このページのまとめ
- 学生の名刺は基本不要
- 使う場面は会社説明会やOB訪問など、ごく少ない
- 名刺を扱うなら、受け渡しの正しいマナーを覚えておくこと
- 自宅で作ることもできるが、業者に任せたほうが仕上がりが良い
- 名刺を作るなら、名刺入れも準備する
就活生の中には「学生でも名刺を持つ必要がある?」と疑問を感じている人がいるようです。社会人であれば名刺は基本的なアイテムですが、就活生の場合は無理に持つ必要はありません。
とは言え、周りが持っていると焦ってしまい、「とりあえず作っておいた方が良い?」などと考えてしまうこともあるでしょう。実際に、作っておくことでメリットとなる場合もゼロではないようです。
このコラムでは就活中の名刺について、必要性の有無や作り方などをご紹介。迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
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就職活動に学生の名刺は必要?不要?
就活中の学生の名刺は、基本的には必要ありません。人事や採用担当は、履歴書、エントリーシートなどで就活生の詳細を確認します。応募の際に情報が簡略化された名刺を添えたところで、あまり意味はないと言えるでしょう。
また、会社説明会やセミナー、インターンなどで企業の関係者に渡したからといって、評価が上がるわけではありません。それどころか、人事担当からしてみると、採用が決まっているわけでもない学生の名刺は、扱いに困る可能性が高いです。
さらに、名刺を作るためには業者に頼むにしても自分で作るにしても、労力と費用がかかります。それに対して思うほどの効果は見込めないので、コストパフォーマンスが良いとは言えないのが正直なところです。名刺は就活において、特別有利に働くことはないと覚えておきましょう。
名刺を持つメリットとは?
ただし、自分を売り込む道具になる可能性もゼロではありません。名刺を渡すことで、選考前に名前や顔を覚えてもらえる機会は増えます。志望者数が多い企業などにおいて、その他大勢に埋もれず、少しでも印象を残せるかもしれません。
就職活動に余裕がある人や、念のため持っておきたいという人は試してみても良いでしょう。
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学生が名刺を使うシーンは?
学生が名刺を使う機会としては、下記にあげたような場が主体となります。逆に言えば、他ではあまり使う場面もないので、せっかく作っても宝の持ち腐れとなってしまう可能性が高いです。
会社説明会、企業セミナー、OB・OG訪問など
就活生が名刺を使うシーンとしては、「会社説明会」「企業セミナー」「OB・OG訪問」が多いようです。
ただし、周囲に配って回るような行動は企業から歓迎されません。過度なアピールとならないように気をつけましょう。
名刺を渡す相手は?
名刺を渡す相手としては採用担当者、先輩社員、就活仲間などが挙げられます。名刺は渡すときのマナーがとても大切です。好印象を残したいのであれば、きちんとしたマナーを身に着けて臨みましょう。
また、就活仲間に渡す場合は、連絡先交換や自己紹介として活用しているようです。
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名刺は渡し方に注意
先にも少し触れましたが、名刺交換では「正しい渡し方」が重要です。受け渡しのマナーを間違えて、印象を下げてしまったら元も子もありませんから、しっかりと覚えましょう。
下記で紹介する基本的な順番や注意点を参考にしてみてください。
名刺を交換する際の順番
名刺は目下のものから差し出し、目上の人(社長→部長→課長)の順番に渡すというルールがあります。つまり、就活の場で名刺交換をする際には、学生から差し出すのが正解です。
名刺の向き、持ち方
名刺は両手で持ち、文字は相手に読める向きにして差し出します。そして、相手と視線を合わせながら「○○大学の(フルネーム)です。よろしくお願いします」と名乗り、挨拶しましょう。
名刺を受け取るとき
名刺を受け取るときは、相手が名乗り終えてから「頂戴いたします」と言って両手で受け取ります。このとき、相手の名刺の会社名やロゴ、名前に指がかかってしまわないように注意してください。
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名刺はどうやって作るの?
ここからは、名刺を作りたい人に向けて、方法や記載項目、注意点などを紹介していきます。
名刺の作り方
名刺はパソコンがあれば自宅で作ることが可能です。WordやExcel、PowerPoint、Illustratorといったソフトを使用してデザインを作り、自宅やコンビニなどのプリンターで印刷します。
比較的簡単な作業ですし、コストを抑えて作れますが、仕上がりもそれなりということは否めません。自分で作るときには、名刺用のコピー紙を使うなど、紙の質やインクの出具合に注意しましょう。
きちんとした名刺を作りたいのであれば、専用の業者やサービスを利用したほうが良いです。多少値段はかかりますが、その分、質が良いものが出来上がります。業者の場合は発注~手元に届くまで数日かかるので、スケジュールを確認して注文しましょう。
名刺に記載する項目
名刺には、「名前」「大学名」「連絡先(電話番号、メールアドレス)」を記載します。
ビジネスマンはさらに肩書が加わったり、会社のロゴマークが記載されていたりしますが、学生の場合は上記の内容で十分です。住所や趣味などの不必要な情報は載せないように注意してください。
もしSNSやブログなど売り込みアピールに有用なアカウントがあれば、記載しても良いでしょう。プライベートで使用している、日常を綴っただけのアカウントは避けた方が無難です。
デザインはシンプルに
就活で使う名刺ですから、デザインはシンプルなものを選びましょう。もっとも大切なのは可読性です。読みすいフォント、文字の大きさにすることを意識してください。
名刺入れを準備する
名刺を作り終えたら、名刺入れを準備しましょう。緊急時のため、財布や手帳に予備を忍ばせておくビジネスマンもいますが、本来的に名刺は名刺入れで持ち歩くもの。名刺入れを使うことも、ビジネスマナーの一環です。
「まだ学生だから」とクリアファイルや定期入れなどを使っていると、名刺が折れ曲がったり、汚れてしまったりして、いざというときに使えない可能性もあります。
ちなみに、状態の良くない名刺を渡すことは悪い印象に繋がるので、避けておきましょう。折れた名刺を差し出すぐらいなら、何も渡さない方が良いです。
名刺入れは高額なものでなくて大丈夫です。シンプルで落ち着いた色味の名刺入れを用意し、きちんと保管しておきましょう。
ここまで、学生の名刺の必要性について紹介してきました。その他、就活における正解が分からずに迷っている方は、この機会にキャリアチケットをご利用ください。
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名刺の必要性については「就活に名刺入れはいらない?必要性やおすすめの色・素材などを紹介」も参考にしてください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。