このページのまとめ
- エントリーシートのゼミ活動は、成果ではなくプロセスをアピールするといい
- エントリーシートにゼミ欄がない場合は自己PRや志望動機、ガクチカに盛り込む
- ゼミに入っていない人は嘘をつかずにゼミ以外で頑張ったことを書く
「エントリーシートでのゼミの書き方が分からない」と悩む就活生も多いようです。エントリーシートでゼミをアピールする際は、研究テーマや成果だけでなく、研究から学んだことをアピールしましょう。
この記事では、ESでのゼミの書き方を、記入箇所ごとに例文付きで解説します。ゼミに入っていない人向けの書き方も紹介したので、エントリーシートで上手にアピールしたい方は参考にしてください。
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- エントリーシートのゼミ活動で企業が確認したい5つのポイント
- 1.研究内容と企業の関連性
- 2.ゼミで学んだことの活かし方
- 3.研究に取り組む姿勢
- 4.就活生の興味関心ごと
- 5.就活生の人柄や思考性
- エントリーシートのゼミ欄に盛り込む内容
- エントリーシートにゼミの活動を書く際の5つの手順
- ステップ1:ゼミ名や概要を書く
- ステップ2:ゼミを選んだ理由を書く
- ステップ3:ゼミへの具体的な取り組みを書く
- ステップ4:ゼミで身につけた知識や学びを書く
- ステップ5:身につけた知識などを会社でどう活かすかまとめる
- エントリーシートでゼミをアピールする際の注意点5つ
- 専門用語は極力使わない
- 内容は簡潔に書く
- 嘘は書かない
- 成果が出ていない場合は過程を書く
- 空欄のまま提出しない
- エントリーシートでゼミをアピールする書き方の文字数別の例文
- 100文字の例文
- 200文字の例文
- 400文字の例文
- エントリーシートにゼミ欄がない場合の書き方
- 自己PRでは強みを裏付けるエピソードに使う
- 志望動機では業務に活かせる研究内容を伝える
- ガクチカでは差別化できるようなエピソードを入れる
- エントリーシートにゼミ欄がない場合の例文
- 自己PRへの書き方の例文
- 志望動機への書き方の例文
- ガクチカへの書き方の例文
- ゼミに入っていない場合のエントリーシートの書き方
- ゼミに入らなかった理由を書く
- ほかの項目でアピールする
- ゼミに入っていない場合のエントリーシートの例文
- 大学の授業から得た学びをアピールする例文
- アルバイトをアピールする例文
- 留学をアピールする例文
- エントリーシートにゼミの活動をアピールできるか不安なあなたへ
エントリーシートのゼミ活動で企業が確認したい5つのポイント
企業によってはESにゼミの活動を記載する専用の欄を設けています。エントリーシートでは、ゼミ活動がアピールに繋がるケースが多いです。ここでは、ESのゼミ活動で企業が確認したい5つのポイントを紹介します。企業の意図を確認して、ゼミ活動の書き方の参考にしましょう。
1.研究内容と企業の関連性
ESに書かれた内容から、ゼミで研究してきた内容と企業の関連性を確認しています。特に、理系や大学院生のESで重視される傾向です。ゼミで研究してきた内容が、入社後にどのくらい企業に活かせるのかを見られています。
研究内容と業務内容の関連性が高いほど、即戦力として活躍できる可能性は高まるでしょう。また、柔軟な発想から新たな製品モデルや改善案の提案に役立つなどの評価を得られる可能性もあります。研究内容と志望する企業の親和性がある場合は、ゼミの活動を積極的にアピールしましょう。
文系のゼミ活動の場合には、仕事に直結する可能性が理系ほど高くありません。その場合は、後述する「ゼミでの学びをどのように活かすか」という視点で普段の働き方や貢献方法に落とし込むことが重要です。
2.ゼミで学んだことの活かし方
先述したように、ゼミの内容と企業の事業領域の関連性がさほど高くない場合には、ゼミで学んだことの活かし方を確認しています。
当然ですが、研究内容と企業の業務に関連性がないからといって、マイナス評価を受けることはありません。研究内容自体にフォーカスを当てるのではなく、研究過程や、研究過程で直面した課題の乗り越え方など、ゼミの活動を通じた学びを伝えることで、ゼミの活動はアピールできます。
ゼミの活動では、研究を通じて得られる気づきや学びが豊富にあるはずです。企業の採用担当は、このような気づきや学びも確認しています。
3.研究に取り組む姿勢
大学によってゼミの加入は任意であるからこそ、企業の採用担当者はゼミの研究に対してどのような姿勢で取り組んでいるかも見ています。
・本当に学びたいことがある
・大学の専攻とは異なる領域に興味を持った
・就活で有利と聞いた
社会人に比べて自由な時間が比較的多い大学生が、どのような経緯でゼミに参加したかを気にするケースもあるでしょう。ゼミに参加した経緯を踏まえて、どのような姿勢で研究に取り組んだのかを見ることで、入社後の仕事に対する姿勢を判断しようとしています。
4.就活生の興味関心ごと
ゼミの活動は、大学の教授が専門とする領域によって千差万別です。専攻する学部との関連性・親和性が高い場合、そのゼミを選んだ理由は比較的イメージがつきやすいでしょう。一方、先行する学部と関連性の低いゼミを選んでいる場合は、なぜそのゼミを選んだのか確認しておきたいと考えるはずです。
どのゼミを選ぶかは比較的自由であるからこそ、ゼミを選んだ理由などを通じて、就活生がどのようなことに興味関心を抱いているか確認したい狙いがあります。
5.就活生の人柄や思考性
ゼミの活動を通じて、就活生の人柄や思考性も確認しているでしょう。上記を総合した内容といえますが、ゼミを選んだ理由や研究内容、研究過程、課題の乗り越え方、学んだことなどから、就活生の思考の癖や問題解決力、論理的思考力などを知る手がかりにしています。
ゼミは自らの意思で参加するため、大学の必修の授業とは異なる側面を持っています。
なお、自己PRの評価ポイントを知りたい方は「自己PRは書き方が大事!企業に評価される構成やポイントを解説します」もあわせてご覧ください。
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エントリーシートのゼミ欄に盛り込む内容
ESにゼミの活動を書く際に触れたい内容を紹介しました。文字数に余裕がある場合は、ここから紹介する内容すべてを満遍なく盛り込むとよいでしょう。
・ゼミのテーマと概要
・ゼミを選んだ理由
・ゼミの目標と達成度
・ゼミ活動で生じた問題
・問題解決のために行ったこと
・行動に対する結果や学び
・ゼミ活動全体を通して学んだこと
・学びを会社でどう活かすか
企業によって、ESの中でゼミについて書く欄のサイズは異なります。文字数が指定される場合もあるでしょう。上記すべてについて触れた場合、コンパクトにまとめても400文字程度です。
自己PRや志望動機にゼミの活動を書く際は、すべて盛り込むとバランスよく収まります。文字数に限りがある場合は、優先度をつけ、項目をカットしてください。なお、自己PRの内容に自信がない場合は添削サービスを利用しましょう。
「自己PRの添削は誰に依頼する?選び方と注意点・見直すポイント8選を解説」では、添削を依頼する際の注意点などを紹介しています。
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エントリーシートにゼミの活動を書く際の5つの手順
ESにゼミの活動を書く際の手順と書き方を、5ステップで紹介します。順番どおりにゼミの活動をまとめることで、クオリティの高い内容に仕上がるはずです。
ステップ1:ゼミ名や概要を書く
ESの冒頭では、ゼミの概要を紹介しましょう。
「私は社会心理学のゼミに所属し、フォロワーシップに関して研究しました。」
質問に対する回答として、結論に該当する内容をシンプルにまとめることが重要です。そして、ゼミ活動を紹介する場合は、「読み手の知識が不足している」前提で説明しましょう。
専門用語は極力使わず、普段の会話で用いる単語などに噛み砕いて説明することで、内容を理解してもらいやすくなります。
まずは概要を紹介して、後述するゼミを選んだ理由に話を展開しましょう。
ステップ2:ゼミを選んだ理由を書く
ゼミの概要を紹介した後に、ゼミを選んだ理由を説明します。
・さまざまなゼミのなかでそのゼミを選んだ理由
・ゼミを選んだ基準
・どのようなことに興味を抱いたのか
上記の内容に触れることで、企業の採用担当者は就活生の興味関心や思考性を知るきっかけになります。
場合によっては、「なんとなく選んだ」「希望するゼミに入れなかったため、やむなく選んだ」人もいるでしょう。そのようなケースでも、自己PRや志望動機と一貫した内容を意識して、ゼミを選んだ理由を整理してみてください。
ステップ3:ゼミへの具体的な取り組みを書く
ゼミを選んだ理由などを紹介した後、ゼミでどのような活動・取り組みをしたのか、具体的に説明します。
企業の採用担当者は、ゼミ活動のなかでも具体的な取り組みや、後述する「ゼミで身につけた知識や学び」「会社での活かし方」を確認したいと思っています。
自身の価値観や人柄が伝わるエピソードをもとに、ゼミの活動を具体的にまとめましょう。その際、直面した課題や困難について触れて、課題に対してどのような仮説を立て、行動に移し、その結果どうなったかを盛り込むことが重要です。
具体例のなかで起承転結を意識して、説得力のある内容に仕上げましょう。
ステップ4:ゼミで身につけた知識や学びを書く
先述のエピソードを踏まえ、ゼミで身につけた知識や学びをまとめます。ゼミの活動を通してアピールすべきは、ゼミの活動そのものではなく、ゼミを通して学んだことや仕事でどのように活かしていきたいかです。
採用担当から高評価を獲得するためにも、ゼミの活動で身につけた知識や学び・成長できたことをまとめましょう。
・ゼミ生との活動を通じて協調性が身についた
・粘り強く行動する重要性を学んだ
・仮説を立てて行動する重要性を学んだ
ゼミの活動を通じて得られたものは、自信を持って書いてください。
ステップ5:身につけた知識などを会社でどう活かすかまとめる
最後に、ゼミで身につけた知識や学びを派生させて、入社後にどのように活かすかをまとめて締めくくりましょう。
ゼミを通じた学びがあったとしても、入社してから活かせなければアピールにつながりません。企業の採用担当者は、入社後に自社で活躍できるイメージを持てる就活生を評価します。
そのため、企業分析を行い、企業が求める人物像に合致する内容にまとめることが重要です。ゼミの活動を通じて企業で活躍するイメージまでを具体的に説明できると、採用担当の評価は相当高まるでしょう。
就活におけるゼミ活動の書き方のポイントを詳しく知りたい方は「就活でゼミ経験はどのように伝える?アピールするコツや例文を解説」もあわせてご覧ください。
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エントリーシートでゼミをアピールする際の注意点5つ
ESでゼミの活動をアピールする際に気をつけたい注意点を5つ紹介します。せっかくの経験がマイナス評価にならないように、ここから紹介する注意点を押さえてゼミの活動をまとめましょう。
専門用語は極力使わない
ESにゼミの活動を書く際は、研究内容に関する専門用語を極力使わないようにしてください。就活で提出する書類は、読み手の目線や知識量に合わせて、分かりやすい文言でまとめましょう。
研究の詳しい内容などは面接の質問を通して、口頭で伝えても問題ありません。「ゼミを通してどのようなことを学んだのか」「どのようなことを会社で活かせるか」に重きをおいて、就活では専門用語は噛み砕いて説明しましょう。
内容は簡潔に書く
専門用語を極力使わないだけでなく、簡潔にわかりやすく書くことも重要です。特に、研究に熱心に取り組んでいたり、特徴的な結果が出たりした場合は、ゼミの内容を細かく書きたくなるかもしれません。
しかし、採用担当としては、短い時間でESの内容を評価する必要があるため、長々と書いてしまうとマイナス評価になる可能性もあります。
ESの内容は簡潔にまとめて、「面接で詳しく聞きたい」と思わせることで、面接に進む可能性も高まるはずです。
知識の少ない人に分かりやすくまとめて伝えるスキルは、就活時だけでなく、入社後のあらゆる場面で役立ちます。簡潔さを意識して、読み手にストレスのない書き方を意識してください。
嘘は書かない
ESを書く際、当然ですが嘘を書いてはいけません。場合によっては、ゼミで研究をしたものの、思うような成果・実績がでないこともあるでしょう。かといって、ESに嘘を書いて書類選考を通過したとしても、面接で見抜かれます。
仮に、面接で見抜かれなかったとしても、偽った状態で仕事を進めることに辛さを感じる可能性もあるでしょう。思うような成果が出なかったとしても、後述する「過程を書く」ことに注力して、ゼミの活動をアピールできます。
自己PRや志望動機で嘘を書いた場合のリスクに関しては「自己PRに書いた嘘は見破られる?バレた際のリスクについて解説」で詳しく紹介しています。
成果が出ていない場合は過程を書く
ゼミの活動で思うような成果が出ていない場合は、過程を深掘りしましょう。企業の採用担当者が知りたいことは、ゼミの成果ではなく、取り組み方や課題解決の方法、ゼミから学んだ内容をどのように活かせると考えているかです。
成果が出なかった場合は、なぜ成果が出なかったのか、現在の状況や今後の見込み、どのように研究を進めると成果が出そうかなど、仮説を立てて論理的に考えている過程を伝えましょう。
空欄のまま提出しない
ESのゼミ欄に関して最も避けたいことは、空欄のまま提出するケースです。「書く内容が思い浮かばないし…」「ゼミに入っていないから…」といった理由で空欄のまま提出してしまうと、採用担当から、やる気がないと思われてしまう可能性があります。
記事後半では、ゼミに参加していない場合の対策を詳しく紹介しているため、その内容を参考にして、空欄のまま提出するのは避けましょう。ES全体を通して、自分を採用するメリットを企業に伝える意識が重要です。
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エントリーシートでゼミをアピールする書き方の文字数別の例文
ESにゼミの活動を書くときの例文を、100文字、250文字、400文字の文字数別で紹介します。ゼミの活動は、専用の記入欄が設けられたとしても、他の項目に比べて枠が小さい傾向です。
以下、「フォロワーシップに関する研究を行った就活生」をテーマに、文字数別でゼミ活動の書き方を具体的に紹介します。
100文字の例文
社会心理学のゼミに所属し、フォロワーシップに関して研究しています。200人に対するアンケート調査と分析の結果、フォロワーシップの根底にはリーダーとの関係性、目標への理解が影響することが分かりました。
100字でまとめる場合は、書き方や伝え方を工夫し、研究テーマと結果をコンパクトにまとめましょう。ゼミを選んだ理由やゼミを通して学べた内容は盛り込めないため、面接で伝えられるように準備しておきます。
100文字という限られた文字数で興味を惹けるように、分かりやすい言葉で端的に伝えましょう。
200文字の例文
社会心理学のゼミに所属し、フォロワーシップに関して研究しています。フォロワーシップを研究テーマにした理由は、私自身がリーダーシップを発揮するより、フォロワーとしてチームに貢献することが向いている人間だからです。
200人への調査と分析の結果、フォロワーシップの根底にはリーダーとの関係性や目標への理解が重要だと分かりました。組織におけるフォロワーシップの高め方の理解が深まりました。
200字でまとめる場合、研究結果を詳細に書く以外にも、ゼミを選んだ理由などの背景や研究の取組状況を盛り込み、具体性を付け加えましょう。
さらに、ゼミを通して得た学びを書いてまとめることで、人柄の伝わる内容に仕上がるはずです。しかし、ゼミを通して得た学びを企業でどのように活かすかまでは盛り込めないため、400文字でまとめる場合に追記しましょう。
400文字の例文
社会心理学のゼミに所属し、フォロワーシップに関して研究しています。私は先陣を切ってリーダーシップを発揮するより、フォロワーとしてチームに貢献するほうが性に合っていました。
このような自身の経験から、チームの統率にはリーダーシップよりもフォロワーシップのほうが重要なのではないかと仮説を立て、研究テーマを「フォロワーシップの向上に影響を及ぼす要素の分析」としました。
先行研究が少ないテーマで、調査内容を一から考える点は非常に苦労しました。調査内容を熟考し、200人に対するアンケート調査と分析の結果、フォロワーシップの根底にはリーダーとの関係性、目標への理解が影響することが分かりました。
ゼミの研究を経て、組織におけるフォロワーシップの高め方に対する理解が深まったのはもちろん、仮説を立てて検証することの難しさを知りました。御社の企業理念を理解して、持ち前のフォロワーシップで御社に貢献したいと考えます。
400字でまとめる場合、ゼミ活動で盛り込みたい内容は網羅的にまとめられるはずです。企業側としても、ESの内容だけでゼミの活動が分かるエピソードを求めています。
200文字でまとめた内容に加えて、困難に直面した状況や乗り越え方、ゼミを通して得た学びを企業でどのように活かせるかを追記しましょう。
また、400文字でまとめるケースは、自己PR志望動機、ガクチカでも想定されます。ゼミの活動を400文字でまとめておくとほかの企業のES作成時に役立つため、この機会に400文字でゼミの活動を伝えるテンプレートを作成しておきましょう。
書き方を工夫し、必要に応じて文字数を削るだけで、効率よくESの作成を進められるはずです。そのほかの例文を知りたい方は「ゼミで学んだことをどうアピールする?伝えたい内容やおすすめの構成を解説」もあわせてご覧ください。
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エントリーシートにゼミ欄がない場合の書き方
エントリーシートの質問項目でゼミ欄が設けられていない場合でも、ゼミについてアピールできます。ここからは、項目別にゼミをアピールする方法を紹介します。
自己PRでは強みを裏付けるエピソードに使う
自己PRは、ESで必ず読まれる項目です。アピールするには十分スペースが確保されているため、取り組んだ状況を具体的に盛り込みましょう。
ゼミ欄に書く場合とは異なり、冒頭に強みを記載して、設問である「自己PR」に対する回答を明記することが重要です。自分の強みを裏付けるエピソードとして、ゼミでの活動を紹介しましょう。
ESの自己PRにゼミの活動を書く際のコツは、「【実際のESをプロが添削!ES書き方講座#8】~Sさん自己PR:ゼミ編~」で詳しく解説しています。
志望動機では業務に活かせる研究内容を伝える
志望動機では、ゼミで学んだ内容や知識が志望企業の業務に活かせる場合は、積極的にアピールしましょう。業界特有の課題と研究内容に関連性がある場合は、志望動機で研究内容に触れながらどのように活躍できるかをまとめることが重要です。
ガクチカでは差別化できるようなエピソードを入れる
ガクチカの場合は、先述した文字数別のゼミ活動の書き方どおりに記載しましょう。ゼミの活動をエピソードにする就活生は比較的多いため、差別化を意識することが非常に重要です。
・取り組みが一風変わっている
・難易度が高い取り組みを実践した
・大規模な研究に発展した
上記以外にも、差別化するポイントはいくつか考えられます。ゼミの研究を進める中で、一人ひとりが直面した課題の内容は異なるため、課題の内容や乗り越え方に関して盛り込むことがおすすめです。
ゼミ活動をまとめる書き方で紹介したように、重要なことは、ゼミの成果ではなく取り組み方です。どのような創意工夫を凝らしたかを具体的にまとめましょう。
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エントリーシートにゼミ欄がない場合の例文
ESにゼミの活動を書く際は、ゼミ欄に限らず、自己PRや志望動機などにも盛り込めるでしょう。ここでは、ゼミ欄以外にゼミの活動をアピールする例文を設問別で3つ紹介します。
自己PRへの書き方の例文
目標を達成するために、現状を把握したうえで最適な解決策を導き出せる力が私の強みです。
私がゼミ長を務めるゼミは毎年、企業の方をお招きしビジネスアイデアをプレゼンするグループワークを行っています。例年では授業内で企業の方へプレゼンを行うだけで終わりだったのですが、私たちの代では実現できるレベルまで、提案の質を高めたいと思っていました。
私はプレゼンの質を上げるために、限られた時間の中でスムーズな議論を行い生産性を高める必要があると考えました。そのために注力したのが班分けです。ゼミ生全員と面談し、得意・不得意についてヒアリングを行い、それを参考に質の高いアイデアが生まれる班員構成を考えました。
具体的には、指揮を取れる人、アイデア出しが得意な人、プレゼンが上手な人、資料集めが得意な人、ムードメーカーが1名ずつ入る班員構成にしました。
結果、すべての班が活発に活動でき、4班中2班が授業とは別で役員に直接提案する機会をいただき、最終的には企業の取り組みの一環としてアイデアを実現できました。
志望動機への書き方の例文
私は社会心理学を専攻し、ゼミではフォロワーシップをテーマに研究を進めてきました。この経験を活かし、御社の営業職としてリーダーと共にチームを支え、成果を上げる存在になりたいと考え、御社を志望しました。
ゼミでフォロワーシップについて研究したことで、リーダーシップだけでなく、フォロワーの役割もチームにおいて重要であると理解しました。営業職ではお客様とのコミュニケーションが鍵となりますが、チーム内で効果的に働くことも重要です。
フォロワーシップの研究を通じて培った、リーダーの意思を汲み取り、柔軟に対応できる能力を活かし、チームの一員として最善の結果を追求したいです。
また、社会心理学の知識を用いて、お客様のニーズや心理を把握し、適切な提案ができるよう努力したいと考えています。フォロワーシップの視点から、お客様との関係構築にも役立てられると信じています。
ゼミで培ったフォロワーシップのスキルをもとに、チームとお客様との橋渡し役となり、貴社のさらなる発展に貢献したいと考えています。
ガクチカへの書き方の例文
大学時代に力を入れたことは、ゼミ活動でのフォロワーシップに関する研究です。
研究を行う上で、ゼミのメンバーの出席率が悪いことが課題でした。毎週13人中8人集まるか集まらないかの出席率で議論や調査が進まず、研究を始めた頃は苦戦することになります。
そこで、私はゼミ長に、大学の授業以外で集まれるイベント作りを提案しました。普段はゼミ活動に参加しない学生も食事会には来るようになり、親交を深めてゼミにも参加してくれるようになりました。
参加率が上がると研究も進み、予定日から2ヶ月早く成果が出せました。フォロワーシップに関する研究を行いつつ、自分にできることを考えてゼミ長に提案できたことが、ゼミの研究や実践で学べました。
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ゼミに入っていない場合のエントリーシートの書き方
人によってはゼミに入っていないケースも想定されます。ここでは、ゼミに入っていない場合における、ESのゼミ欄への記載方法を紹介します。
就活では、ゼミで活動をしていないという理由だけで、マイナス評価にはなりません。しかし、面接で理由を問われる場合もあるため、採用担当が納得する理由をまとめておくと、就活面接で慌てるリスクを抑えられるでしょう。
ゼミに入らなかった理由を書く
ESにゼミ活動について書く欄がある場合は、ゼミに入らなかった理由を正直に書くようにしてください。
・海外へ長期インターンに参加していた
・ボランティア活動に専念していた
・自分でビジネスを立ち上げていた
ゼミに所属する学生が大半の中、敢えて所属しなかった理由は採用担当も疑問に思うはずです。上記のような理由がある場合は、その旨をゼミ欄に記載しましょう。そのような理由がない場合は、後述するほかの項目でアピールすることをおすすめします。
「特になし」などと書いてしまうと、採用担当からやる気がないと思われかねないため注意してください。
ほかの項目でアピールする
ゼミに入らなかった場合は、その時間で打ち込んだ経験をアピールしましょう。
・サークル活動
・部活動
・アルバイト
・資格取得
・趣味
上記の項目なら、多くの就活生が力を入れて取り組んでいるはずです。内容が重複しないように注意して、ゼミ活動の欄でうまく自己PRしましょう。
自己PRの見つけ方を詳しく知りたい方は「就活の価値観の見つけ方を7つの視点で解説!回答例や効果的な伝え方も解説」もあわせてご覧ください。
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ゼミに入っていない場合のエントリーシートの例文
ゼミに入っていない場合のエントリーシートの例文を紹介します。ゼミ活動をしてこなかった方は、自己PRや志望動機の作成時にお役立てください。
大学の授業から得た学びをアピールする例文
ゼミ以外の大学の授業で得た学びをアピールする例文を紹介します。
私は、大学一年生の時に受けた情報処理の授業でプログラミングの学習にのめり込み、サービスの開発作業に明け暮れていました。授業以外の時間を割くのは惜しいと考え、ゼミには敢えて入らず、自身の興味関心を優先させました。
大学一年生の9月からプログラミングの学習を続け、現在に至るまでの約2年半で5つのサービスを開発し、うち1つはスマホアプリで、総ダウンロード数は10万を突破しました。自分の作ったサービスが誰かの役に立つことがとても嬉しく、より規模の大きなサービス開発に携わりたいと思い、御社を志望しました。
自身の経験を活かして、御社の開発する~~~~だけでなく、新たなアプリ開発にもチャレンジしたいと考えています。
アルバイトをアピールする例文
ゼミに入らずアルバイト経験をアピールする例文を紹介します。
私は、大学の頃から営業職に興味があり、スマートフォン営業のアルバイトをしていました。社会人になる前に経験を積みたかったので、ゼミには入らず、アルバイトに力を入れることを決めました。
大学1年目はうまくお客様と話せず、商品力をアピールすることに苦戦しました。良い商品を理解されずに悔しい思いをしたため、営業にまつわる本を20冊以上読み、営業の基本を身に付けました。
大学2年生の頃には、エリア全体で1位を獲得し、14ヶ月連続で売上100万円を超えています。貴社の理念である○○を営業で達成し、契約獲得を目指していきます。
留学をアピールする例文
ゼミに入らず留学から得た経験をアピールする例文を紹介します。
私は、大学2年からアメリカに留学し、語学力の向上と異文化交流を目指しました。留学先にはゼミがなく、さまざまな国籍の人と直接交流する方法で、興味のある分野を追及しました。
いかに有意義な2年間にするかを考え、世界50ヵ国の人と交流することを目標にして行動していました。例えば、留学生同士の交流会に積極的に参加したり、ホストファミリーの知人との会食に参加したりなど。
積極的に交友関係を広げた結果、世界57ヵ国の人と触れ合うことができました。自ら行動し続けて達成できた経験から、多くの文化を体感できました。
貴社での○○では、英語力はもちろん、持ち前の積極性を活かして行動し続けます。海外へ支店を増やす際にはお力になれるよう、まずは日本支社で成果を出してまいります。
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エントリーシートにゼミの活動をアピールできるか不安なあなたへ
エントリーシートでゼミ活動をアピールするためには、身に付けた知識を会社で活かす方法を伝え、入社後に活躍する姿を想像させることが大切です。書類選考や面接では、具体的なエピソードを使い、伝わりやすくアピールしましょう。
一方で、「エントリーシートでゼミの活動をアピールできているか不安」「これで書類選考を通過できるのか」と不安に思う就活生も多いでしょう。ゼミ活動に限らず、ESの内容は一人で考えるのではなく、第三者からサポートやアドバイスを受けるとスムーズにまとめられるためおすすめです。
専門的なサポートを受けたい場合は、就活エージェントサービス「キャリアチケット」に相談してみてください。
キャリアチケットでは、プロの就活アドバイザーが、内定獲得に向けたESの添削を行います。また、ESを書く前に自分のことを理解する自己分析もサポート。
あなたに合う企業を紹介し、キャリア相談などをマンツーマンで行うため、就活のサポートを受けたいと思っている人は、ぜひキャリアチケットを利用してみてください。以下のボタンから無料で登録できます。
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