面接で「将来の夢」を聞かれたときの答え方を解説!

このページのまとめ

  • 企業が面接で将来の夢を聞く意図は、企業との相性や仕事への姿勢を確認するため
  • 面接で将来の夢を聞かれたときは、応募企業で実現可能な夢を具体的に話すと好印象
  • 面接で将来の夢を聞かれた場合、プライベートな内容や「特になし」と答えるのは避ける
  • 将来の夢を分かりやすく伝えるためには、結論→理由の順で述べることが大切

面接で「将来の夢」を聞かれたときの答え方を解説!
面接で「将来の夢」を質問されて、戸惑う就活生は多いでしょう。企業に評価される内容にするためには、質問の意図をしっかりと把握しておくことが大切です。
このコラムでは、面接で将来の夢を聞かれる理由と、評価に繋がりやすい夢の内容を解説します。また、答え方のコツも例文を交えて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

 

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企業が面接で「将来の夢」を聞く意図

企業が面接で「将来の夢」を聞く理由は、「適性を見極めるため」と「仕事への姿勢を確認するため」です。回答するときは、これらが伝わるような内容を心掛けると、評価に繋がりやすいでしょう。
それぞれの項目について、以下で詳しく説明します。

企業とのマッチ度を見極めるため

企業は応募者の適性を確かめるために、招待の夢を質問します。
「将来の夢」が選考を受けている企業で叶えられそうにない場合や、企業の方針や内容と合っていない場合は、入社後にミスマッチを起こす恐れも。また、早期離職に繋がることもあります。
そういった事態を避けるため、事前に応募者の将来の夢を確認しておく企業は多いようです。

仕事への姿勢を確かめるため

仕事に取り組む姿勢を確認するために、将来の夢を聞かれることもあります。夢や目標がある方は、そうでない方よりも積極的な姿勢で業務に取り組むでしょう。言われたことだけをこなす方よりも、自ら能動的な姿勢で仕事に取り組む方は、企業にとって採用するメリットが大きいといえます。

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面接で評価されやすい将来の夢の3つの特徴

先述した質問の意図を踏まえると、「応募企業で叶えられる夢」や「企業にメリットがある夢」は、面接で評価に繋がりやすいといえるでしょう。また、それに加えて具体性があると、採用担当者があなたを採用するメリットをより感じやすくなります。

1.応募企業で叶えられる

面接で話す将来の夢は、応募企業で実現可能な夢であることが大切です。業務を進め、実績を重ねた先にある夢を話しましょう。
まずは、企業研究をしっかり行い、応募企業の経営方針や事業内容を確認しておくことをおすすめします。会社説明会やOB訪問などを利用し、企業理解に努めましょう。

2.企業にメリットがある

応募企業にメリットがある夢であれば、より評価に繋がりやすくなります。「この応募者を採用すれば、会社がさらに良くなりそう」と思わせるような内容が理想です。たとえば、「些細なことでも相談されやすい上司になること」のように、直接事業内容と関わらない夢でも良いでしょう。

3.具体性のある内容

将来の夢は、できるだけ具体性を持って語ると、採用担当者の印象に残りやすいでしょう。
漠然とした内容だと、その夢が実現可能かどうかを判断しにくくなってしまいます。企業とのマッチ度をアピールするためにも、夢は具体的に伝えてください。

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将来の夢を聞かれたときに避けるべき4つの回答

この項目では、面接で将来の夢を聞かれたときに避けるべき回答を紹介します。

1.抽象的な夢

「世の中を良くしたい」「世界中の人を笑顔にしたい」などの抽象的な夢を話すのは避けたほうが良いでしょう。その企業でなければならない理由や、具体的なアプローチ方法が分かりにくいため、評価に繋がりにくくなってしまいます。

2.プライベートな夢

「マイホームを建てること」や「世界一周旅行に出掛けること」など、仕事と関連の低い夢は避けたほうが無難です。「質問の意図を理解していない」と捉えられる恐れがあります。

3.独立を目指す夢

独立関連の夢は、「就職をただの通過点として捉えている」といった良くない印象を持たれる可能性があります。また、企業は長く働いてくれる方を求めているため、離職を想起させる独立関連の夢は話さないほうが良いでしょう。

4.「特にない」と答える

将来の夢を「特にない」としてしまうと、入社意欲に疑問を持たれてしまいます。
将来の夢が決まっていない方やまだ見つかっていない方は、自己分析をもう一度やり直し、自分のやりたいことを探してみましょう。

 

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「将来の夢」を分かりやすく伝える3つの構成

将来の夢を分かりやすく伝えるためには、「結論」「その夢を持った理由」「夢を叶えるためにできること」の順で構成することが大切です。下記で詳しく解説するので、参考にしてみてください。

1.結論

初めに「私の夢は~です」と結論から話します。説明から入ってしまうと、本当に伝えたいことが伝わりにくく、相手の興味が薄れてしまうこともあるため注意しましょう。

2.その夢を持った理由

結論を伝えた後は、その夢を持つきっかけとなった出来事や理由などを話しましょう。結論に対して理由や説明を付けることで、より説得力のある内容になります。

3.夢を叶えるためにできること

理由を伝えた後は、その夢の叶え方や、叶えるために努力することを話します。実現方法を伝えることで、口先だけの夢ではないことをアピールできるでしょう。
また、その企業の業務内容や経営方針、ビジョンなどを絡めて話すと、仕事への熱意も伝えられます。

 

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面接で「将来の夢」を聞かれたときの回答例文

この項目では、将来の夢を質問されたときの回答例を紹介します。下記の内容を参考に、自分らしい回答を考えてみてください。

「私の将来の夢は、信頼の厚い営業担当者になることです。(結論)
そう考えたのは、学生時代、家電量販店で販売員をしていたことがきっかけです。ある日、常連のお客さまから『あなたから勧められたものは信頼して購入できる。家の生活が豊かになった』と声を掛けていただき、非常に感動しました。それ以来、『お客さまのニーズに合わせ、より価値ある商品を提案したい』と思うようになりました。御社を志望したのも、『お客さまのベストパートナーを目指す』という理念に深く共感したからです。(その夢を持った理由)
自身の夢を叶え、理念を体現するためにも、常に知識をアップデートし、誠意を持ってお客さまと接することを心掛けていきたいと思います。(夢を叶えるためにできること)」

回答を作成するときは、先述した構成を意識すると良いでしょう。

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「将来の夢」以外でよくある質問の答え方と例文

「将来の夢」以外でよく聞かれる抽象的な質問として、「10年後どうなっていたいですか?」や「仕事で大切にしたいことはなんですか?」などが挙げられます。
これらも「将来の夢」と同じく、企業との相性や仕事への姿勢を問う質問です。評価のポイントや伝わりやすい構成なども基本的には同じなので、これまでの解説を元に回答を作成しましょう。
また、下記でも回答例を紹介するので、ぜひこちらも参考にしてみてください。

10年後どうなっていたいですか?

「10年後は、海外で邦人の就職支援に関わりたいと思っています。
大学時代は、1年間スペインに留学していました。当時、アルバイトを探そうにも、どこを頼って良いかわからず、四苦八苦した思い出があります。海外で仕事を探すことの大変さを実感しているので、次は自分が困っている方を助けたいと思っています。
まずは、この先の10年間で、就職支援のノウハウをしっかりと勉強したいです。また、並行して語学学習も続けていきたいと思います。」

仕事で大切にしたいことはなんですか?

「仕事で大切にしたいことは、チームワークです。
人には得意不得意があり、1つの仕事を達成するためには、お互いのサポートし合う姿勢が重要だと考えています。そのため、気軽に話せる関係性を保てるよう、夏のインターン中はチームの仲間との積極的な交流を掛けてきました。
入社後もその姿勢を大切に、同じ部署に限らず、他部署の方とも積極的にコミュニケーションをとっていきたいです。」

 

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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