就活でTOEICに足切りはある?選考でアピールできるスコアを知ろう

このページのまとめ

  • 就活生に英語力を求める企業では、TOEICによる足切りがある可能性が高い
  • 一方で、英語力より人柄を重視する企業もある
  • 就活でアピールできるTOEICスコアは650点以上が目安
  • 英語を使う仕事では、TOEICスコア750点以上が必要と考えよう
  • 就活では、英語学習の努力の過程や仕事でどう活かせるかをアピールしよう

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TOEICスコアは、就活で足切りされる要因になるのでしょうか?
英語に自信がない人は不安になりがちですが、スコアに対する評価は企業によって異なります。このコラムでは、外資系企業と一般的な企業での評価基準を解説。
スコアに自信がない方に向けて、選考でのアピールのコツもお教えします。英語力に不安がある人も、英語力を効果的にアピールしたい人も、企業の視点を理解し就活を切り抜けましょう!

 

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就活はTOEICで足切りされる?

TOEICのスコアが選考基準になるかどうかは、企業次第。傾向として、英語力を求める企業ではTOEICスコアをはじめとする英語力が重視されます。

英語力を求める企業では足切りがある

業務で英語を使う外資系企業や商社では、TOEICなどのスコアを基準に応募者の足切りを行う場合があります。また、応募者数が多い有名企業や大企業も、TOEICを足切りに使う場合があるでしょう。
ほかには、特定の職種や部門で英語力を採用基準にしている企業もあるようです。
近年はグローバル展開する企業が増えており、英語力はますます重視されていくと予想されます。

入社後にTOEICスコアが参考にされることもある

TOEICスコアは採用時だけではなく、入社後の配属先決定などに影響する可能性があります。企業によっては、英語力を昇進・昇給の条件にしている場合も。海外勤務を希望した際に、一定以上のTOEICスコアを求められることも考えられます。

英語力より人柄を重視する企業も多い

TOEICを選考基準の1つにする企業がある一方で、英語力より人柄や自社との相性、入社意欲を重視する企業も存在します。業務に英語を使う企業であっても、「英語力は入社後につければいい」と考えている場合も。
確かに英語力は就活でのアピール材料になります。しかし、TOEICスコアが低い、もしくは英語に自信がないからといって、就活に関して悲観的になる必要はありません。

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就活でアピールできるTOEICスコアの目安

ここでは、就活でアピールできるTOEICスコアの目安をご紹介します。

一般的には650点以上が目安

高いレベルの英語力を必要としない企業では、アピールできるスコアは650点以上が目安。応募書類に書けるレベルとしては、最低でも600点以上が必要です。

英語を使う企業では750点以上

業務に英語を使う企業では750点以上のスコアがあった方が良いでしょう。

人気の外資系や商社では800点以上

就活生に人気の大手外資系企業や総合商社の場合、内定者の平均スコアは900点以上といわれます。応募者が多いとそれだけ足切りされる可能性が高まるため、選考に進むにはかなりのハイスコアが必要。
英語力を重視する企業では、TOEICスコアとは別に独自の英語問題を用意していることもあるそうです。

低いスコアは応募書類には書かない

600点以下の低いスコアは、企業からの指定がない限りは履歴書やエントリーシートに書かない方が賢明です。あまりに低いスコアを書くと、かえって「英語力がないのでは?」と思われるリスクがあります。

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TOEICで嘘をつくとばれる?

TOEICスコアに自信がないからとって、嘘の数字を企業に提出することは避けましょう。

面接で矛盾が生じる恐れがある

英語力が高いと判断されると、面接中に英語に関する質問を受けることがあります。「留学経験があるのか?」「どうやって英語力を身につけたのか」といった質問は、実際の経験がないと回答しづらいでしょう。
応募書類に記載した内容は、面接で詳しく聞かれる可能性があるので注意してください。

内定取り消しのリスクがある

学歴や資格の嘘は「経歴詐称」と判断され、事実が判明した場合はそれ以上選考に進めなくなったり、内定取り消しになったりする危険があります。

社内での信頼関係を失う

入社後に偽装がばれると、処罰の対象になる可能性が。処罰がなかったとしても、入社時に嘘をついたと分かれば、上司や同僚との信頼関係にヒビが入ってしまいます。

証明書を求められると嘘がばれる

TOEIC認定証の提出を求められると嘘がばれます。認定書にはスコアが掲載されており、一部の企業では確認のため提出を義務付けているようです。

入社後に英語力が必要になったときに困る

英語力が高いと偽ると、入社後の業務で英語が必要になったときに困ります。スコアをもとに配属先を決める企業では、海外系の部署に配属されることもあるでしょう。
嘘がばれなかったとしても、入社後にミスマッチがあっては自分のためになりません。

 

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TOEICスコアを伝えるときのポイント

TOEICスコアを選考の判断基準にする企業があるとお伝えしましたが、就活では英語力だけが評価されるわけではありません。
企業が新卒採用でチェックしているのは、学生の人柄や入社後どれくらい伸びそうかというポテンシャル。それらをアピールするには、以下のポイントを押さえましょう。

なぜ英語を学習したのか説明する

単にTOEICスコアを伝えるのではなく、なぜ英語力をつけようと思ったのかを伝えましょう。明確な目的があると、「目的意識が高い人」と評価され、仕事にもモチベーションを持って取り組めるとみなされます。

英語力を身につけるためにどのように努力したのかを伝える

英語力を身につけるための努力の過程を伝えると、粘り強さや継続性、計画性などの要素をアピールできます。また、エピソードから人柄が伝わると、他の学生との差別化が図れるでしょう。

英語力を仕事でどう活かせるかをアピールする

企業が英語力を重視するのは、その力を入社後の業務に役立てて欲しいからです。英語力の高さをアピールするときは、同時に英語力を仕事でどう活かせるか、どう活かしていきたいのかを伝えましょう。

 

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英語力に自信がない人のアピール方法

英語力に自信がない人は、語学以外の強みをアピールしましょう。学生時代に頑張ったことや、関心を持って取り組んだことを振り返れば、あなただけの強みが見つかるはず。
企業のWebサイトや説明会の情報から求められる人物像を推測し、英語以外でアピールできる要素がないか考えてください。

英語力を重視する企業では、「どうして英語を勉強してこなかったのか?」と聞かれることもあります。その場合は、ゼミやサークル活動に力を入れていたなど、面接官が納得できる回答を用意することがポイント。
そのうえで、これからは英語を身につけていく意欲があることを伝えましょう。
英語を使う企業に就職したい場合は、現在英語学習をしている点や、入社までに英語力をつけたいことを伝えるのが有効です。

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就活に向けたTOEICはいつまでに受ける?

就活のためにTOEICを受けたい場合、いつ頃までに受験を済ませれば良いのでしょうか?

本選考が始まる前に受けよう

就活が始まると、説明会やエントリーシートの提出、筆記試験や面接対策などで忙しくなると予想されます。現在の就活スケジュールでは、3年生の3月にエントリーが解禁となるので、それより前に
TOEIC受験を済ませましょう。

TOEIC試験は年10回実施される

TOEICの公開テストは年10回(1・3・4・5・6・7・9・10・11・12月)実施されます。自分がいつ頃の試験を受けるかを決め、計画的に勉強を進めましょう。目標の期限とスコアを設定することで、効率的な勉強方法や学習スケジュールを考えられます。

 

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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