このページのまとめ
- 筆記試験を通過しないと、面接まで辿り着けないことが多い
- 筆記試験は「足切り」の意味合いもある
- 高校生の時に勉強した5教科を復習しよう
- ニュースや新聞で時事をチェックすることが大切
- 適性テストはテキストで慣れておいた方がよい
エントリーシート・履歴書・面接などの対策は、多くの就活生がしっかりと練ることと思います。では、筆記試験についてはいかがでしょうか。つい見落としがちですが、ほとんどの企業は筆記試験を課しています。筆記試験を通過しないことには面接に辿り着けないと言っても過言ではありません。
筆記試験対策が十分でない方、今からでも遅くありません。しっかりと準備をして筆記試験に臨んでください。
まずは、筆記試験は何のためにするのか、どんな試験があるのかをご紹介します。そのうえで、どのような対策をとればいいのかということを一緒に見ていきましょう。
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筆記試験はどれくらい重要?
多くの企業は下記のように、選考課程の中ほどで筆記試験を行っているようです。
1.エントリー
2.説明会
3.筆記試験
4.エントリーシート
5.面接
6.内定
この選考過程を見て分かるように、多くの場合、筆記試験を通過しないと面接に漕ぎ着けないと言えるでしょう。いくら面接対策をとったところで、それを活かせなくなる可能性があるということです。そうならないためにも、充分な対策をしてから臨みましょう。
筆記試験を選考の中ほどに行うことは、企業側にとってどういうメリットがあるのでしょうか。まず言えることは、早い段階で優秀な人材をピックアップできるということだと思われます。
しかし、少し穿った見方をすれば、早い段階で「足切り」が行われるということです。webエントリーが主流である今、人気のある企業でも以前より気軽に応募できる傾向があります。そのため、多くの就活生がチャレンジしているようです。
この状況は企業にとっては嬉しい半面、面接へ進める人物をある程度絞らないと大変なことになるでしょう。そこで、筆記試験により大幅に減数させている、という説もあるようです。真偽の程は分かりませんが、確かに「足切り」の意味合いはあるようです。
企業により合格ラインが異なる
筆記で5割ほど不合格になる企業もあれば、2割ほどしか落とさないところもあります。明確な合格ラインは不明なので、過去の傾向を調べたりOBOG訪問の際に訪ねたりすると良いでしょう
筆記試験は就活をしていれば、遅かれ早かれ出会うものです。その時になって慌てるのではなく、普段から準備できていると良いでしょう。
面接の採用基準については「面接での採用基準とは?チェックされているポイントを解説」も参考にしてください。
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代表的な筆記試験の種類
筆記試験には「知能テスト」と「適性テスト」があり、その中でも、いくつかに分類分けされます。代表的なものを見ていきましょう。
知能テスト
能力検査
基礎的な知識の習熟度を確認する試験です。内容は国数英理社。企業により、5教科網羅したり、3教科だけ行ったりとさまざまです。レベルは、おおよそ義務教育修了程度とのこと。きちんと復習することが大切です。
知識検査
社会人になるものととして、知っておくべきことを問う試験です。いわゆる常識問題や時事問題が出題されます。日頃から新聞やテレビを通して、ニュースのチェックを行いましょう。また、専門職を希望する人は、該当するジャンルについて、より深い問題が出題されるかもしれません。しっかりと勉強して臨んでください。
就活の一般常識については「就活での一般常識問題とは?出題内容や選考突破に向けた対策方法を解説」も参考にしてください。
適性テスト
SPI
この試験では、地頭の良さや基本的な性格が分かります。つまり、表面上どんなに繕っても、内向的、外向的、積極的、消極的等の基本的な性格が露見するということです。特別に何か準備をしなくてもよい、と言われていますが、慣れておくに越したことはありません。気分転換に程度に、問題集を解いてみるとよいでしょう。
玉手箱
玉手箱は、自宅のパソコンで受ける「自宅受検型」のWebテストのことです。論理的読解、図表の読み取り、表の空欄の推測が問われるような設問を通して、地頭の良さや基本的な性格を判断します。
以上のように、テストにはさまざまな種類があります。対策が取りやすい知能テストは、積極的に勉強して知識を習得しましょう。また、適性テストは、いかに慣れているか、ということが合否の分かれ目になるかもしれません。頭の体操として、楽しんで取り組むのがコツでしょう。
適性検査の対策については「適性検査の対策方法をご紹介!種類や受検方法も解説」も参考にしてください。
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筆記試験はどこで受ける?
最近は下記のように、ネットを利用して自宅や指定会場で受験するパターンも多いようです。遠方の方にはとっては経済的に好都合なうえ、自宅で受けられるので心持ち良く受験できるでしょう。
・会社に出向いて受験する
・指定の試験会場を訪れ受験する(テストセンター)
・自宅でインターネットを使って受験する(Webテスト)
筆記試験にはさまざまなパターンがありますが、しっかりと対策をとれば難しいことはありません。対策方法にお困りの方は、ぜひ「キャリアチケット」にご相談ください。就活に役立つ情報が得られるうえ、経験豊富なエージェントがあなたをサポート。一緒に内定を勝ち取りましょう。
テストセンターについては「企業によって異なる適性検査!テストセンターって何?」も参考にしてください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。