このページのまとめ
- 自己分析のやり方には、「自分史」「マインドマップ」「ジョハリの窓」などがある
- 自己分析のやり方は自由なので、自分に合うものを選んで良い
- 一人での自己分析が不安な場合は、就職エージェントに相談するのがおすすめ

「自己分析のやり方が分からない…」と悩む就活生もいるでしょう。自己分析に正解はないので、自分に合った方法を選択することができます。自分史やモチベーショングラフ、マインドマップなど、さまざまな方法があるので、まずは自己分析のやり方を知ることが大切です。
この記事では、自己分析のやり方おすすめ12選をご紹介します。自己分析の注意点や取り組む時期についても解説しているので、ぜひ就活にお役立てください。
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- 自己分析を行う3つの目的
- 1.自分の特徴や強みを理解するため
- 2.企業選びの軸を定めるため
- 3.目標やキャリアプランを考えるため
- 自己分析のやり方12選
- 1.自分史を作る
- 2.モチベーショングラフを作る
- 3.マインドマップを作る
- 4.ジョハリの窓で考える
- 5.Will・Can・Mustで考える
- 6.What・Why・Howで考える
- 7.喜怒哀楽から考える
- 8.考え方の深掘りをする
- 9.MBTI診断を受けてみる
- 10.自己分析ツールを使う
- 11.友人や家族に聞いてみる
- 12.就職エージェントに相談する
- 自己分析のやり方に関する注意点
- 分析しただけで満足しない
- 正解はないので自由に行う
- 企業の求める人物像を意識し過ぎない
- 就活中も継続して行う
- 自己分析は企業にエントリーする前に終えよう
- 自己分析のやり方でお悩みのあなたへ
- 自己分析のやり方に関するよくある質問
- Q.就活で自己分析ツールを使うのはアリ?
- Q.自己分析でノートを使うやり方は?
- Q.自己分析のやり方が分からない…
自己分析を行う3つの目的
自己分析のやり方を知る前に、まずはその目的を確認する必要があります。自己分析を行うのは、自分の特徴や強み・弱みを理解し、企業選びの軸を定めるためです。ここでは、自己分析がなぜ必要なのかを詳しく解説するので、参考にしてみてください。
1.自分の特徴や強みを理解するため
自己分析の目的の一つは、自分の特徴や強みを理解することです。自己分析では、自分の性格や価値観、スキル、経験などを深く掘り下げることができます。過去のエピソードや行動パターンを分析することで、自分の本質的な特徴がみえてくるでしょう。
就活において自己分析は、選考で評価されるための自己PRの土台となります。自分の強みをしっかり理解できていれば、企業選考で自信をもってアピールできるでしょう。
2.企業選びの軸を定めるため
自己分析の目的として、企業選びの軸を定めることも挙げられます。自分の考えや価値観を整理することで、どのような企業を目指すか明確にできるからです。
自己理解が浅いと、自分の仕事への適性が分からず、自分にマッチする企業を見極められません。漠然と「△△業界が良いな」「大手企業が良いな」などと考えるだけでなく、具体的な条件を定めることが大切です。価値観や適性を明確にしてから就活軸を定めることで、自分に合う企業を絞り込みやすくなります。
企業選びの軸について詳しく知りたい方は、「就活の軸一覧100選!納得がいく決め方や面接での答え方を例文付きで解説」の記事も参考にしてみてください。
3.目標やキャリアプランを考えるため
就職後の目標やキャリアプランを考えるためにも、自己分析が効果的です。どのような夢があるのか、どんな未来を望んでいるのか考えてみましょう。
漠然としたキャリアプランのまま就活してしまうと、入社後に後悔するかもしれません。「こんなはずじゃなかった」「思っていたのと違う」と感じ、早期退社につながる恐れもあるでしょう。なんとなくで内定先を選ばないためにも、将来について考える機会が大切です。自分の気持ちと向き合うために、自己分析を活用しましょう。
自己分析を行う前に、就活とは何かについて知りたい方は、「就活とは何か?内定を得るために必要な準備とステップ」の記事をご確認ください。
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自己分析のやり方12選
就活に欠かせない自己分析ですが、やり方に迷うことも多いでしょう。自己分析のやり方に悩んだら、自分史やモチベーショングラフなどの方法を実践してみるのも一つの手です。ここでは、効果的な自己分析のやり方12選をご紹介します。自分に合った方法を見つけて、じっくりと取り組んでみましょう。
1.自分史を作る
自分史とは、小学校から大学生までの自分の過去をまとめる自己分析のやり方です。過去のエピソードや経験を振り返ることで、自分がどのような人間なのかを自己分析していきます。
たとえば、以下のように過去の経験を整理してみましょう。
・小学1年生:水泳教室に行くことが楽しみだった
・小学3年生:運動会の徒競走で1位が取れず悔し泣きをした
・中学2年生:漢字テストで満点を取ってうれしかった
・中学~高校:吹奏楽部の活動に打ち込んだ
・高校1年生:親友と大げんかをして1週間話さなかった
・高校3年生:大学受験では第一志望に合格できず悔しかった
・大学1年生:アルバイトの面接に合格してうれしかった
・大学3年生:インターンシップに参加し、将来やりたいことが明確になった
年齢や時期別に印象的なエピソードを書き出したら、それぞれの出来事について深掘りをし、自分の強みや性格を明らかにしていきましょう。長所だけではなく、短所や弱みも知っておくと選考時に役立ちます。
自分史の詳しい作り方については「自分史の書き方はどうすればいい?テンプレートの例やまとめ方を解説」の記事を参考にしてみてください。
【ポイント】ありのままの事実を書き出す
自分史では、美化や誇張をせず、ありのままの事実を書き留めることが大切です。都合の悪い出来事も避けないようにしましょう。失敗や挫折の経験こそ、自己成長のきっかけになっている可能性があります。
また、単なる事実の羅列ではなく、その時々の気持ちの変化や心の動きを丁寧に記録することで、より深い自己理解につながることもあるでしょう。
2.モチベーショングラフを作る
モチベーショングラフとは、過去のエピソードとそのときの感情をグラフで表したものです。どのようなときにモチベーションが上がり、どのようなときにモチベーションが下がるのかを自己分析できます。
モチベーショングラフを作成する際は、モチベーションの高さを表す縦軸と、時系列を表す横軸をノートに大きく描いてみてください。過去のエピソードを思い起こしつつ、自分のモチベーショングラフができたら、次のような内容を考えてみましょう。
・なぜその行動を起こしたのか
・なぜモチベーションが上がったor下がったのか
・グラフが上下したとき、自分はどのような感情だったか
ノートに考察した内容を書き込めば、自己理解が深まります。。モチベーショングラフの作り方については「自己分析に役立つモチベーショングラフとは?作成のコツや活用方法を解説」の記事も参考にしてみてください。
【ポイント】細かい点にとらわれ過ぎない
モチベーショングラフを描く際は、細かな変動にとらわれ過ぎないようにしましょう。日々の些細な出来事ではなく、過去から現在までを俯瞰した際の大まかなモチベーションの変化に注目することが大切です。
下降期の分析を避けがちですが、むしろその時期にこそ自分の本質的な価値観や願望が隠れていることがあります。モチベーションが下降してしまう主な原因を見極め、やりがいを感じられる仕事の特徴を見つけてみましょう。
3.マインドマップを作る
マインドマップは、中心に置いたキーワードから連想される言葉を放射状に広げていく図解手法です。白紙の中央にメインテーマを書き、そこから枝分かれさせて思考を広げていきます。色ペンやイラストを使うことで、より直感的に自己分析を進めることができるでしょう。
具体的な作成手順は以下のとおりです。
1.ノートや紙の中央に「自分」「就活」などのメインテーマを書く
2.中心から太い枝を伸ばし、「性格」「長所」「学生時代」などの大きなカテゴリーを配置する
3.それぞれの枝から細かい枝を伸ばし、関連するキーワードを書き加える
たとえば、「自分」というメインテーマから伸びた「長所」のカテゴリーは、「責任感」「協調性」「積極性」のように具体的に展開することができます。また、関連する具体的なエピソードやキーワードを書き加えた理由を記載することで、より自己理解を深められるでしょう。
マインドマップの作成方法を詳しく知りたい方は、「マインドマップでの自己分析の方法は?5つのステップと作成のコツを紹介」の記事をご一読ください。
【ポイント】自由な発想を大切にする
マインドマップを作成する際は、自由な発想を心掛けることが大切です。最初から完璧を求め過ぎる姿勢は、むしろアイデアの広がりを妨げてしまいます。また、書き出した内容をただ眺めるだけでなく、キーワード同士のつながりを見出し、そこから自分の特徴や傾向を読みとるのもポイントです。
4.ジョハリの窓で考える
ジョハリの窓とは、主観的な自分と、客観的な視点から自己分析をする方法です。以下の4つのテーマで自分について振り返ります。
| 「開放の窓」 自分も他者も知っている特徴 |
「盲点の窓」 他者だけが知っている特徴 |
| 「秘密の窓」 自分は知っているが、他者は知らない特徴 |
「未知の窓」 自分も他者も知らない特徴 |
「開放の窓」「盲点の窓」「秘密の窓」を埋めていくことで、自分の特徴や強み、弱みなどがひと目でわかります。客観的な視点が必要な部分については、友人や家族に教えてもらうと良いでしょう。未知の窓は誰にも分からないので、空白で問題ありません。
【ポイント】盲点の窓に力を入れる
ジョハリの窓を活用する際は、「盲点の窓」にあたる自分の特徴を知ることに力を入れましょう。自分では気づきにくい長所や改善点を知ると、就活での自己PRに活かすヒントを得られます。
できるだけ多くの人に自分の印象を聞いてみてください。友人や家族、先輩、上司など、さまざまな立場の人に意見を聞くことで、客観的な自己理解を深めることができます。
5.Will・Can・Mustで考える
Will・Can・Mustとは、「やりたいこと(Will)」「できること(Can)」「すべきこと(Must)」の3つの観点から自己分析するやり方です。
Willでは、就活を通して実現したいことを考えます。特に実現したいことがないと感じる場合でも、掘り下げれば「人と違うことはしたくない」「周囲に合わせたい」のような考え方の軸が明らかになる可能性があるでしょう。
Canでは自分ができることを挙げます。自分でできると思う内容であれば、何でも書き出してみるのがおすすめです。
Mustでは、WillとCanを踏まえて今後自分がやるべきことを記入します。
すべての要素をできる限り書き出したら、3つの要素が重なる仕事がないか考えてみましょう。やりがいがあり、自分の能力を活かせる仕事を見つけるためのヒントを得られるかもしれません。
【ポイント】本質的な興味関心か確認する
Will・Can・Mustで自己分析を行う際は、一時的な興味と本質的な関心を区別して考えることが重要です。流行や周囲の意見に流されず、自分の心の奥底にある「Will」を見つけ出すようにしましょう。また、「Can」を考える際は、現在のスキルだけでなく、今後習得可能なスキルも含めて検討することが大切です。「Must」については、社会のニーズや将来性を考慮に入れることで、現実的なキャリアプランを立てることができます。
6.What・Why・Howで考える
What(何を)、Why(なぜ)、How(どのように)の3つの視点から、自分の行動や経験を掘り下げて分析する手法です。表面的な事実だけでなく、その背景にある動機や価値観まで理解することができます。
分析の手順は以下のとおりです。
1.What:具体的な行動や出来事を書き出す
2.Why:その行動を取った理由や目的を考える
3.How:どのように実行し、どんな結果が得られたかを振り返る
この流れで分析することで、自分の意思決定プロセスや行動パターンが明確になります。
また、What・Why・Howは、目標設定をしたいときにも効果的です。目標と目的、そこまでのステップを確認できます。
【ポイント】「Why」を深掘りする
What・Why・Howで自己分析する際に重要なのは、「Why」の分析を丁寧に行うことです。なぜその行動を取ったのか、その根底にある動機や価値観を深く掘り下げて考えることで、自己理解が深まります。
また、成功体験だけでなく、失敗経験も同様に分析することが大切です。失敗から学び、改善点を見つけることで、今後の成長につなげられます。面接での質問に備えて、具体的なエピソードを準備しておくと、説得力のある自己PRができるでしょう。
7.喜怒哀楽から考える
自己分析において、感情面からのアプローチは重要な視点です。喜怒哀楽の観点から過去の経験を振り返ることで、自分の価値観や行動パターンが見えてきます。たとえば、どんな時に喜びを感じるのか、何に怒りを覚えるのかを分析することで、自分の本質的な興味や価値観を理解できます。
喜怒哀楽はノートを見開き、中央から十字に線を引いてスペースを4つ作ります。スペースに「喜」「怒」「哀」「楽」と名称をつけて、過去の経験を分類して書き出してください。
メモした内容を見返せば、あなたの感情について理解が深まり、自己分析に役立つでしょう。
【ポイント】感情が生まれた状況や環境に注目する
感情分析を行う際は、その感情が生まれた具体的な状況や環境にも注目することが大切です。単に「楽しかった」「悲しかった」で終わらせず、なぜそう感じたのか、どのような要素がその感情を引き起こしたのかまで掘り下げて考えましょう。これにより、自分の価値観や判断基準をより深く理解することができます。
8.考え方の深掘りをする
自分自身についての理解を深めるためには、考え方の深掘りも大切です。過去のエピソードや感情に対し、ひたすら「なぜ」と考えてみましょう。
たとえば、「アルバイトの面接に合格してうれしかった」と感じたとします。その場合、次のように深掘りが可能です。
・なぜアルバイトをしようと思ったのか?→学生のうちに働く経験をしたかったから
・なぜ働く経験をしたかったのか?→就活で経験が役立つと思ったから
・なぜアルバイト経験が就活に役立つと思ったのか?→仕事の責任を実感できるから
・なぜ仕事で責任を感じたいのか?→課題が提示されている方が頑張れるから
・なぜ課題が提示されれば頑張れるのか?→ゴールまでの距離感が分かるから
・なぜゴールまでの距離感を知りたいのか?→自分の頑張りと目標を数値化できるから
・なぜ自分の頑張りと目標を数値化したいのか?→正当に評価される基準になるから
このように、「なぜ」をひたすら突き詰めていくと、自分の考え方の軸が分かります。自己PRでの強みや、長所にも使えるでしょう。
【ポイント】「なぜ?」を繰り返す
考え方を深掘りする際は、一つの出来事について最低でも3回は「なぜ?」と問いかけることが重要です。最初の答えは表面的なものになりがちですが、繰り返し問いかけることで、本質的な理由や動機に近づくことができます。
9.MBTI診断を受けてみる
MBTI診断を受けてみるのも、自己分析のやり方の一つです。MBTI(マイヤーズ・ブリッグズ・タイプ・インディケーター)は、人の性格を16のタイプに分類する世界的に認知された性格診断システムです。この診断では、外向・内向、感覚・直感、思考・感情、判断・知覚という4つの軸から、自分の性格タイプを判定します。
MBTIの特徴は、単なる性格診断に留まらず、その人の考え方や行動パターン、コミュニケーションスタイルまで理解できる点です。また、各タイプの特徴や適性なども分かりやすく解説されているため、自己理解を深める有効なツールとなります。
【ポイント】結果を鵜呑みにしないように注意する
MBTI診断を受ける際は、診断結果を鵜呑みにするのではなく、あくまでも自己理解のための参考資料として捉えることが大切です。診断結果と自分の実感を照らし合わせながら、自分の特徴や傾向を確認していきましょう。また、得られた気づきを就職活動での職種選びや働き方の検討に活かすことで、より適切なキャリア選択につながります。
10.自己分析ツールを使う
自己分析を行う際に、就活関連のツールを利用する方法もあります。自己分析ツールや適職診断ツールなどは、客観的な視点から自分の特徴や適性を把握するのに役立つでしょう。
近年では、Webサイトやスマートフォンアプリなど、さまざまな形式の自己分析ツールが提供されています。短時間で結果が得られ、視覚的にも分かりやすく表示されるため、自己理解の入り口として最適です。
厚生労働省の提供しているサイトjob tagでも、「自己診断ツール」が提供されているので、ぜひチェックしてみてください。
【ポイント】複数のツールを併用する
自己分析ツールを活用する際は、複数のツールを併用することで、より多角的な視点を得ることができます。ただし、結果を絶対的なものとせず、自分の実感と照らし合わせながら、参考程度に捉えることが重要です。また、時期を変えて同じツールを使用することで、自分の変化や成長を確認することもできるでしょう。
参照元
職業情報提供サイトjob tag
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11.友人や家族に聞いてみる
身近な人々からフィードバックを得るのは、自己分析の効果的なやり方の一つです。友人や家族は、普段の自分の言動をよく知っており、自分では気づかない特徴や長所を指摘してくれる可能性があります。特に、異なる環境で接する人々(学校の友人、アルバイト先の同僚、家族など)の意見を聞くことで、場面による自分の振る舞いの違いも把握できます。
まずは、「私の長所は何だと思う?」「私のどんなところが印象的?」といった具体的な質問から始めると良いでしょう。相手の回答に対して、さらに「なぜそう思うの?」と掘り下げていくことで、より詳細な分析も可能になります。
「自分の認識と他者の認識が違う」「弱みだと思っていたことが、実は強みにもなっていた」などの、自分では気づけない部分に気づくことも可能です。ぜひ、自分のことをよく知る友人や家族に聞いてみてください。
【ポイント】意見を素直に受け止める
他者からの意見を聞く際は、批判的な意見も含めて、できるだけ素直に受け止めることが大切です。また、一人の意見に偏らず、できるだけ多くの人から意見を集めることで、より客観的な自己像を把握することができます。集めた意見は必ずメモを取り、あとで振り返られるようにしておきましょう。
12.就職エージェントに相談する
客観的な視点を取り入れて自己分析をするために、就職エージェントに相談するのもおすすめです。就活のプロである就職エージェントのキャリアアドバイザーは、業界の動向や企業の採用傾向に精通しており、客観的な立場から適切なアドバイスを提供してくれます。
自己分析の結果を伝えることで、選考で活かすコツや適性のある企業を紹介してもらえるでしょう。また、より自己分析を深掘りするコツや具体的な方法を教えてもらえる場合もあります。1人での自己分析が不安な方は、エージェントの利用を検討してみてください。
【ポイント】事前に自己分析をしておく
就職エージェントを活用する際は、事前に自己分析を行ってある程度の方向性を固めておくことが重要です。全く自己分析をしていない状態では、面談の時間を無駄にしてしまう可能性があります。自己分析の方法が分からない場合にも、自分なりに調べてできるところまで進めておくのがおすすめです。
また、複数のエージェントの意見を聞くことで、より多角的な視点を得ることもできます。エージェントとの面談で得た情報は、必ず記録に残し、就活に活かせるようにしましょう。
自己分析の方法については、「自己分析とは?就活におすすめの簡単なやり方10選や活用例を解説」の記事でもご紹介しています。こちらもあわせてご参照ください。
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自己分析のやり方に関する注意点
就活の自己分析をより効果的に行うためには、いくつかの注意点があります。自己分析をしただけで満足せず、就活中も継続して取り組むことが大切です。ここでは、自己分析のやり方に関する4つの注意点をご紹介します。
分析しただけで満足しない
自己分析をしただけで、満足しないようにしましょう。自己分析は、自己理解のためのきっかけに過ぎません。重要なのは、分析結果を実際の就活に活かすことです。
たとえば、自己分析で「主体性がある」という特徴を見つけた場合、それを裏付けるエピソードを準備し、面接での質問に答えられるように具体的な内容を練り上げることが大切です。また、分析結果をもとに志望動機を作成したり、業界研究の方向性を定めたりするなど、実践的な活用を心掛けましょう。
ただ自己分析を行うだけでは、選考通過にはつながりません。「自己分析を頑張った」「強みや弱みが知れた」だけで終えないように注意してください。
正解はないので自由に行う
自己分析の答えに正解はないので、自由に行いましょう。やり方に関しても、自分に合うやり方で問題ありません。
長所や弱みを理解し、選考に活かせるのであればどのようなやり方でもOKです。他人と比較したり「こうやってやらないといけない」と考え過ぎたりせず、自由に分析してみましょう。
企業の求める人物像を意識し過ぎない
自己分析を行う際は、企業の求める人物像に合わせようとするあまり、本来の自分を見失わないように注意しましょう。ありのままの自分を理解し、そのうえで自分に合った企業を探すことが、長期的なキャリア形成の成功につながります。
自分の個性や価値観を無理に変えようとせず、素直な気持ちで自己分析を進めてみてください。本当の自分を理解し、自信をもって表現することで、結果として企業からの信頼や評価も得やすくなるでしょう。
就活中も継続して行う
自己分析は1度で完了するものではありません。就活が始まってからも、何度か行うのがおすすめです。就活を通して、考え方に変化が出る場合もあります。
たとえば、就活前は商社を希望していたが、就活が始まってメーカー志望へと変わった就活生がいたとします。再度自己分析を行うことで、今の自分が何を考え、何を目標にしているかを整理できるでしょう。
時間が経って考えや価値観が変わるのは不思議ではありません。定期的に自己分析を行うと、より自分を理解できます。
もし、自己分析が難しいと感じる方には、「自己分析は難しい?できないと感じる理由や効果的なやり方を解説」の記事もおすすめです。
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自己分析は企業にエントリーする前に終えよう
自己分析は、企業へのエントリーを始める前に実施するのがおすすめ。前述したように、企業選びの軸を決めるために、自己分析で自分の考えを整理しておくことは欠かせないからです。
エントリー後すぐに、履歴書やエントリーシートの提出が必要になる企業もあります。強みや弱みを聞かれる場面も多いので、事前の自己分析で把握しておくと良いでしょう。
キャリアチケットの「2026年入社予定学生の就活状況に関する調査」によると、26卒の就活生のうち、大学3年生の4月時点で自己分析をしていると回答した就活生の割合は51.6%でした。

インターンへの参加や面接対策などに進んでいる人もいることを考えると、大学3年生の4月時点ですでに自己分析を終えている就活生も多いと予測できるでしょう。就活は早く準備しても損はないので、余裕をもって自己分析を始めておくのがおすすめです。
就活や自己分析を始める時期にお悩みの方は、「就活のやり方と流れを解説!準備から内定までのポイントと相談先も紹介」の記事をご一読ください。
参照元
キャリアチケット
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自己分析のやり方でお悩みのあなたへ
自己分析は正しいやり方で行うことで、より効果を発揮します。自分の長所や弱みを理解し、就活に活かすためにも、正しいやり方やポイントを学びましょう。
もし、自己分析のやり方に自信がない場合は、キャリアチケット就職エージェントへご相談ください。キャリアチケット就職エージェントは、就活にお悩みの学生支援に特化したサービスです。
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自己分析のやり方に関するよくある質問
ここでは、自己分析のやり方に関して就活生が抱える疑問に、Q&A形式でお答えします。
Q.就活で自己分析ツールを使うのはアリ?
A.自己分析ツールは客観的な視点を取り入れるうえで有効です。短時間で結果が得られ、自己理解のきっかけになります。
ただし、自己分析ツールのみでは深い分析は難しいことも多いでしょう。結果を鵜呑みにせず、あくまで参考程度に留め、自分の実感と照らし合わせることが重要です。複数のツールを試したり、診断結果を自分で深掘りしたりして、正確な自己理解を目指してみてください。
Q.自己分析でノートを使うやり方は?
A.まずは、過去の経験や感情を自由に書き出し、なぜそう感じたのか、どのような行動を取ったのかを分析しましょう。モチベーショングラフやマインドマップを活用すれば思考を視覚化でき、新たな発見につながる可能性もあるのでおすすめです。
ノートは、自己分析の過程を記録し、振り返るための有用なツールです。積極的に活用してみましょう。「就活ノートの作り方は?まとめたい内容やポイント・サイズも解説」の記事でも、就活でのノートの使い方を解説しています。こちらもあわせて参考にしてみてください。
Q.自己分析のやり方が分からない…
A.自己分析のやり方に正解はありません。自由な方法で、自分についての理解を深めることができます。自己分析の方法をいくつか調査し、興味のある方法から取り組んでみてください。
自分だけでは自己分析が進まない場合は、周囲の人や自己分析ツールを頼ってみるのもおすすめです。客観的な視点で自分を分析することができ、自己理解の一歩を踏み出しやすいでしょう。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。