プレエントリーに適した数はどのくらい?エントリーとの違いや注意点も解説

このページのまとめ

  • 就活のプレエントリーとは企業に資料請求すること
  • プレエントリーは50社前後を目安にするのがおすすめ
  • プレエントリーから説明会への参加をし、エントリーするかを決める

プレエントリーに適した数はどのくらい?エントリーとの違いや注意点も解説のイメージ

プレエントリーとは、エントリーとどう違うのか気になる人も多いのではないでしょうか?プレエントリーとはどういった内容を指すのか、受付開始時期、締切日、プレエントリー方法などを詳しくご紹介します。また、プレエントリー時の注意点やプレエントリーしたい企業が見つからない時の対処法、登録後にしておいたほうが良いこともまとめていますので、就活生の方はぜひご参考ください!

目 次
 

25卒の就活について相談したい

 

プレエントリーとは?

プレエントリーとは、企業に自分の氏名や連絡先を登録し、会社の資料や説明会、募集要項、エントリーなどの選考に関する情報を送ってもらえるようにすること。プレエントリーしただけでは求人に応募したことにはならず、選考に進むことはありません。

エントリーとの違い

プレエントリーと似た言葉に、エントリー(本エントリー)があります。このエントリーは、「企業の選考に参加する意思を示すもの」です。そのため、登録したら選考に進むことになります。
プレエントリーが企業に「ひとまず採用情報が欲しいです」と伝えるだけなのに対し、エントリー/本エントリーは「採用選考を受けたいです」の意思表示になるので違いを理解しておきましょう。

関連記事
就活のエントリーとプレエントリー、その意味と違いとは
就活はいつから動き出すべき?3年生からのスケジュールを解説!

 

25卒の就活について相談したい

 

プレエントリーの開始・締切日は?

プレエントリーは就活解禁日の3月1日前から開始します。なお、締切日は企業によって違います。

就活解禁の3月1日前から開始

プレエントリーの開始は就活解禁日の3月1日前から行われており、近年の傾向でみると1月末~2月中旬が開始の目安となるでしょう。正確な開始日は年度によって異なります。
説明会への参加受付も同時に解禁されるので、情報を逃さないためには出来るだけ早くプレエントリーすることが欠かせません。志望度が高い企業には受付開始と同時にプレエントリーすることをおすすめします。

締切日は企業によって異なる

プレエントリーの受付は各社一斉に始まりますが、締切は企業によってばらばら。中には、プレエントリーの締切を特に設けていない企業もあるようです。
しかし、2023年卒の就活スケジュールでは、2022年6月に書類や面接などの選考が始まります。選考に合わせて本エントリーの締切を3月下旬から4月とする企業が多いと考えると、3月下旬までにはプレエントリーを済ませておくのが無難といえるでしょう。

なお、ここで紹介したスケジュールは経団連の就活ルールに沿ったものです。外資系企業をはじめとする経団連の会員ではない企業では、これより早かったり、中小企業ではこれより遅かったりするので注意しましょう。

関連記事
就活のエントリーの意味は?開始時期ややり方について解説

 

25卒の就活について相談したい

 

プレエントリーをする方法

プレエントリーの方法は企業のWebページで直接登録するか、就活支援サービスを通して登録するかの2つです。

企業のWebページから登録する

企業の採用ページにあるプレエントリーページから登録します。企業によっては選考時期にならないと情報が解禁しない場合もあるので、見当たらないときは定期的にチェックしましょう。

就活支援サービスを利用する

就職支援サービスも、選考時期になるとプレエントリー用のページが開設されます。企業のWebページでは登録する企業ごとに情報を入力しなければなりませんが、1つの就職支援サービスに登録すれば、「業種・職種」などに絞って複数の企業に一括で応募できるメリットがあるのが特徴です。

 

25卒の就活について相談したい

 

プレエントリーの適切な数

プレエントリーをどのくらいすればよいか気になる人もいるでしょう。ここでは、プレエントリー数の目安についてお伝えします。

50社程度が一般的

プレエントリーは何社しても問題ないため、魅力や強みなどを見比べるためにもできるだけ多くの企業に登録するのがおすすめです。一般的には、50社程度が目安といわれています。

気になった企業はとにかくプレエントリーしておく

プレエントリー数50社はあくまで目安であり、少しでも気になった企業があればプレエントリーしておくことが大切です。プレエントリーをしておくことで気になる企業の採用情報を漏れなく入手でき、本エントリーできる状態は確保できるため、選考のチャンスを逃さずに済みます。

▼関連記事
就活のエントリーは平均何社?多ければ多いほど良いわけではない?

 

25卒の就活について相談したい

 

プレエントリー時の注意点

プレエントリーで就活生が勘違いしやすい点を複数まとめています。プレエントリーする際は、以下の点に注意しましょう。

選考を応募したことにはならない

プレエントリーはあくまで「企業に気になっていることを示す意思表示」です。応募する(選考に参加する)かどうかは、その後に届く企業からの情報や、説明会参加を経て決めていくことになります。プレエントリーしただけでは求人に応募とはならないので、注意しましょう。

選考に参加するかどうかは自由

企業の詳しい情報を得て、企業研究をさらに深めるためにプレエントリーがあります。プレエントリーをしたからといって、選考に参加する義務はありません。プレエントリーしていても、選考に参加するかどうかは応募者の自由です。
説明会などに参加したうえで、自分のやりたい仕事や価値観、考え方と合うかどうかを検討して受けるかどうか決めると良いでしょう。

プレエントリーに辞退はない

プレエントリーをしたものの、ほかの企業に絞れてきたなどの理由から辞退したいと考える方も多いですが、プレエントリー段階では辞退という扱いになりません。そのため、特に企業に連絡する必要もありません。
繰り返しになりますが、プレエントリーだけでは選考に進むことはなく、単に選考に関する情報がメールに送られてくるだけ。礼儀正しくあろうと連絡してしまうと業務の妨げになる恐れもあるので避けましょう。

ただし、会社説明会などへの参加意思を示した後に欠席や辞退する場合は、不参加を決めた時点ですぐに企業に連絡する必要があります。特に、会社説明会を辞退ではなく「欠席」を希望し、かつ今後選考に進みたいと考える場合は連絡することを心がけましょう。

 

25卒の就活について相談したい

 

プレエントリー前にやっておくべきこと

プレエントリーに出遅れないように、プレエントリー前にやっておくべきことをお伝えします。そもそもどの企業にプレエントリーしたら良いか分からないこともあるので、その場合は業界研究からやり直してみましょう。

就活用アドレスを用意する

プレエントリーで登録するアドレスは就活用のものを用意しましょう。当然ながら、登録した分の企業からメールが来るため、プライベートのアドレスだと私的なメールや重要な通知が埋もれてしまうことも。志望企業からの連絡を見逃してしまう恐れもあります。
就活用メールアドレスを用意しておけば、就活とプライベートの棲み分けができ、快適に就活を進められます。
また、就活用アドレスはエントリー時にも使えるため、悩まずプレエントリー時に作っておくのがおすすめです。

業界研究から始める

プレエントリーしたい企業が見つからないことがあります。そのようなことが起きてしまうのは、自分がどの業界に興味があるか理解できていない証拠。まずは会社四季報などを使って業界研究をしてみることが先決です。今まで知らなかった業界に出会えたり、知っていた業界でも詳しく調べるうちに興味が出てきたりする可能性があります。
気になる業界がいくつかピックアップできたら、その中でどんな企業があるかを調べていきましょう。

興味を持った企業の共通点を探す

業界研究をしていると、興味のある企業が複数出てくるはずです。気になる企業を見比べて共通点は何かを洗い出してみましょう。「技術力を重視した企業が多い」「海外展開に力を入れている企業を選んでいる」など共通する傾向が見られたら、同じ特徴を持った企業をほかにも探してみるとプレエントリーする企業を増やせます。

プレエントリーは、選考の入り口に立つための重要なプロセス。ポイントを押さえて、就活への第一歩をしっかりと踏み出しましょう。

▼関連記事
業界研究、おすすめの方法は?これから就活を始める人へ
業界研究の効果的なやり方を解説!会社説明会やセミナーには行くべき?

 

25卒の就活について相談したい

 

プレエントリー後にやるべきこと

プレエントリーしたら、リストの作成や説明会への参加など、やるべきことがあります。

プレエントリーした企業リストを作成する

まずは、プレエントリーした企業の一覧を作成しましょう。
プレエントリー登録後は、企業のマイページにアクセスするためのIDとパスワードが発行されます。IDとパスワードを忘れないように、企業名と合わせてリストにしておくと便利です。プレエントリーしたか確認したいときにも活用できます。

会社説明会へ参加する

プレエントリーすると会社説明会の情報が届くので、予約をして参加します。
先ほども触れましたが、会社説明会に参加しないとエントリーができなくなる場合もあるので、志望企業の情報は見逃さないようにしましょう。
会社説明会参加後は、作成したリストに会社の情報や印象などを書き込んでおくのがおすすめ。参加した企業が増えるにつれ記憶が混乱しかねないためです。改めて情報を見直すことで、魅力を再発見できる可能性もあります。

本選考に進みたい企業にエントリーする

志望企業の絞り込みができたらエントリーシートや履歴書を提出し、本エントリーをします。
エントリー方法はプレエントリー同様、企業のWebページや就職支援サービスなどからエントリーシートや履歴書の提出をする場合が多いです。企業によってエントリー方法や必要書類、受付期限は異なるため、各社の案内をしっかり確認することが大切です。なお、調べた時期によっては早すぎてその時点では情報が出ていない場合もあるため、何も情報が得られなかったときはこまめに確認するのが賢明でしょう。

▼関連記事
就活のピークはいつ?やるべきことを知って内定を勝ち取ろう!
会社説明会への参加方法とマナーについて

本記事の執筆者

梶川沙綺(かじかわさき)

新卒でレバレジーズ株式会社に入社。年間1000名以上の就活生の支援を行い、入社3年目で神戸支社の立ち上げに携わる。現在は本社でサービスの向上にも関わりながらキャリアコンサルタント国家資格取得に向けてスキルアップ奮闘中。

 

25卒の就活について相談したい

   

本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

キャリアチケットについて

キャリアチケットは、就活生の最高のキャリアスタートを支援するサービスです。