「自分が何をしたいのかわからない」を解消するための方法を紹介!

このページのまとめ

  • 自分が何をしたいのかわからない主な原因は、視野の狭さや自信のなさなどがある
  • 自分がなにをしたいかわからない人は、自分の興味や価値観と向き合ってみよう
  • 自己分析や業界研究、インターンシップへの参加などで自分に合った仕事が見えてくる

「自分が何をしたいのかわからない」を解消するための方法を紹介!のイメージ

就活生の中には、「自分が何をしたいのかわからない」と悩んでいる方もいるでしょう。やりたいことが分からないままだと、他人の意見に振り回される、衝動的な判断をしてしまうなど、望ましくない状況を招く恐れがあります。

本記事では、やりたいことが見つからない原因ややりたいことを見つける方法、就活のステップなどを詳しく解説。やりたいことを見つけたい方は、ぜひご一読ください。

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目 次

「自分が何をしたいのかわからない」のはなぜ?

就活生の中には、「自分が何をしたいのかわからない」という悩みに直面している方もいるでしょう。自分の将来が見えないことに対して不安な気持ちが生まれるのは自然です。混乱してしまう原因を理解できれば、適切な対策を立てられる可能性があります。以下で詳しく解説するので、参考にしてください。

1.自分自身を理解できていない

自分自身について十分に理解できていないことが、やりたいことがわからなくなる原因の一つです

これまでの経験から達成感を得た場面ややりがいを感じたこと、苦手に感じたことなどを振り返る習慣がないと、自分の強みや弱みがわからなくなってしまいます。日々の生活の中で、何に喜びを感じ、何に苦手意識があるのかといった自己理解が浅いままになっているのです。

2.視野が狭まっている

限られた情報や経験しかもち合わせておらず、視野が狭くなってしまうのも、やりたいことがわからない状態に陥る原因になります。メディアで取り上げられる人気の職業や企業にしか興味が向かないといった状況だと、選択肢を狭めてしまうでしょう。

また、学生時代の専攻や所属サークルの活動ばかりに目を向けていて、それ以外の可能性を見出していない場合もあります。自分の専門分野以外に注目することが少ないと、世の中のさまざまな仕事や業界について知る機会も減ってしまうでしょう。

3.周囲に流されやすい

友人の就活の状況や親の期待、世間の評価などを気にし過ぎてしまうと、自分の本当の気持ちがわからなくなってしまいます。周囲に流されやすい状況では、自分自身の意思決定が難しくなるでしょう。

特に安定志向の親からの期待や、人気企業を目指す友人の影響を受けやすく、自分の本来の興味や適性とは異なる企業に応募してしまうこともあるようです。

4.自分に自信がなく行動できない

これまでの失敗体験や挫折経験から、自分に自信がもてなくなり、何をしたいのかわからなくなってしまうこともあるでしょう。「自分には何もできないのではないか」という不安を抱き、新しいことへに挑戦しにくくなってしまいます。

自分に自信が持てないことで、就職後の責任の重さや社会人として求められる能力に不安を抱き、やりたいことを見つけようとする意欲が低下してしまうのです。

5.失敗を過度に恐れている

入社後のミスマッチや仕事のミスなどへの恐怖心があると、何をしたいかわからなくなるでしょう。一度決めた進路を途中で変更することへの不安や、周囲からの評価を気にし過ぎることで、積極的な行動が取れなくなってしまうこともあります。

また、将来への不安から完璧な選択を求め過ぎることも、就活を難しくしている要因です。失敗したくないという気持ちが強過ぎると、かえって何も選択できない状態に陥ってしまいます。

周囲と比較して焦りを感じるかもしれませんが、誰にでも迷う時期はあるので、立ち止まることを恐れずに自分と向き合うことが大切です。自己理解を深め、視野を広げ、少しずつ自信をつけていくことで、自分の進むべき道が見えてくるでしょう。就活で悩んでいる方は、「就活悩みあるある12選|よくある悩み・失敗談から学ぶ対処法もご紹介!」の記事もご覧ください。

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自分が何をしたいのかわからないままでいるデメリット

やりたいことが見つからない状態のままだと、自分にとって望ましくない結果を招く可能性があります。以下でデメリットについて詳しく解説するので、早めに対策をしましょう。

1.他人の意見に振り回されてしまう

やりたいことが分からず、自分の軸がない状態では、周囲の意見に振り回されやすくなります。たとえば、友人が志望する企業だからという理由で応募を決めたり、親のすすめだからと本意ではない業界を選んだりしてしまうなどです。

他人の意見に流された判断は、入社後のミスマッチにつながる恐れがあります。就職後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、自分の価値観や興味に基づいた意思決定が必要です。

2.衝動的な行動をしてしまう

明確な目標や方向性がないと、その場の感情で衝動的な行動をしてしまいがちです。具体的には、就活の焦りから応募先の企業を十分に研究せずに内定を承諾したり、魅力的な企業からの内定を安易に辞退したりするといった行動を指します。

衝動的な決定は、長期的な視点で見たときに良い結果になりません。慎重に検討する時間を確保し、十分な情報収集を行ったうえで判断することが望ましいでしょう。

3.無駄な努力に時間を費やしてしまう

目標が定まっていない状態では、効率的に就活の準備を進めるのは難しいでしょう。やみくもな企業説明会への参加や、関心のない業界の研究など、無駄な努力で貴重な時間を消費してしまう可能性があります。

まずは自己分析や業界研究を通じて、自分の方向性を見定めることが重要です。そのうえで、自分に合った企業や職種に焦点を絞ることで、効率的に就活を進められるでしょう。

4.自分に合わない仕事に就いてしまう

やりたいことが明確でないまま就職を決めると、自分の適性や価値観に合わない仕事に就いてしまうリスクがあります。その結果、仕事への意欲が持てなかったり、ストレスを感じたりして、早期離職につながってしまうこともあるでしょう。

就職後のミスマッチを防ぐためには、入社前に仕事内容や職場環境について十分に理解しておくことが重要です。インターンシップや職場見学に参加したり、その企業で働く先輩社員から話を聞いたりすることで、自分に合った企業を見つけやすくなるでしょう。

上記で紹介したデメリットを避けるためには、早い段階から自己理解を深め、キャリアについて考える時間を確保することが大切です。漠然とした不安を抱えたまま時間を過ごすのではなく、積極的に行動していきましょう。「就活でやりたいことがないのは普通?考え方や面接での伝え方を解説」の記事で、やりたいことが見つからないときの考え方について解説しています。

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やりたいことを見つけるための7つの方法

ここでは、自分のやりたいことを見つける具体的な方法を紹介します。以下で解説する方法を参考に、「自分が何をしたいのかわからない」状態を抜け出しましょう。

1.興味のあることをリストアップする

まずは、日常生活で関心を持っていることを書き出してみましょう。趣味や講義、アルバイトでの経験など、範囲を限定せずに幅広く考えることが大切です。

たとえば、SNSで情報を発信することが好きな人は、マーケティングや広報の仕事に興味をもてるかもしれません。また、接客のアルバイトでお客さまから感謝された経験がある場合は、人と関わる仕事に向いている可能性もあるでしょう。些細なことでも、将来のキャリアのヒントになり得ます。

2.過去の成功体験を振り返る

やりたいことを見つけるには、過去に成功した経験も思い出してみましょう。部活動で目標を達成した、グループワークでリーダーシップを発揮できたなど、具体的な出来事とそのときの感情を整理します。これらの経験から、自分が得意とする分野や、やりがいを感じることが見えてくるでしょう。

3.自分の価値観を明確にする

仕事選びで重視する要素を考えることで、自分の価値観が明らかになります。「社会貢献度」「収入」「ワークライフバランス」「成長の機会」など、自分にとって譲れない優先順位を整理してみましょう。

価値観を明確にすることで、職業選択の基準ができます。たとえば、人の役に立つことに喜びを感じる場合は、医療・福祉分野や教育関係の仕事が向いているかもしれません。新しいことへの挑戦を重視する人は、ベンチャー企業や新規事業部門での仕事で活躍できる可能性があるでしょう。

自分の価値観に合った仕事を選ぶことが、長期的なキャリア形成に繋がります。一時的な条件や周囲の評価だけでなく、自分が本当に大切にしたいものを見極めることが重要です。

4.多様な価値観に触れる

異なる経験や考え方を持つ人との交流は、自分の視野を広げる機会になります。就活セミナーや業界研究会に参加して、さまざまな業界で働く人の話を聞いてみましょう。他者の価値観や働き方を知ることで、自分の目指したい方向性が見えてくる可能性があります。

また、SNSやキャリア関連の書籍を通じて、多様な働き方や生き方に触れることも効果的です。自分では思いつかなかった職種や業界に興味をもつきっかけになるかもしれません。固定観念にとらわれず、幅広い選択肢を検討しましょう。

5.新しいことにチャレンジする

新しいことに挑戦することで、自分の新たな一面を発見できる可能性があります。学生団体での活動やボランティア、短期インターンシップなど、普段の生活では体験できないことに積極的に参加してみましょう。

たとえば、普段は控えめな性格の人も、イベント企画でリーダーシップを発揮できる場合もあるかもしれません。また、プログラミングの勉強を始めることで、IT業界に興味をもつようになる場合もあります。新しい挑戦は、将来の選択肢を広げるきっかけとなるでしょう。

6.自己分析ツールを活用する

就活支援サイトにある自己分析ツールは、自分の特徴や適性を客観的に把握するのに役立ちます。性格診断や適職診断などのツールを使うことで、自分では気づかなかった強みや興味の方向性が明らかになることもあるでしょう。

ただし、これらのツールの結果は参考程度に留め、絶対的な答えとして捉え過ぎないことが大切です。結果をもとに自己理解を深めるきっかけとして活用しましょう。

7.専門家に相談する

キャリアカウンセラーや就職支援アドバイザーなど、専門家のアドバイスを受けることも効果的です。大学のキャリアセンターやハローワークなどの支援サービスを活用しましょう。

専門家は豊富な経験と知識を持っているため、客観的な視点から適切なアドバイスを貰えます。自分では整理できない思いや悩みを言語化する手助けをしてくれたり、具体的な計画の立て方をアドバイスしてくれるでしょう。

上記で紹介した方法は、一度試しただけで答えが見つかるわけではありません。継続的に取り組み、少しずつ自己理解を深めていくことが大切です。また、一つの方法にこだわらず、複数の方法を組み合わせることで、より効果的に自分のやりたいことを見つけられるでしょう。やりたいことがない状態から脱したい人は、「やりたいことがない!仕事探しの方法と注意点を解説」の記事もご一読ください。

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やりたいことを見つけた後の就活のステップ

やりたいことが見つかったら、就活に向けて具体的な行動を始めましょう。ここでは、効率的に就活を進めるためのステップを紹介します。

1.世の中にあるさまざまな仕事を知る

自分のやりたいことを実現できる仕事は、思いがけない業界や職種から見つけられるかもしれません。業界研究セミナーや企業説明会に参加し、広い視野をもって情報収集を行いましょう。

企業の公式サイトや就職情報サイトだけでなく、実際に働いている人の声を聞くことも効果的です。OB・OG訪問や就活イベントでの社会人との交流を通じて、仕事の実態や必要なスキルについて理解を深められるでしょう。

2.興味のある仕事について深く調べる

興味をもった仕事については、より詳しい情報を集めましょう。その仕事に就くために必要な資格や経験、入社後のキャリアパス、具体的な仕事内容など、細かい点まで確認することが大切です。

インターンシップに参加すれば、実際の仕事を体験することもできます。企業の雰囲気や社風を直接感じることができ、自分に合っているかどうかを判断しやすくなるでしょう。

3.自分の強みを活かせる仕事を探す

学生時代の経験や得意分野を整理し、それらを活かせる仕事を探しましょう。

たとえば、サークル活動で培った企画力や調整力がある場合、営業職や企画職で活かせるかもしれません。アルバイトで接客した経験は、人と関わる仕事全般で強みになる可能性が高いでしょう。

自分の経験を言語化し、具体的なエピソードとして整理しておくことで、面接での自己アピールにも役立ちます。

4.求人情報を探す

興味のある仕事が決まったら、実際に求人情報を探しましょう。就職情報サイトや企業の採用ページ、大学のキャリアセンターなど、複数の情報源を活用するのがおすすめです。

募集要項をしっかりと確認し、応募条件や選考プロセス、提出書類などを把握します。興味のある企業については、決算情報や新聞記事なども確認し、現状や将来性についても理解を深めておくことが望ましいでしょう。

この過程で、当初の希望とは異なる仕事や企業に興味が移る可能性もあります。その際は柔軟な姿勢で自分に合った仕事を探していきましょう。

5.応募書類を作成する

履歴書やエントリーシートは、企業に自分をアピールするための重要な書類です。提出前に必ず第三者にチェックを依頼し、誤字脱字や内容のわかりにくさがないか確認することが大切です。

応募書類作成の際は、企業が求める人材像を意識するのがポイント。企業研究で得た情報を基に、自分の強みや志望動機を具体的なエピソードを交えて伝えましょう。また、複数の企業に応募する場合もコピペは避け、企業ごとの内容にすることをおすすめします。

6.面接対策をする

面接では、応募書類の内容を掘り下げて質問されることが多いため、自己PR や志望動機に一貫性をもたせることが重要です。友人や家族と練習することで、話し方や態度などの改善点を見つけられます。

また、企業側からの質問に答えるだけでなく、自分から質問をすることも可能です。企業の事業内容や将来性など、具体的な質問を用意しておきましょう。

緊張するのは自然なことですが、面接はコミュニケーションの場でもあります。マナーを守りつつ、自然な態度で相手と対話することを心掛けましょう。

就職活動は長期戦になることを想定し、計画的に進めることが大切です。焦って判断を急がず、十分な情報収集と検討を行うことで、満足度の高い就職先を見つけられるでしょう。

もし就活時にモチベーションが落ちてしまったときは、「就活したくない時はどうする?就職以外の選択肢とモヤモヤの解決策を解説」のコラムもご一読ください。

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「自分が何をしたいのかわからない」と悩むあなたへ

就活するうえで、「自分が何をしたいのかわからない」と悩むこともあるでしょう。しかし、やりたいことは最初から明確である必要はありません。さまざまな経験を重ねる中で、徐々にやりたいことが見えてくることもあります。就活は自分自身を見つめ直し、将来の可能性を探る貴重な機会と捉えましょう。

就活中は確かに不安や迷いの多い時期ですが、同時に自己成長のチャンスでもあります。焦らず、自分のペースで着実に準備を進めていけば、自然と道は開けていくでしょう。

どうしても就活の悩みで立ち止まってしまいそうなときは、就活エージェントを活用するのもおすすめです。プロによるアドバイスを受けられるので、これまでになかった発見や悩みの解消に繋がる可能性があります。

キャリアチケットでは、ヒアリング結果に沿った企業の紹介や面接対策など、就活のサポートを実施。アドバイザーが悩み相談にも対応するので、安心して就活に臨めます。やりたいことが見つからずに不安な方は、キャリアチケットにご相談ください。

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