「学業以外で力を入れたこと」の効果的な回答は?ポイントと例文を解説

このページのまとめ

  • 「学業以外で力を入れたこと」は部活やバイト、趣味など自ら挑戦したことを述べよう
  • 華やかな実績よりも自分なりに力を入れた理由や具体的な経験を伝えることが大切
  • 力を入れたことがない場合は、習慣を深掘りしたり周囲の人に聞いたりするのがおすすめ

「学業以外で力を入れたこと」の効果的な回答は?ポイントと例文を解説のイメージ

学業以外で力を注いだことについて、「答え方が分からない」「何を知りたいのだろう」と悩む人も多いでしょう。学業以外で力を注いだことは、就活生の内面を知る目的でESや面接で聞かれる場合があるため、内容や伝え方に注意が必要です。

この記事では、企業側の質問の意図を解説するとともに、力を入れたことが浮かばない人に向けてテーマの探し方や例文を紹介します。ぜひ参考にして、効果的な回答の準備に活用してください。

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目 次

学業以外で力を入れたことで主体性をアピールしよう

履歴書やエントリーシート(ES)で聞かれる機会の多い「学業以外で力を入れたこと」という質問。「書けるようなエピソードがない…」「ガクチカとは違うの?」と手が止まってしまう方もいるでしょう。

しかし、企業側はあなたの「すごい実績」が見たいわけではありません。限られた大学生活のなかで主体的に活動した経験や内容から、人柄や主体性を知りたいと考えているのです。

ここでは、まず「学業以外で力を入れたこと」を回答するために知っておきたい、基本的な考え方をご紹介します。

部活やバイトなど課外活動のなかから題材を決めてOK

「学業以外で力を入れたこと」は、言葉のとおり学校の授業やゼミ、研究活動以外の活動を指します。以下のように部活動やアルバイトなど、さまざまな活動や取り組みを題材にすることが可能です。

・アルバイト
・サークル活動
・部活動
・留学
・ボランティア活動
・インターンシップ
・資格取得
・趣味
・家事

大学生として取り組むべき学業とは異なり、課外活動は自分の意志で取り組んでいるもの。企業は学生が自らどんな活動に力を入れていたのかを知り、選考の評価に役立てようとしています。

華やかな実績より自分なりに力を入れた経験が大切

企業が学業以外に力を入れたことを聞くのは、結果ではなく「なぜ力を入れたのか」「具体的にどう力を入れたのか」という過程を確認するためといえます。なぜなら、行動の背景を深掘りすることで、その人ならではの考え方や価値観、性格を知れるためです。

たとえば、「部活に力を入れて全国大会に行きました」だけでは、その人がどう行動し、全国大会出場に貢献したか伝わりません。

一方、「バラバラだったチームを一つにしたくて交流会を積極的に開き、結果初戦突破しました」と伝えれば、チームワークを重視する人柄や行動力などが伝わります。結果だけ見れば前者のほうが立派ではあるものの、採用担当者に評価されるのは後者でしょう。

そのため、「学業以外に力を入れたこと」を考えるときは、結果の大きさや実績で判断しないことが大切。「チームの雰囲気が良くなり参加率が上がった」「常連さんの好みを把握して提案力を磨いた」などの経験も、自分なりの努力を説明できるなら立派なアピール材料です

ガクチカとの違いは学業を含むかどうか

「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」と「学業以外で力を入れたこと」の違いは、題材となる経験に学業が含まれているかどうかです。

基本的にガクチカはエピソードの制限がないため、ゼミや研究活動など、大学での学業もテーマにできます。幅広い題材から、「自分が一番力を入れた」と思える活動を選んでアピールしましょう。

一方、「学業以外で力を入れたこと」は、先述のとおり大学での学業は含まれません。学生の本分である勉強以外に、あなたがどんなことに興味関心をもち、どう行動したかを聞くための質問です

ガクチカの考え方や書き方については、「「学生時代に力を入れたこと」の考え方・書き方・例文を解説」の記事を参考にしてみてください。

自己PRとの違いは人柄や価値観を重視するかどうか

自己PRと学業以外で力を入れたことの違いは、評価の軸にあります。

自己PRで聞かれているのは、就職後に仕事で活かせるあなたの強みです。あくまで能力に重きを置いた質問で、企業側にあなたのスキルや採用するメリットを売り込む必要があります。

一方、学業以外で力を入れたことで大切なのは、「なぜ力を入れたのか」「どういった価値観や考えのもと行動したのか」などの過程の部分です。採用担当者にあなたがどのような人なのか知ってもらうのが目的といえます。

自己PRについて詳しく確認したい方は、「自己PRとは?書き方や強み・職種別の例文と合わせて回答のポイントを解説」の記事をご覧ください。

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学業以外で力を入れたことを質問される4つの理由

採用担当者が学業以外で力を入れたことを質問するのは、学生の本分である学業以外の興味関心や活動を知り、あなたについて多角的な視点から理解を深めるためです。ここでは、採用担当者の質問の意図について、詳しく紹介します。

1.性格や価値観を知りたい

採用担当者は、学生が勉強以外の時間を何に使い、どのように向き合っているかを見ることで、素の性格や価値観を把握しようとしています。

志望動機や自己PRでは、それぞれあなたの仕事に対する価値観や強みを判断可能です。しかし、仕事を円滑に進めるためには業務上の適性だけでなく、「既存の社員との相性は良いか」「社風に馴染んで長く働いてくれそうか」という人柄の確認も欠かせません。

たとえば、「資格取得に向けて自分なりに試行錯誤し、試験の点数を伸ばした」というエピソードからは、ストイックさや真面目な性格が伝わります。また、「部活動でみんなが楽しく活動できることを大切にし、さまざまなイベントを企画した」といったエピソードなら、協調性やチームワークを大切にする姿勢が分かるでしょう。

企業は課外活動での姿からあなたの人柄を知り、自社との相性を確認しているのです

2.勉強以外のスキルを知りたい

採用担当者は学業以外に力を入れたことの回答から、大学での学びとは別に、実社会で役立つスキルがあるかを確認しています。

たとえば、接客アルバイトで培った「相手のニーズを汲み取る力」や、趣味の動画編集で身につけた「粘り強く試行錯誤する力」などは、職種を問わず仕事で活かせる武器になります。「学業以外の場」だからこそ発揮できる、あなたの実践的なスキルを企業は見極めようとしているのです。

3.多様な経験から学んだことを知りたい

課外活動から得た学びや発見を知ろうとしているのも、採用担当者の狙いの一つ。課外活動では、さまざまな考えや年代の人と関わる機会が広がるため、専門的なスキルや能力とは別にさまざまな学びを得られるものです。

たとえば、部活でほかの学部・学年・出身地の人と接するなかで、今まで知らなかった考え方や価値観、文化の違いに触れた経験をした方もいるでしょう。また、一人旅でさまざまな国や地域に訪れるなかで、柔軟な考え方や多様性を大切にする価値観が芽生えることもあります。

社会に出ると、専門知識だけでなく、異なる環境や価値観に触れた経験が思わぬところで役立つもの。経験の大きさそのものよりも、「その経験をどう自分の糧にできるか」という吸収力や柔軟性を評価しているといえるでしょう

4.興味関心を行動に移す自主性があるか知りたい

学業以外に力を入れたことの質問には、学生の自主性を確認する意図もあります。「面白いと思ったことを、ただ思うだけで終わらせずに行動に移せるか」という自主性は、仕事において非常に重要な資質です。

学業以外の強制されていない環境で、自分の興味をきっかけに一歩踏み出した経験がある人は、入社後も自ら課題や目標を見つけて行動できると期待されます。趣味や日常の延長線上の出来事であっても、自分の好奇心を形にしたプロセスは、強力なアピールポイントです。

面接官が見ている6つのポイント!よくある質問と印象アップのコツも解説」では、面接官が見ている評価ポイントについて詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください。

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学業以外で力を入れたことの効果的な選び方

学業以外で力を入れたことの効果的な選び方のイメージ

「学業以外で力を入れたこと」と言われると、つい「人より優れた実績がないと…」と考えてしまいがちですが、その必要はありません。大切なのは、その経験を通してあなたらしさを伝えられるかどうかです。

ここでは、学業以外で力を注いだ経験の4つの選び方を解説します。

工夫して継続できたことを選ぶ

派手な単発のイベントよりも、地道に続けてきたことのほうが、仕事への誠実さをアピールしやすいでしょう。大きな成果を得られたイベントであっても、運や環境によるものであればあなたの人柄のアピールにはなりません。

また、ただ続けただけではなく、以下のように自分なりに工夫しながら継続した経験を選ぶのがコツです。

・3年間続けたカフェのアルバイトで常連客に積極的に話し掛け続け、その人にあった商品を提案できるようになった
・趣味のジョギングで、毎日記録をつけて少しずつ距離を伸ばした

小さな工夫を重ねて継続したエピソードは、「入社後も改善を繰り返しながら粘り強く頑張れる」という評価に繋がります

自分なりの考えが伝わるエピソードを選ぶ

「周りがやっていたから」「なんとなく」という理由ではなく、自分の意思や信念が感じられるエピソードを選びましょう。なぜそれに取り組んだのかを明確に伝えることで、あなたの人柄や価値観がより深く伝わります。

・「もっと広い世界を見てみたい」と思って語学留学や海外旅行をした経験
・部活動で部員同士の団結力を高めるために行動した経験

上記の例なら、ただ「海外留学や旅行に力を入れました」と伝えるだけよりも、「広い世界を見てみたいと思ったから」と加えたほうが好奇心旺盛さや実行力などをアピールできるでしょう。また、自分なりの考えや理由を自信をもって話せる経験は、面接で深掘りされたときに対応しやすいメリットもあります。

自主的に取り組んだエピソードを選ぶ

「学業以外で力を入れたこと」のエピソードは、自主的に取り組んだエピソードを選ぶのがおすすめです。人から言われて取り組んだ経験ではなく、以下のように自分なりに問題意識や目標をもって取り組んだエピソードを探してみましょう。

・興味のある仕事へ就職するために、資格取得を見据えて自発的に勉強に励んだ
・新しいことに挑戦してみたくて趣味の手芸をはじめた
・ボランティア活動をより多くの人に広げたいと感じ、自らSNS運用を提案して実行した

先述したように、企業は自分から行動する自主性のある人材を求めています。自分で考えて行動した経験は、大きなアピール材料になるでしょう

仕事で活かせる強みや発見を得たエピソードを選ぶ

エピソードを話して終わりにするのではなく、そこから得た学びや強みが、入社後の仕事にどう繋がるかをイメージできるものを選びましょう。採用担当者に「この経験を活かしてうちの会社で活躍してくれそう」と、再現性を評価してもらいやすくなります。

・習い事で培った「他人のアドバイスを素直に取り入れる柔軟性」
・家事で工夫した「限られた時間でタスクを効率良くこなす計画性」

一見、仕事とは関係なさそうな趣味や日常の経験も、「そこでの学びをどう仕事に活かすか」という視点があれば、立派なアピールポイントに変わります。

エピソード選びがなかなか進まないときは、自己分析からやり直してみるのがおすすめです。「自己分析とは?就活におすすめの簡単なやり方9選や目的・活用例を解説」の記事を参考に、自分なりに頑張ったことを整理してみましょう。

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学業以外で力を入れたことがない場合の対処法

「学業もサークルも大して頑張っていない」「人に言えるような目立った成果がない」と感じ、悩んでいる方もいるかもしれません。その悩みは「力を入れたこと」を大げさに捉え過ぎているのが原因の可能性があります。

先述したとおり、就活で問われる力を入れたことは、人目を引く華やかなエピソードでなくても大丈夫。以下でどうしても思い浮かばないときのヒントを解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

1.自分にとって当たり前のことや日常を深掘りする

「力を入れたこと」は、特別なイベントである必要はありません。以下のようなあなたが毎日欠かさず続けている習慣や、生活のなかで無意識にしている工夫も、アピール材料になります。

家事 ・効率良く料理を作るために、前日に献立を決めて下準備をしている
趣味 ・大好きな映画を年間100本観るために、毎週末のスケジュールを管理している
健康管理 ・体調を崩さないよう、3年間毎日欠かさずストレッチを続けている

日常の一部になっている行動や習慣は、無意識に「力を入れたこと」から除外してしまっている可能性も。1日や1週間の流れを振り返り、当てはまるものがないか探してみましょう。

2. 「ガクチカ」の視点を変えてみる

学生時代に最も力を入れたこと(ガクチカ)で学業以外のエピソードを考えている場合、切り口を変えると「学業以外で力を入れたこと」のヒントになる可能性があります。

たとえば、ガクチカでアルバイトの売上を上げた経験を書いたなら、「学業以外で力を入れたこと」では「新人教育で大切にしたこと」「お客さまとのコミュニケーションの楽しさ」をテーマにしてみましょう。同じ活動でも、光を当てる部分を変えることで、あなたの異なる魅力を伝えられます

3.周囲の人に「力を入れていること」を聞いてみる

どうしても分からなかったら、普段の自分をよく知る第三者に聞いてみるのがおすすめ。自分では普通と思っていても、他人から見ると「力を入れている」「すごいこと」と評価されるケースはよくあります。

以下の質問をとおして、周りから見たあなたの姿を確認してみましょう。

・勉強以外で何にこだわってるように見える?
・何の活動をしているときが一番楽しそう?

「サークルに精力的だよね」「アルバイトがいつも楽しそう」などの答えから、客観的に自分が力を入れている分野を見つけることが可能です。

他己分析のやり方は、「他己分析とは?有意義かつ効率的なやり方のポイントや質問例30選を紹介」の記事で詳しく解説しています。質問例を豊富に紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。

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学業以外で力を入れたことの選考での伝え方5ステップ

学業以外で力を入れたことを分かりやすく伝えるためには、基本の流れを押さえたうえで要点をまとめて内容を組み立てるのが大切です。採用担当者にあなたの人柄や価値観、取り組みを魅力的に伝えるために、以下の5ステップで回答を考えてみましょう。

1.力を入れたことについてひと言で伝える

まずは、何に取り組んだのかを結論から簡潔に伝えます。以下のように最初に「何を頑張ったのか」を明示しましょう。

・私が力を入れたことは、吹奏楽部での活動です
・私は海外旅行に積極的に行き、さまざまな文化に触れることに力を入れました

重要なポイントである結論から伝えれば、あとに続く話の展開やアピール内容などを面接官に印象づけられます。学業以外で力を注いだことをより効果的に伝えるためにも、結論から述べましょう。

2.力を注いだ理由を伝える

結論の次は、学業以外に熱意をもって取り組んだ経験について、その理由を明確に伝えてください。

・一人では作れない迫力ある音楽を、仲間と切磋琢磨して作り上げる過程に魅力を感じたからです
・さまざまな文化を自分の目で見て肌で感じることで、多角的な視点を養いたいと考えたからです

採用担当者が知りたいのは、就活生が勉強以外でどのようなことに興味をもち、一生懸命になれるのかです。「××に興味を持ったから」「楽しそうだから」など、理由は大げさなものでなくて構いません。あなた自身の価値観を伝えるために、なぜ取り組もうと思ったのか、具体的な理由をきちんと述べましょう

3.力を入れたことに関するエピソードを伝える

具体的なエピソードを述べると、あなたがどう力を入れていたのかを採用担当者がイメージしやすくなります。たとえば、「活動で困難に直面したときの工夫」「やりたいことを実現するために努力した経験」など、あなたの考え方や行動が伝わるエピソードを選ぶのがおすすめです。

・コンクール前にパート内で表現のズレが生じた際、私はパートリーダーとして一人ひとりと対話する時間を設け、全員の納得がいく表現を模索し続けました
・言葉の通じない地域でトラブルに遭った際、焦らずに身振り手振りや筆談を駆使し、現地の方の助けを得て目的地までたどり着くことができました

このとき、「大変だった」「こんな大きな成果を出した」のような、表面的な苦労話や自慢話にならないように注意しましょう。先述したように、採用担当者が求めているのは結果より過程です。思考や行動の変化を、要点を押さえて述べましょう。

4.力を注いで得た結果や学びを伝える

理由を明確に述べたあとは、学業以外で力を注いだ経験から得た結果や学びを率直に伝えましょう。

・この経験を通じて、チームで一つの目標に向かうための粘り強い対話の大切さを学びました
・未知の環境でも物怖じせず、自ら動いて周囲の協力を仰ぐ積極性が身につきました

必ずしも「優勝した」「1位になった」といった大きな成果である必要はありません。経験から具体的に何を得たのかを述べれば、人間性や培ったスキルなどが、より採用担当者に伝わりやすくなります。

5.経験を仕事やキャリアにどう活かすか伝える

最後に、その経験や学びを「入社後にどう活かしたいか」で締めくくりましょう。

・部活動で得た経験を活かし、社内の各部署と円滑に連携しながらプロジェクトを推進していきたいです
・入社後も困難な状況にもひるまず挑戦し、貴社に貢献し続けたいと考えております

具体的に述べることで再現性や企業・職業との相性をアピールできます。また、自分の経験と社風や仕事内容を関連づければ、「自社の仕事について深く理解している」と評価してもらいやすくなるのもメリットです。

締めで企業への貢献や就職後の抱負をどう述べるか詳しく知りたい方は、「自己PRの最後はどう締める?伝え方のコツや例文・NG例を紹介!」も参考にしてみてください。

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学業以外で力を入れたことの例文9選

「学業以外で力を入れたこと」の回答イメージを具体的に持つために、9つのケース別の例文を紹介します。自分の経験に近いものを見つけて、構成を参考にしてみてください。

アルバイト

以下は、アパレル店でのアルバイトに力を入れるなかで、周囲と連携する大切さを学んだ例文です。

私はアパレルショップでのアルバイトに注力し、チームで目標を達成する喜びを学びました。当初、セール期間などの繁忙期には自分の接客で手一杯になり、店全体の状況を把握できていないことが課題でした。
そこで私は、周囲のスタッフが何を必要としているかを常に意識し、『試着室の片付けは私が行うので、接客をお願いします』といった具体的な声掛けを積極的に行いました。結果として、店舗全体の状況を常に把握する状況確認能力が身につき、仕事が滞ったりお客さまをお待たせしたりすることが格段に減りました。
この経験から、目の前のことだけでなく、チーム全体の状況を見て行動する大切さを学びました。入社後も、周囲の状況を察して主体的に動くことで、チームの成果に貢献したいと考えています。

自分から周囲に働きかけた具体的なアクションが書かれており、協調性と主体性の両方をアピールできています。

サークル活動

以下は、吹奏楽サークルでの経験から、調整力をアピールする例文です。

私は吹奏楽サークルの活動に力を入れ、意見の異なるメンバーをまとめ上げる調整力を養いました。定期演奏会の選曲を巡り、技術向上を重視する派と、親しみやすさを重視する派で意見が対立したことがありました。
私は運営担当として、両者の主張を否定せずに聞き取ったうえで、『第1部はクラシックで技術を見せ、第2部はポップスで観客を楽しませる』という折衷案を提案しました。粘り強く話し合いを重ねた結果、全員が納得して練習に励むことができ、力を合わせて演奏会を開催できました。
この経験から、異なる価値観を持つ人々が協力するためには、丁寧な対話と柔軟な提案が不可欠だと学びました。貴社においても、多様な意見を尊重し、最適な解決策を見出せるよう尽力します。

壁にぶつかった経験があれば、そのエピソードも書いてみましょう。課題への向き合い方や乗り越えるための行動は、大きなアピールポイントになり得ます

部活動

以下は部活動の経験をアピールし、粘り強さを伝える例文です。

私はバレーボール部での活動を通じ、不利な状況でも諦めない粘り強さを身につけました。強豪校だったため部員数が多く、私はなかなかレギュラーになれずにいましたが、バレーボールが好きだったため諦めたくなく、「今の自分にできること」を探しました。
毎日の練習後、自主的に居残って苦手だったサーブの練習を1時間継続し、さらに先輩方のプレーを動画で分析して自分の癖を修正し続けました。その結果、最後の大会ではピンチサーバーとして出場し、チームの勝利に貢献することができました。
この経験から、目標に向かって地道な努力を積み重ねる重要性を学びました。仕事において困難な壁に直面したときも、自分にできる工夫を見つけ出し、最後までやり遂げる自信があります。

「レギュラーになれなかった」という挫折から、具体的にどう努力したかのプロセスが詳しく書かれており、忍耐強さが評価される内容になっています。

留学

以下は、留学先での異文化交流を通じて、多角的な視点を得た例文です。

私は1年間のカナダ留学を通じ、多様な価値観を柔軟に受け入れる力を養いました。現地ではアジアやヨーロッパ、アフリカなどさまざまな地域出身の学生と寮生活を送りましたが、当初は生活習慣やコミュニケーションスタイルの違いから、些細な衝突が絶えませんでした。
しかし、「自分の常識を押し付けているだけなのでは」と気づいてからは、相手の背景にある文化を理解しようと考え方を変えました。積極的に食事会やレクリエーションを企画して対話を重ねるうちに、お互いの国の文化について理解を深め合い、最終的には国籍を超えた深い信頼関係を築くことができました。
この経験で得た多角的な視点と適応力は、グローバルに事業を展開する貴社において、多様な顧客や同僚と関係を構築するうえで大きな強みになると確信しています。

自分とは異なる文化や考え方を尊重する姿勢は、社会人に必要不可欠な能力の一つ。留学を通して得た学びや経験は、学業以外に力を入れたこととして高く評価されやすいでしょう。

ボランティア活動

以下は、学習支援ボランティアを通じて、相手に寄り添う力を伝えた例文です。

私は、不登校の子どもたちを対象とした学習支援ボランティアに力を注ぎました。子どもの成長に興味があって始めたボランティアでしたが、最初は子どもたちとの距離を縮められず、勉強を教える以前に会話さえままならない状態でした。
そこで私は、一方的に教えるのではなく、まずは相手の好きなゲームや漫画の話に徹底して耳を傾け、心の壁を取り払うことから始めました。根気強くコミュニケーションをとり続けるうちに信頼を得られ、少しずつ勉強にも取り組んでくれるようになりました。
この経験から、相手と同じ目線に立って信頼関係を築く難しさと喜びを学びました。営業職として働く際も、お客さまの声に真摯に耳を傾け、深い信頼に基づいた提案を行いたいと考えています。

営業職や接客業などでは、相手の立場に立った振る舞いが求められます。上記のようなエピソードは評価されやすいでしょう。

インターンシップ

以下は、インターンシップでの実務経験から、責任感をアピールする例文です。

私は早いうちから仕事について理解を深めるためにIT企業のインターンシップに参加し、カスタマーサポート業務の効率化に注力しました。参画した当初は、顧客からの問い合わせへの回答に時間が掛かり、返信が遅れてしまうことが課題となっていました。
そこで私は、過去の回答事例を整理して共有用のナレッジベースを作成することを提案し、自ら率先してデータの集計・分類を行いました。その結果、チーム全体の平均回答時間を20%削減することに成功しました。
上司から「君の工夫のおかげで助かった」と言われた際、組織の一員としての責任を果たす喜びを実感しました。貴社においても、現状に満足せず、常に業務の効率化や質を向上させるための工夫を凝らし、貢献したいと考えています。

指示されたことをやるだけでなく、自ら提案して実行した経験が、ビジネスの場で評価されやすい例文です

資格取得

以下は、独学での資格取得を通じて、自己管理能力を伝える例文です。

私は、宅地建物取引士の資格取得に向けた勉強に力を注ぎました。不動産業界への興味から挑戦を決めましたが、法改正が多く内容も難解なため、一度は挫折しかけました。
しかし、目標を達成するために「毎朝6時に起きて1時間勉強する」というルールを課し、進捗をカレンダーで可視化することでモチベーションを維持しました。また、苦手分野を重点的に解くための独自の学習ノートを作成し、試験日までに3回解き直しました。
その結果、独学で一発合格を果たすことができました。この経験で培った自己管理能力と、決めた目標を最後までやり抜く完遂力は、どのような業務においても成果を出すための基盤になると考えています。

資格そのものではなく、取得までの自己管理や勉強の工夫に焦点を当てることで、ものごとに精力的に取り組む姿勢をアピールできています。

趣味

以下は、趣味の料理に力を入れていることをアピールする例文です。

私は趣味の料理に力を入れており、限られた条件のなかでやりくりする計画性を養いました。単に作るだけでなく、あえて「4人分を2,000円以内、かつ1時間以内で仕上げる」といった独自の制約を設けて取り組んでいます。
冷蔵庫にある野菜や安い食材で作れる料理を考え、複数のコンロや調理器具を並行して使い時間を短縮する工夫を重ねるなかで、段取りを組む力が飛躍的に向上しました。現在では、週末に1週間分の献立を考え、限られた食費と時間のなかで健康的な食事を維持しています。
この趣味を通じて得た、ゴールから逆算してプロセスを組み立てる計画性と、より良いものを作ろうとする探究心は、貴社の業務においても確実に活かせると考えています。

趣味も見方を変えれば、立派なアピール材料になります。趣味で培った計画性や管理能力、一つのことに集中する力は、どのような仕事でも役立つ能力です。

家事

以下は、一人暮らしでの家事を題材に、改善意欲を伝える例文です。

私は、一人暮らしを始めてから3年間、徹底した家事の効率化と習慣化に力を注いでいます。最初は学業との両立に苦戦しましたが、「生活の基盤を整えてこそ学業や課外活動に全力投球できる」と考え、自分なりのルールを作りました。
たとえば、掃除の動線を固定して10分で終わらせる仕組みを作ることで、最低限の労力で部屋をきれいに保てるようにしました。また、家計簿アプリを活用して毎月の固定費を分析し、20%の節約に成功しました。
この経験から、日々何気なく取り組んでいるタスクも、改めて意識することでより効率化できる可能性があると学びました。仕事においても、日々の地道な業務に誠実に向き合い、常に改善の視点を持って取り組みます。

日々の習慣や毎日やる家事も、「どう工夫しているか」を明確に述べられるならアピール材料です。採用担当者に、目の前の仕事をコツコツとこなす信頼感を与えられるでしょう。

「学業以外で力を入れたこと」と似た質問に、「学生時代頑張ったこと」があります。「学生時代頑張ったことは何を伝える?見つけ方や面接・ESでの例文を紹介!」の記事では「学生時代頑張ったこと」の例文を活動別に紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。

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学業以外で力を入れたことを伝えるときの注意点

評価されるエピソードがあっても、伝え方や内容が不適切だと、採用担当者にマイナスの印象を与えてしまう恐れがあります。提出前に、以下の4つのポイントを必ずチェックしておきましょう。

面接と履歴書やESは内容を一致させる

履歴書やESに書いた内容と、面接で話す内容は必ず一致させましょう。「ESにはアルバイトのことを書いたけれど、面接ではサークルの話をしよう」と変えてしまうと、面接官は「結局、何に一番力を入れたの?」と混乱してしまいます。

採用担当者は、面接では応募書類の内容をもとに深掘りした質問をしようと準備しているもの。基本的には同じテーマを話し、面接では書類に書ききれなかった具体的なエピソードや当時の感情を詳しく肉付けして伝えるのがおすすめです

「力を入れたことはない」と回答しない

「本当に何も書くことがない…」と思っても、空欄にしたり「特になし」と答えたりするのはNGです。

採用担当者はこの質問を通して、あなたの物事への向き合い方や人柄、価値観を見ようとしています。回答がないと、「自分から行動する意欲が低いのかな?」「自分を客観的に見る努力をしていないのでは」と判断されるリスクがあるでしょう。

日常の習慣や趣味など、些細なものでも自分なりに力を入れているエピソードはあるはず。前向きに回答する姿勢を見せましょう。

ビジネスの場にふさわしくない話は避ける

学業以外に力を入れたことでは、学業でなければ何を話しても良いというわけではありません。以下のような、ビジネスの場にふさわしくないテーマは避けるのが無難です。

・競馬やパチンコなどギャンブルに関する話題
・政治や宗教に関する話題や主張
・恋愛など過度にプライベートに踏み込む内容
・法や倫理的に問題がある話題

上記の話題は個人の自由ではあるものの、採用担当者が「自社の社員として相応しいか」を判断する際に、不安要素となる恐れも。多くの人が共感しやすく、仕事に繋がる学びを得られたテーマを選びましょう。

嘘をつかず真実を伝える

自分を良く見せようとして、実績を盛り過ぎたり、全くやっていないことを「やった」と言ったりするのは絶対にやめましょう。

採用担当者は数多くの就活生と接しているため、コミュニケーションをとるなかで話の矛盾があったり、不自然な態度があったりすると嘘を見抜くもの。もし嘘がバレると、スキル以前に「誠実さがない」と判断され、評価が下がってしまいます

自分を良く見せようと嘘をつくよりも、等身大の自分の経験を「どう工夫したか」という視点で誠実に伝えるほうが、結果的に高く評価されるでしょう。

選考で嘘をつくリスクは、「自己PRに書いた嘘は見破られる?バレた際のリスクについて解説」でも解説しているのでご覧ください。

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「学業以外で力を入れたこと」の答え方に悩むあなたへ

学業以外で力を注いだことの回答を作る際は、特別な実績を探す必要はありません。大切なのは、日常の経験のなかから「自分なりの工夫」や「そこでの学び」を見つけ出し、自分の言葉で伝えることです

しかし、なかには「どうしても自分一人では良いエピソードが見つからない」「これで本当に評価されるのか不安」と感じる方もいるでしょう。そのようなときは、就活のプロに相談してみるのがおすすめです。

キャリアチケット就職エージェントでは、専任のキャリアアドバイザーがマンツーマンであなたの就職活動をお手伝い。不安や悩み、就職先に求める希望などを丁寧にヒアリングしたうえで、あなたに合った就職先を厳選してご紹介します。

応募先企業が決まったら、応募先の求める人物像や社風と相性の良いアピールポイントやエピソードを一緒に選んで選考対策を実施。キャリアアドバイザーのアドバイスを受けながら、「学業以外に力を入れたこと」「自己PR」などよく聞かれる質問の効果的な答え方を身につけられます。就活に不安のある方も、自信をもって内定獲得を目指せるでしょう。

サービスはすべて無料のため、まずはお気軽にご相談ください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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