このページのまとめ
- お礼状やお礼メールは必ず送らなくていけないものではない
- 手書きとメールではそれぞれメリットとデメリットがある
- 企業の風土や担当者の立場どを考慮し適切な手段を選ぶ
- 手書きのお礼状はていねいで気持ちがこもった印象を与えることができる
- 手書きとメールどちらもできるだけその日のうちに送る
採用担当者に感謝の気持ちを伝えたい、少しでも好感度を上げたいという気持ちから、就活中にお礼状を送りたいと考える人は多いでしょう。 お礼状を送ろうと決めたものの、郵送とメールのどちらで送れば良いか悩んでしまう人もいるかもしれません。 実際、お礼状とお礼メールは、どちらが好印象を与えることができるのでしょうか? こちらのコラムでは、それぞれのメリットとデメリットや基本のマナーについてご紹介していきます。 お礼状について悩んでいる就活生は、ぜひ目を通してみてください。
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お礼状とメール、就活でベターなのはどっち?
そもそも、お礼状やお礼メールを送るか送らないかどうかを悩んでいる人もいるでしょう。
実際、お礼状やお礼メールは、必ずしも送らなくてはいけないものではありません。
ですが、お礼状やお礼メールを送ると感謝の気持ちが伝わり、好印象を与えることも。
少しでも好感度をあげたいと考えて送る就活生も少なくないようです。
お礼状やお礼メールを送ろうと考えた時、どちらを送るか迷うことがあります。
それぞれのメリットとデメリットを確認した上で、適した方を選ぶのが良いでしょう。
お礼状のメリットは何と言っても、手書きで誠意が伝わりやすいということ。
メールでのやり取りが便利で一般的になった現代では、あえて手紙を出すことが丁寧な印象を与えやすいと言われています。
一方で、郵送だと相手に届くまでのタイムラグが発生してしまうというデメリットが。
日常的にパソコンを使用する企業の場合は、紙で送ると逆効果になってしまうこともあります。
お礼メールのメリットは、当日中に相手の元へ届くこと。
直接会話したその日のうちにメールを送ることで、より強い印象を残すことができるようです。
メールは手軽で相手が返信しやすいため、質問したいことがある場合にも適しています。
日常的にメールでのやり取りをする業務の場合は、ビジネスメールの送り方を心得ているというアピールにも。
しかし、素早くやり取りできるメールの特性上、お礼メールを出すタイミングには注意が必要です。
夜遅くや日数が経ってから送ると、非常識と判断されてしまうことがあります。
お礼メールを送る場合には、深夜帯を避け、できるだけ当日中、遅くても次の日には送信しましょう。
せっかく送ったお礼状やお礼メールが悪印象を与えてしまっては意味がありません。
どちらか選ぶ際は、企業風土や採用担当者の年齢などを考慮し、適した手段を選びましょう。
面接後のお礼状については「面接後にお礼状は送るべき?正しい書き方やポイントについて解説」も参考にしてください。
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fお礼状の基本マナー
お礼状を手書きする時には、気をつけたいポイントがいくつかあります。
筆記用具
お礼状を書く時には、黒または青色のインクペンか万年筆を使いましょう。
改まった内容の手紙にボールペンを使用するのは、失礼にあたると考える人が多いようです。
用紙
就活に適しているのは白無地の封筒と便箋か、はがき。どちらもすべて縦書きで記入しましょう。
タイミング
面接や説明会後、その日のうちに発送するのがベスト。
発送から到着までのタイムラグを考え、できるだけ早く出しましょう。
宛先
面接官の名前や連絡先がわかる場合は、個人宛に送ります。
連絡先がわからなかったり、面接官が複数いたりした場合は、採用窓口宛に送るようにしましょう。
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就活用のお礼状の書き方
こちらの項目では、実際にお礼状を手書きする場合の書き方について説明していきます。
挨拶文、主文、結びの挨拶は、メールでお礼を送る時でも使用できますので、参考にしてください。
一般的なお礼状の書き方や気をつけたいポイントは以下の通りです。
頭語
手紙を書く時、最初の挨拶を「頭語」、終わりの挨拶を「結語」と言います。
ビジネスシーンでは、「拝啓」という頭語を使うのが一般的です。
挨拶文
頭語に続いては、挨拶文を記入します。
<例>
・時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
・貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
主文
当日のお礼と印象に残っている内容を記入します。
面接や説明会で交わした具体的な会話の内容に触れると、顔と名前が一致しやすいでしょう。
<例>
本日は、ご多用の中、貴重な時間を面接に割いていただき、誠にありがとうございました。
面接では、貴社の事業や業務の詳細な内容だけでなく、○○様の仕事や社員に対する思いまでお話しいただき、大変感謝しております。
以前より貴社を第一志望として就職活動を進めておりましたが、今回の面接を通して、ますます貴社で働きたい思いを強くいたしました。
取り急ぎ、面接のお礼をお伝えしたくお便りを差し上げました。
結びの挨拶
ビジネスシーンでは、企業の発展を願う一言を挨拶に添えるのが一般的。
末筆は「まっぴつ」と読み、筆の字が入っているため、書き言葉でのみ使用します。
「最後になります」という意味があるため、結びの挨拶のあとは文章を入れません。
<例>
・末筆ではございますが、貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。
・末筆ながら、貴社のさらなる発展と○○様のご健勝をお祈り申し上げます。
・末筆ながら、皆様のご健勝と貴社のますますの発展をお祈り申し上げます。
結語
結語と頭語は組み合わせが決まっているため、頭語が「拝啓」の場合は、結語は「敬具」です。
日付
漢数字で日付を記入します。
面接の次の日以降の日付で書く場合は、本文のはじめを「先日」に直しましょう。
署名
大学名、学部、学科、年次、氏名を記入します。
大学名や名前などは、正式な名称、漢字を使用しましょう。
宛先
会社名、担当部署名、担当者名を記載します。
株式会社は略さず、正式名称、正式な漢字で書きましょう。
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お礼状を書くと就活に有利になる?
お礼状を送ったからと言って必ずしも評価が上がるとは限りません。
しかし、なかにはお礼状の内容が印象に残ったというケースもあります。
そのため、合否の判断材料の一つになる可能性があるとも言えるでしょう。
お礼状では、志望度の強さや感謝の気持ちをアピールできます。
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面接のお礼状は出したほうが良い?書き方とポイントを解説
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。