このページのまとめ
- 外資系企業のインターンはスキルを測るプログラムが中心で実施期間が長い
- インターン参加のメリットは企業理解を深められることと、本選考の雰囲気をつかめること
- 外資系企業のサマーインターンは6~7月頃に応募が締め切られ、8月頃に実施されるケースが多い
- ES提出→筆記試験(Webテスト)→グループディスカッション(ケース面接)が一般的なインターン選考の流れ
日系企業と外資系企業のインターンの違いに戸惑っている人はいませんか?
実際、外資系企業と日系企業のインターンシップは、開催時期や選考フローなどが異なります。
違いを知らないと準備不足になり、インターン参加のチャンスを逃してしまう恐れも。
そこで、当ページでは外資系企業のインターンシップについて、特徴や選考フローなどをまとめました。
外資系企業への就職を目指している方はぜひ参考にしてください。
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外資系企業のインターンシップの特徴
外資系企業と日系企業のインターンシップでは実施内容と期間が異なります。
以下にそれぞれの特徴をまとめたので確認してください。
スキルを測るプログラムが中心
外資系企業のインターンシップは学生の能力を測るプログラムが中心。学生の取り組みを見て、それが仕事に活かせるかどうかをチェックする傾向があります。
一方、日系企業のインターンシップは企業理解を深めることを目的に開催するケースがほとんど。企業の事業内容や業務内容について学ぶ時間や、実際の仕事を体験して業務理解を深めることに重きを置いています。
外資系企業のインターンシップを単なる職場体験や企業理解の場と捉えていると、周りとの温度差を感じることになるでしょう。
実施期間が長い
外資系企業のインターンシップは短期のものもありますが、数週~1ヶ月程度のロングスパンで実施されることが多いようです。実際の現場で社員とともに業務へ参加します。社員と同じような業務を行うため高い能力が求められますが、入社前に自分のスキルや価値観がその企業と合っているかを知るには絶好のチャンスとなるでしょう。
対して日系企業のインターンシップは3日から1週間程度の短い期間が多いようです。グループワークを通して簡単な就業体験を行います。短期間のため気軽に参加できるほか、上手くスケジュール調整を行えば複数社のインターンシップへ参加することも可能でしょう。
外資系コンサルについては「外資系コンサルはどんな会社?仕事内容や求められる人物像などを紹介」も参考にしてください。
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外資系企業のインターンに参加するメリット
これまで、外資系企業のインターンシップは内定に直結する…と言われていましたが、2021年卒から就活ルールが政府主導になり、経団連に加盟していない外資系も採用直結のインターンは禁止する動きが見られています。そのため、「内定に直結しないなら参加するメリットはないのでは…?」と考える人もいるでしょう。
実際はどうなのか、外資系企業のインターンへ参加するメリットをまとめました。
企業について深く知ることができる
インターンシップを経験することにより、応募先企業についてより深く理解することができます。学生のうちは、就業経験がないので実際の仕事内容を想像するのは難しいもの。参加中は実際に働く社員の様子を見ることができるほか、業界・仕事内容と自分のスキルや価値観がマッチするかどうか、周りのインターン生と合うかどうかなどを判断することも可能です。こうした経験は学生にとって貴重な経験となるでしょう。
本選考の雰囲気をつかめる
インターン選考は、エントリーシートの提出から始まり、グループディスカッション、面接など、本選考さながらのフローが設けられています。選考の雰囲気を一度でも体感しておけば、どのようにアピールすれば良いのか、失敗しやすい部分はどこなのかなどが分かり、自分の弱点を対策しておくこともできるでしょう。例え、インターン中に思うようなアピールができなくても、参加した経験は十分役に立つはずです。
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インターン選考のスケジュール
外資系企業のサマーインターンシップの基本情報についてご紹介します。
参加を検討している人は、スケジュール調整の目安にしてください。
サマーインターン開催時期
外資系企業のサマーインターンは8月を中心に開催する傾向があります。早い企業で7月頃から始まり、遅い企業では9月頃まで開催しているようです。10月、11月頃行われる秋インターンの開催時期と近いので、スケジュールは秋冬インターンと一緒に調べることをおすすめします。
応募締め切り時期
6月~7月初旬頃に応募を締め切る企業が多いようです。早い企業で5月下旬まで、遅い企業では8月上旬頃まで応募可能なケースもあります。
開催時期や応募締切日は企業によって異なります。中には、期間中2度3度インターンを開催する企業もあるので、あらかじめよく調べてから応募するようにしてください。
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外資系企業のインターンの選考フローと対策
外資系企業サマーインターンシップの選考フローは「エントリーシート→筆記試験またはWebテスト→グループディスカッション(ケース面接)→インターン参加内定」というのが一般的。企業によってフローが違うことがあるので、あくまで目安としてご確認ください。
エントリーシート
外資系企業では、応募者のスキルを重視する傾向があります。
日系企業の場合、新卒採用で見られるのは人柄や強み。企業にマッチする強みや価値観を持った人物かということが見られ、能力が不十分でもポテンシャルが評価される場合も多いです。
一方、外資系企業は実力主義の傾向が強いため、今ある能力が企業に貢献できることをアピールする必要があります。
日系企業と採用ポイントが違うので、エントリーシートを作成するときは気をつけましょう。
筆記試験またはWebテスト
エントリーシートが通過したら、次は筆記試験、またはWebテストを受けます。
先程も説明したように、外資系企業は実力主義の傾向が強く日系企業と比べるとテストの難易度はやや高め。上司や取引先が英語を話す…ということもあるため、高い英語力を問われるのも特徴です。
このフローの通過率は非常に低く1~2割程度とも言われています。十分な対策をしないとその先の選考へは進めないので頑張りましょう。
グループディスカッションまたはケース面接
選考の中で最も重要視されるのがこのフローです。企業によって、グループディスカッションかケース面接かは異なるので、応募先に合わせて対策しましょ
う。
グループディスカッション
3~10人程度のグループに分かれ、あらかじめ用意された課題に取り組みます。課題の内容は、応募先企業における実際の業務に関連するものが多いようです。チームで良い結果を出すことはもちろん、個人の能力をアピールする必要があります。ぶっつけ本番で参加するにはハードルが高いので、グループディスカッションに関するセミナーへ参加したり、繰り返し練習したりするのがおすすめです。
ケース面接
一般企業では聞き慣れない「ケース面接」ですが、これはコンサルティング系や金融系の外資系企業で用いられることが多いのが特徴です。大きく分けて「フェルミ推定系」「ビジネスケース系」の2パターンあります。フェルミ推定系とは、調査するのが難しい量を、複数の手がかり元に短時間で論理的に推論すること。そして、ビジネスケース系は、ビジネスケースを用いて面接官と議論することを指します。どちらか一方の場合もあれば、両方出題されるケースもありますが、いずれも難易度は高いでしょう。進め方などを把握しておかないと、面接中何も言えない…という事態になりかねません。そんなことにならないよう、しっかりと対策しておきましょう。
ここまで、外資系インターンについてご紹介しましたが、「選考ハードルが高そう…」と不安になった人もいるのではないでしょうか。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。