このページのまとめ
- 将来の夢がない状況は、珍しいことではない
- 将来の夢がない人は、場合は好きなことや興味のあることを書き出してみるとよい
- 将来の夢を就活前に明確にしておくと、就職後のミスマッチを防げる
「将来の夢がない…」と悩んでいる就活生は多いです。就活では、面接や企業選びで「将来の夢」を問われることもあり、焦ったり不安に思ったりする大学生も少なからずいます。
この記事では、将来の夢がない理由やその解決方法、自己PRや志望動機の作り方、例文、自分に合う企業を見つける方法を紹介します。未来に不安を感じている大学生は、ぜひ参考にしてください。
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- 「将来の夢がない」と悩む大学生は珍しくない
- 将来の夢が見つからない5つの理由
- 将来の夢=職業と考えているから
- 将来の夢は大きくなければならないと考えているから
- 失敗が怖くて挑戦できないから
- 目指したい職業に出会っていないから
- 心の底からやりたいことがないから
- 将来の夢を見つけるメリット
- 自分の今やるべきことが明確になる
- 就活において自分の重視したい点がわかる
- 就職後のミスマッチが防げる
- 将来の夢を見つけるための3ステップ
- 1.まずは自分の「好きなこと」「したいこと」を書き出す
- 2.好きなことや趣味に関連する業種や職種を調べる
- 3.興味のある仕事の中から重視することを決める
- 将来の夢がない場合に「好きなこと」から見つけるおすすめの職種
- 読書が好き
- 音楽が好き
- ゲームが好き
- 料理が好き
- 将来の夢がない場合に「したいこと」から見つけるおすすめの職種
- 人を笑顔にする仕事がしたい
- 人の役に立つ仕事がしたい
- 食を支える仕事がしたい
- 動物と触れ合う仕事がしたい
- ファッションに関わる仕事がしたい
- 将来の夢がない場合の自己PRや志望動機の作り方
- 自己PRの作り方
- 志望動機の作り方
- 将来の夢がない場合の自己PRや志望動機の例文
- 自己PRの例文
- 志望動機の例文
- 将来の夢がない場合の自分に合う企業を見つける方法
- 自己分析や企業研究を徹底的に行う
- 自分のやりたくないことから企業を探す
- 就活エージェントに相談する
- 将来の夢がない…と就活に不安を持つあなたへ
「将来の夢がない」と悩む大学生は珍しくない
「将来の夢がない…」と悩み、仕事探しや就職先選びが難しいと感じる就活生も多いです。心理学者のジョン・D・クランボルツのキャリア調査によると、成功者のターニングポイントは約8割が偶然起きているとのこと。これを、「計画的偶発性理論」といいます。
つまり、将来の夢や目標を明確に定めておらずとも、今後起きるチャンスを自分のターニングポイントとして成功は掴んでいけるといえます。理想のライフスタイルを思い描いたり、趣味を充実させられる仕事を選んだりして自分に合う就職先を探していきましょう。
就活では、今までの大学生活で経験したことがないような不安や挫折を味わうこともあるでしょう。就活に対して漠然とした不安を持っている方は、「就活成功のコツ12選!楽しいと感じるための秘訣も紹介」も参考にしてください。
参照元
厚生労働省
第81話5つのスキル
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将来の夢が見つからない5つの理由
「将来の夢がない、就活どうしよう」と悩みを抱えている大学生の中には、「夢は大きくなければ…」「夢はどうせ実現できないんだ…」など、夢は自分では叶えられないはるか遠くにあるものと、どこか自分の中でそう思ってしまっている人もいるようです。まずは、夢が見つけられない理由について詳しく解説します。
将来の夢=職業と考えているから
将来の夢=職業と考えていると、視野が狭くなってしまいます。将来の夢は職業だけではなく、もっと幅広く考えても問題ありません。
たとえば、「人の役に立ちたい」と考えるのも立派な将来の夢です。仕事を探す場合、「どんな方法で人の役に立てるのか」を考えると見つけやすくなるでしょう。
具体的な職業で考えず、まずは「何を実現したいのか」で考えるのがおすすめです。
将来の夢は大きくなければならないと考えているから
将来の夢は、誰もが認めるような大きいものでなくても問題ありません。自分が叶えたい夢を正直に持ちましょう。
スポーツ選手やアーティストのように、誰もが羨ましがるような夢である必要はないのです。人と比較するのではなく、自分が大切にしたいことを夢に持つとよいでしょう。
失敗が怖くて挑戦できないから
将来の夢を考える際に、「失敗したらどうしよう」と考えてしまう人も多くいます。夢を思いついても、「どうせ無理だ」とあきらめて別の夢を考えてしまうのです。
しかし、大切なのは夢のためにチャレンジすることです。達成できるかどうかではなく、まずは自分の心に正直になり、夢の実現を目指してみましょう。
夢をあきらめてしまうと、「本当は△△がやりたかったのにな」と後悔することになるかもしれません。失敗することを考えず、自分のやりたいことをやるのが大事です。
目指したい職業に出会っていないから
夢になりそうな職業がない場合は、世の中になる職業を調べてみましょう。自分が知らないだけで、実現したくなる職業が見つかるかもしれません。
選択肢が広がれば広がるほど、将来の夢を探しやすくなります。今ある選択肢のなかで探そうとせず、まだ知らない仕事も探してみてください。
心の底からやりたいことがないから
将来の夢が見つからないのは、まだまだ経験したことが少なく、心の底からやりたいと思うことが見つかっていないからかもしれません。やってみたかったこと、未経験のことを体験してみましょう。
知識だけ知っていても、将来の夢になるかどうかはわかりません。経験して初めて、「やりたい」「やりたくない」が見えてきます。
まずは、興味があるけれどチャレンジしていなかったことから始めましょう。新しい経験が増えれば、やりたいことが見つかりやすくなります。
やりたいことを見つけたい大学生は、「【就活でやりたいことがない方へ】悩み別の対策や選考の進め方を解説」も参考にしてください。
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将来の夢を見つけるメリット
必ずしも将来の夢を持ち、毎日その夢に向かって励んでいかなければならないわけではありません。しかし、人生や就活において夢を持つメリットが生まれるケースも多いです。
ここでは、夢を見つけることで得られるメリットを解説します。
自分の今やるべきことが明確になる
将来の夢や目標が見つかると、自分が今やるべきことが明確になります。目標に近づこうと自発的に動き始めるため、毎日の生活に張りが生まれるでしょう。人はやらされているより、自らの意志で行動したほうが活力が湧いてくるものです。
また、目標を叶えるためには、今何をすべきか逆算し行動するようになるので、ダラダラと時間を無駄にすることもなくなるはずです。
就活において自分の重視したい点がわかる
将来の夢を見つけるためには、自分は「何に興味があるのか」「どんなことをしているのが楽しいのか」といった自己分析を時間をかけて行うことが重要です。自分についてより詳しく知ることで、自分が人生において大切にしたいことがわかり、就職活動をする際にも自分の希望により近い企業を選べるでしょう。
また、あなたが目標にしている人物を参考にしてみるのも方法の一つです。なぜその人に憧れを抱いたのか、その人のどのような考え方に共感したのか、さまざまな角度からなぜ自分がその人を尊敬しているのかを分析してみてください。
そこから、あなたが生きるうえでの大切な考え方や価値観がわかり、就活の軸を決めたり志望企業を決める際の重要な指針となるでしょう。
就職後のミスマッチが防げる
将来の夢を見つけると、就職後のミスマッチが防げるでしょう。将来の夢を考える段階で、気になる仕事のやりがいや大変な面、どんな人に適しているかということを詳しく理解しておけば、入社してから「こんなはずじゃなかった」と後悔せずに済むでしょう。
また、採用面接では将来の夢について質問されることもあります。志望する企業で自分が叶えたい夢を明確にしておけば、面接官にも志望の意図や熱意が伝わり、高く評価してもらえるはずです。
就職後のミスマッチが起こると、過剰なストレスがかかったり早期退職につながったりします。企業の方針や理念、社風を理解することで、将来の夢や目標が実現できるような企業選びができるでしょう。
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将来の夢を見つけるための3ステップ
次に、「将来の夢の見つけ方がわからない」と焦っている大学生のために、将来の夢を見つける3ステップを解説します。将来の夢を探すポイントは、自己分析と情報収集です。
まずは、自己理解を深め自分という人物を知ることから始めていきましょう。そして、興味のあることに挑戦できそうな職業はないか探していってください。
1.まずは自分の「好きなこと」「したいこと」を書き出す
あなたの「好きなこと」「したいこと」を考えてみましょう。ここではできるだけたくさん挙げてみてください。なぜなら、そこから将来の夢や目標につながるヒントが得られるからです。
趣味や興味があること、熱中していることやもの、時間を忘れて没頭できるものなど、何でも自由に書き出してみましょう。読書が好き、スポーツが好き、オシャレが好き、ゲームが好きなど、ジャンルは何でも構いません。とにかく思いついたことを書き出してみると、挑戦してみたいことが見えてくる可能性もあります。
また、子どものころに夢中になっていた遊びやクラブ活動、習い事など、最近のことだけでなく、今まで経験してきたことを振り返ることも、将来の夢や目標を見つける手掛かりになるでしょう。
2.好きなことや趣味に関連する業種や職種を調べる
好きなことややりたいことを思いつくだけ書き出したら、次に関連する業種や職種を調べます。好きなことや興味のあることから、視野を広げて業種や職種を調べると、夢を叶えるための手段にできたり、やりがいを感じながら長く続けられる仕事に出会えたりします。
スポーツ関連の仕事の例は、以下のとおりです。
・スポーツメーカー
・スポーツ用品店
・イベント運営会社
・体育教師
・理学療法士
また、それぞれの仕事にどのような特徴ややりがいがあるのかを知り、選択肢を幅広く持つことを心がけましょう。同時に、必要な資格やスキルも確認しておくと、資格取得やスキル獲得のための計画を立てられます。
3.興味のある仕事の中から重視することを決める
好きなことや趣味に関連した職業を調べられたら、自身が働くうえでどんなことを大切にしていきたいか考えます。勤務条件や仕事を通して得たいものなど、何でも大丈夫です。
下記の項目も参考にしながら、重視したい点を絞っていきましょう。
・やりがいや成長できる環境がある
・安定性がある
・お給料が高い
・職場の雰囲気が良い
・自宅から職場が近い
・時間の融通がきく
・育児と両立できる
「好きなこと」に関わりのある仕事で、なおかつ「働くうえで大切にしたい条件」が希望と一致する職業があれば、あなたにピッタリの「将来の夢」が見つけられるでしょう。将来の夢が見つかれば、それに伴い具体的な目標も決められます。
面接での将来の夢の答え方については、「就活で将来の夢を聞かれたら?回答のコツを解説」も参考にしてください。
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将来の夢がない場合に「好きなこと」から見つけるおすすめの職種
興味のあることや好きなことから将来の夢を探したい人に、おすすめの職種をご紹介します。好きなことを仕事にしている人は、困難にぶつかっても乗り越えようとする意欲が高いようです。
読書が好き
本に関わる仕事については、以下のように多くの職種が存在します。
・編集
・装丁家
・イラストレーター
・書店員
・翻訳家
・作家
・司書
・校正者
本を作る過程に携わりたい人には、本の制作過程に幅広く携われる編集の仕事や、表紙をデザインする装丁家、挿絵を描くイラストレーターなどの職業がおすすめです。また、本に常に囲まれた環境で働ける書店員や図書館司書の仕事も、本が好きな人に人気があります。
書店員の主な業務は、販売や陳列、在庫管理、発注、POP作成などがあります。本の並べ方やPOPのデザインによって本の売り上げが大きく変わってくるため、本に関する知識やセンスが活かせます。
図書館司書は本の貸出・返却や本の検索などの一般的な業務から、絵本の読み聞かせやイベントの運営などさまざまな仕事があります。また、英語やそのほかの外国語が得意な人は翻訳家として本に関わることもできるでしょう。
校正や校閲は、原稿の文章や表現に誤りがないかを確認する仕事です。誤字脱字のチェックだけでなく、書かれている内容に誤りがないか確認することも重要な仕事の一つです。差別表現や読者を不快にする表現が含まれていないかなどを徹底的にチェックします。
音楽が好き
音楽が好きな人は、以下のような職種から選ぶのもおすすめです。
・ミュージシャン
・演奏家
・イベントプロデューサー
・音響・照明オペレーター
・作曲家
・音楽教室の講師
音楽に関連する職業は、人々へ直接音楽を届けるミュージシャンや演奏家だけではありません。イベントプロデューサーや音響・照明オペレーターとしてコンサートの運営に携わったり、音楽雑誌の記者や編集者として音楽の魅力を伝えたりもできます。
音楽経験がある人は、音楽教室の講師を目指してみてもよいでしょう。
音楽業界に興味がある大学生は、「音楽業界とは?ビジネスモデルや就活事情、向いている人の特徴を解説」も参考にしてください。
ゲームが好き
一言でゲーム関係の仕事といってもさまざまなものがあります。ゲームが好きな場合は、以下のような仕事も選択肢の1つにおすすめです。
・ゲームプランナー
・ゲームデザイナー
・アートディレクター
・3Dデザイナー
・広報
・ゲームライター
「自分でも面白いゲームを作ってみたい」という人には、ゲームプランナーやゲームデザイナーなどの企画職や、アートディレクターや3Dデザイナーなどのデザイン職、プログラミング技術が活かせるゲームプログラマーなどの仕事がおすすめです。
制作以外のフィールドでゲームに携わりたいのであれば、自社のゲームタイトルを世に広める広報の仕事や、話題のゲームソフトを紹介するゲームライターの仕事もあります。
料理が好き
以下の職種は、料理が好きな場合におすすめです。
・調理師
・パティシエ
・料理研究家
・フードコーディネーター
・料理教室の運営
・メニュー開発
・スタイリング
・フードライター
・フードカメラマン
料理に関連する仕事として、調理師やパティシエなどが挙げられます。食全般に関わるビジネスに興味があるなら、料理研究家やフードコーディネーターなどの職業について深く調べてみるのもおすすめです。
料理教室の運営や店舗のメニュー開発、テレビや雑誌に出る料理のスタイリングなど、幅広い仕事に携われるチャンスがあるようです。「作るのは苦手だけど、食べるのは好き!」という方には、食に関する記事を執筆するフードライター、料理の写真を撮るフードカメラマンなど、料理の魅力を伝える仕事もあります。
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将来の夢がない場合に「したいこと」から見つけるおすすめの職種
やってみたいことや実現したいことから仕事を探したい人は、こちらも参考にしてみてください。思いがけない職業や職種が、将来の夢につながる可能性もあります。
人を笑顔にする仕事がしたい
人を笑顔にする仕事には、さまざまな分野がありますが、ここでは主に接客系の仕事についてご紹介します。接客業は、以下のような職種が挙げられます。
・レストランやカフェのホールスタッフ
・アパレルや雑貨、食品などの販売の仕事
・ホテルマン
・空港スタッフ
・ウェディングプランナー
・アミューズメントパークのスタッフ
・オフィスや店舗の受付スタッフ
高度なホスピタリティが求められますが、お客さまと第一線で関われます。「ありがとう」と感謝の気持ちを直接伝えてもらえることも多く、やりがいの大きい仕事です。
人の役に立つ仕事がしたい
人の役に立つ仕事がしたい場合は、以下のような職種がおすすめです。
・介護職
・ケアマネージャー
・看護職、医師
・薬剤師
・キャリアアドバイザー
・カウンセラー
・カスタマーサポート
・教師
人の役に立っていることを実感でき、現在需要が高まっているのは介護職です。ご高齢者や障がいがある方の日常生活をサポートするのが、主な業務内容です。
入社時には専門資格を必要としない場合もあるようです。ご利用者一人ひとりに合ったケアを実施していくという面では、コミュニケーション力や思いやり、協調性などが重要視されるでしょう。
経験を重ねると、介護福祉士やケアマネージャーなど、ステップアップを目指していける職種でもあります。介護職について興味のある方は、「介護業界の現状と今後の動向について」も参考にしてください。
また、介護職と同様に、人の役に立てる仕事には看護職もあります。患者の身の回りのお世話や医師の医療補助だけでなく、患者の精神的なサポートも行います。
食を支える仕事がしたい
人々の職を支える仕事がしたい場合は、以下のような職種もおすすめです。
・調理師
・パティシエ
・パン職人
・バリスタ
・栄養士
・食品研究者
食に関わる仕事には、調理師やパティシエ、パン職人など直接調理に関わる職業のほか、食を通して人々の健康を支える栄養士や食品研究者といったものまで幅広い仕事があります。
美味しい料理を提供するだけでなく、近年は食の安全に対する人々の意識の高まりもあり、食に関するより専門的な知識が求められます。
コーヒーが好きという人は、バリスタという選択肢もあります。バリスタは、お客さまにこだわりのコーヒーを提供する仕事です。バリスタの専門的な知識や技術があれば海外でも働けるので、将来海外で生活してみたいという人も経験していて損はない職業でしょう。
動物と触れ合う仕事がしたい
動物と触れ合う仕事がしたいという人には、以下のような職種がおすすめです。
・獣医
・トリマー
・動物カフェのスタッフ
・動物看護師
・動物園や水族館の飼育員
・イルカの調教師
・酪農
・ペットショップのスタッフ
獣医になるには国家資格の取得が必須ですが、トリマーのように民間の資格を取得すれば働くことができるものもあります。また、ペットショップの店員など資格がなくても就ける職業もあり、「動物が大好き」ということが何よりも重要な前提条件となります。
または、動物園や水族館の飼育員として働く選択肢もあります。餌やりや動物舎の掃除、動物の健康管理などが主な仕事です。他にも、来園者や来館者に生き物の生態を説明したり、イベントやショーを行うなど、人々に興味を持ってもらう業務も重要な仕事の一つです。
さらに、海の生き物や水が好きな人には、イルカの調教師という方法もあります。イルカの調教師は、イルカショーで行うパフォーマンスをイルカに教える訓練士です。イルカの調教師に資格は必要ありませんが、潜水士や学芸員の国家資格やダイビングの資格を持っておくと有利でしょう。
ファッションに関わる仕事がしたい
ファッション関連の仕事に就きたい方は、以下のような職種もおすすめです。
・接客
・販売
・デザイナー
・スタイリスト
・着付け師
・パタンナー
・バイヤー
・アパレルメーカーの社員
ファッションに関わる仕事といえば、店舗での接客や販売を行う仕事を思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし、実際には、商品を作るデザイナーやパタンナー、ファッションの提案やアドバイスをするスタイリストや着付け師、流行のファッションを発信するバイヤーやアパレルメーカーの社員など幅広い仕事があります。
分野によって仕事の内容も大きく変わってくるため、自分がファッション業界でどんなことをしたいのか、明確にしたうえで職種を選ぶ必要があるでしょう。
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将来の夢がない場合の自己PRや志望動機の作り方
将来の夢がない、見つからないといった学生は、自己PRや志望動機を作成する際に苦戦することもあるかもしれません。ここでは、将来の夢が定まっていない状態での自己PRや志望動機の作り方を解説します。
自己PRの作り方
自己PRでは、自分の強みをアピールします。将来の夢がない場合の自己PRの作り方は、以下のステップで進めていきましょう。
・自己分析をして自分の強みをいくつか書き出す
・企業研究で会社で求める人物像や業務内容を調査する
・自分の強みと企業が求める人物像や業務内容を照らし合わせる
・自分にできそうなことや実現できる未来を探す
まずは、自己分析や企業研究で自分と企業の特徴を理解することが大切です。将来の夢が見つかっていない場合は、実際に働いている姿を想像し、自分にできることを探してみてください。
たとえば、コミュニケーション能力を活かせる営業職の場合、「誰よりも取引先と仲良くなりたい」「明確な目標設定をして確実に契約をとれる営業マンになりたい」などが挙げられます。
自己PRでは、「将来の夢はまだありませんが…」と、将来の夢がないことに触れる必要はありません。企業や採用担当者に、自分が企業で働くにふさわしい人材だとアピールすることが大切です。
志望動機の作り方
将来の夢がない場合も、自己PRと同様の方法で志望動機を作成していきます。志望動機では、応募した理由のほかにも、自分が企業に貢献できることを伝えると効果的です。
具体的には、以下のステップで志望動機を作成しましょう。
・自己分析と企業研究で自分と企業を理解する
・その企業でのみ取り組んでいることや業務内容を調べる
・理想のライフスタイルや趣味を活かせることを見つける
・入社後のビジョンを見つける
志望動機では、福利厚生や待遇面に触れることは推奨できません。応募企業でしか取り組んでいない内容や理念を見つけ、共感することが大切です。
魅力的な自己PRや志望動機を書くには、内容はもちろん大切ですが伝え方もとても重要です。作成のポイントを押さえ、採用担当者に興味を持って読んでもらえるものを書き上げましょう。
自己PRと志望動機の書き方については、「自己PRと志望動機の違いは?作成のポイントや例文を紹介」の記事にまとめているので参考にしてください。
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将来の夢がない場合の自己PRや志望動機の例文
ここでは、将来の夢がない場合の自己PRと志望動機の例文を紹介します。
自己PRの例文
私の強みは、「実現するまで粘り強く努力し続けられる力」です。
私は、小学生の頃からピッチャーとして野球に取り組み、大学生になった今でも続けています。大学の野球部では、全日本大学野球選手権大会で入賞することを目標に、日々の練習に取り組んでいました。最初は全員のモチベーションがそろわず、練習に来ない部員もいました。
そこで私は、あきらめずに部員とコミュニケーションを取り、練習中にお互い気になった点をアドバイスをし合うように声かけしました。メンバー全員で部活をしている意識を持たせることで、練習に参加してもらえるよう心がけました。
すると、部員が徐々に揃って練習ができるようになり、最終的には大会で3位という結果が出せました。この「実現するまで粘り強く努力し続けられる力」を活かして、仲間と協力してプロジェクトチームを支えていける存在になりたいです。
志望動機の例文
私が貴社を志望した理由は、積極的な新規事業の開拓を行う貴社の姿勢に感銘を受けたからです。貴社の○○という取り組みでは、現状維持をせずに向上できる環境が整っていると感じました。
私は、異文化交流に興味があり、大学2年生の1年間で語学留学に行きました。現地では、国籍を問わずに出会う人との縁を大切にし、初めて知る文化や考え方を柔軟に取り入れ、多くの友人を作りました。
御社では、タイへの進出を視野に入れて新規事業を開拓していると会社説明会で伺いました。私は、タイに興味があり自分が成長できる機会だと思っています。将来的には、タイでの新規事業に携われるような人材として、貴社に貢献したいと考えています。
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将来の夢がない場合の自分に合う企業を見つける方法
将来の夢がない場合、企業選びに苦戦するかもしれません。ここからは、自分に合う企業の選び方について紹介していきます。
自己分析や企業研究を徹底的に行う
将来の夢がない場合、自己分析や企業研究を徹底的に行いましょう。将来の夢がない状態では、「内定をもらえた企業に入ろう」「どこでもいいから就職しよう」と考えるケースも少なくありません。自己分析と企業研究を徹底的に行い、就職後のミスマッチを防ぎましょう。
自己分析では、企業選びの軸が定められます。たとえば、「大切にしている価値観」「会社選びの基準」などです。
企業研究では、同じ業界であってもそれぞれに特徴がある企業理念や業務内容を調べます。福利厚生はもちろん、ライフワークバランスや評価制度、転勤の有無などがわかるでしょう。
就職後ミスマッチが起こると、早期退職につながったり、過度なストレスを受けたりする可能性が高くなります。自己分析では自分のことを、企業分析では企業のことをしっかりと理解し、就職後のミスマッチを防げるように対策しましょう。
自己分析については、「自己分析とは?おすすめのやり方と8つの注意点を解説」でも詳しく解説しているので参考にしてください。
自分のやりたくないことから企業を探す
将来の夢がない場合は、自分のやりたくないことを明確にして企業選びを行うこともおすすめです。やりたいことがない状態でも、やりたくないことをはっきりとさせておけば入社後のストレスを軽減できるでしょう。
たとえば、「転勤はしたくない」「自分の趣味を楽しむ時間を減らしたくない」などが挙げられます。このような場合は、転勤がなく、平均残業時間が少ない企業を選ぶことで、ライフワークバランスが保たれる可能性が高くなります。自分のやりたくないことや曲げられない価値観を明確にし、自分に合う企業を探してみましょう。
就活エージェントに相談する
将来の夢がないと悩む学生は、就活エージェントに相談して企業選びのアドバイスをもらうといいでしょう。就活エージェントでは、キャリアアドバイザーが就活の相談を受け付けています。
「自分に合う企業がわからない」「将来の夢がないからやりたい仕事も見つからない」など、さまざまな悩みに対する適格なアドバイスをしてくれます。求人情報を提供してくれるエージェントサービスもあるため、自分で志望企業を探すことが難しい場合は活用してみてください。
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将来の夢がない…と就活に不安を持つあなたへ
将来の夢がない場合は、自分のことを詳しく知り、好きなことや趣味に関連する業種や職種を調べましょう。そして、興味のある仕事の中から重視することを決め、就活の軸を定めます。読書や音楽、ゲームなど、好きなことを活かせる企業を見つけるのもおすすめです。
将来の夢が見つからずとも、自己分析や企業研究を徹底的に行い、自己PRや志望動機は作ります。一方で、「自分のやりたいことを見つけられない」「将来の夢が定まらない」と悩む大学生もいるでしょう。そのようなときは、就職エージェント「キャリアチケット」にご相談ください。
キャリアチケットでは、就活の軸を定める自己分析や入社後のミスマッチを防ぐ企業研究のお手伝いを行います。自分に合う企業選びの参考に、求人情報もご提供いたします。将来の夢が見つからず未来を不安に思う方は、以下のボタンからご登録ください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。