で約40〜80万人のIT人材が不足する可能性がある」と予想されています。
上記のような人材不足を回避するために、多くの企業が経験の有無を問わず、IT人材として適性のある学生の確保に力を入れているのです。自社でIT人材を育成するために、手厚い研修や充実した教育制度を取り入れている企業も少なくありません。
ただし、いくら文系歓迎・未経験可の企業でも、まったく知識のない状態で志望するのは好ましくありません。エンジニア志望であればプログラミングを勉強したり、IT技術に関する知識をインプットしたりなど、自発的な行動によって入社意欲や熱意の高さをアピールしましょう。
また、文系・未経験の学生は日頃からITに慣れ親しんでいる理系学生と比較して、業界知識が不足している傾向があります。ライバルとの知識差を埋めるためにも、十分な時間をとって業界研究を徹底的に行いましょう。
参照元
経済産業省 商務情報政策局 情報処理振興課
参考資料 (IT人材育成の状況等について)
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IT業界に受かる志望動機の考え方のポイント3選
IT業界への就職を成功させるために、志望動機を考える際のポイントを3つ紹介します。ポイントを押さえ、企業が求める人材像にマッチした志望動機を書けるようになりましょう。
業界や職種で求められる人物像を考える
志望動機を考える前提として、IT業界やその職種において求められる人物像を理解することが大切です。
徹底した業界研究によって、業界の特徴や技術トレンド、職種ごとに求められるスキルや役割を考え、自分がどのようなポジションで活躍できるかを考慮しましょう。
また、職種ごとに求められる能力や人物像は異なるため、業界研究と同時に職種研究も進めておくべきです。例えば、営業職ならコミュニケーション能力の高い人材が求められるでしょうし、エンジニア職ならプログラミングのスキルや経験が重視されます。
業界研究と職種研究を行い、志望する企業に目星がついたら、企業研究で魅力や業界内での立ち位置を深掘りしましょう。企業が期待する人物像を理解することで、具体的かつ説得力のある志望動機を作れます。
なお、業界研究の効果的なやり方を知りたい人は「業界研究の効果的なやり方を解説!会社説明会やセミナーには行くべき?」もあわせてご確認ください。
自分のキャリアパスを明確にする
評価につながる志望動機を作成するには、IT業界でのキャリアパスを明確にすることが重要です。
キャリアパスとは、社会人になった後、自分がどのようなキャリアを歩んでいきたいのかといった計画を指します。
入社後どのような業務をし、どのようにスキルを磨き、将来的にどのようなポジションを目指すのか、具体的なビジョンを描くことで、そこから逆算してスムーズに志望動機を書けるようになるでしょう。
自分のスキルや経験をどのように仕事に活かせるかを考える
志望動機を考えるうえで、自分のスキルや経験をどのように仕事に活かせるか、具体的に考えることも大切です。
IT業界で求められるスキルや知識に関連する経験がある場合は強くアピールし、それがどのように企業やチームに貢献できるかを明示しましょう。
また、未経験の分野でも、自分が持っている経験やスキルがどのように役立つかを考え、企業にアピールすることが内定への鍵になります。
志望動機を考えるために、自己分析の方法を学びたい人は「自己分析のやり方は?具体的な方法やメリットについて解説」を参考にしてください。
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IT業界向け志望動機の書き方3ステップ
志望動機には、「結論(志望理由)」「具体的エピソード」「入社後の目標」の順に述べることで伝わりやすい効果的な内容となります。ステップごとに確認しておきましょう。
1.結論(志望理由)
相手に自分の気持ちや考えを述べる際、まず結論から述べることで伝わりやすくなります。志望動機の場合、はじめに「IT業界・エンジニアという職種・応募先企業を選んだ理由」といった結論を述べましょう。
自分がIT業界やエンジニア職を選んだ理由は、志望動機の核になる部分なので、企業の特徴と結びつけながら伝えることが大切です。
2.具体的なエピソード
次に、IT業界や応募企業を選んだ理由を具体的なエピソードを用いて説明しましょう。大学のゼミでの経験や部活動、アルバイトで得た価値観などを述べるのが一般的です。
自分のリアルな体験を述べることで、採用担当者の納得感も深まり、自身の人柄もアピールできます。
3.入社後会社に貢献できること
最後に、入社後自分がどのように会社に貢献できるかを、キャリアプランを踏まえて示しましょう。採用担当者に入社後の活躍をイメージしてもらえるよう、具体的かつ現実的な内容を心がけてください。
「この学生を採用することで、自社にメリットがありそうだな」と印象付けられれば、採用担当者からの高評価につながります。
なお、志望動機の書き方についてより詳しく知りたい人は「就活の志望理由にもう困らない!基本的な作り方や伝え方を例文つきで解説」を参考にしてください。
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IT業界の志望動機例文7選
ここでは、IT業界の志望動機例文を紹介します。状況や職業別に7パターンの例文を用意したので、IT業界に進みたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
なお、システムエンジニア(SE)の志望動機の書き方をより詳しく学びたい人は「新卒・未経験|SEの志望動機がすぐできる5つのポイントと例文紹介」を参考にしてください。
例文1.IT未経験の新卒学生
私はIT技術で人々の暮らしを支え、より生活が豊かになるよう貢献したいと考え、IT業界を志望しました。私の出身地は小さな集落で、ネットが普及していない場所もあります。
大学進学を機に都会に出たことにより、ネットやIT技術の進歩と、ITによっていかに生活が豊かになるかを強く実感しました。そして、私の出身地のようなネットが普及していない場所でも、IT技術を活用できないかと考えるようになりました。
貴社は数あるIT企業のなかでも、特に事業規模が大きく、全国に支店を展開しているので、田舎町にもIT技術を提供できるような仕組みが作れるのではないかと考え、志望させていただきました。
入社後は、田舎・都会双方で暮らした経験を活かし、日本全国に向けて貴社のサービスや革新的なIT技術を満遍なく普及できるよう尽力していきたいと思います。
例文2.AI関連サービスのエンジニア職
私が貴社を志望した理由は、貴社のAIを活用したサービスに興味があるからです。貴社の発表で、今後10年間でAI事業を拡大する計画があると知り、他社と比較しても同事業に大きく力を入れているところに注目しています。
私は、学生時代のサークルで商店街活性化プロジェクトという企画を立ち上げた際、チームによる入念な市場調査の結果、前年比30%のプラスの売上を上げたことがあります。その経験から、コミュニケーション力と分析力には自信を持っています。
現在はプログラミングの習得に努めながら、AIビジネスや関連企業について勉強しているところです。持ち前のコミュニケーション力と分析力を活かし、貴社のサービス拡大に貢献する一員として活躍したいと思っています。
例文3.BtoB向けシステム開発のエンジニア職
私は、ITサービスの提供に網羅的に関わっていきたいと思い、IT業界を志望しました。私とITとの出会いは学生時代です。Webサイト制作から始まり、最近はスマートフォンのアプリを開発してサイトにアップするようになりました。
ただ、Web制作のみ、ソフトウェアの開発だけというより、一貫したサービス提供に携わりたいと考えています。貴社は、上流フェーズに強く、システム開発だけでなく企画・提案にも優れていると高く評価されているため、ぜひそのような環境で活躍していきたいと考えております。現在は△△の資格取得のため学習中です。
今後も継続的に学習を続け、システムエンジニアとして1日も早く貴社に貢献できるよう努力してまいります。
例文4.IT業界の営業職
私はこれまでの大学生活で培ったスキル・経験を活かし、貴社でIT業界の営業職に挑戦したいと考えています。貴社が展開する革新的なサービスや製品が、企業の発展に大きく寄与すると確信しており、私のコミュニケーション力や交渉力を駆使して、貴社のビジネス拡大に貢献したいと思います。
大学では、マーケティングのゼミに所属し、学生向けのイベント企画を担当していました。そのなかで、スポンサー企業との交渉や、広告収益を上げるための戦略立案を行い、実際にイベントの収益を前年度比50%増加させることに成功しました。
この経験から、私は自分のコミュニケーション力や交渉力が営業職に適していると自負しています。また、貴社の営業職においては、顧客の課題を深く理解し、最適なソリューションを提案することが求められると認識しております。私はこれまでの経験を活かし、お客様との良好な関係構築を通じて、貴社の成長と業界の発展に貢献できると信じています。
例文5.IT業界の総合職
私は、日々発展していることに加え、社会にインパクトを与える力を持っているIT業界で働きたいと考えています。なかでも、社員が一丸となって、社会課題の解決に向けて取り組む社風・環境に強く惹かれました。
先日のオンラインセミナーで、社会課題に対する取り組みを知り、特にSDGsへの取り組みに共感しました。また、先輩社員のインタビューにより、貴社のオープンな環境で、自由にアイデアを出し合って課題解決に取り組んでいる姿勢に魅力を感じ、貴社で働きたいと強く思いました。
私は大学時代に、学生団体でのサークル活動やアルバイトを通して、コミュニケーション能力を磨きました。同時に論理的思考力や問題解決力を養うために、アルゴリズムやプログラミング言語を学ぶ自己学習にも力を入れました。これまで培ってきた技術的なスキルやコミュニケーションスキルなどの総合的なスキルを活かし、貴社の事業拡大に貢献するとともに社会全体の利益につなげたいと考えています。
入社後は多様な分野に対応できる総合職として、より幅広いスキルを身につけ、様々な課題に対応できる人材を目指して尽力する次第です。日々変化するものに対応し、未来の社会課題に取り組みながら貴社に貢献したいと考えています。
例文6.マーケティング職
私はWebマーケティングに強い関心を持っており、業界のパイオニアである貴社で活躍したいと考え、応募させていただきました。
私は、大学時代にマーケティングの基礎知識を学ぶと同時に、実践的な経験を積む機会を得ました。例えば、地元のテーマパークのキャンペーンチームに参加し、SNSを活用したプロモーション活動を担当しました。そのなかで、ターゲット層の把握やコンテンツの企画・制作、効果測定など、マーケティングの全体像を理解できました。
また、留学先の大学のイベントを企画し、チームメンバーと協力して実現させたこともあります。その経験を通じて、コミュニケーション能力やリーダーシップ力、柔軟性など、マーケティング職に必要なスキルを身につけました。
貴社には、先進的なテクノロジーを活用したサービスが多数あり、急速に変化する市場環境に適応できる強いビジネスモデルがあると考えます。そのなかで、これまで培ってきたマーケティングスキルを活かし、貴社の事業拡大に貢献したいと考えています。
入社後は、既存のサービスの改善や新規サービスの開発、顧客ニーズの調査など、幅広いマーケティング業務に携わり、貴社の成長を加速させるための提案を積極的にしていきたいです。
例文7.ITコンサルタント
私はITコンサルタントという職業の可能性に惹かれ、業界随一の顧客満足度を誇る貴社に応募させていただきました。ITコンサルタントは、企業経営において重要な課題解決に取り組むことができ、社会に貢献できる魅力的な職種であると考えています。
私は大学で情報処理を専攻し、ビジネスの基礎知識を学習する過程で、ITに関する知識を深めました。そして、学生団体でのインターンシップを通じて、ITに特化した経営コンサルティングの現場に触れ、その魅力に惹かれました。この経験から、ITコンサルティング業界で働きたいと考えるようになりました。
貴社は、グローバルに展開し、多様な業種の企業に対して、幅広い分野で高い専門性を持ってサポートしている企業だと考えます。また、従業員一人ひとりが常に新しい知識やスキルを身につけられる環境が整備されており、自己実現を追求できる環境であることに大きな魅力を感じます。
私もIT業界の最新動向を常に追いかけ、多様な課題に対して解決策を提供できるよう、さらなるスキルアップを目指して取り組みたいと考えています。
私が貴社に入社した場合、積極的に業務に取り組み、最新のIT技術を活用しながら、クライアント企業に貢献できるよう尽力することを約束いたします。
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IT業界向け志望動機のNG例文4選
IT業界向けの志望動機で、NGとされるポイントを例文とセットで紹介します。自分が書いた志望動機が次に紹介するポイントに当てはまっていないかをチェックしましょう。
なお、志望動機のNGワードについてより詳しく学びたい人は「志望動機のNGワード使っていない?ダメな例文と改善例を解説」を参考にしてください。
どこの業界にも当てはまる
私はチームでの協力を重んじ、コミュニケーション力に自信があります。そのため、貴社のような成長著しい企業で働きたいと考えています。
この志望動機はIT業界に限らず、どの業界でも使える一般的な内容になっています。
IT業界への具体的な興味や志望企業の特徴が明確に伝わらないため、よい志望動機とはいえないでしょう。
受け身な志望動機になっている
私は教育制度が充実している貴社に入社し、ITスキルを効率的に学びたいと考えています。
この志望動機は受け身で、自分が業界や企業に何を貢献できるかという視点がありません。企業からすると、就活生の積極性や主体性が感じられない内容になってしまっているため、評価につながる志望動機とはいえないでしょう。
「学びたい、成長したい」といった学習意欲をアピールするのは構いませんが、企業側のメリットも忘れずに提示してください。
エピソードが志望動機と関係ない
私は学生時代にスポーツチームのキャプテンを務め、チームの目標である全国大会で優勝を達成しました。その経験から、貴社で働くことを強く希望しています。
エピソード自体は印象的ですが、それがIT業界や志望企業と、どのように関連するのかが不明確です。エピソードを用いる場合は、どのようなことを学んだのか、どのように仕事に活かせるのかを入社後の業務と関連づけて具体的に説明しましょう。
志望動機として待遇面を挙げている
IT業界は将来性があり、高い給与が期待できるため、安定した生活を送れると考え、貴社を志望しました。
給与や安定性を重視する考え方は、企業側にとってマイナスイメージになりかねません。仮に、それが本心でも前面に押し出しすぎるのは控えるべきです。
待遇面を挙げるのであれば、「業務に集中し、結果を出すためのモチベーションとして魅力的」などと表現して、働く意欲が低いと誤解されないように注意してください。
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IT業界向けの志望動機に悩んでいるあなたへ
IT業界向けの志望動機を書いているうちに、何が正解なのかが分からなくなってしまうこともあるでしょう。
IT業界の企業に提出する志望動機の書き方に悩んでいる人は、「量より質」の新卒就活エージェント「キャリアチケット」の活用がおすすめです。
キャリアチケットでは、IT業界に精通したキャリアアドバイザーが、あなたの志望動機作成をサポートします。個別面談を通じて、あなたの強みや経験を丁寧に聞き取り、内定に近づくための志望動機作成に役立つアドバイスをさせていただきます。
IT業界への就活をスムーズに進めたい学生は、ぜひお気軽にご相談ください。
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