インターンシップ参加までにおさえておきたい基本のマナー

このページのまとめ

  • インターンには企業への感謝の気持ちと自主性を持ち臨もう
  • 挨拶上手であることと脱学生言葉が印象アップの鍵
  • 面接に臨むような服装、髪型で参加するのが好ましい
  • 報連相を意識することと、しっかり理解をすることが大事
  • 参加後、なるべく早くお礼状を送付する

就活でほとんどの学生が参加するイベントの1つ、インターンシップ。学生気分のままで参加した結果、受け入れてくれた企業側に失礼な態度を取ってしまっていたということがあるかもしれません。
インターンシップ先に対し、マナーある心構えと行動でインターンシップに臨みたいものです。そこで今回は、どのような言葉遣いや服装が好ましいのかについてまとめてみました。

 

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インターンシップで持っておきたい心構え

インターンシップを開催している企業は、多くの時間や労力、費用を使っています。就活生のために時間を作って受け入れてくれる企業側に対して感謝の気持ちを持ち、インターンに参加するようにしましょう。
また、「教えてもらう」という受け身の姿勢ではなく、「情報収集に行く」という自主性を大切にしてください。「このチャンスにこういうことを学びたい」「こういうところをしっかりチェックしておきたい」など、インターンに対する最終目標を設定して参加するのもおすすめです。
有意義な時間にできるかできないかは企業次第ではなく自分次第。以上のような心構えを大切に、実りある時間を過ごせるよう事前に準備しておきましょう。

さらに大切なのが、学校の名前を背負っているという自覚です。万が一悪い印象を与えてしまったときに、「あの学校の生徒の挨拶がなっていない」というように学校全体の印象を下げかねません。
悪い印象を与えないためにも、学校の名前を傷つけない立ち振る舞いや行動が問われます。次項にて、インターンシップで守りたいマナーについて詳しく見ていきましょう。

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挨拶・言葉遣い編

すれ違った社員へ「おはようございます」「お疲れさまです」と挨拶をしましょう。挨拶は人と接する上で最低限のマナーですが、これができるだけであなたの印象はぐっと良くなります。
ポイントは、自ら積極的にすること・相手の目をきちんと見ること・笑顔ですること・相手に聞こえる声量で言うことです。明るく挨拶することで、初対面の人にも「親しみやすそう」「明るそう」「清々しい」「礼儀正しい」といったプラスの印象を与えることができます。

また、言葉遣いも外せないポイントです。敬語がきちんと使えていなければ挨拶でせっかく上がったあなたの印象が下がってしまうこともあります。
使用頻度の高い言葉の「尊敬語と謙譲語」、「クッション言葉」についてまとめてみましたので、大学の教授に接する際など普段から意識的に使用し敬語に慣れておくと良いでしょう。

尊敬語・謙譲語

・言う おっしゃる(尊敬語)/申す、申し上げる(謙譲語)
・もらう もらわれる(尊敬語)/いただく、頂戴する(謙譲語)
・見る ご覧になる(尊敬語)/拝見する、見る(謙譲語)
・聞く お聞きになる、聞かれる(尊敬語)/伺う(謙譲語)
・読む お読みになる、読まれる(尊敬語)/読む、拝読する(謙譲語)
・する される、なさる(尊敬語)/いたす、させていただく(謙譲語)
・知る ご存じ(尊敬語)/存じ上げる(謙譲語)
・居る いらっしゃる(尊敬語)/おる(謙譲語)
・行く いらっしゃる(尊敬語)/伺う、参る(謙譲語)
・来る おいでになる、いらっしゃる、お越しになる、お見えになる(尊敬語)/伺う、参る(謙譲語)
・帰る お帰りになる(尊敬語)/お暇する、失礼する(謙譲語)

クッション言葉

・恐れ入ります
・申し訳ございません
・お手数をおかけします
・ご面倒でなければ
・もしよろしければ
・お忙しいところ申し訳ございませんが
・今お時間少々よろしいでしょうか

たとえばインターン中に何かを質問したい場合などに、「恐れ入りますが、この業務についてもう少し詳しくお聞きしてもよろしいでしょうか?」という具合に、クッション言葉を会話の中に用いることで、思いやりや配慮ある言葉遣いになります。
就活中はもちろん、社会人になってからもビジネスシーンでは日常的に使用される言葉です。今のうちからマスターしておきましょう。

番外編

・一人称/わたし、わたくし
・相手の企業/御社(書面上では貴社)
・同意するとき/かしこまりました、承知いたしました
・謝罪するとき/申し訳ございません

一人称に「自分」「僕」を用いたり、同意の際に「了解です」と言ったりするのはビジネスシーンでは好ましくありません。目上の人には上記でお伝えしたような言葉を用いるようにしましょう。

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服装編

次に見た目の印象アップのための方法についていくつかご紹介いたします。
基本的には、インターンも企業説明会や面接時と同様にスーツ着用を指定する企業がほとんどです。しかし中には、「就活生の人柄を見たい」「インターンが長期である」「アパレルなどオシャレを楽しむ社風」などの理由から、私服を指定する企業も少なくありません。
重要なのは、企業の指定に従うことです。私服指定であるのにも関わらずスーツを着用する、スーツ指定なのにラフな格好をするなどは避けましょう。
スーツ指定の場合はリクルート用のものを着用すれば良いものの、私服指定の場合には注意が必要です。私服といっても、大学に行くときと同じような格好では、インターンには適していないかもしれません。
私服といっても、普段着ではなくオフィスカジュアルを目指しましょう。男性であればシャツとジャケット、スラックスタイプのパンツを選択。全体的に派手な印象を与える柄物は避け、落ち着いた色合いのものを選びます。
女性の場合はブラウスやカットソー、ジャケットやカーディガン、スカートやパンツを選び、こちらも落ち着いた色合いのものでまとめましょう。
Tシャツにジーンズ、露出の多いものなどはインターンシップに参加する服装としては相応しくありません。清潔感を意識した格好で臨むよう心がけてください。

また、髪型も第一印象を左右する重要なポイントの1つです。明る過ぎるカラーや顔の表情を隠す長さの前髪、束ねられていない長い横髪、ワックスやジェルなどで過度にセットされた髪型などは、ビジネスシーンには適していないでしょう。
黒やダークブラウンなどの落ち着いたカラー、目や眉が見える長さの前髪、長髪の場合は一つまたはハーフアップにまとめるなどの髪型が無難です。

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報告・連絡・相談編

ビジネスシーンで頻繁に行われている「報告・連絡・相談」。報連相(ホウレンソウ)と言われており、滞ることで業務に支障をきたすこともあるビジネスマナーの基本です。
報連相を上手に循環させることで、上司や先輩、同僚同士など、スタッフ間での意思疎通をこまめに行いコミュニケーションを構築することを狙えます。
スムーズな業務推進のため、インターンシップ先でも積極的に意識するようにしましょう。ポイントは、5W1Hを意識すること。感情は持ち込まずに端的に事実だけを話します。
話す際には結論ファーストが大切。結論のあとに経緯を話すことで、一番言いたいポイントを相手にしっかり伝えることができます。

また、質問するのが恥ずかしいからと分からないことをそのままにするのは避けましょう。分からないまま進めていった結果、間違っていて振り出しに戻ってしまうなど仕事が非効率になる可能性があります。
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」です。一度教えてもらったことをメモもせずに何度も聞くのは避けたいですが、分からないことや疑問はインターン期間中に解決するようにしましょう。

 

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参加後のお礼編

インターンシップが無事に終了したら、先方に感謝の気持ちを伝えることが大切です。1dayインターンなど、参加期間が短期の場合にお礼状を送るべきか悩む就活生もいますが、なるべく送ることをおすすめします。
担当者が感動するお礼状を送るためのコツについて見ていきましょう。

気づきはこまめにメモを取る

インターン期間中に気になった点はメモを取るようにしておきます。メモの情報をお礼状に組み込むことで、ありきたりではないあなたらしく具体的な内容にすることができるでしょう。

なるべく早く送る

Eメールで送る場合は、インターン終了当日がベター。便箋で送る場合は翌日までには投函するようにします。遅くとも1週間以内に先方の手元に届くことを目指しましょう。

得たことを盛り込む

感謝の気持ちだけを伝えるのではなく、有意義な時間だったということをアピールしておきたいところです。どういう学びがあったのか、どういうところに魅力を感じたのか、どういう刺激を受けたのかなどを積極的に盛り込むようにしましょう。

お礼状を送る手段は、Eメールでも便箋でもどちらでも構いません。便箋を用い手書きで作成したほうが、誠実さや丁寧さといった気持ちがより伝わりやすいとされています。
ただし、企業によっては「メールのみ受付」と指定しているところもあるようです。企業に合わせた対応を取ることも、マナーのある行動だと言えるでしょう。
いかがでしたか?インターンシップへの参加のほか、自己分析や面接対策、行きたい企業の絞り込み、業界研究など就活が本格化するとやるべきことがどんどん増えていきます。
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