就活時、面接官から「30秒で自己PRしてください」と指示されることがあります。30秒間を文字数にすると約200文字のようです。この30秒の間、面接官へ自分を印象付けるには、ある程度のテクニックとコツが必要とされるでしょう。 これから紹介するのは、経験や性格面、スキルといったアピール内容の例文です。自身に当てはまることに置き換えて参考にしてみてください。
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コミュニケーション能力を自己PRする場合
例文)
私は相手の気持ちに立ち、思いやりの心を持つことを大切にしています。在学中、吹奏楽部で同じ部員だった友人がうまく演奏できずに落ち込んでいました。大会間近で、全員ピリピリとしており、ミスをした友人が責められることもありました。私はその友人に声をかけ、毎日一緒に猛練習を積み重ねました。その成果が実ったのか、友人のミスはなくなり、大会では優勝しました。私は、相手の気持ちに寄り添い、行動することでプラスの結果が生まれることを学びました。この経験を活かして、御社の営業でもお客様に寄り添う姿勢で仕事に取り組みたいと思います。
コミュニケーション力をアピールする時に気を付けたいのは、自分で「私はコミュニケーション力があります」と言わないことです。その理由として挙げられるのは、コミュニケーションという言葉自体が抽象的であるから。具体的なエピソードを伝えることで説得力があり、伝えたいことも明確に伝わります。
コミュニケーション力をアピール内容にする際は、業務の中で人と接する機会が多い仕事が適切です。営業や販売、保育士などが挙げられるでしょう。
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アルバイト経験を自己PRする場合
例文)
私はスーパーでのアルバイトでレジ業務担当でした。レジでは時間帯によって、お客様の波があります。そのため、手が空いている時は商品の前出しや補充、清掃など自分にできる仕事を行っていました。するとある日、店長がこう声をかけてくださったのです。「あなたは自主的に動いてくれるから、みんなが助かっているよ。あなたが来てくれて良かった」と。この時私は、周囲を見渡し、必要な行動を取ることで周りの人に貢献できることを学びました。この経験を活かして、御社でも常に視野を広げて業務を遂行していきたいと思います。
ここでのポイントは、アルバイト経験からどんなことを学び、今後どのように貢献していきたいかをアピールしていることです。
実際に行っていた業務内容も踏まえて説明すると、より効果的です。面接官は「この人が入社したら〇〇が期待できる」と、あなたが働くイメージをしやすくなるでしょう。
30秒の間で、面接官にあなたが働く所を想像できるような内容にすることが大切です。
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業界研究や専門性を自己PRする場合
例文)
私は中学の頃からパソコンの可能性に惹かれ、パソコンを扱うことが趣味であり、特技です。初めはエクセルやワードの利便性に魅了されていたのですが、プログラミングにも興味を持ち、独学でプログラミング言語をマスターしました。それからアプリケーション開発にも触れ、趣味で開発したアプリケーションソフトが雑誌で取り上げられたのです。私は自身が手掛けたものが世に渡ることの喜びを感じ、その頃からIT技術を活用した仕事がしたいと夢を持ち続けています。御社のIT部門で、世の人がアッと驚くような製品を作り、貢献していきたいと考えています。
上記の例文は、専門性をアピール材料にしていることはもちろん、志望企業で自身が学んできたことを活かしたい、という熱い想いが伝わる内容となっています。ポイントは、独学で学んだという「努力」です。
これは仕事に置き換えると「成功するための努力を惜しまず、業務を遂行してくれるだろう」という印象に繋がることがあります。
例文は主にIT業界で活かせるものですが、他にも趣味や特技があれば志望企業の職種に沿った内容で盛り込むと良いでしょう。
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