このページのまとめ
- 就活では、健康診断の結果が原因で落ちることは基本的にない
- 就活の健康診断の結果で落ちるのは、業務ができないと判断された場合
- 就活で内定前に健康診断を行うのは法律で定められている
「就活の健康診断の結果で落ちることはある?」「選考で健康診断を求められたら合格サインって本当」などと気になる就活生も多いでしょう。基本的に、健康診断の結果だけで選考に落ちることはありません。健康診断の結果で合否を決めてはいけないと定められています。
この記事では、健康診断の結果が就活にどのような影響を与えるかを解説します。健康診断を受ける際の注意点なども解説しているのでぜひ参考にしてください。
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- 就活の健康診断は結果が悪くても基本的に落ちることはない
- 就活の健康診断が原因で選考に落ちるケース
- 必要な仕事ができないと判断された場合
- 仕事によって健康が悪化すると判断された場合
- 就活で内定前に健康診断が必要な意味や理由
- 法律で決まっている
- 適性や業務に支障がないかを判断している
- 就活で健康診断が求められる人
- 就活で求められる健康診断の具体的な内容や注意点
- 健康診断を受ける時期・場所
- 健康診断の費用
- 健康診断を受ける服装
- 健康診断を受ける前の注意
- 診断書が発行されるまでの期間
- 最終面接での「健康診断」は合格フラグの可能性
- 就活ではどんな時に落ちるの?と不安になっている方へ
- 就活の健康診断で落ちる可能性に関するよくある質問
- Q.健康診断書は就活でなぜ必要?
- Q.健康診断の結果によっては採用されない場合がある?
- Q.企業は健康診断結果をどう扱っている?
就活の健康診断は結果が悪くても基本的に落ちることはない
就活で受診する健康診断の結果が悪くても、基本的に落ちることはありません。よほど大きな病気があり、入社が難しいといった事態でなければ、健康診断の結果が合否に影響する可能性は低いでしょう。
そもそも、健康診断の結果によって、採用不採用の回避を決めることは禁止されています。入社時の健康診断は、入社後の健康管理や適性な配置をするために実施するものです。
一方で、一部の職種では健康診断の結果で採否が決まる可能性があるのも事実です。たとえば、ドライバーなどの職種では、安全運転に支障をきたす症状がある場合、健康診断の結果が重視されるでしょう。
ただ、その場合も症状が薬で抑えられるかといった点を踏まえて判断するべきとされています。持病があっても業務そのものには影響がない場合は、業務に差し支えがない旨を伝えておきましょう。
健康面で何か心配事がある場合は、履歴書に書いておくことをお勧めします。履歴書の希望欄にどのように書けばよいか、「履歴書の希望欄の正しい書き方を習得して書類選考を突破しよう!」の記事で解説しているので、参考にしてください。
参照元
厚生労働省
公正な採用選考を目指して
就活の健康診断書はいつのものがよいか
就活で健康診断書を提出する際は、最新のものを選びましょう。以前のものだと健康状態が変わっている恐れがあるからです。
選考時に健康診断書が必要な場合、事前に連絡があるケースが一般的。連絡を受けてから受信する形で問題ないでしょう。
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就活の健康診断が原因で選考に落ちるケース
健康診断の結果、やむを得ない事情で選考を通過できない場合もあります。健康状態が原因で選考に落ちる可能性を紹介するので参考にしてください。
必要な仕事ができないと判断された場合
健康診断の結果から業務が十分に実施できないと判断された場合、採用を見送られる可能性があります。求めている成果が出せない、安全面に問題があるなどと判断されるためです。
たとえば、配達やタクシーなどのドライバー職では、視力が低いなど運転に支障がある状態の場合、安全面を考えて業務を任せることはできません。
ただし、健康状態を理由に内定を取り消したり、採用を見送ったりするのは違法です。現在の健康状態でも問題なく仕事ができる、別の業務で採用される可能性もあるので覚えておきましょう。
仕事によって健康が悪化すると判断された場合
仕事を行うことで、健康状況が悪化すると判断されるケースもあります。自身の健康状態で業務を続けられそうか考える必要があるでしょう。
たとえば、夜勤によって負担がかかり、持病が悪化する恐れがあると予想できるとき。労働契約法や労働安全衛生法において、企業は従業員に対して「安全配慮義務」や「健康の保持促進」があるため、採用に対して慎重になります。
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就活で内定前に健康診断が必要な意味や理由
就活で健康診断結果が求められるのは、従業員の健康管理や人事配置の参考にするためです。また、法律で従業員の雇入れ時の健康診断は義務付けられています。
法律で決まっている
就活で企業が入社前に健康診断の提出を求めるのは、「労働安全衛生法(労働安全衛生規則)」という法律によるものです。
この法律により、企業は雇い入れの際、労働者に対する健康診断を実施することが義務付けられています。その目的は、労働者の健康を確保することにあります。加えて、年に1度の定期健康診断も企業の義務となっているため、入社後も毎年健康診断を受けることになるでしょう。
参照元
e-Gov法令検索
労働安全衛生法
適性や業務に支障がないかを判断している
企業は健康診断の結果から、業務を行うことで支障が出ないかを確認しています。実際に症状が出てからでは遅いため、リスク管理のためにも事前に確認しているのです。
また、ある業務で支障が出る場合でも、ほかの業務では問題ない場合もあります。適材適所の人事配置を行うためにも、健康診断の結果を参考にしているのです。
なぜ履歴書に健康状態を書くのかについては、「履歴書に「健康状態」を書く理由とは?正しい書き方を例文つきで解説」の記事を参考にしてください。健康状態の正しい書き方についても解説しています。
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就活で健康診断が求められる人
正社員としての就業を希望している場合、就活中に健康診断結果の提出が求められます。また、正社員以外でも健康診断結果が求められるのは以下の条件に当てはまる場合です。
・【パート・契約社員】1年以上の雇用継続が見込まれる人
・【パート・契約社員】既に1年以上の雇用実績がある人
・【特定業務従事者】6ヶ月以上雇用が見込まれる人
※労働時間が1週間あたり「正社員の4分の3以上」の人
新卒として正社員就活をしていれば必ず健康診断結果が必要となります。期限内に提出できるよう、余裕をもって準備を進めましょう。
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就活で求められる健康診断の具体的な内容や注意点
就活の健康診断で提出が求められるのは、労働安全衛生規則で定められた以下の項目です。
既往歴と業務歴の調査
自覚症状と他覚症状の有無の検査
身長、体重、腹囲、視力、聴力の検査
胸部エックス線検査
血圧
貧血検査
肝機能検査
血中脂質検査
血糖検査
尿検査
心電図検査
事前に健康診断を受ける場合は、上記の項目が含まれているか確認しましょう。足りない場合は改めて健康診断を受けるよう求められる可能性もあります。
参照元
厚生労働省
労働安全衛生法に基づく健康診断を実施しましょう ~労働者の健康確保のために~
健康診断を受ける時期・場所
健康診断を受ける時期や場所については、明確な決まりはありません。企業が指定する病院や時間で受診したり、自分で期間内に受診したりする場合があります。
自分で病院を決める場合は、かかりつけの病院や総合病院、健診センター、保健所などを利用しましょう。事前予約が必要な場合が多いので余裕をもって電話し、予約を行ってください。具体的な検査項目や費用、結果が届くまでの期間など、気になることは念のため確認しておくと安心です。
健康診断を受ける時期は、基本的に内定後から入社前までです。直前は予約が混み合う場合があります。提出期限に間に合うよう、健康診断書の提出を指示されたらなるべく早く予約の手続きをしましょう。
健康診断の費用
就活での健康診断の費用は企業が負担する場合がほとんどです。
ただし、企業が指定する健康診断を受けられなかった場合は、自己負担での受診が求められることもあるでしょう。
健康診断を受ける服装
企業や病院の指定がない限り特に決まりはありません。当日の予定が健康診断のみであれば、着脱しやすい服がおすすめです。
会社や会社指定の病院で行われる健康診断は、心配であればスーツやオフィスカジュアルを着てもいいでしょう。
また、胸部エックス線検査があることを考えると、アクセサリーや金属金具のついた下着は避けるのがスムーズで安心です。荷物をロッカーやカゴに預けて検査を受けることも多いので、高価な時計やアクセサリーは避け、忘れ物には注意しましょう。
健康診断を受ける前の注意
健康診断前は指定の時間までに食事を済ませたり、飲酒を控えたりする必要があります。検査内容によりますが、病院の指示を守って正しい診断結果が出るようにしましょう。
当日の朝食はNGでも、水やお茶といった飲み物は問題ないことがほとんどです。事前の案内や病院のWebサイトを確認してください。
注意事項に記載がない場合も、前日に激しい運動をするなど健診結果に影響する心配がある行為は避けるのが無難です。
就活での健康診断についてもう少し知りたい方は「就活で使える健康診断書はどこで手に入る?発行方法や検査費用を解説」も参考にしてください。
診断書が発行されるまでの期間
健康診断の診断書が発行されるまでは、数日から1週間程度必要です。提出日に遅れないためにも、余裕をもって受診しておきましょう。
また、結果次第では再検査が必要になる場合もあります。もし、期日に間に合わない場合には、企業に理由を説明し、提出日を延長してもらうよう相談してください。
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最終面接での「健康診断」は合格フラグの可能性
就活での健康診断は、通常、入社が決定した人に対して行われます。そのため、最終面接で健康診断に関する指示があった場合、面接通過の可能性が高いと推測できるでしょう。
ただし、企業によっては健康診断が選考過程に含まれている場合もあります。全員に健康診断を受けるように促しているので、必ず内定を獲得できるわけではありません。また、最終面接前に健康診断の案内を受けた場合も、合格サインとは限らないので気をつけてください。
最終面接は入社の意思確認をする場所ではなく、選考内容次第では不採用になる場合もあります。健康診断の案内がある、ないにかかわらず、油断せずに最終面接に臨みましょう。
就活の内定について知りたい方は「就活における内定とは?獲得から入社までの流れや採用との違いを解説」を参考にしてください。
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就活ではどんな時に落ちるの?と不安になっている方へ
就活ではライバルに勝ち、志望企業から内定をもらわなければなりません。
小さなことでも、不採用に繋がったらどうしよう…と不安になるのは当然のことです。履歴書に自信がない、自分の就活マナーは正しいか、誰かに相談したいなど、就活に不安がある人は、他者に客観的なアドバイスをもらうとよいでしょう。就活のプロであるエージェントに頼ることも一つの手段です。
キャリアチケット就職エージェントでは、キャリア形成や企業の採用活動に精通したプロが、あなたの就職活動をサポートしています。健康診断の結果で落ちるのかのように、気になったことは何でも相談してください。
就活で自分の能力を最大限に発揮し、アピールを成功させるのはメンタルも大事です。キャリアチケットで不安は全部解消して、志望企業の内定獲得を実現しましょう。
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就活の健康診断で落ちる可能性に関するよくある質問
就活の健康診断で落ちる可能性についてよくある質問についてまとめました。
Q.健康診断書は就活でなぜ必要?
A.就活中、入社前に健康診断を受けるように言われる理由は、「労働安全衛生法(労働安全衛生規則)」という法律で決まっているから。また、適性や業務に支障がないかを判断しているからです。
参照元
e-Gov法令検索
労働安全衛生法
Q.健康診断の結果によっては採用されない場合がある?
A.原則、健康診断の結果で落ちることはありません。よほど大きな病気があり、入社が難しいといった事態でなければ、健康診断の結果が合否に影響する可能性は低いでしょう。持病がある場合は、あらかじめ履歴書に記入しておくとスムーズです。
Q.企業は健康診断結果をどう扱っている?
A.健康診断の結果が届いてから企業で行われることは、主に「健康診断結果の労働者への通知」「異常がある場合の医師による意見聴取」「就業上の措置の決定」などです。
健康診断書を提出したけど内定通知書が来なくて不安な方は「内定通知書が来ない!届くまでの流れを解説」も参考にしてください。
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