このページのまとめ
- 面接官が興味を持って話を聞いてくれたり深掘り質問をしてきたりするのは合格のサイン
- 回答へのリアクションが薄く、淡々と面接が終わるのは不合格サインといえる
- 合格・不合格サインがでても、一喜一憂せずに面接に取り組むことが重要

面接官が見せる態度や面接の雰囲気から、合格の兆候が読み取れることがあります。合格サインを知っておくことで、結果を待っている間の不安が解消されたり面接の振り返りがしやすくなったりするでしょう。
この記事では、面接の合格・不合格サインを紹介します。なお、サインはあくまで兆候であり、確実に合格・不合格を決定するわけではありません。面接中に合格サインがでても気を抜かず、緊張感を保ったまま面接を続けましょう。
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- 代表的な面接の合格サイン11選
- 1.面接の雰囲気が明るい
- 2.回答に対して詳しく質問される
- 3.社内のことを詳しく教えてくれる
- 4.企業の良い部分を話してくれる
- 5.他社も受けているか聞かれる
- 6.面接が長引く
- 7.面接官が笑顔を見せる
- 8.メモをとりつつ熱心に話を聞いている
- 9.面接後すぐにフォローアップがある
- 10.入社してほしそうな素振りがある
- 11.電話での結果連絡を予告される
- 代表的な不合格サイン8選
- 1.面接官の態度が冷たい
- 2.業務や配属についての説明がない
- 3.企業に対してのマイナスな発言がある
- 4.面接が早く終わる
- 5.回答に対するリアクションが薄い
- 6.ビジョンやキャリアプランの質問にならない
- 7.メールでの合否連絡を予告される
- 8.逆質問の時間がない
- 面接で合格サインが出る人とは
- 話し方や笑顔で好印象を与えられる
- 自分を適切にアピールできている
- 面接対策を繰り返し行っている
- マナーや身だしなみがしっかりしている
- 業界・企業研究ができている
- 面接で不合格サインがでたときの対応が大切
- 自信のある態度を崩さない
- 不安な気持ちを引きずらない
- 反省点を見つけて次の面接に活かす
- 面接で合格サインがなかなかでないあなたへ
代表的な面接の合格サイン11選
面接で以下のようなサインがあると、合格になる可能性が高いといわれています。合格サインを知っておくと、不安が解消され、前向きに合否の連絡を待てるでしょう。
ここでは、代表的な面接の合格サインを11個紹介します。なお、最終的な合否がでるまで本当に結果は分かりません。あくまで合格がでやすい傾向に留まるので、参考程度にご覧ください。
1.面接の雰囲気が明るい
面接の雰囲気が明るく和やかに進むのは、合格サインの一つといえるでしょう。
面接官は、良い印象をもっている就活生に対して良いリアクションをしたり話題を掘り下げたりするため、会話が弾みやすくなります。少なくとも、悪い印象はもっていないと考えられるでしょう。
ただし、面接官のコミュニケーション能力が高く、すべての就活生の面接が和やかに進むケースもあります。また、企業のイメージが悪くならないよう、不合格の就活生に意識的に明るく接しているケースもあるようです。
面接の雰囲気が良いからといって油断せず、自分の強みをアピールして良い印象を残しましょう。
2.回答に対して詳しく質問される
代表的な合格サインに「回答を深掘りしてくる」という面接官の行動があります。
回答を深掘りする面接官の目的は以下のとおりです。
・もっと深く考えを聞きたい
・本音を知りたい
・付け焼き刃の回答ではないか確かめたい
・熱意の強さを確認したい
回答に対して詳しく質問される時点で、面接官から興味を持たれている可能性が高いといえます。
たとえば、志望動機の回答に対し「なぜ競合の△△社でなく弊社を選んだのですか?」という深掘り質問があるのは、熱意の強さを確認したい面接官の思いの表れです。深掘り質問にもしっかり回答することで、合格の可能性をさらに上げられるでしょう。
3.社内のことを詳しく教えてくれる
面接官が、社会の雰囲気や仕事の進め方といった社内の情報を詳しく教えてくれるのも、合格サインといえます。
落とした就活生が将来的に競合他社に就職する可能性もあるため、不合格の場合はなるべく自社の情報を開示したくないと考えるのが自然です。
働いている人ならではの視点で情報を提供してくれるのは、入社してほしいサインと捉えられます。
4.企業の良い部分を話してくれる
面接官が企業の良いところや働くメリットをアピールしてくる場合、合格の可能性が高いと考えられます。
良い部分を話して印象を良くするのは、入社してほしいとの思いがあるためです。たとえば、「人間関係が良いのが自慢で働きやすいですよ」「福利厚生が他社より充実しています」などの発言があった場合は、合格サインがでている状態といえるでしょう。
5.他社も受けているか聞かれる
採用したいと考える就活生の志望度の高さや内定辞退される確率を確かめるために、他社の選考状況を聞く場合もあります。他社より先に優秀な人材を獲得するために、早く内定を出す必要性の確認の意味合いもあるでしょう。
なお、他社の選考状況を聞く理由はいくつかあるため、確実な合格サインとはいえません。どちらにせよ、面接では第一志望で入社意欲が高いことをしっかりアピールする必要があるでしょう。
ほかに受けている企業について聞かれたときの対処法は「面接で『他社の選考状況』を聞かれたときの答え方は?コツと例文を紹介」の記事でまとめているので、ぜひ参考にしてください。
6.面接が長引く
面接が予定より長引くのは、代表的な合格サインです。聞きたいことや確かめたいことが多いと、面接の時間が長くなりやすい傾向にあります。
新卒の面接時間の平均は30分~1時間程度です。これより極端に長くなった場合は、興味をもってもらえている可能性が高いといえるでしょう。
ただし、面接官が合否を決めかねているからこそ、面接時間が長くなるケースもあります。時間が長くなっても気を緩めず、志望度の高さや強みを積極的にアピールすることが大切です。
7.面接官が笑顔を見せる
面接官が会話のなかで笑顔を見せたときは、好感をもってくれている可能性があります。また、採用したい就活生からの印象を良くしたいため、意識的に笑顔を作っている場合もあるでしょう。
なお、的外れな回答をしたり非常識な言動をしたりして笑われている可能性もゼロではありません。どのようなタイミングで笑顔になったかによって、合格サインかどうかを見分けましょう。
8.メモをとりつつ熱心に話を聞いている
面接官がメモを取りつつ熱心に話を聞いている素振りを「合格サイン」だと捉える人もいます。不合格が決定している人の情報はメモにとる必要がないためです。
メモの内容は、今度の選考時の情報共有や合否の判断材料として使われます。メモをたくさん取っている場合は、次の段階に進めるサインとも考えられるでしょう。
とはいえ、すべてを細かくメモする方針の面接官もいるため、必ずしも合格するとは限りません。面接官の様子に惑わされず、落ち着いて回答をしましょう。
9.面接後すぐにフォローアップがある
面接のすぐあとにフォローのメールや電話がくるのも、合格サインの一つです。
次の選考に関する説明や追加の質問、面接のフィードバックがあった場合、合格の可能性が高いでしょう。不採用が決定している就活生への連絡は不採用通知だけで済むので、わざわざフォローアップの連絡はしません。
フォローアップの電話やメールの応対をしっかりすることで、より印象を良くできるでしょう。
10.入社してほしそうな素振りがある
面接中の会話で面接官から「ぜひ入社してほしい」「働いてもらいたい」などと言われたら、合格サインがでていると考えて良いでしょう。
面接官は、トラブルを避けるため面接の場で不確実なことを口にしないのが一般的です。にも関わらず、具体的に内定を匂わす発言があった場合、合格の可能性は高いと考えられます。
完全に合格通知が来るまでは安心できないものの、合格サインのなかでもかなり確率が高いでしょう。
11.電話での結果連絡を予告される
「結果は電話でします」と言われたら、合格サインだと考える人もいます。不合格の場合は、メールで通知されるのが一般的なためです。合格の場合は、次の選考スケジュールや入社に関する情報を伝える必要があるので、電話連絡が多くなります。
ただし、企業によっては不合格者にも電話で連絡するケースがあるので、参考程度に捉えておきましょう。
面接の合格サイン(フラグ)に関してもっと詳しく知りたい方は「面接フラグから合否を予想できる?代表的な合格・不合格サインとは」の記事をご参照ください。
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代表的な不合格サイン8選
面接には、不合格サインと呼ばれる面接官の言動があります。あらかじめ知っておくことで、心の準備や次の面接の対策に役立てられるでしょう。
1.面接官の態度が冷たい
面接官の態度が冷たく会話が盛り上がらない状況を、不合格サインと捉える人もいるようです。確かに、そっけない態度をとられるのは興味をもっていない証とも考えられます。
ただし、面接官が冷たく手ごたえが全くなかったのに、結果は合格だったというケースは少なくありません。面接官の態度だけで判断するのは早いといえます。
2.業務や配属についての説明がない
不合格サインとして「入社後の話にならない」ということが挙げられます。入社後の話題の例は、配属や勤務地の希望、業務内容の説明などです。
最終面接で入社後の話題がでない場合、採用の可能性が低いとも捉えられます。一方、一次面接や二次面接で入社後の話題になるのは稀です。話題が出なくても落ち込まず、落ち着いて聞かれた質問にしっかり答えるようにしましょう。
3.企業に対してのマイナスな発言がある
面接官に「ハードな仕事ですが大丈夫ですか?」「残業が多いけど耐えられますか?」などのネガティブな質問をされることがあります。わざわざ企業のマイナス面を強調するのは、採用予定のない就活生の志望度を落としたい思惑があるかもしれません。
ただし、あえて厳しい質問をして就活生の志望度の高さを確かめている場合もあるので、完全な不合格サインとは限りません。
「サポートをしていただくかもしれませんが、がんばります」「前向きに取り組みます」などと回答し、熱意の強さをアピールしましょう。
4.面接が早く終わる
面接時間が極端に短い場合、不合格サインの可能性があります。
多少面接時間が前後しても、基本的に面接結果には影響しません。しかし、30分~1時間程度かかる予定の面接が15分程度に終わってしまった場合、採用の可能性がなくなって予定していた質問が途中で切り上げられた可能性があります。
5.回答に対するリアクションが薄い
質問に対するリアクションが薄く淡々と面接が進んだら、面接官にあまり興味をもたれていない可能性があります。
必ずしも不合格サインとはいえませんが、曖昧な回答や質問からズレた回答をしている場合は要注意です。そのままでは合格の可能性が低くなるので、面接官の興味を引き出す回答ができているか見直しをしてみましょう。
6.ビジョンやキャリアプランの質問にならない
将来のビジョンやキャリアプランの質問にならないのも、不合格サインの一種です。未来の話にならないのは、面接官が自分を採用したあとのビジョンをまだ描けていない可能性があります。
キャリアプランを面接官から質問されないときは、志望動機や自己PRに自然に盛り込むのも一つの方法でしょう。
入社後のイメージを持ってもらえないのは、選考対策が不十分な可能性があります。「不採用が続く就活生の特徴とは?今からできる対処法も解説」の記事を参考に、就活への取り組み方を見直してみましょう。
7.メールでの合否連絡を予告される
「結果はメールで連絡します」と言われたら、不合格サインと考える人もいるようです。確かに、不採用者には不採用通知以降の連絡のやり取りが必要ないため、メールで済ませる企業も多いといえます。
ただし、近年はすべての候補者にメールで連絡する企業も増えているようです。
8.逆質問の時間がない
逆質問の時間がなかったら、不合格のサインだという人もいます。確かに、最終面接の段階で逆質問や疑問を解消する時間が設けられなかった場合、採用の意思が薄いとも考えられるでしょう。また、逆質問をしても答えてくれなかった場合も、合格の見込みは低いといえます。
一方、逆質問の機会がない要因が単純に時間不足だったのなら、合否への影響はないでしょう。逆質問をされるのを想定して、しっかり準備しておくことが重要です。
逆質問の例文を知りたい方は、「就活面接の逆質問例50選!質問を考える際のポイントや準備方法も解説」の記事を参考にしてください。
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面接で合格サインが出る人とは
面接で合格サインが出る人の特徴は「好印象を与えられる」「面接対策ができている」「業界・企業研究ができている」などです。
ここでは、面接に合格する人の特徴を紹介します。意識して面接に臨みましょう。
話し方や笑顔で好印象を与えられる
話し方や笑顔で面接官に好印象を与えられる人は、合格サインでる確率が高くなります。
第一印象を良くしたい人は、以下のポイントを意識してみましょう。
・口角を軽く上げ自然な笑顔を心掛ける
・和やかな場面と真剣さが必要な場面で表情を使い分ける
・ゆっくり話す
・聞き取りやすく簡潔に話す
・声に抑揚をつける
・「えっとー」や「あー」などの繋ぎ言葉を控える
これらは意識しないとなかなか実行できません。繰り返し練習して体に染み込ませましょう。
自分を適切にアピールできている
合格サインがでる人には、自分の強みや能力をしっかりアピールできている特徴があります。面接とは、自分がどれだけ企業の求める人材像とマッチしているかをPRする場です。
いくら印象の良い立ち居振る舞いができても、「採用したい」と思ってもらえなければ内定は得られません。
自己PRや強み、志望動機を熟考し、自分の魅力を面接官にアピールしましょう。
面接対策を繰り返し行っている
入念な面接対策をすると、合格サインが出る確率が高くなります。なぜなら、繰り返し練習を行うことで、本番での緊張や焦りが減るので、実力を発揮しやすくなるためです。また、イレギュラーな質問にも落ち着いて答えられるでしょう。
面接対策は1人でも可能ですが、友人や大学のキャリアセンター、就活エージェントなどの力を借りるとより効果的です。
面接対策について詳しく知りたい方は、「就活の面接対策は何をする?具体的な方法とよく聞かれる質問50選」の記事を一度ご覧ください。
マナーや身だしなみがしっかりしている
合格サインを出したい方はマナーや身だしなみにも気を配りましょう。ビジネスの現場では、人に不快感を与えない立ち居振る舞いや身だしなみをするのが基本です。これらができていないと、内定を得るのが難しくなります。
業界・企業研究ができている
業界・企業研究をしっかりしておくと、志望度の高さや企業とのマッチ度をアピールでき、合格サインが出やすくなります。
業界・企業研究が重要なのは周知の事実といえるでしょう。しかし、業界を絞らない就活をしている人は、これらが不足したまま面接に臨んでいる傾向にあります。
内定を得るために、業界・企業研究が十分にできているか振り返ってみましょう。
業界・企業研究の進め方は「業界・企業・職種の研究はなぜ重要?就活を効率的に進めるための基礎知識」の記事で詳しくまとめています。
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面接で不合格サインがでたときの対応が大切
面接中に不合格サインに気づいてしまうことがあるでしょう。しかし、そのあとにどう面接に取り組むかで、結果を変えられる可能性があります。
自信のある態度を崩さない
面接中に面接官が不合格サインを出していても、自信のある態度を崩さないようにしましょう。そこで自信のなさが態度に出てしまっては、内定はさらに遠ざかります。不合格サインはあくまで傾向なので、確実に面接に落ちるわけではありません。
面接が終わるまで、「自分は内定を得るのに相応しい人間だ」という気持ちで、自信を持って取り組むことが重要です。
不安な気持ちを引きずらない
面接の手ごたえがなく不安になっても、次の質問から気持ちを切り替えるのも大切です。
不合格サインに気づいたら、「落ちるかも…」と不安になるのも無理はありません。しかし、落ち込んだまま面接を続けていては、マイナスな感情が面接官に伝わってしまいます。反省は面接が終わってからで十分です。
次の質問から巻き返す気持ちで面接に臨みましょう。
反省点を見つけて次の面接に活かす
面接が終わったら、どのような質問で不合格サインが出たら振り返ってみましょう。回答に中身がなかったり分かりにくかったりしたために、面接官の態度が変わった可能性もあります。
反省点を見つけて改善すれば、次の選考や他社の面接で成功する確率が高まるでしょう。
内定を得るには面接の進め方を理解する必要があります。「就活のやり方と流れを解説!準備から内定までのポイントと相談先も紹介」の記事を読んで、全体の流れを把握しましょう。
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面接で合格サインがなかなかでないあなたへ
面接の合格サインは確実ではないとはいえ、面接官の反応が良くないと就活のモチベーションは下がりやすくなります。
面接で合格サインがでずに苦しんでいる方は、キャリアチケットにご相談ください。
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面接に合格したあとや不合格の場合でも、しっかりアフターサポートがあるため、就活に対して前向きになれるでしょう。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。