自己PRで冷静さは強みになる?面接対策に悩める新卒向けに書き方をご紹介

このページのまとめ

  • 自己PRで冷静さをアピールポイントにすることは可能
  • 冷静さを自己PRに取り入れたいときは、自分がどのタイプの人間かを確認しよう
  • 冷静さを強みにするときは、ただの冷たい人と思われないよう気をつけよう

自己PRで冷静さは強みになる?面接対策に悩める新卒向けに書き方をご紹介のイメージ

「自己PRで冷静さは強みになる?」と疑問を感じている新卒の方は多いのではないでしょうか?
伝え方によっては「冷たい人」とネガティブな印象を与える場合があるので、書き方のコツを押さえる必要があります。
このコラムでは、自己PRで冷静さを強みにするときのポイントや書き方をご紹介。長所としての冷静さを3タイプに分けて解説しているので、自分がどのカテゴリに当てはまるかチェックしてみましょう。

 

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自己PRで冷静さは強みや長所になる?

自己PRで「冷静さ」や「冷静な判断ができること」を強みや長所にすることは可能です。
ただし、「冷静」という言葉には「冷たい」というマイナス印象を受ける人もいます。単純に「私の強みは冷静なところです」と伝えるだけでは、採用担当者に刺さる自己PRにならないため気をつけましょう。

仕事での活かし方を伝えられれば効果的な強みになる

冷静さを強みや長所にする場合は、仕事で活かせる能力であることを採用担当者にイメージしてもらうのが効果的。「なぜ冷静さが強みになるのか」「仕事のどんな場面で冷静さが役立つのか」といった根拠があれば、自己PRの説得力がアップします。

冷静さは仕事をするうえで必要な能力の1つ

仕事を円滑に進めるには、困難に遭遇してもパニックになることなく、冷静に判断する力が必要です。業務上のトラブルに直面した場合、慌てず落ち着いて冷静に対処できる人は大変頼りになるもの。冷静さは仕事をするうえで必要な能力であることは間違いないので、伝え方に工夫して好印象を与える自己PRを考えましょう。

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長所としての「冷静さ」には3つのタイプある

長所としての「冷静さ」には大きく分けて3つの種類があります。
「冷静さ」をアピールポイントにしようと検討している人は、自分が次のうちどのタイプに当てはまるかチェックしてみてください。

1.落ち着いて物事を判断できるタイプ

トラブルやハプニングなどに動じず、落ち着いて対応できるのがこのタイプ。物事を客観的に判断でき、分析力が高いのが特徴です。
トラブルや予想だにしない出来事に見舞われると、落ち着きを無くしたり、冷静でいられなくなったりする人は多いもの。企業は多彩な人が集まる組織なので、すべての人が落ち着いて物事に対応できるわけではありません。そんな中、落ち着いて状況を分析したり臨機応変に対応できる人がいれば、周りも必要以上にパニックにならずに済むでしょう。

2.慎重に物事を進めるタイプ

行動を起こす前に、熟考してから進めるタイプです。「本当にこのまま進めて問題ないか」「リスクはないか」といったことを注意深く検討し慎重に物事を進めるため、ミスや失敗が少ないのが特徴です。
仕事をするうえで、作業スピードを追求することも大切ですが、ミスや失敗に対する訂正を繰り返していては余計な時間がかかってしまいます。慎重に物事を進めるタイプの人は、慎重さゆえ作業スピードはそれほど早くないように見られるのが難点ですが、正確性が高いのでかえって物事が早く進むことも。ミスが許されない看護や医療系の仕事などにも重宝される人材です。

3.周りの意見に流されないタイプ

周りの人の意見に流されず、自分の意思を持って物事に取り組めるタイプの人もいます。このタイプの人は、自分の目標や課題が明確で、それに向かってまっすぐに取り組めるのが特徴です。
仕事をする際は、周りの意見を聞いたり流行を取り入れるたりするのももちろん大切ですが、すべての情報に影響を受けて対応をコロコロ変えるのは、「自分を持っていない人」とマイナス評価につながることも。周りに意見を求めたり、情報を収集したりすることはあっても、流されずに客観的に判断する力は、仕事で役立つ能力でしょう。

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自己PRで冷静さを伝えるときの書き方

自己PRで冷静さを強みにしたいときは、以下のような構成で書くと伝わりやすくなります。

結論を簡潔に述べる

まずは、「私の強みは◯◯(冷静さを伝える表現)です」と、アピールポイントを簡潔に言い切りましょう。最初に結論を持ってくることで、自分がこれから伝えたい内容が相手に伝わりやすくなります。

「冷静さ」はほかの表現に変えてもOK

「私の強みは冷静なところです」と伝えても問題ありませんが、表現を工夫したほうが採用担当者に響く場合もあります。たとえば、「私の強みは、周りの意見に流されずに目標を達成できることです」などと、具体的な表現にすると、より伝わりやすくなるでしょう。

根拠となるエピソードを伝える

結論を述べたら、「冷静さ」を強みと考える根拠をエピソードを交えて説明しましょう。エピソードは以下のような流れにするのがおすすめです。

・冷静さが役立ったシチュエーション
・直面した困難や課題
・困難や課題に対しどのように乗り越えたか
・経験から得られた学び

根拠のない自称では、説得力がなく「本当のことを言っているのか?」と不信感を与えるため、必ずエピソードを添えてください。根拠は、学生生活やアルバイトの体験などから、「冷静さ」を感じたことや、それが役立った場面を考えてみましょう。

入社後にどう活かすのかを伝える

最後は、入社後に冷静さという強みをどのように活かすのかを述べ、話を締めくくりましょう。応募先企業の仕事についてよく調べたうえで、どんな場面で役立ちそうか考えてみてください。冷静な判断がどんな業務に役立ちそうか、冷静さをどんな風に仕事に活かしたいかなど、具体的な意気込みを伝えるのが効果的です。

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自己PRで冷静さをアピールするときの注意点

最後に、自己PRで冷静さアピールするときの注意点をまとめました。
採用担当者に響く自己PRを完成させるためにも、以下のようなポイントに注意しましょう。

ただの冷たい人と思われないようにする

単純に「私の強みは冷静沈着なところです」とだけ伝えるのは、「冷たそうな人だ」とネガティブな印象を与える恐れがあるため避けたほうが無難です。
先述したように、冷静さを強みとしてアピールするのなら、「冷静だったからこそできること」や「冷静が役立つ場面」を連想させる根拠を伝える必要があります。採用の場で評価されるのは、仕事で役立つ冷静さです。「冷静だから仕事ができる」とは限りませんので、その点を踏まえて自己PRを練りましょう。

冷静さが採用メリットにならないならほかの強みを考える

先述したように、企業によっては冷静さが採用メリットにならない場合もあります。
自己PRを考えるときは、企業の求める人物像に沿って考えるのがポイントです。企業が求めるのが、冷静さでなければミスマッチと判断されてしまう場合もあるでしょう。
たとえば、企業が新しい事業に取り組むには、情熱を持って取り組む姿勢や感覚的に動くといった「熱さ」もときには必要。企業の状況や社風によっては、冷静さがアピール材料として不十分になる可能性が高いです。思い切って、ほかの強みを考えるのも1つの手。自分の長所と企業のニーズを照らし合わせてもう一度検討してみることをおすすめします。

 

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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