履歴書の自己PRが今すぐ書ける!強みの見つけ方や書き方、例文を紹介!

このページのまとめ

  • 履歴書の自己PR欄は、自分の意欲やポテンシャルを企業に合わせてアピールする
  • 自己PRは全体の構成を意識しながら、具体的なエピソードを盛り込むのが重要
  • 履歴書の自己PR欄に合わせて読みやすい文章を心がけ、マナーを守って丁寧に記入する

履歴書の自己PRが今すぐ書ける!強みの見つけ方や書き方、例文を紹介!のイメージ

「履歴書の自己PR欄をどう書けばいい?」と悩む就活生は多いでしょう。自己PR欄は、自分の意欲や能力をアピールする大切な要素です。履歴書の自己PR欄で自分を最大限アピールするために、まずは企業が求める人物像を把握する必要があります。

この記事では、新卒の人向けに、履歴書の自己PR欄の書き方や強みの見つけ方、例文をまとめました。採用担当者の心に響く自己PRで、就職への道を切り拓きましょう。

自己PRのポイントを相談したい

   
目 次

そもそも履歴書における自己PRとは

履歴書における自己PRとは、自分の強みやスキル、経験を企業にアピールするものです。ただ自分の強みをまとめるだけでなく、志望する企業の仕事に役立ちそうな強みやスキルを、経験やエピソードとともに具体的に伝えましょう。

職務経験がない新卒の人は、大学の研究内容、サークル活動、スポーツ、アルバイトでの経験などを基に書くのが一般的です。なお、自己PRと似た「自己紹介」「長所」の書き方で悩む人も多いかもしれません。

自己紹介は自分の基本情報を伝えるもの、長所は、もともと持っている資質や性格・人柄を伝える項目です。それぞれ同じ内容にならないよう注意してください。

自己PRと志望動機の違いや書き方のコツを知りたい人は、「自己PRと志望動機は何が違うの?企業に伝わる書き方のコツと例文」を参考にしてみてください。

自己PRのポイントを相談したい

   

履歴書の自己PR欄で企業が知りたい3つのこと

ここでは、企業が履歴書の自己PR欄で把握したいポイントを3つ紹介します。事前に把握しておけば、効果的な自己PRの作成につながりやすいでしょう。

自分を客観的に捉えられているか

企業は、自己PRから応募者が客観的な視点で自己分析できているか見ています。履歴書の自己PR欄を記入するには、自己分析による強みの把握が欠かせません。

自己分析が客観的にできていれば、エピソードに具体性が増し説得力のある自己PRになるでしょう。しかし、主観のみで語っている自己PRは具体性に欠け、自己分析が不十分と捉えられてしまう恐れがあります。

また、仕事を遂行するうえでは客観的に物事を見る力が必要です。これらの点から、企業は履歴書の自己PR欄を通して、応募者が客観的な視点を持っているか確認しているといえるでしょう。

人柄が自社の社風や業務に合っているか

企業は、履歴書に記載された自己PRから応募者の人柄を読み取り、自社の社風や業務で求める資質に合うかも確認しています。

履歴書の自己PR欄は、経歴や資格などでは把握しきれない性格や資質をアピールする大切な項目。採用した人と企業が合わなければミスマッチが起こり、早期離職など企業にとってマイナス要因となる可能性があるため、人柄がマッチしているかは重要なポイントとして見られるでしょう。

採用ページを読み込もう

企業のWebサイト内で求める強みが記載されている場合があります。まずは採用ページをよく読み込み、企業の求める強みを把握しましょう。企業が求めるポイントを履歴書の自己PR欄でアピールすれば、書類選考の確率が上がるはずです。

志望企業が大切にしている社風や価値観を、今までの経験の中から「自分も持っている」ことを具体的なエピソードも交えながらアピールしましょう。

将来性を感じられるポテンシャルがあるか

新卒は職務経験がないため、企業は将来性を感じられるポテンシャルがあるかを重視しています。応募者が強みを活かしてどのような仕事に就きたいか、入社後どのようなビジョンを持っているのかが分かれば、採用後のイメージを掴みやすいでしょう。

そして、採用後のイメージが掴めれば、応募者が意欲的に仕事に取り組み、会社に貢献してくれる人材であるか判断する材料になります。応募者が入社してから自社で活躍してくれるかは、企業にとって重要なポイント。そのため、履歴書の自己PR欄では、自社での活躍を期待できるポテンシャルがあるかを見られていると考えましょう。

なお、履歴書の学歴や志望動機など全体的な書き方を知りたい人は、「履歴書の内容をまるごと全部解説!詳しい書き方や注意事項も」を参考にしてみてください。

OB・OGから企業が求める人物像を情報収集するのもおすすめ

前述のように、企業は自己PRを通して人柄が自社に合っているか、採用したら活躍してくれる人材かなどを見極めています。そのため、たとえ素晴らしい強みやスキルを持っていても、企業の基準にマッチしなければアピールにつながりません。

応募先の求める強みを知るには、徹底した企業分析が必須です。OB・OG訪問や企業の説明会で活躍している人材の特徴を質問したり、仕事内容から求められる能力を調べたりして、企業が「どのような人材に来てほしいと思っているのか」を把握しておきましょう。

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他と差をつける!履歴書に書く自己PRの見つけ方

履歴書の自己PRに記載する効果的な強みを見つけるために、まずはしっかり自己分析することが大切です。また、強みを見つけられたとしても、独自性がなければ他の就活生の自己PRと差をつけることはできません。ここでは、他と差をつける履歴書の自己PRの見つけ方を紹介します。

過去の体験を深掘りする

自分の経験や体験を振り返り、深掘りしてみるのが方法の1つです。たとえば「接客のアルバイトを長く続けていたから、お客様と話すのが得意になった」場合、「コミュニケーション能力が高い」という強みを見つけるなど、具体的な事例から探すとよいでしょう。

その際、自分の意欲やポテンシャルをアピールできるエピソードを探してみてください。このとき、ひとつだけでなく、思いついたものをあげられるだけあげておきましょう。

企業が求める人物像を見極め自分の強みと比較する

過去の体験を深堀りし、自分の中の強みや能力がいくつか見えてきたら、志望企業が求める能力や人物像と自分が持っている強みを比較してみてください。

マッチしているものがあれば、それに絞って自己PRを作成しましょう。企業が求める人物像を理解するには、まず求人情報を読み込むことが重要です。求人情報には、応募職種や業務の特徴、企業の考え方、入社後にどのような社員になってほしいかなどが記載されています。

会社が重要視していることや、どのようなものを誰に届けるのかなどを情報収集し、そのうえで自己PR欄に自分の強みや能力を記載していきましょう。

取得したスキルや資格から考える

今まで取得したスキルや資格から強みを探すのもよいでしょう。たとえば、苦手を克服し「得意」といえるまで上達したスキルや、合格が困難な資格を頑張って取得した経験から、「忍耐力がある」などの強みが見つかります。

この場合、スキルや資格そのもののアピールで終わらないよう注意してください。しっかり自分の人柄を伝えられるようエピソードを交えましょう。

第三者に聞いてみる

自分では強みが思い浮かばない人は、友だちや家族、大学のキャリアセンターに相談してみてください。第三者の客観的な視点で強みやエピソードを教えてもらえば、自己PRに信頼性が増すでしょう。

また、自分では「短所だ」と思っていた部分が、他人から見ると強みに映る場合もあります。ただし、自分で納得していなければ選考が進むにつれて整合性が取れなくなる恐れがあるため、注意が必要です。第三者に教えてもらった際は、自分が納得できる強みとエピソードを履歴書に記載するようにしましょう。

職種から必要な強みや能力を分析する

自分がやってみたい職種がある場合、その職種で働くためには、どのような強みや能力があれば役立つのかを分析しておきましょう。たとえば、営業職の場合はクライアントとの対話やプレゼンテーションで商品の売り込みなど。説得力のある説明をする必要があるため、コミュニケーション力が求められます。

また、起こった問題を分析し原因を洗い出し、現実的に可能な解決策をクライアントに提示したりできる、問題解決能力も必要とされています。

このように自分が志望する職種から必要な能力を洗い出して、自分が持っている強みと照らし合わせる方法もあります。自分の強みが何かを洗い出して分析することは、将来、転職することになったとしても必要な作業です。徹底的に自己分析を行いましょう。

さらに自己PRでアピールできる魅力を見つけたい人は、「就活の価値観の見つけ方を7つの視点で解説!回答例や効果的な伝え方も解説」を参考にするとよいでしょう。

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履歴書の自己PR欄は4部構成を意識しよう

履歴書における自己PR欄は「結論、理由、エピソード、会社にどう貢献したいか」という構成で作成するのがおすすめです。ここでは、自己PRを書く際の具体的な流れを説明します。

1.結論から書き始める

履歴書の自己PR欄は、結論から書き始めましょう。自分がアピールしたい部分を文章の始めに書けば、読み手がアピール内容を素早く理解し、その後の内容も伝わりやすくなります。

また、後から続く内容との整合性も取りやすいのでおすすめです。なお、自己PRでは「私の強みは△△です」と断定した表現を用いましょう。

2.根拠となる理由を述べる

次に、アピールしたい強みを身につけた理由を示してください。たとえば、「所属していたサークルで、△△を徹底する中で△△を養いました」のように、過去の経験から強みを身につけた事例を伝えましょう。

なお、次の具体的なエピソードと合わせて、読みやすい文脈を意識して記入するのがおすすめです。

3.具体的なエピソードを書く

続いて、示した根拠のエピソードを述べましょう。自分の強みに信憑性を持たせるため、エピソードはできるだけ具体的に示します。

たとえば、「当時は△△が課題でした。そこで私は対策として△△を徹底し、問題を解決しました」のように、考え行動に至ったエピソードを書きましょう。

4.入社後に貢献していく意欲を伝える

文章の最後に、自分の強みが仕事にどのように活かせるのかを記載します。入社後に携わりたい業務や職種を述べ、どのように貢献するか伝えましょう。応募者が入社後どのように会社に貢献できるか、採用担当者がイメージしやすくなるため効果的です。

この流れを用いれば、内容が採用担当者に伝わりやすいうえ、説得力のある自己PRが書けるでしょう。

なお、履歴書の志望動機の書き方で悩んでいる人は、「これで受かる!採用担当者に響く履歴書の応募動機とは?」を参考にするとよいでしょう。

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履歴書の自己PR欄を書く際のポイント5つ

ここでは、履歴書の自己PRを作成するためのポイントを5つ紹介します。採用担当者に響くアピールができるよう、ぜひ参考にしてください。

全体の文章量を調整する

履歴書の自己PR欄の文章量は、枠の8割程度になるように心がけましょう。自己PR欄のスペースが全て小さな文字で埋まっていると、読みにくくなってしまいます。しかし、反対に空白が多すぎる場合、志望度が低いと見なされかねません。そのため、履歴書の自己PR欄を書く際は、8割を目安に埋めるようにしましょう。

丁寧に読みやすく書く

手書きの場合は、文字のガタつきや大きさ、傾きに気をつけて丁寧に書きます。書く際は、机や下敷きの上など平らな場所を選びましょう。たとえ字に自信がなくても、読みやすさを心がけて丁寧に書けば、採用担当者に気持ちが伝わります。

なお、誤字脱字を防ぐため、あらかじめ別紙に内容をまとめておくのがおすすめ。万が一、誤字脱字をしてしまった場合は修正液や修正テープを使用せず、新しい履歴書に書き直しましょう。

敬語の使い方に注意する

履歴書の自己PR欄を書く際は、話し言葉と書き言葉に注意し、正しい敬語を使うのが大切です。
特に、履歴書の中で応募企業について記載するときは「御社」ではなく「貴社」と書く点には注意してください。

「御社」は話し言葉で相手の会社を敬う場合に使用するものです。一方、メールや書類などでは書き言葉の「貴社」を用いるのがマナーとされています。つまり、面接では「御社」、履歴書やエントリーシートでは「貴社」となります。

また、文章を「ですます調」で書けば、より丁寧な印象を与えられるでしょう。敬語は慣れていないと咄嗟に使えないため、事前に「謙譲語」「尊敬語」「丁寧語」について調べておくのがおすすめです。

1つのエピソードを書く

履歴書の自己PR欄に書くエピソードは1つにしましょう。複数のエピソードを書くと、それぞれの内容が薄まり、抽象的な自己PRになってしまいます。抽象的なエピソードでは採用担当者の印象も薄く、ほかの応募者に埋もれてしまいかねません。そのため、強みがより発揮できたエピソードに絞って具体的に書くのが重要です。

自己PR欄に書くエピソードはひとつにして、念の為、あとひとつ他のエピソードを準備しておきましょう。面接で採用担当者に「他にもこの強みを発揮できた経験はありますか?」と聞かれたときにもスムーズに答えられるはずです。

自己PR欄の大きさに合わせて書き分ける

履歴書の自己PR欄の大きさに合わせて、以下のようにボリュームや内容を書き分けましょう。

・自己PR欄が大きい場合の書き方

履歴書の自己PR欄が大きい場合は、前述の流れに沿って体験エピソードを用いながら具体的に記載します。体験談は、数字を交えながら書けると理想的です。数字を入れることでエピソードを想像しやすく、あなたの強みにも説得力を持たせることができます。

・自己PR欄が小さい場合の書き方

履歴書の自己PR欄が小さい場合は要点を絞って書かなければなりません。結論を述べたあと、企業でどのように活かせるか、貢献する意欲を書くとよいでしょう。

自己PR欄が小さい場合は、面接で掘り下げて質問される場合もあるので、経験やエピソードなどは伝えられるようにまとめておきましょう。

なお、履歴書は大学指定と市販の用紙でフォーマットが変わる場合があります。違うフォーマットに書く必要がある場合に慌てないためにも、自己PRは事前に短縮・通常バージョンを考えておくのがおすすめです。

自己PR欄に限らず、応募書類は全て読み手を考えて丁寧に記載します。書き方のマナーを守りながら自分らしさや意欲をアピールすれば、内定獲得に近づけるでしょう。強みと長所の書き分け方を知りたい人は、「自己PRと強みの違いは何?長所との書き分けは?例文付きで紹介!」を参考にしてみてください。

自己PRのポイントを相談したい

   

履歴書の自己PR欄に書く場合の例文11選

ここでは、よく就活生が使用する強みを活用した自己PR例文を紹介します。あくまでも参考にとどめ、オリジナルのエピソードで自己PRを作成しましょう。

例文1.コミュニケーション力が強みの場合

私の強みは、地道なコミュニケーションで人の仲介役になれるところです。

この強みを身につけたきっかけは、高校3年生のとき仲がよかった友人4人の意見が二手に分かれ、交友関係が途絶えそうになったことでした。私はどちらの意見も理解できたため、「自分ならみんなの意見をすり合わせられる」と考えました。

そこで、まずは1人ずつ話を聞き、今の仲間の関係性や意見の違いについて思っていることを聞いたり伝えたりして、お互いの妥協点を地道に見つけていきました。3週間かけてコミュニケーションをとっていると、次第にみんなの心がほぐれたのか、会話の回数が増え、1ヶ月後には元の仲に戻ることができました。

私は、この経験で得た仲介役になれる強みを活かし、不動産オーナーとお客様の両者から地道に話を伺い、貴社で納得できる契約を結んでいただくよう貢献して参ります。

例文2.リーダーシップが強みの場合

私の強みは、周囲を巻き込んで引っ張っていける点です。大学3年生のとき所属していた写真サークルの活動で、この強みを育めたと自負しています。

当時30人のメンバーがいた写真サークルでは、例年の文化祭で個人ごとに展示を行っていましたが、毎年変わらない方法では面白味を感じられず、「全員で一枚の写真になるよう制作してみてはどうか」と提案しました。

面倒がる人にはそれぞれの写真が持つ魅力を丁寧に伝え、自分の写真が目立たないと嫌悪感を持つ人には、一番目立つ場所を確保したところ、やる気を出して全員参加してくれました。さらに、文化祭では取り組みが評価され、文化祭内で優秀な企画として表彰されることにもつながりました。

この経験で得た強みを活かすため、貴社に入社後はマネジメント職を目指します。そして、チームメンバーと向き合いリーダーシップを発揮し、利益の向上に貢献します。

例文3.チャレンジ精神が強みの場合

私の強みは初めてのことにも臆せず挑戦できるところです。

私は中学生の頃まで保守的で、初めての物事に取り組むのが苦手でした。しかし、高校の修学旅行で初めて海外に行き世界の広さを知ったとき、「初めてのことを避けるのはもったいない」と感じるようになりました。

そこで、時間が空いた際は訪れたことのない場所に出向いたり、今まで経験したことのない楽器演奏の地域サークルに参加したりして、何事も挑戦するように心がけました。すると、今まであった恐怖心が消え、今では「初めてのことへの挑戦が趣味」とまでいえるようになりました。

この経験から得たチャレンジ精神を貴社の企画職で活かし、家電産業の改革に貢献していくよう努めて参ります。

例文4.素直さが強みの場合

私の強みは、人の意見を素直に取り入れ弱点や困難な状況を改善するところです。

私は高校時代まで学業・部活ともに成績がよく、とくにアドバイスされることなく過ごしてきました。しかし、大学に入ると高いレベルの人がたくさんいると気づき、自分が恥ずかしいと思うようになりました。

そんな中、友人が偶然発した「卑屈になっていても仕方がない」という言葉が胸に刺さり、心を入れ替えることができました。具体的には、自分が壁にぶつかった際は素直に周囲の人に聞いたり、自分のコンプレックスはあえて隠さず、率直な意見を聞いたりするようになりました。

その結果、予想以上の結果で困難を乗り越えられたり、コンプレックスを解消する最適な方法が見つかったりして、改善につながりました。もちろん、人に聞いてばかりではなく、自分でできることは自己解決するよう意識しています。貴社に入社後も、素直さをもって業務に取り組みます。

例文5.真面目さが強みの場合

私の強みは何事に対しても真面目に向き合い、誠実な対応をするところです。

大学時代に経験した飲食店のアルバイトでは、とても誠実で真面目な社員が働いていました。その社員は忙しい中でも一つひとつの所作を丁寧に行ったり、アルバイトの意見にも真摯に向き合ったりしており、私はその姿に衝撃を受けました。

なぜかというと、勤務していた飲食店は人員不足で常に忙しく、余裕を持って業務を行ったり、アルバイトに向き合ってくれたりする社員が少なかったからです。私は、その社員のようになりたいと思い真似をしたところ、仕事のスピードが各段に上がり、周囲からの信頼も得られるようになりました。

私は、この経験で身につけた、何事も誠実に向き合う強みを営業部で活かし、自分を磨き上げながらお客様や社員との信頼関係を築き、利益向上に貢献していきます。

例文6.明るい面が強みの場合

私の強みは、どんな状況でも明るく振る舞うことができる点です。

私が高校時代に所属していた吹奏楽部は、厳しい先輩部員と体育会系のようなトレーニングから新入生の退部者が後を絶たず、部員が増えませんでした。私は入部後、持ち前の明るさで先輩との関係を良好に保ちつつ、「2年生になったら1年生が辞めてしまわないようサポートしよう」と考えていました。

そして、2年生になったとき、私は1年生のトレーニング係に任命されました。厳しいトレーニングではあるものの、長時間の演奏に耐えるには、しっかりとした基礎体力が必要です。1年生が挫折しないよう明るい表情と言葉がけを行ったところ、今まで50%だった退部率を0%にすることができました。

この経験と強みを活かし、貴院に来られる患者さんをサポートして参ります。

例文7.専門性の高い資格を持っている場合

私の強みは、2年間休まず勉強したストイックさです。

大学1年生の頃に公認会計士を志し、資格を取得するために独学で学びました。学業をおろそかにしないよう単位の取得は確実に行いながら、帰宅後の時間や休みの日は資格勉強を行いました。ストイックすぎるといわれたこともありますが、夢への切符を早く取得したい思いで取り組んだところ、見事試験に合格できました。

この経験から、ストイックにコツコツ取り組めば、大きな壁も乗り越えられると実感いたしました。私は公認会計士の資格とストイックさを活かし、貴事務所でも常に法律や事例を学び、クライアントが抱える問題解決に貢献できるよう努めて参ります。

例文8.ポジティブに考えられる面が強みの場合

私の強みは、ポジティブ思考でピンチをチャンスに変えるのが得意なところです。

高校時代に所属していたサッカー部で、私はレギュラーだったものの、怪我により試合に出場できなくなってしまいました。みんなが不安になる中で、少しでもポジティブになってもらえる方法はないか考えた結果、選手ごとの分析を細かく行いアドバイスすることにしました。

今までは自分が選手だったため分析される側でしたが、分析する側になると、見えていなかった全体的な弱点が明確になりました。これを基に試合運びやメンバー調整を行ったところ、見事優勝を勝ち取ることができました。

貴社に入社後もこの強みを活かし、常にポジティブな気持ちで自分ができることを行い、貢献していきます。

例文9.行動的な面が強みの場合

私の強みは、状況を見て柔軟かつ迅速に行動できる点です。

大学時代、カフェでアルバイトをしていました。しかし、働き始めてすぐ、近くに人気のカフェがオープンし客足が途絶えてしまいました。私はこの状況ですぐにできることは何か考え、SNSの本格的な運用と若者が好みそうな新規メニューの案を店長に提案しました。

すると、新人アルバイトである私の意見を快く受け入れてくれ、SNS運用を任されることになったため、持ち前の行動力で運用方法について改善を重ねていきました。運用を開始して2か月後にはフォロワー数が500人に到達し、売り上げはライバル店がオープンする前の1.5倍まで伸ばすことに成功しました。

貴社でもこの強みを活かして、状況に合わせて臨機応変に提案や行動し、売り上げに貢献します。

例文10.精神的なタフさが強みの場合

私の強みは精神的なタフさです。

私は持ち前の精神力で、誰もが無理だと思っていた大学に合格しました。元々成績が悪く、高校3年生の夏まで大学には進学しないと考えていました。しかし、偶然インターネットで見かけた美しい建築から目が離せなくなり、「建築の道に進みたい」と志しました。

成績が思うように伸びなかったり、周囲からは反対されたりしながらも、精神力を保って第一志望の大学に合格し、さらに一級建築士の試験にも合格することができました。

貴社に入社した際は、私の強みである精神力のタフさを活かして業務に取り組み、不可能を可能にできるような提案をしていきます。

例文11.主体的に行動できる面が強みの場合

私の強みは、問題解決のために主体的に行動できるところです。

この強みが身についたのは、大学時代に従事した惣菜店のアルバイト経験がきっかけです。売れ残った惣菜は廃棄され、その割合が30%近くになる日もありました。そこで、廃棄を減らすために惣菜の種類や曜日、来店者の層などを分類し、売れた商品を分析していきました。

すると、一定の曜日でのみ売れる惣菜があったり、種類によって買われる客層が違うといったデータが得られました。そのデータを店長に見せ、すぐに曜日や客層に合わせて惣菜のラインナップを変えたところ、廃棄率が5%にまで減少しました。

この経験と強みを営業職で活かし、お客様と貴社の利益に貢献して参ります。

これらを参考に自分のエピソードを当てはめながら、オリジナルの自己PRを作成しましょう。さらに自己PRを書くコツや例文を知りたい人は、「大学生必見!自己PRの書き方を経験別の例文と合わせて解説」を参考にしてみてください。

自己PRのポイントを相談したい

   

履歴書の自己PR欄を効果的に書きたいあなたへ

「履歴書の自己PRの内容を充実させたい」「自己PRの書き方がわからない」と悩んでいる就活生もいるでしょう。履歴書の自己PR欄を書く前に、企業が履歴書の自己PRで何を見ているのかや企業の求める人物像と自分の強みがマッチしているかの把握が重要です。

企業の考えとマッチしていなければ、自分を採用するメリットが伝わらず、説得力に欠ける自己PRになってしまいます。そのため、自己分析や企業研究を徹底したうえで自己PRを書きましょう。

「履歴書の自己PRを書くのが難しい」と感じる場合は、ハローワークや大学のキャリアセンター、新卒者の就活をサポートする就職エージェントを頼るのがおすすめです。

就活エージェントであるキャリアチケットでは、プロの就活アドバイザーが履歴書やエントリーシートといった応募書類の添削を行っています。また、アドバイザーが自己分析の方法をレクチャーしているため、自分では気付かなかった強みや弱みの把握も可能です。見つけた強みは自己PRだけでなく、志望動機の作成にも活用できるでしょう。

履歴書の自己PR欄の記入で悩んでいる人は、ぜひこれらを利用してみてください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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