自分史の書き方5ステップ!テンプレートや作成例と注意点を解説

このページのまとめ

  • 自分史とは過去の出来事を時系列で整理し、就活の軸や強みを明確にするツール
  • 自分史の書き方で大切なのは、エピソードや感情の起伏を深掘りすること
  • 立派な経験に捉われず、ありのままの出来事を整理して自分らしいアピールにつなげよう

自分史の書き方5ステップ!テンプレートや作成例と注意点を解説のイメージ

「自分史ってどう書けば良いの?」と悩む就活生もいるでしょう。自分史を作る際は、過去の経験を時系列で棚卸しし、自身の強みや価値観を明確にすることが大切です。

この記事では、自分史を作る目的や具体的な書き方5ステップ、就活で役立つテンプレートを解説します。作成例や注意点も紹介するので、自分史を使って自己分析を進めたい人はぜひ参考にしてください。

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目 次

自分史とは?就活で作成する目的

自分史とは、今まで生きてきた自分の歴史を時系列にまとめた記録です。自分史を作成すれば、就活の軸や方向性をより鮮明に定められます。

これまでの経験を棚卸しすると、自身の強みや行動原理を把握できるため、エントリーシート(ES)や面接など、あらゆる場面で一貫性のあるアピールが可能になるでしょう。

ここでは、自己分析で自分史を作る目的を紹介します。まずは、何のために自分史を作るのかを理解することから始めましょう。

価値観や就活の軸を見つけるため

自分史を作成する目的の一つは、自身の根底にある価値観を言語化し、就活の軸を明確にすることです。過去の選択や行動の背景を振り返ると、自分が何を大切に考え、どのような環境で力を発揮できるのかが見えてきます。

一貫した価値観を特定できれば、就活の軸が定まり、ミスマッチのない企業選びができるでしょう。

小さなエピソードを整理するため

日常の些細な出来事や忘れていた小さな経験を整理することも、自分史を作る重要な目的です。就活では、必ずしも華々しい成功体験ばかりが求められるわけではありません。日々の習慣や地道に取り組んだ活動のなかにこそ、その人らしさが隠れています。

小さなエピソードを丁寧に拾い上げる作業は、就活におけるアピール材料を増やす絶好の機会になるでしょう。

面接やESで根拠のある回答をするため

ESや面接での回答に説得力や根拠をもたせるためにも、自分史は有効です。たとえば、「私の強みは粘り強さです」と伝える際、自分史で導き出した目標に向かって泥臭く努力した具体例を添えれば、言葉の信憑性が高まります。

自分史の作成は、自己分析の一環です。さらに自己理解を深めたい人は、「自己分析とは?就活におすすめの簡単なやり方9選や目的・活用例を解説」の記事も参考に、ほかの方法でも自己分析を行いましょう。

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自分史の書き方5ステップ

自分史の書き方5ステップのイメージ

自分史を効率的に作成するには、正しい手順を踏むことが大切です。ここでは、自分史の書き方を5つのステップで解説します。ステップに沿って自己理解を深めていきましょう。

1.幼少期から現在までの出来事を書き出す

まずは、以下の時代ごとに印象に残っている出来事を時系列でリストアップしてください。

・幼少期
・小学校
・中学校
・高校
・大学/大学院

習い事や部活動、勉強、友人関係など、ジャンルを問わず列挙します。内容の良し悪しを判断せず、思いつくままに書き出すのがコツです。

2.モチベーショングラフを書く

書き出した出来事をもとにモチベーショングラフを作成し、感情の起伏を可視化します。縦軸にモチベーションの高さ、横軸に時間をとり、次の図のように感情が動いた瞬間を線で結びましょう。

2.モチベーショングラフを書くのイメージ

グラフが上下したポイントに注目すると、自分がどのような状況で意欲が湧き、逆に何に対してストレスを感じるのかをひと目で把握できます。

3.「なぜ」を繰り返して深掘りする

モチベーショングラフが上下したポイントについて、「なぜそうしたのか」「なぜそう感じたのか」という問いを繰り返し、エピソードを深掘りしましょう。

たとえば「部活動を頑張った」という事実に対し、以下のように深掘りします。

・部活を続けた
↓なぜ?
・辞めるのが悔しかったから
↓なぜ悔しかった?
・補欠のまま終わりたくなかったから
↓なぜそう思う?
・チームに貢献している実感が欲しかったから

上記の深掘りからは、原動力が「組織への貢献」にあることが分かるでしょう。

4.複数のエピソードから共通点を探す

深掘りした複数のエピソードを比較し、共通する「思考のパターン」や「行動特性」を見つけ出しましょう。時代が違っても、困難を乗り越える方法や喜びを感じる瞬間が似ている場合、それが自分の強みや本質です。

たとえば、中学の文化祭と大学のサークル活動のどちらでも「裏方で人を支える役割」を選んでいたなら、献身的なサポート力や周囲の状況を察知する洞察力が真の強みと考えられます。

5.客観的な視点を加える

最後に、周囲からどのような評価を受けていたかという客観的な視点を加えましょう。友人や家族からの言葉、先生からのアドバイスなどを思い出し、自分自身の認識と他者からの見え方のズレを確認します。

自分史に他己分析の結果を書き加えるのもおすすめです。友人や家族に「当時の私はどう見えていた?」と尋ねると、自分では当たり前だと思っていた長所に気づける場合があります。

自己分析は定期的にやり直そう

自分史は一度作成して終わりではなく、就活中に定期的に見直すのがおすすめです。実際に企業説明会で話を聞いたり、面接で社会人と話したりすると、自分自身の価値観が変化することも珍しくありません。

新しい気づきを得たタイミングで情報を更新すれば、さらに自己理解を深められます。

就活中は、自分史だけでなくマインドマップやジョハリの窓など、さまざまな方法で自己分析を繰り返すのが効果的です。自己分析の詳しいやり方は、「自己分析のやり方は?おすすめの方法12選と就活における注意点を紹介」の記事でご確認ください。

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自分史の書き方のテンプレートと作成例

自分史を効率的に作成するためには、決まった型に沿って情報を整理するのが近道です。ここでは、すぐに活用できる基本のテンプレートと具体的な記載例をまとめました。

テンプレート

以下の項目を埋めると、時代ごとに経験と思考を整理できます。

  印象に残った出来事 感情・考えたこと 学んだこと・強み
幼少期      
小学校      
中学校      
高校      
大学      

テンプレートを参考に、ノートやExcelなどに過去の出来事を書き出してみましょう。

自分史の例

以下は、自分史の作成例です。作成例を参考に、オリジナルの自分史を書き、自己分析を進めてみてください。

  印象に残った出来事 感情・考えたこと 学んだこと・強み
幼少期 砂場で大きな山を作る遊び 友達と協力するのが楽しかった 協調性の芽生え
小学校 習い事のピアノ 発表会で褒められてうれしかった 継続の大切さ
中学校 バスケットボール部での挫折 レギュラーになれずに悔しかった 役割を見つける柔軟性
高校 文化祭の実行委員 チームで目標を達成できた 周囲を巻き込む調整力
大学 カフェのアルバイトでの業務改善 効率化を提案し喜ばれた 課題解決能力

上記の自分史からは、「周囲と協力しながら目標を達成することに喜びを感じる」「組織の課題に対して自ら働きかける主体性がある」という価値観や強みが読み取れるでしょう。

企業によってはESで自分史を求められることもあります。「自分史をESに書く方法は?高評価を得るコツと例文5つを紹介」の記事では、ESにおける自分史の書き方と例文を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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自分史の書き方の注意点

自分史を書く際は、いくつかの注意点を押さえるとより効果的です。ここでは、自分史を書く際の注意点を解説します。

1.立派なエピソードを書こうと身構えない

自分史を書く際、最初から「全国大会出場」や「留学経験」といった輝かしい実績を探そうと身構える必要はありません。まずは素の自分をさらけ出し、日常のなかにある小さなこだわりや習慣をすべて書き出すことに集中しましょう。

就活において、企業は必ずしも派手な実績を重視しているわけではありません。厚生労働省の「令和5年若年者雇用実態調査の概況」によると、企業が新卒採用で重視する項目のトップ5は以下のとおりです。

企業が新卒選考で重視した点 重視した企業の割合
職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神 79.3%
コミュニケーション能力 74.8%
マナー・社会常識 58.6%
組織への適応性 53.2%
体力・ストレス耐性 36.2%

参照:厚生労働省「令和5年若年者雇用実態調査の概況(p.7)表4 採用区分、若年正社員の採用選考の有無及び採用選考にあたり重視した点別事業所割合

データからも分かるとおり、多くの企業は派手な実績より意欲や人柄などを重視しています。そのため、自分史では立派なエピソードにこだわらず、素の自分を書き出すことが正解です。

参照元
厚生労働省
令和5年若年者雇用実態調査の概況

書く内容がない場合の対処法

自分史に書くことがどうしても思い浮かばないときは、以下の方法を試してみてください。

・当時の写真を見返す
・日記やスケジュール帳を読み返す
・SNSの投稿を振り返る

友人や家族に「私はどんな子どもだった?」「私とのどんな出来事が印象に残っている?」と聞くのも有効です。周りの人の記憶を借りると、自分では忘れていた出来事を思い出せる可能性があります。

就活でアピールできるエピソードがないと悩んでいる人は、「自己PRのエピソードがないときに見つける方法!やるべき行動や例文も紹介」の記事もご参照ください。

2.挫折やコンプレックスを隠さない

自分史を作成する際は、ポジティブな経験だけでなく、失敗やコンプレックスも包み隠さず書き出すことが重要です。負の感情に向き合うと、自分が困難に直面した際の乗り越え方が明確になります。

就活において、困難に直面した際にどう乗り越え、何を学んだかは、企業の評価基準の一つです。弱みのなかにこそ、自身の人間性や真の強みが隠されていると考え、ありのままの経験を自分史に書きましょう。

3.事実だけを羅列しない

「野球部に入部した」「ゼミでリーダーを務めた」など、事実だけを羅列する自分史の書き方は望ましくありません。大切なのは、その出来事の裏側にある「なぜその行動をとったのか」「当時どう感じたのか」という主観的な要素を掘り下げることです。

事実に感情や思考をセットで記録し、自分独自の価値観や行動原理を分析しましょう。

4.作成しただけで終わらない

自分史のゴールは、枠を埋めて完成させることではありません。完成しても安心せず、その後の選考対策に役立てましょう。書き出したエピソードをESに落とし込んだり、面接での質問に対する回答の根拠として整理したりする作業が必要です。

自分史が完成してからが就活のスタートだと捉え、内定獲得に向けて活用してください。

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就活で自分史を活用する方法

自分史が完成したら、いよいよ実践的な選考対策へと移ります。ここからは、自分史に書いた情報をどのように選考の場に反映させるべきか解説するので、ぜひご覧ください。

共通点を強みとして選考でアピールする

自分史を分析して見つかった強みは、面接やESでアピールすべき強力な武器になります。単発のエピソードを伝えるよりも、複数の時代で発揮された強みを提示するほうが、説得力が高まるからです。

たとえば、中学の部活動でも大学のアルバイトでも「周囲の意見を調整して円滑に進めた」という共通点があれば、それは一過性のものではなく確固たる資質といえます。企業側も「入社後も同じように周囲と協力して働いてくれそうだ」と、将来の活躍を具体的にイメージしやすくなるでしょう。

強みは、自分史以外にマインドマップやSWOT分析などでも見つけられます。「強みと弱みの分析方法10選!言い換え一覧や伝え方のコツを例文付きで解説」の記事も参考に、自分自身の強みを探してみてください。

企業が求める人物像とエピソードを結びつける

自分史に書き出した豊富なエピソードのなかから、企業の社風や求める人物像に合致するものを厳選してアピールしましょう。たとえば、挑戦を重んじる企業であれば「未知の領域に飛び込んだ経験」、チームワークを重視する企業であれば「集団で目標を達成した経験」を中心に伝えるのが効果的です。

自分の持ち札のなかから、企業にマッチするものを戦略的に選ぶと、適性や入社意欲の高さがより明確に伝わります。

行き詰まったときに読み返す

就活が長期化して自信を失ったときこそ、自分史を読み返す絶好のタイミングです。困難を乗り越えた経験を再確認すると、「以前も立ち直れたから大丈夫」と気持ちを立て直せるでしょう。

また、周囲の声に惑わされそうなときは、自分史が自分らしさを再定義する指針になります。自分自身を肯定し、納得感のある就活を続けるための道具としても自分史を活用してみてください。

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自分史が書けず悩んでいるあなたへ

就活で自分史を作るなかで、「思うように手が進まない」「昔のことを思い出せない」と悩む人もいるでしょう。作成に行き詰まったら、一人で抱え込まず、過去の自分を知る人に客観的な意見をもらうことをおすすめします。

自分史の作成がうまく進まない場合は、就職エージェントに相談することも有効な手段です。キャリアチケット就職エージェントでは、就活のプロが一人ひとりに寄り添い、過去のエピソードを思い出すお手伝いをします。自分史のまとめ方や選考対策への活かし方などのアドバイスも可能です。

効率的に自己分析を行い、納得のいく企業から内定獲得を目指す人は、ぜひご相談ください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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