就活でのTOEICの必要性って?評価基準とメリットをご紹介

このページのまとめ

  • 就活におけるTOEICの必要性はそれほど高くないが、選考が有利に進む場合がある
  • 日本の就活市場では、TOEICが新卒採用の参考情報として活用されることもある
  • TOEICの必要性は、企業においてもグローバル化にともない増していく傾向にある
  • 企業によっては、TOEICのスコアが就活で必要になることもある

就活でのTOEICの必要性って?評価基準とメリットをご紹介のイメージ

TOEICの受験は必要なの?とお悩みの就活生の方もいるのではないでしょうか。TOEICの受験は必須ではありませんが、高スコアであれば評価されて選考に有利になる場合があります。このコラムでは、TOEICの概要や就活での必要性、スコア別の英語力の目安などをご紹介します。TOEICを取得するメリットも挙げているので、ぜひ参考にしてください。

 

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TOEICとは?

TOEICは、日本だけでなく世界中で実施されている英語力テストです。対象は、非英語圏のビジネスパーソン。日本では採用の参考情報として活用されたり、昇進・昇格する際の条件とされたりしています。
スコア形式は、最高スコアは990点、最低スコアが10点のリーディングとリスニングで構成されています。また、テスト形式はマークシート方式。各100問ずつ、計200問で試験時間は2時間です。

就活でのTOEICの必要性とは

日本国内の企業でグローバル化が進んでいることや、インバウンドの旅行者が増えていることから英語のスキルが求められる傾向にあります。そのため、TOEICが評価されるケースは多く、企業は同じ条件の就活生であればTOEICのスコアを保有している方、もしくはスコアの高い方を選ぶ可能性があります。
また、TOEICでは高スコアを取るためには努力が必要です。したがって、採用担当者は、高いスコアを持っている就活生に対し「勤勉」「努力家」という印象を持つでしょう。
こうした理由から、TOEICスコアを保有していることで選考が有利に進むと考えられます。

スコア別の英語力の目安

ここでは、点数ごとのレベルの目安をご紹介します。下記で確認してみましょう。

・600点以上…ゆっくりなら日常会話が可能なレベル
・700点以上…日常業務のやり取りが支障なく行えるレベル
・800点以上…打ち合わせなどのディスカッションが可能なレベル
・900点以上…ネイティブに近い会話ができるレベル

上記がTOEICスコアごとの英語レベルです。900点以上の人は少なく、自信を持って「英語が得意」と宣言して良いでしょう。

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履歴書で評価されるTOEICの点数は?

TOEICは点数で表されるため、何点から評価されるのか分からないという方も多いでしょう。ここでは評価の基準となる点数をご紹介しますので、ご確認ください。

一般的には650点以上が目安

就活の場で英語力をアピールするのに最低限必要なスコアは500点から600点程度といわれています。特に英語を使う仕事でないようであれば、500点以上のスコアからエントリーシートや履歴書に記入して構いません。
しかし、外資系や海外企業などの英語を使う企業を志望するようであれば、750~800点以上のスコアを取得しておくと良いでしょう。

業務で英語を使う企業では750点以上

就活において、TOEICのスコアをもとに英語力のアピールをしたい場合は、700点以上のスコアが最低ラインです。
業務で英語を使う企業であれば、750点以上のスコアが評価される傾向にあります。750点以上であれば、ビジネスの場でも英語を使って支障なく業務を進めていけると判断されるでしょう。

人気の外資系や商社では800点以上

就活生に人気で倍率が高い大手外資系企業や商社の場合、応募者が多いと点数だけで不合格になる可能性が高まります。そのため、選考に進むには800点以上のハイスコアが必要と考えられるでしょう。
800点以上のスコアは、ビジネス英語を不自由なく使えるとされています。海外出張のある企業の場合、850点以上のスコアがあると安心です。

低いスコアは応募書類には書かない

600点未満のスコアは、企業からの指定がない限り履歴書やエントリーシートに書く必要はないでしょう。あまりに低いスコアを書いてしまうと、かえって「英語力がないのでは?」と思われる恐れがあります。
TOEICは、ただ受験しておけば良いというものではありません。600点以上の点数を取ってはじめて就活の場での評価になるのです。就職に向けてTOEICを受験しようと考えている方は、点数を意識して勉強をしておくと良いでしょう。

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TOEICの有効期限はある?

TOEICに有効期限があるという噂を気にされている方も多いでしょう。ここでは、実際に有効期限はあるのか、その噂の真相などを解説します。

TOEICに有効期限はない

TOEICには有効期限はないので、一度取得したらその後も使用可能です。学生時代に高い点数を取っておけば、その先もずっと使用できるため、時間に余裕のある学生時代に取得しておくことをおすすめします。
また、TOEICでは取得した点数が印刷された賞状のようなものが郵送されるので、それで点数を証明することが可能です。企業に提示を求められる場合もあるので大切に保管しておきましょう。
もし紛失した場合には再発行できますが、2年を過ぎると再発行できないので、気づいたらすぐに手続きしてください。

「有効期限2年」と噂される真相

TOEICの有効期限が2年と噂されるのは、「公式認定証」の再発行期限が2年間であることに起因しています。実際は、公式認定証の再発行の期限はありますが、TOEICのスコア自体に有効期限はありません。
そのため、認定書を紛失していなければ、2年以上前のスコアを応募書類に記載することは可能です。

企業によって期限を設けることもある

TOEICスコアに有効期限はありませんが、企業によっては「〇年以内」という期限を設けている場合があります。その場合、指定された年月よりも古いスコアは評価対象にならないので注意しましょう。

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TOEICを受験する3つのメリット

TOEICで高スコアを取得すれば、就活だけではなく、その後のキャリアアップにもメリットとなります。ここではTOEICを受験する3つのメリットをご紹介します。

1.英語力を定量的に示せる

TOEICを受験するメリットの1つに、英語力を定量的に示せることが挙げられます。就活では自分の能力のアピールをする必要がありますが、その根拠を示せる説得性も重要です。英語力をアピールする際は、TOEICの点数を伝えるだけでひと目でその人の英語力を知ることができます。

 2.就活で選択できる企業が増える

応募資格としてTOEICの点数を設定している企業も存在します。もし、TOEICを受けていなかったり点数が不十分であったりすると、エントリーすらできない可能性もあるでしょう。
逆に、TOEICの点数が高ければ高いほど選択できる企業が増えるため、TOEICで高スコアを取得するのは就活において有効だと考えられます。

3.英語の基礎が身につく

英語の基礎を理解していないと、TOEICのスコアを上げることはできません。英語の基礎が身に付けば、ビジネスはもちろん海外旅行など私生活でも役立つでしょう。
また、TOEICは点数が高ければ高いほど評価されるものです。高得点を目標に何度でもチャレンジできるので、どんどんスキルアップを目指すと良いでしょう。

 

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