自己紹介の書き方のコツは?好印象を与えるポイントと6つの例文を紹介

このページのまとめ

  • 自己紹介書の書き方は決まっておらず、就活生が自由に記載できる
  • 自己紹介書の書き方のポイントはアピールする内容を明確にすること
  • 自己紹介書はイラストや写真を使った書き方でアピールするのも効果的

自己紹介の書き方のコツは?好印象を与えるポイントと6つの例文を紹介のイメージ

「自己紹介書の書き方ってどうすればいい?」「自己紹介書って何を書くの?」などと悩む就活生も多いでしょう。自己紹介書はテンプレートもなく自由に書けるため、自分なりに個性を生かしてアピールするのが大事です。

この記事では、選考突破に向けて自己紹介書の書き方のポイントを解説します。どのような内容を書けばよいか、注意点はどこかなども解説しているので、よりよい自己紹介書作成に向けて参考にしてください。

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目 次

自己紹介書は就活でのアピールに使う書類

自己紹介書とは、自己PRや趣味などの内容をまとめて提出する書類のことです。履歴書やエントリーシートに似た意味を持ち、就活の場面で提出が求められます。

自己紹介書の特徴は、記載内容が決められていない点です。書く内容はもちろん、どの内容をどれだけの量で記載するかも就活生自身で考えます。

また、文章だけではなく、写真やイラストなどが使える点もポイントです。履歴書やエントリーシートとは異なる個性をアピールできるでしょう。

自己紹介書と履歴書の違い

履歴書は、住所や氏名、連絡先など、基本的な情報を伝えるための書類です。志望動機など選考に必要な内容も聞かれますが、採用後の人事データとして使用されるケースが一般的です。

また、自己紹介書とは異なり、公的なデータとして扱われる点もポイント。ある程度フォーマットが決まっており、市販されている履歴書を購入して提出します。

履歴書はコンビニや書店、100円均一などで購入可能です。どこで購入すればよいか悩んでいる場合は「就活の履歴書は100均でもOK!選び方やきれいに書くポイントも解説!」の記事を参考にしてください。

自己紹介書とエントリーシートの違い

自己紹介書とエントリーシートの違いは、記載する内容が指定されているかどうかです。エントリーシートは企業側が用意しており、記載内容や記載する場所が決められています。

一方で、自己紹介書にテンプレートはなく、就活生が自分で考えて作成します。どのような内容を中心にアピールするか、就活生自身で決められる点もポイントでしょう。

エントリーシートがどのようなものかについては、「エントリーシートとは?履歴書の違いや基本を押さえて選考を突破しよう」の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

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自己紹介書の書き方のポイント

自己紹介書でのアピールを成功させるために、書き方のポイントを知っておきましょう。評価されるためのポイントを解説するので参考にしてください。

アピールする内容を明確にする

自己紹介書では、何をアピールしたいのか明確にしましょう。自由に記載できるからこそ、アピールしたいものを明確にする必要があります。履歴書やエントリーシートと同じように書いてしまうと、違いがわからずアピールにつながりません。自由に記載できる利点を活かして、アピールする必要があります。

自己紹介書を書く際も、企業に評価してもらえる要素が何かを考えることが大事です。

企業への熱意や入社意欲を伝える

自己紹介書でも企業への熱意や入社意欲をアピールしましょう。たとえば、用紙いっぱいにアピールをしている就活生であれば、入社への熱意があると感じてもらいやすくなります。一方で、空白だらけの自己紹介書では、「書く内容がなかったのだろうか」と印象を悪くしてしまいます。

自由に記載できるからこそ、書き方ひとつで与える印象が変わります。熱意や入社意欲が伝わる自己紹介書になれば、選考も通過しやすくなるでしょう。

企業にあわせた内容を書く

自己紹介書においても、企業にあわせた内容を書くことが大事です。企業がどのような人材を求めているかを考え、アピールを行いましょう。

自己紹介書も履歴書やエントリーシートと同様に、選考で使われる書類です。企業は自己紹介書を見て、自社にマッチする人材かどうかを見極めています。「企業の求める人材に沿っているか」「強みが業務で活かせそうか」などを意識して作成すると、高評価を得られるでしょう。

テンプレートはないので自分で決める

自己紹介書にテンプレートはないので、どのように書くかは自分で決めましょう。記載する内容についても、決まりはありません。

一般的に自己紹介書に書く内容は、以下のとおりです。

・自己PR
・志望動機
・アルバイト
・部活動・サークル
・趣味
・ゼミ活動
・資格

すべてを記載する必要はなく、自分がアピールに使えると思った内容だけ選ぶとよいでしょう。どの順番で書くか、どの大きさで書くかも自由なので、自分を一番アピールできる方法を選んでください。

黒のボールペンで書く

自己紹介書を書く際は、黒のボールペンが基本です。選考に使用する書類なので、提出後に文字が消えないようにボールペンを使ってください。

書き間違い防止のため、下書きを書いてからボールペンで清書するとよいでしょう。就活でおすすめのボールペンの選び方は、「履歴書に適したボールペンとは?おすすめの太さやインクの種類を解説」の記事で解説しているので参考にしてください。

イラストや写真も使う

イラストや写真でのアピールも有効なので、効果的に使いましょう。履歴書やエントリーシートとは異なり、制限されていないケースがほとんどです。

イラストや写真を使うことで、ほかの就活生との差別化がしやすいメリットがあります。文章だけで書くよりも印象に残りやすく、目立ちやすいのもポイントでしょう。

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自己紹介書に書く内容

自己紹介書に何を書けばよいかも把握しておきましょう。よく記載される内容を紹介するので、何を書くか困ったらぜひ参考にしてください。

自己PR

自分の強みをアピールできる、自己PRを書くのがおすすめです。「どのような強みがあるのか」「どのような業務で活かせるのか」をアピールしましょう。

どの企業も共通して、入社後に自社で活躍できる人材を求めています。自己PRで強みを効果的にアピールできれば、入社後のイメージが湧き、採用してもらいやすくなります。

自己PRをどのように伝えればよいかは、「自己PRの書き方は?就活で評価される構成と8つのコツを例文つきで解説」の記事で解説しているので参考にしてください。

志望動機

なぜその企業を志望しているか、志望動機で入社への熱意を伝えるのもよいでしょう。入社への意欲や熱意を重視している担当者は多く、アピールしたい項目です。

同じくらいの評価をされた就活生がいた場合、入社意欲の高い就活生のほうが選ばれやすい傾向にあります。オリジナルの志望動機を考え、入社したい気持ちを伝えましょう。

志望動機の考え方については、「志望動機の書き方のコツを例文付きで紹介!企業に響くポイントを押さえよう」の記事を参考にしてください。

アルバイト

アルバイトの内容も、自己紹介書でのアピールに使えます。アルバイトを通して得たスキルや、成長した経験などを伝えるとよいでしょう。ポイントは、履歴書やエントリーシートとは違った内容を書くことです。同じアルバイトでもエピソードを変えることで、別の切り口からアピールできます。

アルバイトをアピールする際のコツは、「「学生時代頑張ったこと」でアルバイト経験をアピールする6つの方法を解説」の記事で紹介しているのでぜひ参考にしてください。

部活動・サークル

部活動やサークルの内容もアピールに使うとよいでしょう。アルバイトと同様に、「どのような学びを得たか」「どのように成長したか」を中心に伝えることがポイントです。

部活動やサークルの内容を伝える際は、結果よりも課程を意識しましょう。「全国大会優勝」「県大会1位」のように実績を伝えても、仕事に活かせるわけではないからです。

企業が就活で評価しているので、活動を通して得たスキルや経験になります。努力や失敗からの改善を中心にアピールすると、人柄も伝わりやすいのでおすすめです。

趣味・特技

自己紹介書に趣味や特技を書き、自分の個性をアピールするのもおすすめです。趣味や特技の項目が目に留まり、面接での話題になる場合もあります。

注意点は、趣味や特技の内容ばかり書かないことです。趣味や特技だけでは自分の能力をアピールできず、採用しようとまでは思ってもらえません。趣味や特技はあくまでも、個性を示したり、話題作りの内容だと覚えておきましょう。

ゼミ活動

ゼミ活動に力を入れている場合は、研究内容などのアピールをするのもおすすめです。学生の本分は勉強であり、真面目に勉強している就活生を評価する担当者は多くいます。

ゼミ活動をアピールする場合も、努力した課程を中心にアピールしましょう。研究内容を中心にアピールしても、仕事に関係なかったり、採用担当者が興味がなかったりすれば、あまり評価されません。

資格

資格を持っている場合、アピールするのもおすすめです。履歴書に書くほどではない資格も、自己紹介書であれば、アピールに使えるでしょう。

資格を書く際のポイントは、取得過程のエピソードを交えることです。「どのようにがんばったのか」「どのような部分が大変だったか」などと伝えることで、努力する姿勢をアピールできます。

資格だけを羅列してしまうと、アピールの機会を逃してしまいます。エピソードもセットで記載し、少しでも評価してもらえるように工夫するとよいでしょう。

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自己紹介書の書き方で注意する4つのポイント

自己紹介を文章にする際には、注意すべきマナーを守り、読み手を意識しながら作成しましょう。特に意識するべき4つの注意点を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

丁寧に記入する

自己紹介書を書く際は、丁寧で読みやすい字を意識してください。内容はもちろんですが、就職活動の場では、文字が丁寧に書かれているかという点も評価されています。

たとえ内容がよくても、雑に書かれていると採用担当者からの印象は悪くなります。見た目の第一印象が悪いせいで真剣に読んでもらえない可能性があるため、細かい部分でも丁寧に書くように心がけましょう。

誤字脱字に気をつける

自己紹介書を書く際は、誤字脱字がないように十分注意してください。選考において、誤字脱字はマイナス評価となります。手書きの場合は書き損じ、パソコンの場合は漢字の変換ミスに気をつけましょう。

一つ誤字脱字があるだけで、きちんと見直しをしない適当な就活生という印象を与えてしまう可能性もあります。誤字脱字をせずに文章を書くことは社会のマナーとして認識し、完成後のチェックを怠らないようにしましょう。

話し言葉は使わない

自己紹介書を書く際は、話し言葉を使わないのが基本です。文章を書く機会が少ないと、話し言葉と書き言葉の使い分けに慣れておらず、ついつい使ってしまう人も少なくありません。

特に、「い抜き言葉」や「ら抜き言葉」などは無意識に使用する可能性も高いので注意が必要です。話し言葉を使ってしまうと、採用担当者に「基本的な教養が足りていない」と判断される可能性もあるので意識してチェックしましょう。

就活での言葉遣いに不安を覚える場合は、「あなたの話し方は大丈夫?就活に必要な言葉遣いとは」の記事も参考にしてください。

文字数に気をつける

自己紹介書を書く際は、文字数が決められていないか確認しましょう。企業ごとに条件が決められているので、必ず確認してください。

また、文字数が決められていなくても、「A4用紙1枚以内で」のように、指定されている場合があります。ルールを守ることは基本なので、必ず意識してください。

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自己紹介書の書き方がわかる!テーマ別例文6選

ここまで紹介してきたことを踏まえて、自己紹介書の例文を紹介します。6つのテーマに分けて例文を紹介するので、なかなか自己紹介を書けず、行き詰っている人はぜひ参考にしてみてください。

1.資格取得を自己紹介書に書く際の例文

△△大学△△学部4年の△△△△と申します。大学では主に経済学を学んでおり、自分の専門分野を深めるだけでなく、将来の就職において競争力を高めるために、資格取得を意識しています。

英語が得意であり、大学3年生のときには英語技能検定で準1級を取得しました。最近は、TOEICの受験に向けて日々勉強しており、将来的にはコンサルタントとして海外でも活躍できるよう、コミュニケーション能力や国際的な視野も養っています。

2.部活動を自己紹介書に書く際の例文

△△大学△△学部4年の△△△△と申します。

私はバスケットボール部に所属しています。今年のリーグ戦では惜しくも準優勝という結果でしたが、私個人は優秀選手に選ばれるという成績を残しました。

この経験は、ただ単にスポーツの技術を身につけるだけでなく、リーダーシップや協調性といった人間力の向上にもつながりました。また、挫折や困難な状況に直面したときにも諦めずに立ち向かう精神を学びました。

就活でもチームワークや自己鍛錬の精神を活かし、目標に向かって最善の結果を追求していきたいと思っています。

3.研究活動を自己紹介書に書く際の例文

△△大学△△学部4年生の△△△△です。Webマーケティングに興味を持ち、大学のゼミではSNSを使ったマーケティングについて研究しています。

最近では、地元の活性化に向け、人気のローカルインフルエンサーと協力したSNSマーケティング施策に力を入れて取り組みました。この経験から、効果的なコンテンツの作成やターゲットユーザーの理解、データ分析の重要性を学びました。

常に新しいものを学び、挑戦することが好きであり、前衛的な取り組みを行っている貴社に大きな魅力を感じています。

4.アルバイトを自己紹介書に書く際の例文

△△大学△△学部4年の△△△△と申します。私は大学での学業と並行して、アパレルショップでアルバイトをしていました。ショップ店員として、お客様とのコミュニケーションを重視し、相手に似合う服や小物を提案するように心がけていました。

私はこのアルバイトを通じて、お客様のニーズを的確に把握し、お客様の満足度を高めることの重要性を学びました。また、自発的に行動することで売上げにも貢献し、チーム全体の成果につながることにも気づきました。

貴社でも積極性と柔軟性を存分に発揮し、新たにチャレンジする意気込みを持って臨みたいと思っています。

5.サークル活動を自己紹介書に書く際の例文

△△大学△△学部4年の△△△△と申します。

私はテニスサークルに所属しており、キャプテンとしてメンバーの技術向上や団結力の強化に努めました。この経験を通じて、コミュニケーション能力やリーダーシップの重要性を学びました。成功や失敗を共有し、目標に向かって一緒に頑張ることで、チームで成果を出す喜びを強く実感しました。

持ち前のチャレンジ精神と学生時代の経験を活かして、貴社で活躍したいと思います。

6.趣味を自己紹介書に書く際の例文

△△大学△△学部4年の△△△△と申します。私は旅行が趣味で、行ったことのない場所に足を運ぶことが好きです。年に3〜4回は家族や友人と旅行に出かけ、新たな文化や景色を体験することを楽しみにしています。

旅行の準備も得意で、ガイドブックやWebサイトで観光スポットやレストランを調べて、スムーズに観光できるようにスケジュールを組んでいます。

この趣味を通じて、柔軟な対応力や計画性、チームワークの重要性を学びました。貴社でも新しい環境での挑戦を受け入れ、成長を続けたいと思います。

自己紹介を考えるコツは、「就活で使える自己紹介カードとは?記載すべき内容を例文付きで解説!」の記事でも解説しているので参考にしてください。

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就活における自己紹介書の書き方に悩むあなたへ

自己紹介書も就活の評価に関わる書類であり、効果的なアピールが欠かせません。自由に記載できるからこそ、個性的に、自分が伝わるようにアピールする必要があります。

しかし、自己紹介書の提出を求める企業は少なく、いざ必要となったときに書き方がわからないのはよくあることです。自己紹介書でアピールできるのか不安な就活生は、ぜひキャリアチケット就職エージェントにご相談ください。

キャリアチケットでは、あなたが上手く自己紹介書を書けない理由を探り、適切にアドバイスするだけでなく、ESや志望動機の作成なども総合的にサポートします。また、あなたの価値観に合った企業をご紹介し、ミスマッチのない就職を実現するためのお手伝いも実施しています。

面接官に好印象を残す自己紹介ができるようになりたい人や、第一志望の企業から内定を獲得したい人は、キャリアチケットまでお気軽にご相談ください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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