就活でやりたいことがないのは良くない?気持ちを保つ考え方や対処法を解説

このページのまとめ

  • 就活でやりたいことがないのは当たり前のこと
  • 企業は、ミスマッチを防いだり熱意を確認したりするために「やりたいこと」を聞く
  • 可能な限りやりたいことを探して、就活を乗り切ろう

就活でやりたいことがないのは良くない?気持ちを保つ考え方や対処法を解説のイメージ

「やりたいことが見つからない…」実際に就活を始めると、このような悩みを抱える就活生も多いでしょう。就活本などでは、志望業界を考えるために「まずはやりたいことを見つけよう」などと解説されていることがあります。では、そもそもやりたいことがない人はどうすれば良いのでしょうか。

この記事では、就活でやりたいことがない人に向けて、対策や向き合い方をご紹介します。就活を乗り切るために、役立ててみてください。

就活には悩みがつきものです。就活の悩みの種類別の解消法について知りたい方は「就活がうまくいかないときはどうすればいい?就活中の悩みを乗り越える秘訣まとめ!」も参考にしてください。

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目 次

就活を「やりたいことがない状態」から始めても大丈夫な3つの理由

就活でやりたいことがなくても、内定をとることは可能です。ここでは、やりたいことがない状態で就活を始めても内定を獲得できる理由について紹介します。

1.そもそもやりたいことがないのは当たり前だから

そもそも、大学生は社会人として働いた経験がないので、どのような仕事が自分に合っているか、どんなことをやりたいかが分からないのは当たり前です。社会人として何年か働くうちに、「この仕事が『やりたいこと』なのかも」と明確になる人も多いようです。

仕事をする前から「これがやりたい」と言えなくても当然なので、まずは「やりたいことがないのは良くない」という先入観を捨てることから始めましょう。

2.やりたいことがないのは強みにもなるから

就活でやりたいことがない状態は、裏を返すと、これからさまざまなことにチャレンジできる状態といえます。「やりたいことがない」をネガティブに捉えず、「いろいろな企業と出会えるチャンス」と前向きな気持ちで就職活動を進めましょう。

「やりたいことがない…」とネガティブな気持ちを抱えたままでいるほうが、就職活動に支障をきたします。「やりたいことはこれから見つけられる」というポジティブな心構えが大切ですよ。

3.やりたいことが良い仕事だとは限らないから

やりたいことが、必ずしも自分にとっての良い仕事だとは限りません。多くの就活生の「やりたいこと」は、サービスを提供する企業側ではなく、ユーザーとしての視点で語られることが多いからです。「△△が好きだから」「△△を使って良いと思ったから」など、商品やサービスをユーザー目線で語ってしまうと、実際の業務に携わったときに違和感をおぼえる可能性があります。

企業側は、このようなミスマッチによる早期退職を懸念し、採用を見送ることもあるようです。

やりたいことの見つけ方は「就活生がやりたいことがわからない原因は?見つけ方と面接での答え方も解説」の記事でも詳しく解説しています。こちらもあわせてご覧ください。

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就活でやりたいことがないあなたにキャリアアドバイザーからのアドバイス

やりたいことは決まっていないと難しいどころか、なくて当然といった気持ちで就活を進めて大丈夫です。二十数年間という短い人生の中かつ、就職経験もないなかで仕事として○○をやりたいと明確に持てる人のほうが少ないです。

仮にあったとしても経験をしたことがない人がほとんどのため、思っている「やりたいこと」と実際に「やること」は異なることが多くあります。

また、企業側としても就活生のやりたいことが明確過ぎても、その枠やポジションを提供できるかわからない…など困ってしまうケースもあります。

ただ、ビジョンが全くないのも内定に繋げづらいので、「やりたいこと」よりも「なっていたい状態」という観点で将来像を考えるのがおすすめです。

そうすれば、「○○という状態になるためにはこういう環境の企業でこういうスキルをこういう人たちと身につけられる企業が合いそう」など、見えてくるものがあると思います。

難しい将来像ではなく、20代のうちに結婚出産はしたい、などでも大丈夫です。

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就活で企業が「やりたいこと」を聞く理由

企業が応募者に「やりたいこと」を聞くのには、いくつかの理由があります。ここでは、主な理由を3つ紹介します。

入社後のミスマッチを防ぐため

企業が「やりたいこと」を重視する理由は、入社後のミスマッチを防ぐためです。ミスマッチは、企業にとっても従業員にとっても望ましくありません。
企業は面接を通じて、就活生が自社の仕事内容に興味を持ち、長期的に貢献できるかどうかを見極めるため、「やりたいこと」を聞くのです。

入社後のミスマッチを防ぐためには、仕事を入念に選ぶ必要があります。詳しくは「仕事選びで後悔しないために|就活生が心得るべきポイントと対策」を参考にしてください。

企業への理解度を測るため

「やりたいこと」を聞くことで、就活生がその企業についてどれだけ理解しているかを確認するケースもあります。

たとえば、就活生がやりたいと思う仕事内容がその企業で実際にできるのか、企業のビジョンと就活生のキャリア目標が一致しているのか、などを見ます。

このような観点で面接をすることにより、就活生が事前にしっかりと調べ、真剣に考えているかを測れるのです。仮に、企業のビジョンや方向性とやりたいことが全く合っていない就活生がいた場合、企業分析が足りないと見なされ不採用になってしまうでしょう。

アピール力ややる気を見るため

就活生が自分の「やりたいこと」をどのように表現し、どのように実現しようとしているかを聞くことで、その人のアピール力ややる気を測ることもできます。

熱意や情熱を持って自分の目標や夢を語る姿勢は、面接官に強い印象を与えられます。同時に、目標や夢を達成するための具体的なプランや対策を示すことで、自己管理能力や問題解決能力もアピールできるでしょう。

企業からすれば、アピール力ややる気に満ち溢れた就活生は魅力的です。「やりたいこと」を明確にし、そこにたどり着くための道筋を考え面接で上手に伝えられれば、内定に近づきます。

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就活で「やりたいことがない」と焦ると起こりうること

就活でやりたいことがないからといって焦ると、かえって良くない結果につながることもあります。やりたいことがないと悩む場合は、一度立ち止まって自分の考えを整理することが大切です。

選考に参加する企業を選べない

やりたいことがない状態では、どの企業に応募すべきか、またどの企業が自分に適しているのかを決めるのが難しくなります。目的もなくさまざまな企業の選考に参加すれば、選考対策に多くの時間がとられ、効率の悪い就活になってしまうでしょう。

説得力のある志望動機を用意できない

憧れの企業や入りたいと思っている企業での仕事が、必ずしも自分に合っているとは限りません。本当はやりたくないことを、やりたいこととして無理に取り繕っても、説得力のある志望動機は作成できないでしょう。

内容が薄いと、面接官の印象に残りにくく、企業からの評価につながらなくなってしまいます。志望企業での仕事が本当にやりたいことかを、エントリー前にしっかりと確認しておいてください。

精神的な健康を損なう

説得力のない志望動機は評価されにくいので、そのままの状態で就活を続けていると、不採用が続き悪循環に陥る可能性があります。不採用が続くと精神的に参ってしまう場合があるので、注意が必要です。

精神的な疲れを感じたら、一旦企業へのエントリーをやめて自己分析に立ち返ってみましょう。やりたいことは定まらなくとも、やりたいことや興味がある仕事内容など、大まかな方向性は見つけられる可能性があります。

自己分析のやり方を知りたい方は「【就活生向け】自己分析のやり方を解説!内定に近づく活用方法とは」の記事をご一読ください。

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就活に向けて「やりたいこと」を探すのにおすすめな7つの考え方

「やりたいこと」を探すには、紙と鉛筆を用意して、仕事に対する自分の気持ちを自由に書いてみるのがおすすめです。可視化することで、頭のなかで悩み続けるよりも考えが整理され、今後の方向性が見えやすくなります。

書く題材としておすすめなのは、下記の7つです。ぜひ試してみてください。

1.やりたくないことは何かを考える

やりたい仕事が決まっていない場合、苦手なことやどうしても避けたい条件から考えてみましょう。

たとえば、「残業が多い仕事はやりたくない」「ノルマが厳しい仕事は避けたい」「コミュニケーションが苦手」などです。やりたくないと思う仕事や条件を書き出すことで、業界や職種を絞れます。消去法でやりたい仕事につなげていくのも一つの手です。

2.今までの経験を振り返る

自己分析で過去の出来事を振り返ると、やりたい方向性が見えてきます。熱中したことや達成感があったことを書き出し、一つひとつを深掘りしてみましょう。

たとえば、「バスケットボール部の活動に熱中し、県大会で3位を取った」という場合、深掘りしていくと「チームで協力し合って物事を達成することに喜びを感じる」といったことが見えてきます。

このように、熱中していた出来事やモチベーションが上がる瞬間を洗い出せば、自然と「何がやりたいか」という方向性につながります。

3.誰を相手に、どのように働きたいかを考える

誰のために働きたいか、という視点から仕事を考えてみるのも良いでしょう。

たとえば、男性や女性、大人や子ども、国内の人や国外の人などです。自分が貢献したい人を具体的に考えることで、やりたい仕事が見えてくる可能性があります。

4.身につけたい知識・スキルから考える

将来役に立ちそうな知識やスキルから会社を選ぶ方法もあります。どの業界でも重宝されそうなスキルを身につけておけば、本当にやりたいことが見つかったときに、そのキャリアへ向けてスムーズに移行できるでしょう。

実務を通じて資格を取れる業種や、今後も成長が見込まれている業界などを中心にリサーチすると、やりたいことが見つかるかもしれません。

5.待遇・福利厚生から考える

待遇や福利厚生など、条件面から企業を探すのも有効な手段です。

たとえば、「ワークライフバランスに配慮している」「安定性のある企業」「自分で裁量を決められる」など、惹かれる条件を洗い出してみましょう。やりたいことが決まっていなくても、希望条件がある程度決まっていれば、自然と就職したい企業も絞られてくるはずです。

独特な制度もある!ベンチャー企業の福利厚生事情とは」では、独特な福利厚生を紹介していますので、こちらもあわせて読んでみてください。「こんな福利厚生のある企業に入社してみたい」と興味が湧くかもしれません。

6.興味があるキーワードから考える

小さなことでも良いので、興味のあるキーワードを就活サイトに入力し、企業を検索してみるのも良いでしょう。

たとえば、ゲームが好きな場合は「ゲーム」というキーワードで検索します。検索結果には、プランナーやデザイナーなどの開発に直接携わる仕事、広報や営業など、さまざまな職種が並ぶでしょう。そのなかから、自分の適性に沿った仕事を探すのもおすすめです。

就活でやりたいことがない!悩み・視点別の見つけ方と面接の回答例文を解説」の記事でも、やりたいことがない場合の就職活動の進め方を解説しています。

7.「できること」から考える

自分の「できること」からキャリアを考えるのも有効です。自分のスキルや経験を書き出して、仕事につながりそうなものをピックアップしていきます。

たとえば、大学における特定の科目の成績、アルバイトや趣味の経験などを振り返り、自分の得意なことやスキルを考えてみましょう。

そのあとに、自分のできることが活かせそうな業界や職種を探します。たとえば、数学が得意ならデータ分析や金融業界、人と話すのが得意なら営業や接客業が向いているかもしれません。

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就活で「やりたいこと」を聞かれたときの答え方

就活の面接では、やりたいことについて聞かれるのが一般的です。そのため、やりたいことがあってもなくても、この質問への対策をしておく必要があります。

やりたいことが見つかった場合と見つかっていない場合の答え方について、それぞれ解説します。

やりたいことが見つけられた場合

やりたいことが明確になった場合は、面接はその情熱を伝える絶好の機会となります。自分の目標や興味を具体的に説明し、それがどのようにその企業の仕事や文化と関連しているかを伝えましょう。

「特定のスキルを活かしたい」、「特定の業界に影響を与えたい」など、自分のスキルやイメージを具体的に伝えることが重要です。採用担当者に熱意を伝えられれば、自分がその企業で価値を生み出す人材であることを印象づけられるでしょう。

やりたいことが見つけられなかった場合

やりたいことが見つかっていない場合でも、落ち着いて対応しましょう。この場合、自分が求めるキャリアの方向性や、どのような経験を通じてそれを探求していきたいかに焦点を当てます。
「特定の業界や職種に対する強い興味はありますが、具体的な役割はこれからの経験を通じて見つけていきたい」のように答えられれば、印象が悪くなることはないでしょう。

また、学びや成長を重視する姿勢を示せば、積極的に挑戦し成長しようとする意欲があることを示せるでしょう。

やりたいことが見つからない人に向けて、キャリアコンサルタントが心構えや対策について説明した記事もあります。やりたいことが見つからない人は「将来やりたいことが見つからない人へ」も参考にしてください。

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どうしても就活でやりたいことが見つからない場合の対処法

「やりたいことが見つからない」という方は、ここで紹介する内容を実践してみると見つけられるかもしれません。自分にできそうなことからやってみてください。

自分を見つめ直す期間を設ける

やりたいことが見つからないと感じることは、就職活動中の方にとって一つの課題です。しかし、このような状況に直面している場合でも、自分を見つめ直す期間を設けることで自分自身への理解を深め、「やりたいこと」の気持ちを促せることがあります。

自分を見つめ直すことは、興味や価値観を明確にするための重要な過程であり、将来のキャリアパスを見つけるための基盤を築くうえで不可欠なことです。自分の内面にある思いを見つめ直すために、時間をかけて考えてみましょう。

また、自分自身に対してさまざまな質問を投げかけることが重要です。

・自分は何に興味を持っているのか
・自分はどんな業界に行きたいのか
・どんな職種が楽しそうなのか
・どんな価値観を持っているのか
・自分が本当に大切にしたいことは何なのか

このような問いに答えることで、自己理解を深められます。過去の経験を振り返り、自分の強みや苦手なことを振り返るのも良いでしょう。

インターンシップやボランティア活動を通じて経験を積む

インターンシップやボランティア活動は、貴重な経験を積むための手段です。実際に希望業界の仕事に関わり、現場の仕事を体験できる絶好の機会です。これらの活動を通じて、何がやりたいのか分からない状態から、自身の興味や関心が向かう方向を見つけられるでしょう。

オンライン学習などを通じて新しい分野に触れる

オンライン学習も、新しい分野に触れるための貴重な手段です。オンライン学習を通じて新しいスキルや知識を習得することで、自身の興味や関心が向く分野を見つけられます。

留学や社会人との交流を通じて視野を広げる

留学や社会人との交流も、視野を広げるための有益な手段となります。留学や社会人との交流を通じて新たな文化や環境に触れ、異なる価値観を得ることで、やりたいことが見えてくる可能性があります。

社会人との交流を広げるのに有効な手段の一つが、OB訪問です。OB訪問のやり方が分からない人は「OB訪問ってどうやるの?アポ取りから進め方まで徹底解説!」を参考にしてください。

キャリアカウンセリングを受ける

キャリアカウンセリングは、やりたいことが見つからないと感じる就職活動中の方々にとって貴重な支援手段となります。キャリアカウンセラーの指導を通じて自己分析に加えた自己理解を深め、自身の興味や価値観、スキルや適性を明確にできます。

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就活でやりたいことがないあなたへ

やりたいことがなくても就活はできますが、内定を得るためには説得力のある志望動機や自己アピールが必要です。志望先がやりたい仕事ではない場合、採用担当者に響く内容を作るのは難しいでしょう。

どうしてもやりたいことが見つからない人は、就活エージェントを活用してみてください。キャリアチケットでは、キャリアカウンセリングや自己分析をはじめとした就職活動のサポートを、無料で行っています。まずは話を聞くだけでも大丈夫です。ぜひお気軽にご相談ください。

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