このページのまとめ
- やりたいことがないと感じていても、就活で内定を取ることはできる
- 就活でやりたいことがない人は、気になるキーワードや条件から企業を探してみよう
「就活が始まっているのに、やりたい仕事がない…」と悩んでいませんか?
就活はやりたいことがない状態から始めても、探し方を工夫すれば自分に合った企業が見つかる可能性があります。
この記事では、やりたいことがない就活生が就活をスムーズに進めるための対策や心構えを解説していきます。志望動機作成のヒントにも触れているので、参考にしてみてください。
- 就活は「やりたいことがない」状態から始めても大丈夫な3つの理由
- そもそもやりたいことがないのは当たり前
- 「やりたいことがない」は強みにもなる
- やりたいことが良い仕事だとは限らない
- そもそも企業がやりたいことを聞く理由
- 「やりたいことがない」と焦ると起こりうること
- 説得力のある志望動機を用意できない
- 精神的な健康を損なう
- 「やりたいこと」を探すのにおすすめな6つのテーマ
- 1.「やりたくないことは何か」を考える
- 2.今までの経験を振り返る
- 3.「誰を相手に、どのように働きたいか」を考える
- 4.身に付けたい知識・スキルから考える
- 5.待遇・福利厚生から考える
- 6.興味があるキーワードから考える
- 自分に合った企業から内定をもらう方法
就活は「やりたいことがない」状態から始めても大丈夫な3つの理由
就活でやりたいことがなくても、企業から内定をとることは可能です。
ここでは、「やりたいことがない」状態で就活を始めても内定を獲得できる3つの理由について紹介していきます。
そもそもやりたいことがないのは当たり前
そもそも、大学生時点では社会人として働いた経験がないので、今後どのような仕事をやりたいかがわからないのは当たり前、ということを認識しておいてください。
そのため、社会人になって何年か働く中で「この仕事が『やりたいこと』なのかも」と明確になる人も多いです。
仕事をする前から「これがやりたい」と言えなくても当然なので、まずは「やりたいことがないのはダメ」という先入観を捨てることから始めましょう。
「やりたいことがない」は強みにもなる
就活でやりたいことがない状態は、裏を返すとこれからさまざまなことにチャレンジできる状態ともいえます。
「やりたいことがない」をネガティブに捉えず、「いろいろな企業と出会えるチャンス」と前向きな気持ちで就職活動を進めていきましょう。
「やりたいことがない・・・」とネガティブな気持ちを抱えたままでいるほうが就職活動に支障をきたします。「やりたいことはこれからでも見つけられる」というポジティブな心構えが大切です。
やりたいことが良い仕事だとは限らない
「やりたいこと」が、必ずしもあなたにとっての良い仕事だとは限りません。というのも、多くの就活生の「やりたいこと」は、サービスを提供する企業側ではなく、ユーザーとしての視点で語られることが多いからです。
「◯◯が好きだから」「◯◯を使って良いと思ったから」など、商品やサービスをユーザー目線で語ってしまうと、実際の業務に携わったときに違和感を覚える可能性があります。
企業側はこのようなミスマッチによる早期退職を懸念し、採用を見送ることも。やりたい仕事が必ずしも歓迎される良い仕事というわけではない、ということを心に留めておきましょう。
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そもそも企業がやりたいことを聞く理由
選考内で企業が知りたいのは、将来やりたいことがどれだけ具体化できているかよりも、学生の就活軸がどれだけ自社と合っているのかどうかです。
就活生の将来やりたいことに対して、その企業でできる仕事や環境がない場合、入社しても早期離職してしまうことを懸念して確認します。
そのため、具体的にやりたいことがなくても「その企業でどう働きたいか」などを語れるだけでもよいでしょう。
「やりたいことがない」と焦ると起こりうること
就活でやりたいことがないからといって焦ってしまうと、かえって良くない結果につながることもあります。
やりたいことがないと悩む人は、まず1度立ち止まって自分の考えを整理することが大切です。
説得力のある志望動機を用意できない
憧れの企業や入りたいと思っている企業での仕事があなたに合っているとは限りません。
本当はやりたくないことを、やりたいこととして無理に取り繕っても、説得力のある志望動機は作成できないでしょう。
内容が薄いと、面接官の印象に残りにくく、企業からの評価につながらなくなってしまいます。
入社したいと考えている企業での仕事が本当にやりたいことかをエントリー前にしっかり確認しておいてください。
精神的な健康を損なう
説得力のない志望動機は評価されにくいので、そのままの状態で就活を続けていると、不採用が続き悪循環に陥る可能性も。精神的に参ってしまう場合があるので、注意が必要です。精神的な疲れを感じたら、一旦企業へのエントリーを取りやめて自己分析に立ち返ってみましょう。
やりたいことは定まらなくとも、やりたいことや興味がある仕事内容など方向性は見つけられる可能性があります。
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「やりたいこと」を探すのにおすすめな6つのテーマ
紙と鉛筆を用意して、仕事に対する自分の気持ちを自由に書いてみましょう。目に見える状態にすることで、頭の中で悩み続けるよりも考えが整理され、今後の方向性が見えやすくなります。
書く題材としておすすめなのは、下記の6つです。ぜひ参考にしてみてください。
1.「やりたくないことは何か」を考える
やりたい仕事が決まっていない場合、苦手なことやどうしても避けたい条件から考えてみましょう。
たとえば、「残業が多い仕事はやりたくない」「ノルマが厳しい仕事は避けたい」「コミュニケーションが苦手」など。やりたくないと思う仕事や条件を書き出していくことで、業界や職種を絞っていけます。
消去法でやりたい仕事に繋げていくのも一つの手です。
2.今までの経験を振り返る
自己分析で過去の出来事を振り返ると、やりたい方向性が見えてきます。熱中したことや達成感があったことを書き出し、一つひとつを深掘りしていきましょう。
たとえば、「バスケットボール部の活動に熱中し、県大会で3位を取った」という場合、深掘りしていくと「チームで協力し合って物事を達成することに喜びを感じる」といったことが見えてきます。
このように、熱中していた出来事やモチベーションが上がる瞬間を洗い出していけば、自然と「何がやりたいか」という方向性に繋がっていきます。
3.「誰を相手に、どのように働きたいか」を考える
誰のために働きたいかという視点から、仕事を考えてみるのも良いでしょう。
たとえば、男性や女性、大人や子ども、国内の人や国外の人など。
自分が貢献したい人を具体的にしてみることで、やりたい仕事が見えてくる可能性があります。
4.身に付けたい知識・スキルから考える
将来役立ちそうな知識やスキルから会社を選ぶ方法もあります。どの業界でも重宝されそうなスキルを身に着けておけば、将来本当にやりたいことが見つかったときに、そちらのキャリアへ向けて難なく移行できるでしょう。
5.待遇・福利厚生から考える
待遇や福利厚生など、条件面から企業を探すのも有効な手段です。
たとえば、「ワークライフバランスに配慮している」「安定性のある企業」「自分で裁量を決められる」など、惹かれる条件を洗い出してみましょう。
やりたいことが決まっていなくても、希望条件がある程度決まっていれば、自然と就職したい企業も絞られてくるはずです。
6.興味があるキーワードから考える
趣味や小さなことでもい良いので、興味のあるキーワードを就活サイトに入力し、企業を検索してみるのも良いでしょう。
たとえば、ゲームが好きな場合は「ゲーム」というキーワードで検索します。検索結果には、プランナーやデザイナーなどの開発に直接携わる仕事、広報や営業など、さまざまな職種が並ぶでしょう。
その中から自分の適性に沿った仕事を探すのもおすすめです。
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本記事の執筆者
成田綺乃(なりたあやの)
2022年に新卒としてレバレジーズに入社。入社から現在まで新卒の就活支援をサポート。
面接対策や自己分析、記事ライティング、SNS運用等も担当。
アドバイザーと兼任しチームのインターン生育成にも奮闘中。