このページのまとめ
- 履歴書が書けないのは、書き方やアピールの仕方を知らないから
- 履歴書が書けない場合、自己分析で何を書くか整理しておくのが大事
- 履歴書がうまく書けない場合は、企業目線でどのように書くか考える
就活生に多いのが、「履歴書がうまく書けない…」といった悩みです。どのような内容を書けばいいのか、どのような文章が評価されるのか、悩んでしまうこともあるでしょう。
履歴書が書けない場合、まずは基本的な書き方を知るのが大切です。評価される書き方を学び、アピールにつなげましょう。
この記事では、履歴書がうまく書けない原因や、よくある失敗を解説。項目別に書き方のポイントも紹介しているので、参考にしてください。
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- 履歴書がうまく書けない3つの原因
- 履歴書の書き方がわからない
- 自己分析ができていない
- アピールの仕方がわかっていない
- 履歴書が書けないときに確認したい各項目の書き方
- 日付
- 基本情報欄
- 学歴・職歴欄
- 資格・免許欄
- 趣味・特技欄
- 自宅から勤務地までの距離
- 本人希望記入欄
- 志望動機
- 自己PR
- 履歴書で企業が評価しているポイント
- 誤字脱字がないか
- わかりやすく書けているか
- 自社に合いそうな人物か
- 嘘の情報がないか
- 履歴書が書けないときに実施したいこと
- 自己分析を行う
- 企業研究を行う
- 記入例を探してみる
- 就活エージェントに相談する
- 履歴書をうまく書けない人がやりがちなミス
- 読みにくい文章になっている
- 空欄を作ってしまう
- 自己PRや志望動機の文字数が少ない
- 企業に合わせて内容を変えていない
- 書籍やネットの例をそのまま使っている
- 履歴書がうまく書けないと悩んでいるあなたへ
履歴書がうまく書けない3つの原因
履歴書が書けないと思う背景には、「書き方がわからない」「書く内容が思いつかない」などの理由が考えられます。まずはうまく書けない理由を整理して、履歴書の作成に挑戦しましょう。
履歴書の書き方がわからない
履歴書をどのように書くかがわからないと、当然ですが履歴書は書けません。書き方のコツや、文章の構成などを知っておきましょう。
一つの項目で行き詰ってしまうと、別の項目も難しく考えてしまい、手が進まなくなる場合もあります。項目ごとのポイントを押さえ、うまくアピールできるように準備しましょう。
履歴書の基本的な書き方については、「就活の履歴書は何を書けば良い?履歴書の選び方から書き方まで解説します」で解説しています。どの企業も書き方の基本は同じなので、基礎からしっかりと固めるようにしましょう。
自己分析ができていない
自己分析ができていない場合、書く内容が思いつきません。「自己PRでは何を書けばいい?」「志望動機が思いつかない」などの状況に陥ってしまうでしょう。
履歴書の内容を充実させるためには、自分の個性や考え方を理解し、アピールにつなげるのが大切です。履歴書を書くよりも前に自己分析を行い、どのような内容を書くか考えるようにしましょう。
自己分析の方法については、「【就活生向け】自己分析のやり方を解説!内定に近づく活用方法とは」の記事で解説しているので参考にしてください。
アピールの仕方がわかっていない
自分の個性や考え方を理解していても、アピールの方法を知らなければ履歴書は書けません。自己分析で見つけた強みやスキルのうち、どの特徴をアピールすればいいか、悩む人もいるでしょう。
たとえば、自己PRでは企業が求める人物像に合う強みや、仕事で活かせるスキルをアピールするのが大切です。志望動機では、志望企業でなければならない理由や、入社後にどのように活躍できるかなどをアピールします。
履歴書を書くためには、どのような点を意識してアピールすべきか知っておくのがコツです。企業が履歴書から何を知りたいかを考え、求められている答えを想像してみるといいでしょう。
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履歴書が書けないときに確認したい各項目の書き方
履歴書がうまく書けない方に向けて、項目ごとの書き方を解説します。
日付
履歴書の日付は、郵送で提出する場合は投函日を記載します。説明会や選考など、直接担当者に渡す場合は渡す日の日付を書いてください。
「2024年」のような西暦か、「令和5年」のような和暦かは、どちらでも問題ありません。ただし、西暦か和暦のどちらかで統一するようにしてください。
日付の記載に悩む就活生には、「履歴書は西暦と和暦どちらで書く?基本マナーと注意点をご紹介」の記事がおすすめ。日付の書き方一つでも印象を左右するので、マナーを確認しておきましょう。
基本情報欄
基本情報欄とは、「氏名」「住所」「連絡先」など、就活生の個人情報を記載する項目です。間違えてしまうと連絡が来なかったり、郵送物が届かなかったりするため気を付けましょう。
基本情報欄で気を付けるポイントは、「書き忘れをしない」「正式名称で書く」の2つです。ふりがなを忘れたり、連絡先の記入を忘れたりする人も多いので気を付けましょう。
また、住所を省略し、正式名称で書かない人もいます。都道府県から記載し、マンション名やアパート名なども忘れずに書くようにしてください。
学歴・職歴欄
学歴については、中学校卒業から記載します。学校名は省略せず、正式名称で記入しましょう。
たとえば、「高校」ではなく、「高等学校」、「△△大」ではなく「△△大学」と記載します。基本的には、次のような記載になります。
平成△△年4月 東京都立△△高等学校 普通科 入学
令和△△年3月 東京都立△△高等学校 普通科 卒業
令和△△年4月 △△大学△△学部△△学科 入学
令和△△年3月 △△大学△△学部△△学科 卒業見込み
職歴については、「なし」または「特になし」と記載しましょう。職歴は社会人としての勤務経験を記載する場所だからです。アルバイトやインターンシップの経験は、職歴に含まれないので気をつけてください。
学歴や職歴の書き方については、「就活で役立つ!履歴書やESの「学歴」欄の正しい書き方は?」の記事で詳しく解説しています。
資格・免許欄
資格や免許欄には、これまでに取得したものをすべて記載しましょう。ただし、志望企業にまったく関係ない場合は、記載しなくても大丈夫です。所持している資格が多すぎて記入できなくなる場合もあるので、その場合は厳選しましょう。
資格や免許を書く際のポイントは、正式名称で書く点です。たとえば、「英検」ではなく、「実用英語技能検定」が正式名称になります。運転免許証についても、普通自動車の場合は「普通自動車第一種運転免許」と記載しなければなりません。記入する前に、正式名称を確認しておきましょう。
趣味・特技欄
趣味・特技欄については、自分の好きな内容を書いて問題ありません。趣味や特技は就活生の人柄を見るために使われているケースが多く、無理に強みをアピールしようとしなくて大丈夫です。
記入する際は、補足説明を入れておくのがおすすめ。たとえば、「読書」とだけ伝えるよりも、「読書:1年で10冊程度読みます」のように詳しく伝えるほうが、あなたの人柄や特徴がわかりやすくなります。
単語だけ書いてしまうのはもったいないので、補足説明を入れて自分のことを詳しく伝えるように工夫してみましょう。
自宅から勤務地までの距離
自宅から勤務地まで、どの程度の距離か、どのくらいの通勤時間がかかるかを答える項目です。使用した路線や交通費を書いておいてもいいでしょう。
本人希望記入欄
本人希望記入欄には、「貴社の規定に従います」と書くのが一般的です。「給与は△△万円以上ほしい」「週休3日がいい」などのように、条件面での希望を書く場所ではありません。
自分の希望を書くケースの一つが、企業から希望の勤務地や部署を書くように指示された場合です。その場合、「営業部を希望します」「関東支店を希望します」のように、希望する内容を書いておきましょう。
志望動機
志望動機の欄には、企業を志望する理由を詳しく書きましょう。次のような内容を記載するのがおすすめです。
・志望企業を選んだきっかけになるエピソード
・他社ではなく志望企業に入社したい理由
・入社後にはどのようなことに取り組みたいか
・自分の特徴を仕事でどのように活かせるか
志望動機の書き方については、「履歴書の志望動機を書くコツとは?魅力的に仕上げるポイントを解説!」の記事で解説しています。企業に対してアピールできる重要な項目なので、力を入れて記載しましょう。
自己PR
自己PRでは、自分の強みやスキルを記載します。志望する企業の業務で活かせる強みや、企業の求める人物像に合う内容を選ぶようにしましょう。
企業は採用する人材を決める際に、「自社で活躍できるか」を考えています。業務で活かせそうな強みをアピールできれば、入社後に活躍するイメージが湧くでしょう。
企業の求める人物像は、企業説明会や採用ページに記載されている場合もあります。企業が求める能力に合わせて、アピールする強みを変えるようにしましょう。
履歴書の書き方を知りたい就活生は、ハローワークの「履歴書・職務経歴書の書き方」をチェックするのもおすすめです。
参照元
ハローワークインターネットサービス
履歴書・職務経歴書の書き方
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履歴書で企業が評価しているポイント
履歴書がうまく書けない場合は、企業が評価しているポイントを意識してみましょう。企業目線で考えれば、どのような点に注目して書けばいいかがわかるようになります。
ここでは、企業が履歴書で評価しているポイントを4つ解説します。
誤字脱字がないか
誤字脱字や記入漏れがないか、確認してから提出しましょう。履歴書の内容がよくても、一つのミスで評価が下がる場合もあります。
履歴書でミスが多い場合、「仕事でもミスが多そう」とマイナスな印象を与えてしまいます。また、「作業が雑」「確認不足」などと思われてしまうこともあるので、ミスには気を付けましょう。
わかりやすく書けているか
読み手を意識し、わかりやすい文章で書けているかもポイントです。「結論から書けているか」「簡潔に伝えているか」などを意識しましょう。
わかりにくい文章の場合、最後まで読んでもらえない可能性もあります。採用担当者は大勢の履歴書を読んでおり、読みにくい履歴書に割ける時間は少ないことを覚えておきましょう。
自社に合いそうな人物か
企業は履歴書の記載内容から、自社の社風や業務内容に合いそうな人物かどうかを見ています。優秀な人材であっても、自社に合わなければ能力が発揮できなくなってしまうからです。
たとえば、社風と合わなければ従業員とのコミュニケーションがうまくいかず、業務に支障がでる場合もあります。また、強みと業務内容が合わなければ、パフォーマンスを最大限には発揮できないでしょう。
履歴書のアピール内容からは、会社に合いそうかが見られているため、企業に合う強みや内容をアピールするようにしましょう。
嘘の情報がないか
嘘の情報が書かれていないかどうかも、企業が確認しているポイントです。履歴書内のエピソードや学歴、資格など、嘘は書かないようにしてください。
選考中に嘘がばれた場合、当然ですが選考に落ちてしまいます。また、内定後に嘘がばれた場合は、解雇されるケースも。
自分をよく見せようと思い、嘘の内容を書くのはやめてください。就活で嘘をつくリスクについては、「就活で嘘をつくのはNG?人事にバレる理由とリスク」も参考にしてください。
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履歴書が書けないときに実施したいこと
履歴書が書けない場合は、自己分析や企業研究を行い、書くための情報を集めるのが大切です。書きたい内容が思いつかなければ、当然ですが履歴書は書けません。
ここでは、履歴書が書けないときに行いたい、4つの方法を紹介します。
自己分析を行う
まずは自己分析を行い、自分の特徴や考え方、価値観などを整理しておきましょう。自己理解が深まれば深まるほど、履歴書に書ける内容も増えていきます。
たとえば、自分の強みやスキルが明確になれば、自己PRが書けるようになります。また、自分の就活に対する考えが整理できれば、志望動機も書けるようになるでしょう。
自己分析で自己理解を深め、どのような内容を書けばいいかを明確にしておいてください。
企業研究を行う
企業研究を行い、志望企業についても詳しく知っておきましょう。企業の求める人物像を調べたり、どのような点に惹かれて応募したのか考えたりするのが大切です。
企業がどのような人物を求めているかがわかれば、どのような特徴を軸にアピールすればいいかがわかります。また、企業を魅力に感じた点が整理できれば、志望動機も書けるようになるでしょう。
企業について知らないと、何を書けばいいのか、どのようなアピールが適しているかわからなくなります。企業研究の進め方に不安がある場合は、「企業研究とは?目的や手順を解説!ポイントを押さえて就職成功を目指そう!」の記事を参考に、研究を進めてみてください。
記入例を探してみる
記入例を探し、回答のイメージが湧くようにするのもおすすめです。どのように書けばいいのか例があれば、自分に置き換えて書けるようになるでしょう。
インターネットで探すだけではなく、先輩に聞いたり、大学のキャリアセンターに聞いてみたりするのもおすすめです。OB・OG訪問を行い、志望企業の場合はどのような履歴書が評価されるのかを聞いてみるのもいいでしょう。
就活エージェントに相談する
履歴書が書けないと悩む就活生には、就活エージェントもおすすめです。就活エージェントであれば、あなたの悩みに一つ一つに寄り添ってくれるので、わからないことはなんでも相談できます。
履歴書が書けない原因は人それぞれ。「書くことがない」と悩む人もいれば、「文章がうまく書けない」という人もいます。就活エージェントであれば、あなたの悩みに合わせてアドバイスをもらえるのがポイント。どのような点に悩んでいるのか、具体的に相談してみましょう。
キャリアチケットでは、就活生一人ひとりの悩みに合わせたサポートを実施しています。マンツーマンでサポートするので、履歴書でわからないことがあれば、ぜひなんでも相談してください。
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履歴書をうまく書けない人がやりがちなミス
履歴書がうまく書けないと思うのは、「文章が読みにくい」「文字数が足りない」などの状況に陥っているからかもしれません。よくある失敗を知って、自分は大丈夫かチェックしてみましょう。
ここでは、履歴書がうまく書けない場合によくあるミスを5つ紹介します。
読みにくい文章になっている
履歴書がうまく書けない場合、まずは文章の読みやすさを確認してみましょう。読みやすい文章を書くには、結論から書くことを意識するのがポイントです。
また、「専門用語や難しい言葉を使いすぎていないか」「数字を使って具体的に書けているか」なども確認しておきましょう。
さらに、文字の丁寧さも読みやすさにつながります。汚い文字や小さい文字は読みにくい文章になってしまうので、きれいで丁寧な文字を書くように心がけてください。
空欄を作ってしまう
履歴書に空欄の項目ができていないか確認しましょう。記入する内容がない項目でも、空欄はNGです。
たとえば、大学生に職歴はありませんが、「なし」と記載します。また、資格を所持していない場合でも、「なし」と書くのを忘れてはいけません。
空欄があると手抜きの印象を与えたり、記載忘れと思われたりしてしまいます。印象が悪くなってしまうので、空欄は作らないようにしてください。
自己PRや志望動機の文字数が少ない
用意された枠に対して文字数が少なくなっていないかも気を付けたいポイントです。できるかぎり空白欄を残さず、枠いっぱいを使うようにしましょう。
文字数が指定されている場合は、指定の8割以上書くのが目安です。ただし、文字数稼ぎのために不要な情報を増やしてしまうと、評価が下がるので気を付けましょう。
文字数制限のある自己PRの例文は、「自己PRを400字以内で書くには?気をつけるべきポイント」の記事で紹介しています。文字数によって、どのくらいのボリュームになるか、チェックしておきましょう。
企業に合わせて内容を変えていない
履歴書の内容は、提出する企業によって変えるようにしましょう。「自己PRや志望動機を新しく考えるのがめんどくさい」と思い、使いまわすのはNGです。
どのような企業にでもあてはまる内容を書いていると、入社への意欲や熱意を感じず、選考に落ちてしまいます。また、志望企業にあてはまらない内容を書いてしまい、おかしいと思われる場合も出てくるでしょう。
履歴書内容はエントリーする企業ごとに考え、志望企業ならではの内容を入れるようにしましょう。使いまわしがばれてしまうケースも多いので気をつけてください。
書籍やネットの例をそのまま使っている
書籍やインターネットで見つけた例文をそのまま使うのはNGです。自分なりのエピソードや考えなど、オリジナルの内容を書いてください。
現在は自己PRや志望動機など、調べれば例文がでてきます。しかし、採用担当者によっては、丸写しではないか確認している場合もあるので気をつけましょう。
また、丸写しをしても自分のエピソードではないため、面接で深掘りされた場合にバレてしまいます。例文は参考程度にとどめ、オリジナルのエピソードで提出してください。
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履歴書がうまく書けないと悩んでいるあなたへ
選考に参加するため、履歴書を書くのは大変です。なかには履歴書を書いたことがなく、「どのように書けばいいのか」「何を書けばいいのか」迷う就活生もいるでしょう。
履歴書は記載する内容も多く、慣れるまでは大変な作業です。もし、自分だけでは難しいと思ったら、就活のプロに相談してみましょう。
就活エージェントのキャリアチケットでは、履歴書作成に悩む就活生のサポートを実施しています。書き方のポイントやアピールするコツをマンツーマンでサポート。履歴書に書く内容に迷う就活生に対しては、自己分析の進め方からアドバイスを行います。
履歴書は書類選考だけではなく、面接でのアピールポイントにもつながります。キャリアチケットで書き方を学び、より自分をアピールできるようにしておきましょう。
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