就活の時事問題対策!面接で好印象を与えるニュースの選び方と話し方

このページのまとめ

  • 就活で時事問題が問われるのは、情報収集力・感性・社会意識の高さをチェックするため
  • 自分の考えをしっかり言えるよう準備するのが、就活の時事問題で好印象を残すコツ
  • 時事問題の情報収集には新聞・ビジネス雑誌・Webサイト・テレビニュースを活用する

就活の時事問題対策!面接で好印象を与えるニュースの選び方と話し方のイメージ

就活の面接で「最近の気になるニュースは?」と時事問題を聞かれて戸惑う学生は多いでしょう。何を話せば良いのか、どんなニュースを選べば評価されるのか分からず、対策に悩む方も少なくありません。

この記事では、時事問題を問われる理由や具体的な対策、情報収集のコツなどを解説。これを読めば、時事問題に対する不安が軽くなり、面接での自信につながります。

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目 次

就活で時事問題を問われる理由

面接で「最近気になったニュース」を問われるのは、情報収集力・感性・社会意識の高さを測るためです。就活生がニュースにどのように関心を持ち、どう考えているかは、社会人としての素養を判断する重要なポイントになります。

主に見られているのは、以下の3つの点です。

・情報収集力があり、信頼できる情報を取捨選択できるか
・ニュースから何を感じ取り、どう考えられるかという感性
・社会で働くうえで現実の課題に関心を持つ姿勢

こうした視点で見られていることを理解したうえでニュースを整理し、自分なりの意見を持つようにしましょう。

情報収集力を見極めるため

面接でニュースを問うのは、応募者の情報収集力をチェックするためです。社会人になると、自ら必要な情報を集め、正確に分析し活用する力が求められます。ただニュースを読むだけではなく、信頼できる情報を選び取って内容を理解し、今後の行動に活かせるかが重要です。

情報収集をする際は、以下の点も整理しておきましょう。

・どの媒体から得た情報か(信頼性)
・そのニュースの背景や今後の動向
・それを知って自分はどう考えたか、どう活かせるか

これらがしっかり考えられていると、面接で「情報収集力がある学生」と評価されます。ニュースアプリや新聞を活用しながら、自分の意見とセットで準備しておくことが大切です。

ニュースを通じて感性を知るため

面接でニュースを問うのは、その人の感性を確かめるのも目的の一つです。何を感じ、どのように考えるかは人それぞれ。面接官はあなたの回答から、発想力・想像力・問題意識の持ち方など、その人の独自の感性を読み取ろうとしています。

感性は「自社に合う人材か」を見極める材料でもあり、感性が豊かな人は独創的なアイディアを出す力があると評価されることもあるでしょう。

社会問題への関心度・責任感をチェックするため

面接官がニュースを質問するのは、社会意識の高さと責任感を確認するためです。社会人として働く以上、社会の動きに目を向け、自分がどう関わるのかを考える姿勢が必要になります。特に「社会貢献」を志望動機にしている学生の場合、社会問題に関心がないと説得力が弱くなってしまうでしょう。

面接で好印象を残すためのポイントは「会社の面接で評価を得るには?質問例やマナーを知ろう」でも紹介しているため、あわせて参考にしてください。

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就活で取り上げられる時事問題

就活においては、以下のような時事問題について問われることが多いといえるでしょう。また、志望する業界に関連のある問題は、ある程度網羅しておくことをおすすめします

・スポーツ
・政治
・世界情勢
・企業の話題
・経済
・流通
・国内外で起きた大きな事件 など…

たとえば、スポーツの話であれば、「箱根駅伝で史上初3年連続優勝した大学名を知っていますか?また、なぜそのような快挙を遂げられたと思いますか?」といった質問です。

まずはその問題自体について知っているかどうかが問われ、次にどのように感じどのように考えるかという内容の質問があります。

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就活の面接における時事問題の対策方法

就活の面接で時事問題を問われても慌てず答えられるよう、正しい対策方法を知っておくことが大切です。時事問題対策は ニュースを覚えるだけでは不十分 であり、以下の2つのポイントを意識する必要があります。

面接で時事問題を話すときは自分の考えを必ず伝える

時事問題を面接で話すときは、自分の意見を必ずセットで伝えましょう。意見がないとニュースの要約だけで終わってしまい、「あなた自身の考え方や価値観を知りたい」という面接官の意図に応えられなくなるからです。

さらに、賛成・批判の両方の立場で考える練習をすることで、多角的な視点を持てる就活生として評価されやすくなります。

話した時事問題を入社後どう活かすかまで考えておく

時事問題は、入社後にどう活かすかまで考えて答えると面接で差がつきます。時事問題は業界や社会に影響を与えるテーマが多く、「その問題を自分が社会人になったときどう活かすか」を考えられるかで、働く姿勢や思考力が伝わるからです。

入社後の活かし方まで話せると、 企業はあなたの働くイメージを持ちやすくなり、ミスマッチ防止や早期退職予防にもつながります

面接そのものの基本的なマナーを知りたい方は「面接マナーを知りたい就活生必見!質問例や持ち物もご紹介」もあわせてチェックしておきましょう。

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就活の時事問題対策としての情報収集方法

今まで読んできて、「漠然としていてジャンルも広く、習得するのは大変そう…」と感じた方も多いことでしょう。ただし、対策方法がない訳ではありません。以下の方法を一通り試してみましょう。

新聞を読む

一般紙の場合、スポーツや経済、世界情勢など幅広いジャンルを一度に読むことができます。また、社説に目を通すのも良い方法です。問題点は何か、新聞社の主張、論評といったポイントに絞って書かれています。各新聞社の意見に触れることができるので、「そうなんだ」「へー」で終わらず、考える練習にもなるでしょう

ビジネス雑誌を読む

就活の時事問題対策には、ビジネス雑誌を活用するのもおすすめです。ビジネス雑誌は経済・金融・社会動向などが分かりやすくまとまっており、面接やESで使えるリアルな時事ネタを効率良く仕入れられます。

ビジネス雑誌は図解やイラストで解説されているため、初心者でも理解しやすい のが魅力です。また、内容は深く解説されているため、金融業界や経済系の企業を志望する場合は知識を深めるツールとしても役立ちます。

Webサイトで情報収集

Web上にもさまざまな情報が発信されています。新聞と違い、馴染みあるスマホやPC、 タブレットなどの媒体で、どんな場所でもサクサク読むことができ便利です。

また、Webサイトや携帯アプリなどには、時事問題集がたくさん展開されています。空き時間を使って問いていくのも良いでしょう。

なお、取材をしっかり行い、裏付けを取って事実のみを掲載することの多い新聞に比べ、Web上の情報には間違ったものも多数含まれています。情報を鵜吞みににせず、取捨選択するようにしましょう。

テレビのニュース

各テレビ局のニュース番組やNHKを見ることもおすすめです。

ただ単に時事問題の知識をインプットして終わりでは意味がありません。大切なのは、深掘りし自分の考えを持つということです。日ごろからさまざまなジャンルにアンテナを張り、考える癖をつけましょう。

面接で気になるニュースを聞かれたときの例文については「最近のニュースを面接で聞かれたらどう答える?おすすめの内容や例文を紹介」も参考にしてください。

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就活で聞かれたときに回答する時事問題の選び方

面接官はニュースの内容そのものよりも、 「どのような基準で情報を選び、どう考えているか」 を見ています。そのため適当にニュースを選ぶと、質問の意図を外して評価を落としかねません。ここでは、就活で話すための時事問題を選ぶときに意識したいポイントを4つ紹介します。

最新ニュースを選んで情報感度の高さを見せる

面接で話す時事問題は、必ず新しいニュースを選びましょう。最新のニュースを把握していることが、 普段から情報収集のアンテナを張っている学生だと評価されるポイント になるからです。

古いニュースを話すと、普段からニュースを見ていないのかもと思われる可能性があります。逆に最新ニュースを話せば、情報収集力だけでなく「社会や業界への関心度」もアピールできるでしょう。

ニュースを探すときは、 できれば3〜6ヶ月、古くても1年以内のニュース から選ぶのがおすすめです

信頼できるニュースソースを選ぶ

ニュースは必ず信頼できる情報源から選ぶことが大切です。ネットには間違った情報やフェイクニュースも多く含まれているため、それらを信じてしまうと 「情報収集力が低い」と評価される可能性があります。

信頼性の高い情報源は主に以下のとおりです。

・一次情報:専門家の意見、公式統計、企業・政府の発表
・二次情報:ニュース番組、新聞社のWebサイト、信頼できるメディアの記事

ネットで調べる場合は、発信元やドメインの信頼性、情報の更新日をチェックしましょう。

志望業界・企業に関連したニュースで熱意を伝える

面接で話すニュースは、志望業界や企業に関連するテーマを選ぶと効果的です。志望する業界に関わるニュースを取り上げることで「働く意欲がある」「業界研究ができている」という印象を与えられます。

・IT業界なら「生成AI、ChatGPT、デジタル化」
・旅行業界なら「インバウンド、観光需要回復」
・金融業界なら「NISA、フィンテック」
・自動車業界なら「電気自動車、販売競争」

上記のように志望先と関わりの深いニュースを選ぶと、質問が広がりやすく、会話の深掘りに対応しやすくなるでしょう

自分の考えを持てるニュースを選ぶ

面接で話すニュースは興味があり意見が述べられるものを選ぶことが大切です。面接では、単にニュースの内容を説明するだけでは評価されず、 自分の意見が言えるか、考える力があるか、などが問われます。

受けが良さそうだからと興味のないテーマを選んでも、意見が浅くなり、面接官に見抜かれてしまうでしょう。「自分が本当に関心を持てるテーマ」からニュースを選ぶことが、面接突破のポイントです。

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就活で避けた方が良い時事問題のジャンル

面接で話すニュースには、面接官にマイナスな印象を与えたり、評価につながりにくかったりする「避けた方が良いテーマ」があります。せっかく準備しても逆効果になる可能性があるため注意が必要です。ここでは、避けた方が良い時事問題のジャンルを3つ紹介します。

ゴシップをはじめとした芸能ニュース

面接で芸能ニュースを話題にするのは避けましょう。基本的にビジネスと関係ない話題になるためです。特に不倫、暴露、炎上などのゴシップはマイナスな印象を与える可能性があります。

芸能ニュースは話しやすく、一見興味を持たれそうに感じられるでしょう。しかし、面接の目的は 「あなたの情報収集力や考える力、社会人としての意識を見ること」 であり、芸能ニュースではこれらを伝えられません

面接で時事問題を話す際には芸能関係の話題は避け、社会的なニュースを選びましょう。

宗教・政治に関連するニュース

宗教や政治に関するニュースは面接で話題にしない方が無難です。宗教や政治の話題はデリケートで、意図せず面接官に不快感を与えるリスクが高いといえます。

面接官と自分の考えが異なる場合、評価に影響が出る可能性もゼロではありません。また、社会問題として扱いやすいニュースがほかにも多数ある中で、あえてリスクのあるテーマを選ぶ必要はないでしょう。

時事問題の題材としては、より安全かつ意見を伝えやすいテーマを選ぶのが賢明です。

個人的なできごとに関するニュース

個人的なできごとやニュースは面接で話題にするべきではありません。理由は、家族内のできごとや自分の身近で起きたことは関心を持たれにくく、話題が広がらりにくいためです。

面接の場では 「相手と気持ちを共有でき、社会的背景や自分の意見を交えて話せるテーマ」 が求められます。多くの人が共感できる内容のニュースを選びましょう。

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就活における時事問題対策で悩んでいるあなたへ

就活の面接で時事問題を問われる理由、選び方、対策方法をここまでお伝えしてきましたが、大切なのは「ニュースを知っていること」ではなく、 あなた自身がどう考え、これからどう行動するかを言葉にできることです。

しかし、どんなニュースを選べば良いのか、どう答えれば良いのか、自分の考えに自信が持てないこともあるでしょう。一人で悩み、情報を集めるだけでは限界があるのも当然。そのようなときは、プロに相談するのも一つの手段です。

キャリアチケットは就活生向けの無料就活エージェントサービス。就活生の志望業界や企業に合わせた時事問題対策のアドバイスや、面接での答え方の添削、自己分析のサポートまで、 専任アドバイザーがマンツーマンで寄り添います

「どんな時事問題を選べば良いのか」 「自分の考えをどう伝えれば良いのか」といった悩みを、一緒に解決していきましょう。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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