給料ばかりを気にして就活していると上手く行かない?

企業選びを、初任給を基準にして行っていませんか? 給与面は気になるところかもしれませんが、初任給は残業代などを含んで高く見せている場合もあるため、惑わされないよう注意が必要です。 給料についての基礎知識や企業選びについての注意点を把握し、自分に合った仕事を見つけましょう。

目次
 

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給料の基本知識

企業を選ぶ基準はさまざまですが、給与面が気になるという方もいるのではないでしょうか。
自分の希望とミスマッチがないように、給与についての基礎知識を身につけておきましょう。
求人でよく目にする初任給とは、入社後に会社から最初にもらえる給与のことを指します。
基本給は、諸手当などを抜いた純粋な賃金の金額です。
そこに各種手当や残業代、交通費などを足した賃金の総額を額面と呼びます。
額面から税金や保険料を天引きした額を手取りと呼び、これが実際に自分の手元に受け取れる金額です。
年収は、1年間の収入の総額のこと。
一般的には、保険料や税金などが引かれる前の支給額を合計した金額のことを指します。
賞与は、いわゆる「ボーナス」のことです。
基本的には夏季と冬季に、給与とは別に支払われます。
その年度の4月に入社したばかりの新入社員の場合、賞与が支給されるのは冬季からが多いです。
企業によっては賞与の支給がない場合もあるので、よく確認しておきましょう。

 

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初任給の平均は?

平成29年度の厚生労働省の調査によると、大学新卒で入社した方の初任給の平均額は、全体でおよそ20万6,100円となっています。
企業の規模ごとに細かく分けると、大企業は約21万1,000円、中企業は約20万1,100円、小企業は約19万9,600円です。
企業の規模で金額に差は見られるものの、前年の平成28年度に比べると、大卒の初任給の平均額は全体的に上がっています。
大卒の初任給の平均は年々上昇傾向にあるようなので、給与面を気にして仕事を探している就活生の方は、このデータを参考にしてみても良いかもしれません。
ただし、必ずしもデータ通りの金額を受け取れるとは限らず、変動がある場合もあるので、あくまで目安程度にしておきましょう。

参照元:厚生労働省 - 企業規模に見た初任給 

新卒の年収については「新卒の年収の中央値はどれくらい?学歴や業種別でもご紹介!」も参考にしてください。

 

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仕事を探すときは待遇面ばかり注目しない

企業を選ぶ際は、初任給ばかりに着目しているとギャップが生じてしまう可能性があります。
「初任給〇〇円」と高い金額が書かれていると、魅力的に感じるかもしれません。
しかし、実際は基本給や残業代などの各種手当を含んだ金額を提示している場合もあるので、注意が必要です。
特に一人暮らしなどをする場合は、額面上の給与ではなく、手取りがいくらくらいになるかを想定し、家賃や生活費を考えて折り合いをつけていかなければいけません。
給与などの待遇面は生活にダイレクトに関わることなので、どうしても気になってしまう方が多いでしょう。
しかし、そこにばかり注目していては、せっかく自分の適正に合った企業があっても見逃してしまうかもしれません。
仕事内容や将来性、教育制度や研修といったスキルアップできる環境があるかなど、長期的な目線で仕事を探していくことも大切です。
給与や待遇だけでなく、広い視野を持って企業選びを行いましょう。

志望動機の伝え方については「志望動機で給料に触れるのはNG?伝え方のコツや例文を解説」も参考にしてください。

 

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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