このページのまとめ
- インターンの交通費の支払いは主に全額・一部・支給なしの3パターンある
- 遠方から参加する場合は、一部支給でも上限額を上回れば超えた分は自己負担となる
- 遠方からのインターン参加で交通費を節約するなら、回数券や高速バスを利用する
遠方からインターンに参加する人にとって、交通費の支給があるかどうかは気になるポイントでしょう。遠方参加の場合、往復の交通費が大きな額になるケースが多く、中には費用の捻出が厳しいと感じている方もいるはず。この記事では、支給パターンや支給されやすいインターンの特徴、注意点などを紹介します。インターン時の交通費を節約するコツも紹介するため、遠方だからとインターンへの参加を諦めていた方はぜひ参考にしてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!27卒のスカウト登録はこちら
遠方からインターンに参加すると交通費の負担が大きい
住んでいる地域の遠方で実施されるインターンシップに参加する際、まず大きな壁となるのが交通費です。特に長期インターンの場合は長距離移動を伴うことから宿泊の必要もあるため、費用が高額になる傾向があります。新幹線や飛行機を使わざるを得ない場合は、往復だけで数万円が必要になることも珍しくありません。
インターンの内容や企業の魅力に惹かれていても、費用面で断念せざるを得ないこともあるでしょう。そうした状況を避けるためには、企業側が交通費を負担してくれるかどうか、また、その条件について事前にしっかり確認しておくことが重要です。
インターンシップは、将来のキャリアにとって大きなステップになる貴重な機会。その一歩を踏み出すためにも、交通費の扱いについて早めに情報を集め、無理のない参加計画を立てることが求められます。
インターンシップそのものについて詳しく知りたい方は「インターンシップとは?行う意味や期間別の特徴をご紹介」をあわせてご覧ください。
自分の価値観とあった企業に出会える!27卒のスカウト登録はこちら
インターンで交通費は支給されるか解説
インターンでの交通費支給については、企業ごとに方針が異なります。全額支給してくれる企業もあれば、上限を設けて一部だけ負担する企業も。全く支給されないケースもあるため、参加を決める前に詳細を確認しておくことが大切です。
交通費全額支給のケース
期間が長く実践的な内容を伴うプログラムでは、交通費が全額支給されることも。特に1ヶ月以上にわたる長期インターンでは、企業が参加者の経済的負担を配慮し、遠距離・近距離に関係なく交通費をすべて負担するケースが見られます。
ただし、その支給には一定のルールが設けられていることも。たとえば、新幹線や特急列車を利用する場合には、指定席ではなく自由席の金額が上限とされることがあります。また、すでに通学定期を持っている区間に関しては、対象外となる場合もあるため、申請時には注意が必要です。
交通費一部支給のケース
一部の企業では、「1日あたり1,000円まで」や「往復で最大5,000円まで」のように上限を設けて交通費の一部のみを負担するケースがあります。
遠方の場合は上限以上の金額を自己負担する必要がありますが、近隣からの参加であれば実質「全額支給」になることもあるでしょう。
また、近隣の学生ではなく、遠方からの参加者のみに支給する企業もあります。企業側のコスト負担を抑えつつ、遠方学生への配慮を行っているといえるでしょう。
ただし、上限を超えた分は自己負担になるため、交通費の支給額と実際の移動費との差を事前に試算しておくことが大切です。さらに、その上限が片道分なのか往復分なのかといった点も見逃せません。制度の細かい条件を確認して、自己負担額を正確に把握するようにしましょう。
支給なし
1〜2日程度の短期インターンや、企業説明会を兼ねた見学型プログラムでは、交通費を自己負担とする企業が多数を占めるようです。
また、長期インターンであっても、報酬が支払われる「有給インターンシップ」の場合、給与のなかに交通費が含まれているという形をとる企業も存在します。そのため、「支給がない」と一概にいっても、報酬の内訳に交通費が含まれている可能性があるため、募集要項をしっかり読み込むことが大切です。
有給インターンシップがどのようなものか知りたい方は「無給とはここが違う!有給インターンシップ参加のメリット」をご参照ください。
交通費が支給されやすいインターン
3ヶ月以上の長期インターンは交通費が支給されやすい傾向があります。実際のオフィスで社員と一緒に働いて実務に関わる長期インターンは、企業に出向く機会が多いことから支給する企業がほとんど。
反対に、1DAYインターンなどの短期では交通費が支給されない傾向と言えます。会場や企業に出向く回数が少なく、内容もグループワークや会社案内など説明会的な要素が強いため、支給しない会社が多いようです。
ただし、前述したように支給の有無は企業によって異なります。交通費に関する情報は、企業が発信するインターンシップ情報に記載されていることが多いので、事前に確認しておくことが大切です。
なお、インターン以外に就活イベントで交通費が支給されることもあるようです。就活イベントについては「就活イベントのメリット・デメリットとは?参加前に知っておくべきこと」の記事をご覧ください。
自分の価値観とあった企業に出会える!27卒のスカウト登録はこちら
交通費が支給される場合の注意点
交通費が支給されるインターンシップに参加する場合、どのようなことに注意すれば良いのでしょうか。具体的な注意点をまとめたので、参加する際の参考にしてください。
公共交通機関が対象
インターンシップで交通費が支給される場合、その対象は基本的にバスや電車、新幹線といった公共交通機関に限定されます。タクシーやマイカーのガソリン代、駐車場代などは原則として支給対象外となるため注意が必要です。また、新幹線や特急列車を利用する場合でも、指定席ではなく自由席の料金で精算されるケースが一般的。
さらに、公共交通を利用する際には、最も安価な経路を選ぶことが前提となります。複数の経路が考えられる場合、企業側が定める「最も合理的かつ経済的なルート」で交通費を算出するため、自分で希望するルートとの差額が出ることも。申請時には、その点も踏まえた上で計画を立てるようにしましょう。
領収書の有無
交通費の支給に際して企業から領収書の提出を求められることがあります。これは、支出内容の確認や経費処理を行うために必要とされるものです。特に新幹線や航空機など高額な移動手段を利用する場合は、往路・復路いずれの分も忘れずに取得しておきましょう。
領収書には会社の正式名称と「交通費として」といった但し書きを記載してもらうのが基本です。企業によっては領収書の提出が支給の条件となっていることもあるため、事前に提出ルールを確認しておくと安心でしょう。うっかり紛失してしまうと支給が受けられなくなるケースも。大切に保管しておくことが求められます。
印鑑を用意する
交通費の支給を受ける際に、受領確認として確認書類などへの押印を求められることがあります。スムーズに手続きを進めるためにも、印鑑は持参しておくと安心です。
なお、求められるのは朱肉を使うタイプの認印が一般的で、シャチハタは使用不可とされる場合があります。印鑑を忘れてしまうと書類の再提出や郵送対応など、手間が増える可能性もあるため要注意です。
インターンに参加する場合の持ち物については、「インターンシップの準備には何が必要?当日までに必要な準備や持ち物を解説」の記事でもまとめています。また、ビジネスマナーについては「インターンシップ参加までにおさえておきたい基本のマナー」でも紹介しているため、インターンシップが始まる前におさらいしておきましょう。
割増しでの申請は決してしない
実際の出費より多く申請することは厳禁です。たとえ数百円の差であっても、虚偽の申請は信頼を損なう行為であり、場合によっては不正請求として処分の対象になることもあります。
インターンは採用選考の一環として実施されていることも多いため、不誠実な行動はその後の選考に悪影響をおよぼす可能性が。企業との信頼関係を大切にするためにも、交通費の申請は正確かつ誠実に行いましょう。
自分の価値観とあった企業に出会える!27卒のスカウト登録はこちら
インターンにかかる費用を節約する3つの方法
交通費を節約する方法として、「回数券」「安価な移動手段」「学割」などが検討できます。同じ場所に複数回訪れるなら回数券、時間があるなら高速バスなど、自分の状況によって使い分けましょう。
1.回数券を利用する
同じ企業へのインターンシップに何度か通う予定がある場合、交通費を抑える手段として回数券の利用が有効です。「10回分の運賃で11回乗れる」といったお得なセットが販売されていることが多く、定期券を購入するほどではないものの、訪問回数がそれなりにあるときに活躍します。
ただし、回数券には有効期限が設けられているのが一般的で、多くの鉄道会社では発券日から3か月が使用期限とされている傾向です。購入前に訪問頻度をしっかり計算し、使い切れる見込みがあるかどうかを確認しておくと、無駄な出費を防げます。
2.LCCや高速バスを利用する
遠方からインターンに参加する場合、新幹線の利用は便利ですが、その分コストもかかります。そこで検討したいのが、LCC(格安航空会社)や高速バスの活用です。特に夜行バスであれば、移動と宿泊を兼ねることができるため、交通費と宿泊費の両方を節約することが可能。
LCCも、条件が合えば大手航空会社に比べて安価な運賃で移動できるため、コストダウンが見込めます。費用を抑えたいときには、こうした移動手段の比較・検討が欠かせません。
3.学割を利用する
移動距離が長くなり、公共交通機関の通常運賃では負担が大きいと感じた場合には、学割制度の活用を検討しましょう。特に片道が100キロ以上ある長距離移動では、学生証とともに「学校発行の学割証」を提示することで、新幹線などの乗車券を約2割引で購入が可能です。
「就活中にお金はどのくらいかかる?内訳や出費をおさえる節約方法も紹介」では、就活中の節約方法を紹介しており、費用を押さるためのヒントになるかもしれません。ぜひあわせて参考にしてみてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!27卒のスカウト登録はこちら
リモートインターンも検討しよう
インターンシップの日程が合わなかったり、開催地まで行くことが難しかったりする場合はリモートインターンもおすすめです。リモートインターンとは、企業に出向くことなく自宅のパソコンなどを使用してインターンを行うこと。
IT系など限られた職種や業界に限定されてしまいますが、移動の費用や時間がかからずにインターンを体験できるのは大きなメリットでしょう。
インターンに参加するか悩んでいる、企業選びのポイントが分からないなど、就活に関するお悩みならキャリアチケットにお任せください。キャリアチケットでは、専任アドバイザーによる就職相談や就活支援を行っています。
自分に合う企業の探し方や自己PRの内容は、マンツーマンカウンセリングを受けるだけで明確になることも。
さらに、面接での受け答えや基本的なマナーといった具体的な対策も充実しているので、就活の進行状況に合わせたサポートを受けることができます。就活に行き詰まっている方はぜひご利用ください。すべてのサービスを無料でご利用いただけます。
自分の価値観とあった企業に出会える!27卒のスカウト登録はこちら