業務の意味とは?正しい使い方や似た言葉との違いを解説!

このページのまとめ

  • 業務は、組織や会社が行う事業の中で発生する仕事という意味
  • 業務は、「継続して行う仕事」の意味合いが強い
  • 業務に似た意味の言葉には、「職務」「作業」「任務」などがある

業務の意味とは?正しい使い方や似た言葉との違いを解説!のイメージ

「業務」という言葉の意味や使い方が分からずに困っていませんか?就活中は、「業務」という言葉を使う機会が多いと思います。しかし、職務や任務などの、業務に似た言葉との使い分けができないと、自分の意図が相手に伝わらないことも。このコラムでは、業務の意味や類語との違いなどについてご紹介しています。ポイントをしっかりと押さえ、就活で正しい使い方ができるようにしましょう。

 

25卒の就活について相談したい

 

業務とは

「業務」とは、会社などの組織の中で行う仕事を表す言葉。
この項目では、業務の意味や使い方について解説します。就活で正しく使えるように、基本的な用法をしっかりと押さえましょう。

業務の意味

業務とは、組織や会社が行っている活動の中で発生する仕事のことです(「仕事」の詳しい意味は、後述の「業務に似ている言葉の意味」内で解説)。特に、会社内で日常的に行われる仕事を「業務」と呼びます。
たとえば、商品企画部では商品を企画する仕事、営業部では個人や販売店に対する営業などが業務に当てはまります。また、会議の資料や見積書作成などの事務作業も、業務の1つです。

「業務」を使った例文

「業務」という言葉を使った主な例文は以下のとおりです。

・課題を明確にして、業務の効率化を図る
・業務で必要な知識を身につけるため、常に勉強を欠かさない
・アルバイトで培った企画力を活かして、業務に貢献する
・自分に与えられた業務と真摯に向き合う
・お客さまに満足していただくことを目標に、日々の業務を遂行している

業務は、「継続して行う仕事」という意味合いが強いため、長く続けていくことを前提に文章に取り入れると良いでしょう。

「業務内容」を職務履歴書に書くときの例

この項目では、職務履歴書に業務内容を書くときの例を紹介します。新卒の就活では基本的に職務履歴書の提出を求められませんが、万が一提出が必要になった場合は、以下の記入例を参考にしてみてください。

「職歴なし」と記入する

新卒の場合、職務履歴書には「職歴なし」と書くのが一般的です。
職務履歴書に書く職歴は、基本的に「正社員経験があるもの」とされています。
新卒であれば、職歴がないことは当たり前なので、「職歴なし」と書いても印象が下がることはないでしょう。

アルバイト歴を記入する

企業からアルバイト歴の記入を求められた場合は、アルバイトの職歴を記入しましょう。
アルバイト歴には、「入社年月日」「勤務形態」「会社名」「業務内容」「具体的な仕事や作業内容」「退職年月日」などを記入します。
アルバイト経験は重要なアピールポイントとなるため、企業から求められた場合は、詳しく記入しましょう。

▼関連記事
履歴書と職務経歴書の書き方はどう違う?項目欄やメール添付の留意点も解説

 

25卒の就活について相談したい

 

「業務」が付く言葉の意味

この項目で、「業務」が付く言葉の意味も併せて知っておきましょう。業務という言葉への理解がより深まるはずです。

業務遂行

業務遂行の意味は、最後まで責任を持って、与えられた業務をやり遂げることです。
ただし、社会人として働くうえでは、ただ与えられた仕事をこなすだけでは不十分といえます。なぜなら、企業は基本的に「仕事を最後までやり遂げることは当たり前」としているからです。
上司が求めていることを判断し、目標達成に向けて常に試行錯誤しながら業務をやり遂げることで初めて、「業務を遂行した」といえます。

業務フロー

業務フローとは、仕事の手順を分かりやすく示したものです。
業務フローの目的は、主に「業務の視覚化」「担当者の相互理解」「問題点の明確化」の3つ。
業務フローを利用することによって、現場にいる全員が「いつ、誰が、何をするべきなのか」を把握できるため、業務をスムーズに行えます。

業務標準化

業務標準化とは、業務の最適な手順を決め、組織内で徹底すること。
業務標準化の主な目的は、業務の効率や品質の向上を図ることです。業務標準化が行われていないと、人によって作業手順が異なり、作業速度にバラつきがでてしまいます。
業務標準化は、主に、発注処理や見積書の作成などの、「全員が一定レベルの成果をあげる必要がある業務」に対して定められる場合が多いようです。

 

25卒の就活について相談したい

 

業務に似た言葉の意味と使い方

「業務」に似た言葉として仕事や職務が挙げられます。この項目では、業務に似た言葉の意味と使い方を紹介します。「業務」との違いをしっかりと押さえ、正しく使い分けられるようにしましょう。

仕事の意味と使い方

仕事とは、目標を達成するために自分の意思で行う活動のこと。
仕事という言葉は汎用性が高く、営業やプログラマーのような職種や業種を指すこともあれば、商品販売やプログラム開発のように、実際に行っている業務を指すこともあります。
「仕事」の使い方は、「現在、営業の仕事をしています」「プログラマーの仕事に興味がある」などです。

職務の意味と使い方

職務は、企業などで働く人それぞれが担当している仕事のことです。
たとえば、商品企画の場合「商品を企画する業務」という大枠の中で、ある人は法人向けの商品企画、またある人は個人消費者向けの商品企画などを行っています。
このように、大きな業務の中で、個々人が行っているそれぞれの仕事が「職務」です。
「職務」を使った例文としては、「与えられた職務を全うする」「責任を持って職務に当たる」などが挙げられます。

作業の意味と例文

作業とは、身体や知能を使って、目的や計画に沿った行動を取ることです。
たとえば、メールを確認して返信したり、業務報告書を作成したりするなどの行動が、「作業」に該当します。業務や仕事をより細かく表した物ともいえるでしょう。
「作業」の使い方には、「集中して作業に取り掛かる」「正確に作業をこなす」などがあります。

任務の意味と使い方

任務とは、責任を持って果たすべき仕事のことで、義務や責任、ミッションと呼ばれることもあります。期間限定で任され、何らかの結果を求められるのが特徴です。
任務は、組織全体に与えられる場合もあれば、個人に与えられる場合もあります。
「任務」の使い方は、「目標達成に向けて任務を遂行する」「任務を確実に遂行する」などです。

執務の意味と例文

執務とは、業務につくことを意味します。業務の中でも、特に事務作業をするときに「執務」と表現する場合が多いようです。
執務スペースや執務机など、仕事をするための場所や物の名称にも使われることも。
「執務」は、「午後7時まで執務する」「執務スペースで仕事をする」などの使い方ができます。

実務の意味と使い方

実務とは、机上の学問などではなく、目の前にある具体的な仕事のこと。
業務と非常に近い意味を持ちますが、業務との違いは、「どの仕事に重点が置かれているか」です。
業務が、日常的に行う一定範囲の仕事に重点が置かれているのに対し、実務は、実際に頭脳や身体を動かして行う具体的な仕事に重点が置かれています。
実務は、知っているだけではなく、実際の行動に移せなければなりません。そのため、たとえ資格を持っていても、実際に仕事をしたことがなければ「実務能力がない」ことになります。

「実務」の使い方は、「10年以上にわたって栄養士の実務に従事してきた」「実務経験はありません」などです。

 

25卒の就活について相談したい

 

業務と仕事・作業の関連性

「業務」は、会社から与えられたものですが、「仕事」は、与えられた業務を達成するために自分の意思で考え出したものです。さらに、自分が考え出した仕事を達成するための手順が、「作業」に当たります。
上記をまとめた文章は、以下のとおりです。

・会社から「業務」が与えられる
・業務を達成するために、「仕事」の内容を考える
・仕事を遂行するために「作業」を行う

このように、日々の業務は、さまざまな行動が関わり合うことによって遂行されています。
言葉の意味を理解するときは、それぞれの語意だけではなく、関連性を考えてみるとより理解が深まるはずです。

 

25卒の就活について相談したい

   

本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

キャリアチケットについて

キャリアチケットは、就活生の最高のキャリアスタートを支援するサービスです。