このページのまとめ
- 面接に行きたくない理由として「自信がない」「志望度が低い」などがある
- 面接に「行きたくない」のと「行けない」のでは対処法が異なる
- 面接をキャンセルした場合、再調整ができない場合があり信頼を失う恐れも
- とりあえず支度をすることで、面接に行きたくない気持ちがなくなる可能性がある
- 当日面接をキャンセルする場合は、採用担当者に電話で連絡を入れる
「どうしても面接に行きたくない…」と、選考直前で億劫になってしまっているあなた。面接に行きたくない場合は、自分がなぜそのように感じているのか理解するところから始めましょう。このコラムでは、面接に行きたくない場合に考えられる理由や、その対処法を詳しくご紹介します。現在、どうしても面接に行きたくないという方は、このコラムを読んで対処法を試してみてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
面接に行きたくない3つの理由
面接に行きたくない理由として、主に以下の3つが考えられます。自分に当てはまるものがないか確認してみましょう。
◯1.面接への自信がない
面接で上手く受け答えをする自信がないため、行きたくなくなってしまう場合があります。その中でも、面接に何度も落ちて自信がなくなった方と、単に準備不足で自信がない方の2つのパターンが考えられるでしょう。
◯2.志望度が高い企業ではない
面接に行きたくない理由の一つとして、「その企業への志望度が高くない」というのも考えられます。入社したい企業ではなかったものの書類選考に受かってしまい、モチベーションが低いまま面接へ進んでしまったという場合、面接から足が遠のいてしまうでしょう。
◯3.就活の疲れが溜まっている
就活が続くと、度重なる面接に疲労を感じてしまう人も少なくありません。就活中は数ヶ月にわたって説明会や面接が行われるので、心身ともに疲労を感じることがあるでしょう。休みたいのに休めない状況が続くと、「面接に行きたくない」という思考に繋がってしまいます。
就職活動での不安については「就職できる気がしないときはどうすればいい?内定獲得に向けた対策を解説」も参考にしてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
注意!「行きたくない」と「行けない」は違う
面接に「行きたくない」と「行けない」は意味合いが異なるので注意しましょう。自分が面接に「行きたくない」のか、精神的・身体的な理由で「行けない」のか見極める必要があります。もし、準備不足や志望度が低いなどの理由で行きたくない場合は、相応の対処をするか、志望度の高い企業に焦点を絞って就活を進めていけば良いでしょう。しかし、精神的・身体的な疲労で面接に「行けない」場合は、心や身体を十分に休ませる必要があります。
就活で疲れた時については「「就活で何もしたくない」と感じたらどうする?原因と解決方法をご紹介」も参考にしてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
面接を当日キャンセルすると起こりうる4つのこと
面接を当日キャンセルした場合、起こりうる4つの可能性を知っておきましょう。キャンセルしてしまえば、面接に行きたくない気持ちは解消されます。しかし、それにはリスクを伴う恐れがあるので慎重な判断が必要です。
1.再調整ができない
一度キャンセルをしてしまうと、面接日の再調整ができない場合があります。志望度が低い企業で、再調整を希望しない場合は諦めもつくでしょう。しかし、志望度が高い企業をキャンセルする場合は、「再調整ができない=内定をもらえない」ということを十分に認識したうえで連絡する必要があります。
2.企業に悪印象を持たれる
当日キャンセルによって、企業からの信頼を損なってしまう恐れがあります。企業は日程調整や資料準備など、あなたの面接のために時間を費やしているので、キャンセルすることでその分の時間が無駄になってしまうでしょう。貴重な時間を割いた準備が徒労に終わってしまうため、印象が悪くなってしまう可能性は否めません。
3.罪悪感でストレスを抱える
面接に行かなくて良い開放感よりも、面接をキャンセルしてしまった罪悪感が大きくなり、結果的に大きなストレスを抱えてしまうことがあります。人によっては、面接に行ったほうがストレスは少なく済む可能性もあるでしょう。
4.サボり癖がつく
一度キャンセルして特に支障がなかった場合、次の面接にも行きたくなくなってしまうことがあります。サボり癖がつき、面接を何度も断ってしまうと「気がついたら受けられる企業がなくなっていた」ということになりかねません。
就活中のリフレッシュについては「就活をさぼるデメリットは?さぼりたい理由を見つけ意欲を取り戻そう」も参考にしてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
面接に行きたくないと思ったらやるべき5つの行動
面接をキャンセルした場合のことを考えても、なお「面接に行きたくない」という方は、最終手段として今自分ができることを試してみましょう。
1.行かなくて後悔しないかよく考える
行かなくて本当に後悔しないのか、よく考えてみましょう。面接に行かなければ、「ドタキャンをした人」と悪印象がついてしまうだけでなく、一つの就職チャンスが失われてしまいます。もし志望度が高い企業でなくても、第一志望の企業に落ちてしまった場合に、選択肢として残しておけば気持ちの面で楽になる場合も。そのようなチャンスを無下にしようとしているという現状をふまえ、もう一度よく考え直してみましょう。
2.面接に行くための支度をしてみる
面接に行きたくなかったとしても、一旦身だしなみを整えてみましょう。準備をすることで、気持ちが引き締まり、やる気が湧いてくる場合もあります。「面接に行きたくない」という気持ちに鞭を打ち、なんとか支度を済ませ、事態が好転する可能性にかけましょう。
3.とりあえず面接会場へ行ってみる
面接会場へ足を運ぶことで、同じ企業の面接を受ける就活生に遭遇でき、モチベーションが高まる可能性もあります。行きたくないと思っていても、とりあえず会場に行ってみることで状況が変わることもあるでしょう。
4.面接終了後にご褒美を用意する
面接が終了後にご褒美を用意しておくことで、やる気が上がることもあるでしょう。「美味しいものを食べる」「テレビを見る」など、些細なもので良いので、自分だけのご褒美を考えておくことをおすすめします。
5.キャンセルしてまでやりたいことがあるか考える
面接をキャンセルしてまでやりたいことがあるのか、考え直してみましょう。もし「テレビを見る」「寝る」などの予定なら、面接が終わってからでもできます。むしろ、面接が終わってすっきりとしてからのほうが、良い気分でできることもあるでしょう。
就活でのやる気が出ない時の対処法については「就活できないのは甘えじゃない!やる気が出ないときの対処法を解説」も参考にしてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
面接を辞退するときは必ず連絡を入れよう
どうしても就活へのモチベーションが上がらず、「何をしても面接に行く気になれない…」という場合は、面接辞退の連絡を入れましょう。連絡を入れることは、就活生としてだけでなく、社会人としての重要なマナーです。
面接をキャンセルする際のマナー
当日キャンセルの場合は電話連絡が基本
面接を当日キャンセルする場合、日程調整などのやり取りをしている採用担当者に電話連絡をしましょう。担当者の名前が分からなければ、電話口で「採用担当者さまをお願いします」と伝えても構いません。
担当者不在の場合や早めのキャンセルならメールも可
採用担当者が電話に出られなかった場合、電話に出た社員に面接をキャンセルする旨を伝えます。その後、採用担当者にキャンセルのメールを送りましょう。電話口で社員に、「採用担当者さまにメールを送るので、確認していただけるようお伝えください」と一言添えるとスムーズです。また、面接の日取りまで余裕がある場合はメールのみの連絡でも良いでしょう。
無難なキャンセルの理由は?
キャンセルする理由は、詳しく説明せず「一身上の都合により」として良いでしょう。もし、体調不良ややむを得ない理由で後日面接を受け直したい場合は、その旨を伝えてください。日程の再調整をしてもらえる場合があります。
当日キャンセルのメール文の例
件名:本日〇〇時からの面接辞退のお詫び◆◆株式会社 採用担当者様
本文:お世話になっております。
本日〇〇時より面接のお時間をいただいております、◇◇大学の▼▼(氏名)と申します。
本来であればお電話でご連絡するところ、ご不在とのことでしたので、メールにて失礼いたします。
本日の面接ですが、~(キャンセル理由)により、誠に申し訳ございませんが、辞退させていただいてもよろしいでしょうか。
お忙しいなか、時間を調整していただいたのにも関わらず、大変申し訳ございません。
また、当日のご連絡になってしまったこと、深くお詫び申し上げます。
◇◇大学 ▼▼(氏名)
メールアドレス
電話番号
住所
内定辞退のメールについては「逆お祈りメールとは?内定辞退メールの書き方を例文ありで解説」も参考にしてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
面接に行きたくない状況への3つの対処法
最後に、今後「面接に行きたくない」という状況に陥らないための対処法を紹介します。今回面接に行けなかった方も、次回は前向きに臨めるよう、十分に対策しておきましょう。
1.面接の準備を入念にしておく
面接への自信がつけば、「面接に行きたくない」という気持ちが半減する可能性があるでしょう。自信をつけるためには、繰り返しの練習が欠かせません。家族や友人に協力をお願いしたり、就活エージェントを利用したりして、徹底的に対策しましょう。
2.志望動機を振り返り明確にする
面接へのモチベーションを上げるため、自分がどうしてその企業に応募したのか、入社したらどうなりたいのかを明確にしておきましょう。自分の未来のビジョンを描ければ、面接に対するやる気も上がる可能性があります。
3.周囲に相談する
もし面接に「行きたくない」のではなく、身体的・精神的な疲労に抗えず「行けない」と感じた場合は、無理をせず、周囲の信頼できる人に相談するのも一つの手です。
就活中の気持ちの切り替え方については「就活でくじけそうになったら?内定のために気持ちを切り替える4つの思考法」も参考にしてください。
自分の価値観とあった企業に出会える!26卒のスカウト登録はこちら
本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。