このページのまとめ
- グループディスカッションとは、就活生が集まりテーマを議論し合う選考方法
- 企業がグループディスカッションを行う意図は、就活生の本質や適性を見抜くため
- グループディスカッション対策に就活セミナーを利用するのが効果的
- 就活セミナーで行うグループディスカッションでは実際の形式に近い形で練習できる
グループディスカッション(GD)が苦手だという就活生は多いはず。GDは練習を繰り返すことで慣れることがポイントです。GDに特化した就活セミナーに参加し、練習をしてみましょう。このコラムはGDの概要やセミナーへ参加するメリット、参加時の持ち物や服装などをご紹介します。ぜひ参考にしていただき、GDへの苦手意識を吹き飛ばしましょう!
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就活で行われるグループディスカッション(GD)とは?
「ディスカッション」とは直訳すると「討論」「討議」という意味になります。このことから分かるように、グループディスカッションとは、あるテーマについてグループで話し合うことを意味します。
就活におけるグループディスカッションとは、与えられたテーマについて4~8人程度のグループで話し合い、設定された時間内に議論し、意見をまとめて結論を出すことです。ほとんどの場合で、最後にその結論を発表します。
グループディスカッション(GD)の流れ
グループディスカッションの基本的な流れは、以下のとおりです。
1.企業からテーマやルールが伝えられる
2.就活生同士の自己紹介
3.役割決め
4.ディスカッション
5.意見の整理
6.結論の発表
グループディスカッションでは時間制限が設けられているので、本題前の役割決めなどに時間を割き過ぎないようにしましょう。
グループディスカッションの役割
グループディスカッションでは、以下のような役割を決める必要があります。グループの人数が多いと、役割につかないケースもありますが、役割がないと評価が得られないわけではありません。その場合は、周囲に配慮しつつ、議論が活発になるよう積極的に意見を出すと良いでしょう。
リーダー
議論の進行役で、グループの意見をまとめる役割です。意見を出していない人には発言を促すなど、全体への配慮が求められます。
タイムキーパー
時間配分の管理を行い、「あと○分です」とメンバーに時間を知らせる役割です。ただ時間を計るだけでなく、議論が停滞している際は時間を気にしつつ進行具合を確認するなど、ときにはリーダーの補佐的な役割が求められます。
書記
議論の要点をメモする役割です。ただ書くだけではなく、出された意見の共通点や対立点を明らかにして、まとまった意見をメンバーに共有するなどの技量も必要になります。
発表者
グループで出した結論を発表する役割です。発表者は複数いても構いません。
GDについては「グループディスカッションとは?基本知識から落ちやすい就活生の特徴まで」も参考にしてください。
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企業がグループディスカッション(GD)を行う意図
ここでは、グループディスカッションを行う意図を確認しましょう。
一度にたくさんの就活生を評価できる
グループディスカッションでは一度に複数人の就活生を見られるため、企業にとって効率よく評価ができることが理由の1つに挙げられます。
就活生同士のやりとりからその人の本質を見るため
グループディスカッションでは、就活生同士で話し合い、意見をまとめる必要があります。ときには意見が割れたり、グループがまとまらなかったりすることもあるでしょう。そのようなとき、どうすり合わせをして対応をしていくのか、そのなかで就活生の本質や素顔が垣間見られます。
面接のように準備されて作られた姿ではなく、就活生のリアルな姿をチェックできることから、グループディスカッションを実施する企業も多いようです。
就活生の能力や適性を判断するため
企業はグループディスカッションを通して、就活生の「論理性」「コミュニケーション力」「積極性」など、さまざまな能力を確認しています。
企業はグループディスカッションでは面接や筆記試験では知ることのできない、ほかの就活生との関わりを見ています。そして、「実際の現場でほかの社員と快適に働けるか」を見極めているのです。
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グループディスカッションの対策方法
ここでは、グループディスカッションのおすすめの対策方法をご紹介します。
就活セミナーで練習する
就活セミナーでは、履歴書やESの書き方、面接対策などさまざまなテーマごとの対策が可能です。グループディスカッション対策がテーマのセミナーでは、実際の形式に合わせて模擬GDが行われます。
GDを攻略するには「場数を踏むこと」が大切です。そのため、就活セミナーでシミュレーションを繰り返し、改善点を知ることで選考突破に近づけるでしょう。
知人とグループディスカッションの練習をする
グループディスカッションでは、自分の意見を考え、その意見を知らない相手に述べなくてはなりません。「知らない人と話すのが苦手」「自分の意見を伝えるのが苦手」という方は、GDの場では緊張してなかなか上手く話せなくなってしまいがちです。
そのため、サークルやゼミの友人など、まずは顔見知りの就活生同士で練習をしてください。役割分担を決めた上で進めることで、全体の流れにも慣れましょう。
日頃からできる対策
グループディスカッションでは、コミュニケーション力や積極性など、進行に対しての能力も大切ですが、テーマに対する考え方も重要です。しかし、GDで与えられるテーマは当日まで分かりません。
テーマに対する考え方は、下記のようなことを日頃から意識しておくことをおすすめします。
ニュースをチェックする
GDではニュースなどの時事ネタがテーマになることもあるので、ニュースや新聞を意識しておきましょう。特に業界に関係のあるニュースは要チェックです。
企業研究や業界研究を行う
GDのなかには、「新規事業の考案」「新商品の考案」など、応募先の企業や業界の知識が必要になるテーマも出題されます。
したがって、あらかじめ企業研究や業界研究を行い、知識を身に付けておくと良いでしょう。
自分の意見を持つ習慣をつける
GDでは自分の意見を発言する必要があるので、普段から自分の意見を持つ習慣をつけましょう。たとえば話題のニュースやテーマに対して、自分は賛成か反対かを考えてみてください。
日頃からこうした自分の意見を考える練習をすることで、実際のGDの場でテーマを与えられたときも、自分の意見が持ちやすくなります。
GDの対策については「グループディスカッションの対策の仕方!形式別にコツを解説!」も参考にしてください。
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就活セミナーで行うグループディスカッションとは
グループディスカッションをテーマとした就活セミナーでは、進め方のセオリーや企業から求められるスキル、採用担当者がチェックしているポイントなどをレクチャーしてもらえます。
また、実際に参加者同士でGDを行い、フィードバックを通してGDのノウハウを知ることができます。
セミナーによって内容は異なりますので、セミナーの概要を確認し、自分の知りたい内容に触れているものを選ぶと良いでしょう。
就活グループディスカッションセミナーの3つのメリット
ここでは、グループディスカッションの対策を行う就活セミナーに参加するメリットをご紹介します。
1.企業から求められていることを理解できる
GDを専用のテーマとしたセミナーでは、企業がGDを通して就活生のどのような点を見ているのか、就活生に何を求めているのかを知ることができます。
企業視点の考えを知ることで、評価ポイントを押さえたディスカッションになるでしょう。
2.実際の形式に近い形で練習できる
セミナーではただ講義を受けるだけでなく、実際に近い形式でGDの練習ができます。
「頭では理解していても実践となると思うようにいかない」という方はセミナーの練習を繰り返し、場数を踏んで慣れることをおすすめします。
3.フィードバックをもらえる
実際のグループディスカッションでは、選考に通過してもしなくても、何が良くて、何が悪かったのか知ることはできません。しかし、就活セミナーの場では、参加者のグループディスカッションの様子のフィードバックを教えてもらえるのです。
GDの自分の振る舞いを客観的に振り返るのは難しいもの。第三者からフィードバックをもらうことで自分の話し方や、ほかの参加者とのコミュニケーションのとり方など、さまざまな視点から見た改善点を知ることができるでしょう。
セミナーに参加する際の服装
就活セミナーに参加する際の服装は、指定がなければスーツで行きましょう。もし「服装自由」とあれば、私服で参加しても問題ありません。
しかし、あくまでセミナーも就活の一環であることを忘れず、「服装自由」とあっても「オフィスカジュアル」を意識しましょう。
オフィスカジュアルとは、スーツほどフォーマルではなく、私服ほどラフではない、普段の仕事着として着用される服装です。オフィスカジュアルでは、シンプルで落ち着いたデザインのものを選んでください。
セミナー参加時の持ち物
ここでは、就活セミナーの持ち物をご紹介します。
・参加表
・腕時計
・筆記用具
・スケジュール帳
・ハンカチとティッシュ
・そのほか主催側から指示のあったもの
上記で紹介したのは就活セミナーの基本的な持ち物になります。これ以外にも、参加予定のセミナーで持ってくるよう指示されているものがないかしっかり確認し、セミナー参加に備えましょう。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。