このページのまとめ
- 二次面接で主に聞かれることは、志望理由や入社後のキャリアビジョン
- 企業側は二次面接を通じて、就活生の意欲や自社とのマッチ度を見極めている
- 二次面接では回答を深掘りして聞かれることが多いため、自己分析や企業研究が重要

二次面接を控えて、「何を聞かれるのか」「選考に通過できるか」と不安を抱えている就活生もいるでしょう。二次面接では、一次面接と比べてより掘り下げた質問をされる傾向があるため、事前の準備が大切です。
この記事では、二次面接でよく聞かれることや回答例、逆質問の例を解説します。一次面接との違いや二次面接に向けた対策もまとめているので、ぜひ参考にしてください。
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- 二次面接で聞かれることと質問の回答例
- 1.自己紹介をお願いします
- 2.志望理由を教えてください
- 3.自己PRをしてください
- 4.強みと弱みを教えてください
- 5.学生時代に力を入れたことは何ですか
- 6.これまでの失敗経験を教えてください
- 7.就活の軸は何ですか
- 8.キャリアビジョンを教えてください
- 9.入社後にやりたい仕事は何ですか
- 10.当社の事業についてどう思いますか
- 11.当社の課題は何だと思いますか
- 12.他社の選考状況を教えてください
- 二次面接での逆質問例
- 事業や業務の内容に関する逆質問
- 社風に関する逆質問
- 企業の将来や経営に関する逆質問
- キャリアパスに関する逆質問
- 新卒の就活における二次面接の傾向
- 目的:就活生の絞り込み
- 聞かれること:深掘りする質問が中心
- 面接官:管理職などの責任ある立場の人
- 所要時間:30分から1時間程度
- 面接形式:個人面接または少人数のグループ面接
- 選考通過率:企業によって異なる
- 二次面接と一次面接や最終面接の違い
- 一次面接との違い
- 最終面接との違い
- 二次面接で評価される基準
- 意欲や熱意はあるか
- 価値観や強みが求める人物像と合っているか
- 企業や仕事について理解しているか
- 二次面接で聞かれることへの対策6選
- 1.応募書類や一次面接の内容を振り返る
- 2.自己分析をして具体的なエピソードを整理する
- 3.業界・企業研究を徹底する
- 4.志望する仕事内容について理解を深める
- 5.よく聞かれることの回答を考える
- 6.模擬面接をする
- 二次面接に向けて万全の対策をしたいあなたへ
- 二次面接に関するよくある質問
- Q.二次面接が最終面接の場合に聞かれることは?
- Q.二次面接に落ちるフラグは?
- Q.二次面接に進むとほぼ内定をもらえる?
二次面接で聞かれることと質問の回答例
二次面接では、就活の基本的な質問のほか、企業理解や仕事に対する意欲などを聞かれる傾向にあります。ここでは、二次面接で聞かれることをまとめました。質問と回答例を参考に、自分ならどのように答えるかを考えてみてください。
1.自己紹介をお願いします
就活の二次面接では、一次面接と同様に冒頭で自己紹介を求められるのが一般的です。面接官は、一次面接の内容を確認しており、基本的な情報を把握していると考えられるため、経験や強みを盛り込んで具体的な自己紹介を心掛けましょう。
二次面接における自己紹介のポイントは以下のとおりです。
・名前や所属など基本のプロフィールを伝える
・面接でアピールしたい経験や強みに触れる
・丁寧な挨拶や意気込みで締める
面接官に「詳しく話を聞きたい」と思ってもらえるように、アピールポイントを30秒~1分程度で簡潔に伝えましょう。
回答例
△△大学の山田太郎と申します。私は学生時代、「課題解決力」を徹底的に磨いてきました。特にゼミの活動では、地域の商店街の集客低迷という課題に対し、データ分析とSNSマーケティングの導入を提案し、前年比15%の売上向上に貢献しました。
この課題解決への情熱とスキルを活かし、御社の法人営業職として、顧客のニーズに応じて価値を提供したいと考えております。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
2.志望理由を教えてください
志望理由は、二次面接でよく聞かれることの一つです。一次面接よりも踏み込んで、「なぜ競合他社ではなくその企業を選んだのか」を問われる傾向があります。二次面接で志望理由を聞かれたら、次のポイントを押さえて回答しましょう。
・企業理念や価値観への共感を述べる
・事業内容や社風の魅力を伝える
・自分の強みと企業の特徴を結び付ける
・入社後に貢献したいという意思を伝える
二次面接では、志望理由について「なぜその理念に共感したのか」「具体的にどのように貢献したいのか」と聞かれることもあります。深掘りの質問にも対応できるように、徹底した準備が大切です。
回答例
御社を志望する理由は、「技術力で社会課題を解決するという姿勢」に強く共感したためです。特に、御社が開発されている環境負荷の低い次世代型バッテリー△△は、私が大学の研究で取り組んできた持続可能なエネルギー開発への思いと完全に一致しています。
私は研究で培った高分子化学の知識と分析力を活かし、この△△の生産技術部門で、安定した量産体制の構築に貢献し、地球規模の課題解決に貢献したいと考えております。
3.自己PRをしてください
自己PRも、二次面接で聞かれることに挙げられます。ほかの質問と同様に一次面接よりも踏み込んだ内容が求められるため、以下のポイントを押さえて準備しましょう。
・アピールする内容は1~2個に絞る
・具体的なエピソードを盛り込む
・数字や第三者からの評価を含める
二次面接の自己PRでは、「入社後、どのように強みを活かせるか」を伝えてください。企業に貢献できることをアピールするのが重要です。
回答例
私の強みは、目標達成に向けた「周囲を巻き込む推進力」です。大学のテニスサークルでは、新入部員の定着率が毎年30%程度と低いのが課題でした。私は副部長として、この状況を変えようと、定着率向上プロジェクトを立ち上げました。
具体的に行ったことは、既存部員に「新入生を一人前に育てる」という役割を与え、練習内容をマンツーマン指導制に変更したことです。その結果、翌年には新入部員の定着率が80%に高まりました。
御社でも、この目標設定とチームを動かす力を活かし、チームの売上目標達成に貢献したいと考えております。
4.強みと弱みを教えてください
二次面接では、自己理解の深さや成長意欲を評価するため、強みと弱みを聞かれることがあります。以下のポイントを押さえて、具体的に回答しましょう。
・強みは仕事で活かせる点について述べる
・弱みは改善策とセットで伝える
・致命的な弱みは避ける
単に長所と短所を述べるのではなく、「仕事にどうやって活かすか」「どのように努力しているか」を論理的に伝えることが重要です。
回答例
私の強みは、「徹底した準備にもとづく計画性」です。物事に取り組む際、まず全体像とプロセスを洗い出すことで、予期せぬトラブルを未然に防ぎ、常に目標を達成してきました。
一方、弱みは「慎重になり過ぎて、物事の着手や決断に時間が掛かる点」です。特に期限が迫っている場面で、完璧を求め過ぎてしまうことがあります。
この短所を克服するため、現在は「計画を立てる段階で、必ず着手期限を先に設定すること」をルール化し、スピードを意識して行動するように努めています。この計画性を御社のプロジェクト管理に活かしたいと考えています。
5.学生時代に力を入れたことは何ですか
学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)は、新卒就活の二次面接でよく聞かれる質問の一つです。二次面接で学生時代に力を入れたことを聞かれた際は、以下の要素を含めて回答しましょう。
・取り組んだ内容
・直面した課題
・課題解決のための行動
・得られた成果
・学んだこと
二次面接では、結果よりも「なぜその行動をとったか」「経験を通して何を学んだか」などを深掘りされる傾向があります。行動や思考のプロセスが伝わる回答を心掛けましょう。
回答例
学生時代に最も力を入れたのは、大学祭実行委員会での協賛企業獲得です。前年の企業獲得数が目標の半分以下だったため、私はまず過去の資料の徹底的な分析に取り組みました。その結果、協賛企業側が求める具体的なリターン提示が不足していることが原因だと突き止めることができました。
そこで、企業ごとにターゲット層を合わせた協賛プランを約20種類作成し、資料に添付しました。企業メリットを明確化した結果、目標比150%の協賛金を集めることに成功しました。この経験から、「課題解決には、原因を深く掘り下げて分析する力が必要だ」ということを学びました。
6.これまでの失敗経験を教えてください
二次面接では、失敗経験を聞かれることもあります。失敗経験を答えるときのポイントは、以下のとおりです。
・反省点を認める
・失敗から得た教訓と成長できた点を伝える
この質問では、失敗したあとの行動を重点的にチェックされる傾向があります。課題対応力や学習能力、成長意欲の伝わる回答を意識しましょう。
回答例
最も印象深い失敗は、アルバイト先のカフェで、常連のお客さまの注文をメモせずに受け、誤った商品を提供してしまったことです。原因は、自分の記憶力に過信し、基本的な確認作業を怠ったことにあると反省しました。
その日以来、どんな簡単な注文でも必ず復唱とメモを徹底しています。さらに、スタッフ全員が使うチェックリストを提案し、店舗全体でミスを減らすことに貢献しました。
この失敗から、「基本業務の徹底こそが、信頼を築くための第一歩である」ということを学びました。
7.就活の軸は何ですか
就活の軸も、二次面接で聞かれることがある質問の一つです。自分の軸と企業の理念や仕事内容が結び付いていることを示し、熱意や入社意欲をアピールしましょう。就活の軸の答え方のポイントは、以下のとおりです。
・軸は2~3個程度に絞る
・その企業が軸と合っていることを伝える
二次面接では、「なぜその軸が仕事選びにおいて最も重要なのですか」「軸をもつに至った経験は何ですか」などと深掘りされることもあります。改めて、なぜその軸を設定したのか考えておくのがおすすめです。
回答例
私の就職活動の軸は主に二点あります。一点目は、「高い専門性が身につく環境」です。将来的にはITインフラの設計・構築を担うスペシャリストになりたいため、若手のうちから実践的なプロジェクトに携われる環境を重視しています。
二点目は、「チームで一つの目標を達成する風土」です。個人ではなく、異なる部門の専門家と連携しながら、難易度の高い課題を解決していくことにやりがいを感じています。
御社は、若手も大規模プロジェクトに参加できる機会が多く、また、部門間の連携が活発であると伺っており、私の軸に最も合致していると考えています。
8.キャリアビジョンを教えてください
キャリアビジョンは、入社後の目標や企業に対する長期的な貢献意識を確認するため、二次面接で聞かれることがあります。以下のポイントを押さえ、「5年後、10年後、どうなっていたいか」を具体的に説明してください。
・3年後/5年後/10年後など期間を区切って説明する
・どのように企業に貢献するかを伝える
・企業で実現可能なビジョンを示す
キャリアビジョンを聞かれたら、企業の事業戦略や求める人物像と合った回答を心掛けましょう。その企業だからこそ実現できるビジョンを提示することが重要です。
回答例
入社後、まずは3年間営業職として、御社の主力製品である「△△システム」に関する専門知識と、顧客の潜在ニーズを引き出すヒアリング能力を徹底的に磨き上げます。
5年後には、チームリーダーとして若手社員を育成しながら、新規顧客開拓において社内トップの成果を出すことを目標としています。そして10年後には、培った経験を活かし、新規事業の企画立案に携わることで、御社のビジネス領域の拡大に貢献できるような存在になりたいと考えております。
9.入社後にやりたい仕事は何ですか
入社後にやりたい仕事も、就活の二次面接で聞かれることがあります。以下のポイントを押さえて、企業への熱意や貢献意欲をアピールしてみてください。
・具体的な商品名やサービス名、業務内容を挙げる
・仕事を通してどのように貢献できるかを述べる
入社後にやりたいことは、志望理由と関連づけましょう。回答に一貫性をもたせることで、意欲や熱意を強く印象づけられる可能性があります。
回答例
私は入社後、特に「BtoBマーケティング部門でのデジタル施策の推進」に携わりたいと考えております。御社の主力製品である「〇〇ソフトウェア」は、高い市場競争力がありますが、私はWeb広告やSEO施策により、さらに多くの潜在顧客に御社の価値を届けたいと考えています。
大学で培ったデータ分析能力を活かし、データにもとづいた効果的な集客戦略を立案・実行することで、御社の売上拡大に貢献することが、私の入社後の目標です。
10.当社の事業についてどう思いますか
二次面接では企業理解の深さを確かめるために、事業内容について踏み込んだ質問をされることもあります。事業について聞かれたときの回答のポイントは、以下のとおりです。
・具体的な事業名や市場における立ち位置について話す
・将来性や強み、課題について言及する
・自分自身の意見を述べる
単なる賛辞ではなく、建設的な意見を述べ、企業理解が表面的でないことをアピールしましょう。
回答例
御社は、「企業の人事・経理分野における業務効率化」という、どの時代でも必要不可欠なニーズを的確に捉えている点に強みがあると感じています。特に、近年注力されているAIを活用した自動化ソリューションは、競合他社に先駆けた取り組みであり、市場における御社の優位性を確固たるものにすると考えております。
私は、この社会貢献性の高い事業の一員として、お客さまの課題解決に尽力できることに魅力を感じております。
11.当社の課題は何だと思いますか
二次面接では、分析力や課題解決力を確認するために、企業の課題について聞かれることがあります。批判的な視点だけでなく、改善策を提案する姿勢を見せることが重要です。具体的には、以下のポイントを押さえて回答しましょう。
・具体的なデータにもとづいた客観的な課題を提示する
・前向きな姿勢で締める
・入社後の貢献意欲を含める
二次面接を受ける際は、企業の課題について踏み込んだ質問にも答えられるように、IR情報やニュースなどを深く読み込んでおいてください。
回答例
御社は国内市場で圧倒的なシェアをお持ちですが、IR情報や直近のニュースを拝見したところ、「海外展開における現地のニーズへの適応」が今後の大きな課題になると考えております。特にアジア市場においては、競合他社がすでにローカライズを進めています。
この課題に対し、私は大学時代に△△への留学経験で培った異文化理解力と市場調査スキルを活かし、現地の顧客が真に求めるサービスを提供するための戦略立案に貢献したいと考えております。
12.他社の選考状況を教えてください
二次面接では、他社の選考状況について聞かれることもあります。以下のポイントを押さえ、正直に答えましょう。
・選考を受けている業種や職種を正直に伝える
・他社も同じ軸で選んだことを示す
・その企業が最も魅力的な理由を話す
企業は、就活生が本当に入社してくれるかを確かめるため、他社の選考状況について聞く傾向があります。志望度が高いことを伝え、企業側が「内定を辞退しないか」という不安を抱かないように配慮する姿勢が重要です。
回答例
現在は、御社と同じくITインフラを支える企業を中心に、3社の選考を受けております。具体的には、△△社のSaaS部門と、△△社のシステムコンサルタント職です。私の就活の軸である「若いうちからの挑戦と社会貢献性の高さ」という点で共通しており、選考を進めております。
しかし、そのなかでも御社は、私が最も関心を抱いている「データ解析技術」への投資に積極的なため、現時点では最も志望度が高く、ご縁をいただけた際は迷わず入社を決めたいと考えております。
「就活の面接で聞かれる質問集40選!答え方のポイントや回答例も解説」の記事では、就活の面接でよく聞かれることを紹介しているので、ぜひ選考対策の参考にしてみてください。
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二次面接での逆質問例
一次面接と同じように、二次面接でも終盤に「何か質問はありませんか」と聞かれることがあります。逆質問は、面接官に入社意欲や企業に対する関心をアピールするチャンスです。例を参考に、面接官に好印象を与える逆質問を用意しておいてください。
事業や業務の内容に関する逆質問
二次面接では、企業概要のような表面的な内容よりも踏み込み、事業の課題や展望、具体的な業務内容などについて質問するのが望ましいでしょう。具体的には、以下のような逆質問をすると好印象を与えられる可能性があります。
・△△事業の今後の展望について、具体的な事例を交えて教えていただけますか
・△△職の業務において、最も重要となるスキルは何でしょうか
・チームメンバーの役割分担について詳しく教えていただけますか
面接官が担っている役割に焦点を当てて質問すると、具体的な情報を得られて企業理解が深まるでしょう。
社風に関する逆質問
社風に関する逆質問は、自分に合った企業で長期的なキャリアを築くために重要です。実際に配属される可能性のある部署や現場の雰囲気を知るためにも、以下のような逆質問をしてみましょう。
・△△部はどのような雰囲気ですか
・プライベートでも社員同士の交流はありますか
・御社で活躍されている社員の方々に共通する考え方があればお教えください
入社後の姿をより具体化するためにも、組織の雰囲気や社員の様子が分かる質問をするのがおすすめです。社風について聞くことで、ミスマッチを防ぐ真剣な姿勢のアピールにつながります。
企業の将来や経営に関する逆質問
企業の将来性や経営に関する逆質問は、長期的な視線で入社を考えていることをアピールしたい場合におすすめです。二次面接では、経営層に近い立場の人が面接官を担うことがあるので、一次面接よりも具体的な回答を得られる可能性があります。
・御社が海外で展開している△△事業の将来的なビジョンを聞かせてください
・市場を取り巻く状況が変化するのなかで、御社の中長期的な経営戦略に最も影響を与える要素は何だとお考えですか
・御社の経営戦略を実行するため、社員に求められるスキルや行動はどのようなものでしょうか
長期的な戦略やビジョンに関して質問することで、「企業に貢献したい」「事業の発展とともに成長していきたい」という意欲をアピールしましょう。
キャリアパスに関する逆質問
キャリアパスに関する逆質問は、入社後の成長を具体的にイメージするために重要です。自分のキャリアビジョンと企業の方向性や求める人物像を結び付け、「長期的に貢献したい」という姿勢をアピールしましょう。
・若手社員が将来的に管理職を目指す場合、どのような部門での経験が重要だとお考えですか
・若手社員の育成に力を入れていると伺いましたが、具体的にどのような取り組みをされていますか
・△△のスキルを習得する場合、御社にはどのような研修制度や資格取得支援の仕組みがありますでしょうか
入社後のキャリアパスは企業によって異なります。ジョブローテーションでいくつかの職種を経験する場合もあれば、特定の職種で結果を出すと役職が与えられるケースもあるでしょう。自分が歩みたいキャリアを志望先の企業で歩めるのか、逆質問で確認してみてください。
就活の面接における逆質問のポイントは、「就活での逆質問例50選!面接でアピールする際のポイントや準備方法も解説」で紹介しています。逆質問で好印象を与えて面接を突破するため、ぜひご覧ください。
二次面接で避けたい逆質問
二次面接では、一次面接の段階で確認できる基本情報に関する逆質問を避けましょう。また、待遇ばかり質問すると、企業への関心や熱意に疑問を抱かれる可能性があるため注意が必要です。具体的には、以下のような質問は避けるのが望ましいでしょう。
・御社の事業内容について教えてください
・勤務地はどこになりますか
・有給は取りやすいですか
・残業は少ないですか
また、逆質問の時間に「特にありません」と答えるのも避けてください。企業への関心がないと判断され、入社意欲が低いと懸念される恐れがあります。面接の流れや内容に合わせて質問できるように、3~5個程度の逆質問を用意しておくのがおすすめです。
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新卒の就活における二次面接の傾向
ここでは、二次面接の目的や質問の傾向などを解説します。ぜひ、選考対策の参考にしてください。
目的:就活生の絞り込み
二次面接の目的は、一次面接を通過した就活生のなかから、企業が求める人材をさらに絞り込むことです。面接官は、二次面接を通して就活生が企業にとって必要な人材かを見極め、入社後に活躍できる可能性が高い人を厳選します。
聞かれること:深掘りする質問が中心
二次面接では、ESや一次面接で話したエピソードについて、考え方や価値観を深掘りされるのが一般的。なぜなら、基本的な受け答えやマナーなどは一次面接でチェック済みだからです。
たとえば、学生時代に力を入れたことについて聞かれる場合、「なぜその行動をしましたか?」「困難や課題は何でしたか」「そこから何を学びましたか」などを問われるでしょう。
また、志望動機を伝えた場合にも、「なぜほかの業界ではないのですか?」「△社も似た事業を行っていますが、なぜ弊社なのですか」などと聞かれることがあります。
深掘りされた質問に対して、論理的で一貫性のある回答をするため、自己分析を徹底し、話す内容の背景を深く理解しておくことが重要です。
面接官:管理職などの責任ある立場の人
二次面接に進むと、部長や課長などの管理職が面接官として参加することが増えます。企業によっては、役員が面接官を担当することもあるでしょう。実際に配属後に上司となる人や企業全体に影響力をもつ人が面接を行い、「将来的に企業の中核を担える人材か」を見極めます。
一次面接のときよりも緊張した雰囲気になる場合もあるため、しっかりと準備して参加するようにしてください。
所要時間:30分から1時間程度
二次面接の所要時間は、30分から1時間程度で行われるのが一般的です。二次面接では、学生についてより深く知るための細かい質問が増えるので、一次面接と比べて面接時間が長くなりやすいといわれます。
時間が長くなるぶん、集中力と丁寧なコミュニケーションを保つことが求められるでしょう。
面接形式:個人面接または少人数のグループ面接
二次面接をどのような形式で実施するかは、企業によって異なります。一般的には、就活生1人に対し、面接官1~3人程度の個人面接が中心です。個人面接では、個人の経験や価値観に関する質問も深掘りされる傾向があります。
また、企業によってはグループ面接が実施されることも。ただし、グループ面接の場合も、就活生が2~3人程度と少人数で実施されるのが一般的です。個人面接と同様に一人ひとりの発言の内容を深掘りされやすいので、よく聞かれることの回答をしっかり準備しておきましょう。
選考通過率:企業によって異なる
二次面接の選考通過率は、企業や業界によって異なります。一次面接で応募者の人数を絞っている場合には、二次面接のほうが通過率が高くなるでしょう。
たとえ通過率が高くても、面接の難易度が低いわけではありません。一次面接より厳格な基準で合否を判断されることがあるので、万全な対策が必要です。詳しくは、「二次面接の通過率は? 好印象な回答方法や対策を知って合格をつかもう!」の記事をご確認ください。
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二次面接と一次面接や最終面接の違い
就活において、面接はフェーズによって異なる目的と評価基準をもっています。二次面接を成功させるためには、その立ち位置と評価ポイントを理解することが重要です。二次面接を突破するため、ほかの面接との違いを確認しておきましょう。
一次面接との違い
一次面接と二次面接では、質問の深さや面接官の立場などが異なります。主な違いは、以下の表のとおりです。
| 項目 | 一次面接 | 二次面接 |
| よく聞かれること | 志望理由や自己PRなど基本的な内容 | 志望理由やエピソードの深掘り |
| 面接官の立場 | 人事担当者や現場の若手社員が中心 | 管理職や部門責任者が中心 |
| 評価ポイント | 人柄やコミュニケーション能力 | 企業との相性や意欲 |
二次面接では、一次面接で聞かれたことを前提として、一歩踏み込んだ内容を聞かれると考えておきましょう。
最終面接との違い
二次面接と最終面接は、よく聞かれることや評価ポイントなどに違いがあります。最終面接の特徴は、以下のとおりです。
・聞かれること:企業理念への共感や将来のビジョン
・面接官:役員や社長
・評価ポイント:将来的な貢献
最終面接では、「就活生が企業の将来を担う人材になれるか」という経営レベルの判断が行われます。長期的な活躍を見極めるため、人生観や価値観などを聞かれることもあるでしょう。
二次面接が最終面接の企業もある
ベンチャー企業や中小企業など、採用プロセスが短い企業では、二次面接が最終面接になることもあります。この場合、二次面接で経営や長期的なキャリアに関して聞かれることも。二次面接と最終面接の両方の質問に対応できるように、徹底した準備が必要です。
「就活のやり方と流れを解説!準備から内定までのポイントと相談先も紹介」の記事では、就活の流れを解説しています。内定までの流れを確認したい人は、ぜひご参照ください。
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二次面接で評価される基準
二次面接では、意欲や企業との相性などが厳しく評価される傾向にあります。聞かれることに対して効果的な回答ができるように、二次面接の評価基準を詳しく確認しておきましょう。
意欲や熱意はあるか
企業側は、採用した人材に長く活躍してほしいと考える傾向があります。そのため、二次面接では、入社意欲や仕事に対する熱意を評価されるでしょう。
意欲や熱意は、新卒選考において重要なポイントの一つです。厚生労働省の「令和5年若年者雇用実態調査の概況」では、「職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神」が選考で最も重視されていることが分かりました。
| 選考において重視した点 | 重視した企業の割合 |
| 職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神 | 79.3% |
| コミュニケーション能力 | 74.8% |
| マナー・社会常識 | 58.6% |
| 組織への適応性 | 53.2% |
| 体力・ストレス耐性 | 36.2% |
参照:厚生労働省「令和5年若年者雇用実態調査の概況(p.7)表4 採用区分、若年正社員の採用選考の有無及び採用選考にあたり重視した点別事業所割合」
企業研究を深く行ったうえで、応募先を選んだ明確な理由や、入社後の具体的なキャリアプランなどを答えられると、意欲や熱意を評価してもらえるでしょう。
価値観や強みが求める人物像と合っているか
企業には、それぞれ独自の文化や価値観があります。二次面接では、就活生の価値観や強みが、企業の求める人物像と合致しているかどうかも評価されるでしょう。
前述の厚生労働省の調査においても、半数以上の企業で「組織への適応性」が重視されていることが分かります。二次面接を突破するには、性格や思考パターンなどが、企業文化やチームの価値観にマッチしていることをアピールするのが重要です。
企業や仕事について理解しているか
二次面接では、企業や仕事について深く理解しているかどうかも評価されます。基本的な事業内容はもちろん、業界の動向や市場における企業の位置づけなどを深く理解しているかを測る質問も出るでしょう。
参照元
厚生労働省
令和5年若年者雇用実態調査の概況
二次面接に落ちる理由
二次面接で落ちる場合、以下のような理由が考えられます。
・深掘りされた質問に答えられない
・入社意欲が伝わらない
・企業が求める人物像とズレている
・ESや一次面接の内容と矛盾がある
二次面接に通過できず悩んでいる場合は、後述の対策を参考に自己分析や企業研究などを徹底しましょう。「面接に落ちる理由13選!今すぐやるべき対策やフェーズ別の評価基準も解説」の記事では、面接に落ちる理由と対処法を紹介しているので、あわせてご覧ください。
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二次面接で聞かれることへの対策6選
二次面接で聞かれることに対して、効果的な対策を6つ解説します。先述したように、二次面接では掘り下げた質問が中心です。説得力のある回答をするためにも、事前に対策しておく必要があります。
1.応募書類や一次面接の内容を振り返る
二次面接に臨む前に、履歴書やエントリーシートの内容を振り返っておきましょう。二次面接で気をつけたい点は、一次面接や応募書類との矛盾を起こさない点です。面接ごとに答える内容が変わっていると、一貫性がないと思われてしまいかねません。
二次面接では、一次面接の内容を踏まえて質問されるケースも。たとえば、一次面接でうまく答えられなかった質問を、二次面接で再度聞かれることもあります。同じ失敗を繰り返さないかどうかが見られているので、一次面接の内容も振り返って対策しておくのがおすすめです。
2.自己分析をして具体的なエピソードを整理する
二次面接の前には、あらためて自己分析をして具体的なエピソードを考えておくのが効果的。面接官から「なぜ△△なのか」と深掘りされても自信をもって答えられるように、エピソードを整理しておきましょう。
自己分析の際は、「なぜ?」と自問自答するのがおすすめです。たとえば、学生時代に頑張ったことに対し、「なぜ頑張ったのか?」「なぜその行動を取ったのか?」と考えることで、深掘りした質問に答えやすくなります。
3.業界・企業研究を徹底する
エントリーする際に業界・企業研究を済ませていても、二次面接に向けてあらためて理解を深めておくと効果的です。二次面接では、企業への理解度を測る質問が出る傾向があります。公式Webサイトや採用ページに限らず、以下のような幅広い情報源から企業理解を深めましょう。
・業界専門誌
・業界団体のWebサイト
・新聞
・企業のIRニュース
・決算説明資料
・中期経営計画
・経営者や役員の書籍
・企業のSNS
単に応募先の企業について調べるだけでなく、同業他社と比較して、業界内での立ち位置を明確にしておくのがポイントです。二次面接で企業について聞かれても困らないように、企業研究を徹底しましょう。
4.志望する仕事内容について理解を深める
二次面接を控えたタイミングでは、企業情報だけでなく、志望する仕事内容に関しても理解を深めておく必要があります。
企業のWebサイトにある社員紹介のページを確認したり、OB・OG訪問で質問したりすると、仕事内容の理解を深められるでしょう。仕事について調べていくと、入社後の姿をイメージしやすくなり、具体的なキャリアプランを練ることにもつながります。
5.よく聞かれることの回答を考える
二次面接でよく聞かれることに対しては、深掘りの質問にも自信をもって答えられるように、あらかじめ回答を考えておきましょう。
面接準備の際は、丸暗記を避けることが重要です。丸暗記すると緊張ですべて忘れてしまったり、棒読みのような話し方になったりしかねません。回答とエピソードのポイントを押さえ、自然な流れで回答できるように準備しておきましょう。
6.模擬面接をする
模擬面接も、二次面接に向けた対策として効果的です。先述したように、二次面接では、責任ある立場の人が面接官となる傾向があります。
管理職や現場の責任者からの鋭い質問にも答えられるようになるため、大学のキャリアセンターや就職エージェントを利用して、就活のプロに模擬面接をしてもらうのがおすすめです。
「就活の面接対策はどうする?方法やよく聞かれる質問54選と回答例を解説」の記事では、面接対策の方法と新卒の就活でよく聞かれることを解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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二次面接に向けて万全の対策をしたいあなたへ
二次面接を控えて、「聞かれることは何か」「選考を突破するために何をしたら良いか」と不安を抱えている学生もいるでしょう。二次面接で聞かれるのは、志望度やマッチ度を確かめるための質問が中心です。
回答の際は、入社後に活躍する姿を面接官にイメージしてもらえるように、具体的なアピールを心掛けましょう。
一人で面接対策をしていて不安な場合は、キャリアチケット就職エージェントへの相談がおすすめです。キャリアチケットでは、自己分析や企業研究、面接対策など、二次面接に役立つサポートを行っています。二次面接を突破して内定に近づきたい人は、ぜひ利用してみてください。
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二次面接に関するよくある質問
ここでは、二次面接に関する疑問にQ&A形式で回答します。「聞かれることは何?」「落ちたらどうしよう」などと不安な人は、ぜひご覧ください。
Q.二次面接が最終面接の場合に聞かれることは?
A.通常の二次面接で聞かれる内容に加えて、以下のような質問もされる可能性があります。
・あなたにとって仕事とは何ですか
・あなたの夢や目標を教えてください
・希望の仕事に配属されなかった場合はどうしますか
最終面接で聞かれることと答え方のポイントは、「新卒の最終面接の質問対策は?よく聞かれる内容と合格のポイントを解説」の記事でご確認ください。
Q.二次面接に落ちるフラグは?
A.「深掘りの質問をされない」「面接官の反応が鈍い」などが、二次面接に落ちるフラグといわれています。しかし、フラグが立ったからといって必ず不合格ではありません。
また、面接中にフラグに気づいた場合は、答え方を変えると挽回できる可能性もあります。意識的に熱意を伝えたり、積極的に逆質問をしたりすることで、印象アップを目指しましょう。
Q.二次面接に進むとほぼ内定をもらえる?
A.必ずしも内定がもらえるわけではありません。一般的に、二次面接は応募者を絞り込むプロセスです。深掘りした内容を聞かれる傾向にあるので、面接の難易度は高いといえるでしょう。
内定をもらうためには、よく聞かれることの回答を準備したり、模擬面接を受けたりして徹底的に対策することが重要です。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。