このページのまとめ
- 初対面の人や社会人と話すことへの緊張により、面接に苦手意識を持つ就活生は多い
- 就活の面接は、ある程度場数を踏むことで慣れていくもの
- なぜ面接に苦手意識を持っているのかを分析し、練習を繰り返すことが大切
「書類選考に通っても、面接が苦手でなかなか内定を獲得できない」と悩んでいる就活生も多いでしょう。面接は選考プロセスにおいて、避けては通れないものです。
この記事では、なぜ面接が苦手なのか、よくある理由や対処法を解説します。練習のコツや押さえておくべき就活マナーもまとめているので、自信を持って面接に臨みたい方は、ぜひ参考にしてください。
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- 面接に対して苦手意識を感じる理由
- 初対面の人と話すことに苦手意識がある
- 人前で話すときに緊張してしまう
- 敬語を使い慣れていない
- 面接特有の雰囲気が落ち着かない
- 自分の言いたいことを思うように伝えられない
- 面接に落ちることに不安を感じる
- 面接の苦手意識を克服する方法8選
- 1.面接の流れを把握しておく
- 2.過去にうまくいかなかった経験を振り返る
- 3.自己分析して自信を持つ
- 4.面接における評価ポイントを押さえておく
- 5.よくある質問の回答を用意しておく
- 6.回答を丸暗記しようとしない
- 7.面接練習を繰り返す
- 8.就職エージェントに相談する
- 面接でよく聞かれる質問例
- 面接に対する苦手意識を和らげる考え方
- 自分を良く見せようとする必要はない
- 面接はコミュニケーションの場である
- 話す内容よりも印象が大切である
- 面接では緊張や失敗があって当然である
- 面接に落ちたからといって否定されたわけではない
- 就活の面接対策は大学3年生のうちに済ませよう
- 面接の苦手意識を克服して内定を獲得したいあなたへ
- 病院見学に行く前にするべき6つの就活準備
- 1.病院の概要を確認する
- 2.病院の採用条件を把握する
- 3.病院までの交通経路や所要時間を確認する
- 4.服装の指定がないか確認する
- 5.質問リストを作成する
- 6.自分が質問されるケースも考えておく
- 病院見学の質問マナーを押さえておきたいあなたへ
- 消防士の志望動機を効果的に伝えたいあなたへ
- コミュニケーション能力
- エンジニアのインターンシップに参加するかお悩みのあなたへ
- 2.情報に振り回され過ぎないようにする
- 3.思い込みをやめる
- 就活がつらくて死にたいほど悩んでいるあなたへ
- 就職エージェントに登録する
面接に対して苦手意識を感じる理由
面接の苦手意識を克服するために、まずは「なぜ苦手なのか」といった理由を理解する必要があります。面接が苦手な人によくある理由を紹介するので、自分に当てはまる内容がないか振り返ってみてください。
初対面の人と話すことに苦手意識がある
面接が苦手な理由として、初対面の人と話すときに緊張してしまうことが挙げられます。面接で話す相手は、基本的に初対面。初対面の人と話すことに苦手意識がある場合、面接官の表情や態度に敏感になる人も少なくありません。
たとえば、面接官がメモを取らなかったり、返答に頷かなかったりすると、「自分の話が伝わっていないのでは」などと不安を感じる場合があります。初対面の人とのコミュニケーションに自信がないと、面接に苦手意識を持ちやすいでしょう。
人前で話すときに緊張してしまう
人前で話すときに緊張してしまうことも、面接に苦手意識を感じる理由の一つです。
面接では、普段接する機会が少ない社会人に対して自分のことを話す必要があります。人前で話すときに緊張しやすい場合、「自己紹介をお願いします」と言われて、頭が真っ白になってしまったり、答えようとしても声が震えてしまったりするケースも少なくありません。
また、グループ面接ではほかの就活生の前で質問に答える必要があります。ほかの就活生がスムーズに回答している姿をみると、より一層緊張感を感じるでしょう。
敬語を使い慣れていない
敬語を使い慣れておらず、面接に苦手意識を感じる場合もあります。
就活生にとって、面接という緊張感がある場で慣れない敬語を使うことは簡単ではないでしょう。履歴書やエントリーシートであれば、提出前に敬語を正しく使えているかを確認できますが、面接ではその場に応じて適切に使う必要があります。
正しい敬語は知識として覚えるだけではなく、普段から意識的に使う必要があり、すぐに身につくものではありません。そのため、「敬語を間違えて使ってしまったらどうしよう」といった不安から、面接に苦手意識を持つ就活生もいます。
面接特有の雰囲気が落ち着かない
緊張感がある面接特有の雰囲気も、苦手だと感じる理由の一つです。特に、エントリーが始まった直後の面接は、初めてで分からないことが多く、不安な気持ちも大きくなるでしょう。
普段はリラックスして話せる人でも、面接では「何か話さなければ」「質問にうまく答えなければ」と焦って話がまとまらないケースも考えられます。また、面接でうまく話せなかった経験が積み重なると、面接にますます苦手意識を感じるようになるでしょう。
自分の言いたいことを思うように伝えられない
自分の言いたいことを思うように伝えられず、面接に苦手意識を持つ就活生もいます。自分の言いたいことが相手に伝わらないと手応えを感じられず、「回答を間違えたのでは」と自信をなくしてしまいがちです。
なお、表情や態度から自信のなさが現れたり視線を合わせて話ができなくなったりしてしまうと、面接官にネガティブな印象を与えかねません。そのため、なかなか面接がうまくいかない悪循環に陥ってしまいます。
面接に落ちることに不安を感じる
失敗したくないという不安も、面接に苦手意識を感じる理由の一つです。「質問にうまく答えなければ」「面接に落ちたらどうしよう」と強く思うほどプレッシャーとなり、本来の力を発揮することが難しくなります。
また、なかなか内定を獲得できずにいる状況が続くと、失敗したくない気持ちがさらに大きくなるため注意が必要です。
就活の面接に落ちる理由を知りたい方は、「面接に落ちる理由13選!今すぐやるべき対策やフェーズ別の評価基準も解説」の記事もご覧ください。「就活の選考で落ちたときのメンタル切替方法は?具体的な対策法もご紹介」の記事も参考になるでしょう。
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面接の苦手意識を克服する方法8選
面接の苦手意識を克服するためには、よくある質問の回答を用意したり、練習を繰り返したりすることが大切です。ここでは、面接の苦手意識を克服するための8つの方法を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
1.面接の流れを把握しておく
面接の苦手意識を克服するためには、当日の流れを把握してシミュレーションしておくのがおすすめです。面接の流れを把握しておくと、気持ちに余裕が生まれるでしょう。面接内容の詳細は企業によって異なりますが、共通して以下のような流れで行われます。
・受付
・待機
・入室
・面接
・退室
落ち着いて面接に臨めるよう、開始時間の10分前には会場に到着して受付を済ませておくと安心です。また、受付時にハキハキとした挨拶や返事を心掛けることで、緊張がほぐれて面接で話しやすくなるでしょう。
2.過去にうまくいかなかった経験を振り返る
面接の苦手意識を克服するためには、過去にうまくいかなかった経験を振り返ることが大切です。うまくいかなかった原因や自分の苦手分野が分かれば、次の面接に向けて対策しやすくなります。
たとえば、「質問に答えられなかった」「緊張して言葉が出てこなかった」など、過去の面接で感じた課題をすべて書き出してみてください。過去の失敗や課題を書き出したら、それぞれをグループ化し、繰り返し発生している問題を特定します。
過去を振り返って自分の弱点が明確になれば、具体的な対策を立てる第一歩になるでしょう。なお、自分だけで課題や対策が見つからない場合は、家族や友人に相談して客観的な意見をもらうのも方法の一つです。
3.自己分析して自信を持つ
自信を持って面接に臨むためには、自己分析を徹底する必要があります。自己分析によって自分の強みや弱みを把握すると、企業にどのように貢献できるかが明確になり、自信につながるでしょう。
具体的には、これまでの経験を振り返って、「リーダーシップを発揮した経験」「困難を乗り越えた経験」などを書き出し、それぞれのエピソードを整理してください。自分だけのエピソードを話せるようにしておくと、自己アピールに説得力が増します。
4.面接における評価ポイントを押さえておく
面接の苦手意識を克服するためには、企業の評価ポイントを押さえておくことも大切です。企業の評価ポイントが分かれば、面接官の表情や態度を必要以上に気にする必要がなくなります。
就活の面接における企業の主な評価ポイントは、以下のとおりです。
・人柄や価値観
・志望度や熱意
・将来性やキャリアビジョン
企業によって評価基準は異なりますが、新卒採用では、一般的に就活生のポテンシャルが重視される傾向です。即戦力よりも、入社後に経験を積んで将来的に長く活躍できる人材が求められています。
面接では、企業とのマッチングや入社意欲などを重点的にアピールすると、面接官からの高評価が期待できるでしょう。
5.よくある質問の回答を用意しておく
よくある質問に対する回答を事前に用意しておくことも、面接の苦手意識を克服する方法の一つです。回答を事前に用意しておくと、準備不足による不安を解消できます。志望動機や自己PR、学生時代に頑張ったことなど、頻出質問に対する回答をまとめておきましょう。
質問の回答を用意する際は、履歴書やエントリーシートの内容を自分なりに深掘りしてみてください。面接官になったつもりで自分の回答に「なぜ」を繰り返します。どのような質問に対しても焦らず答えられるように準備しておくと、自信を持って面接に臨めるでしょう。
6.回答を丸暗記しようとしない
よくある質問の回答は、丸暗記するのではなく、要点を押さえて整理しておくのがポイントです。企業によって、面接における質問の仕方や内容は異なります。要点さえ押さえておけば、面接当日の質問内容が多少変わっても、スムーズな回答が可能です。
たとえば、志望動機を聞かれたときの回答として、「チームワークを重視する社風である」「自分の強みである協調性を活かせる」の2点を用意します。この場合、志望理由のほかに、志望先の企業の魅力や、長所を聞かれたときにも回答できるでしょう。
回答を文章として丸暗記してしまうと、質問に合わせた応用がしにくくなります。そのため、よくある質問の回答は、箇条書きで要点をまとめておく程度に用意しておきましょう。
7.面接練習を繰り返す
面接の苦手意識を克服するためには、面接練習を繰り返すと効果的です。特に、面接特有の雰囲気や面接官との会話に緊張してしまう場合は、友人や先輩に協力してもらって実践形式の練習を繰り返しましょう。面接で緊張しないためには、慣れも必要です。
また、面接では、日常会話よりもビジネスシーンを意識してコミュニケーションを図る必要があります。場数を踏んでいくことで、自分が言いたいことを伝えられるようになるでしょう。失敗を恐れず、まずは面接練習を繰り返すことが大切です。
8.就職エージェントに相談する
面接の苦手意識がなくならない場合は、就職エージェントへの相談がおすすめです。
エージェントなら、志望する企業がどのような人材を求めているかを分析したうえで、一人ひとりに合ったアドバイスがもらえます。自己分析や志望動機の作成などもまとめてサポートしてもらうことで、自信を持って就活を進められるでしょう。
なお、就職エージェントによっては、面接対策セミナーを開催しています。面接対策セミナーに参加する方法については、「面接対策セミナーとは?学べる内容や申し込みできる場所を解説!」の記事をご覧ください。
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面接でよく聞かれる質問例
面接でよく聞かれる質問として、以下のような例が挙げられます。
・自己紹介をしてください
・志望動機を教えてください
・あなたの長所と短所を教えてください
・自社でどのような仕事をしたいですか
・3年後(または5年後)にはどのようになっていたいですか
・今までで一番嬉しかったことを教えてください
・今までで一番辛かったことを教えてください
・何か質問はありますか(逆質問)
就活の面接で聞かれる質問は、ある程度決まっています。そのため、事前に回答を準備しておくと、面接に対する不安が減り、苦手意識の克服につながるでしょう。
なお、面接官からの質問によっては、難しくて答えられないケースも少なくありません。そのときは、無理に答えようとせず、正直に「少しお時間をいただけないでしょうか」「勉強不足で申し訳ございません」などと伝えると、好印象につながる可能性があります。
逆に、どのように答えればよいか分からずに黙ってしまうと、コミュニケーション能力が不足していると判断されかねないので注意が必要です。
そのほかの質問例を知りたい方は、「就活の面接で聞かれる質問集40選!答え方のポイントや回答例も解説」の記事を参考にしてください。
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面接に対する苦手意識を和らげる考え方
面接に対する苦手意識を和らげるためには、考え方を変えてみることも効果的です。ここでは、面接に臨む気持ちを楽にするための考え方を紹介します。
自分を良く見せようとする必要はない
面接で自分を良く見せようとする必要はありません。面接官に対して失礼のない態度を心掛けることは重要ですが、必要以上に良く見せようとすると逆効果になる可能性もあります。
たとえ企業に対して自分を良く見せても、選考プロセスを重ねていくうちに、本来の姿を見破られてしまうでしょう。ありのままの自分で選考に臨み、受け入れてくれる企業を見つけるほうが、入社後も楽に仕事を続けられます。
面接はコミュニケーションの場である
面接は、企業と就活生がコミュニケーションを図る場です。質問に対して分かりやすく回答することはもちろん、相手と自然な会話を楽しむ意識を持ちましょう。相手の話をよく聞きながら、言いたいことははっきりと伝える姿勢が大切です。
企業は面接を通じて応募者のことを知りたいと考えています。一問一答形式をイメージするよりも、会話を楽しむ意識で面接に臨んでみてください。面接はコミュニケーションの場に過ぎないと考えることで、緊張や不安が和らぎ、より自然な形で自分をアピールできるようになります。
話す内容よりも印象が大切である
就活の面接では、話す内容だけではなく、第一印象も大切です。清潔感のある服装や身だしなみ、声のトーンなど、基本の面接マナーを押さえましょう。
面接に慣れるまでには時間がかかる一方で、服装や身だしなみなどはすぐに改善が可能です。背筋を伸ばして口角を上げていると、相手に与える印象が良くなるだけではなく、自分自身も前向きな気持ちになって緊張がほぐれます。
面接では緊張や失敗があって当然である
苦手意識を和らげるためにも、面接では緊張や失敗があって当然であると考えるようにしてください。「少しくらいミスしても大丈夫」「言葉に詰まっても慌てる必要はない」と考えることで、気持ちに余裕が生まれます。
応募者を目の前にして緊張する面接官も少なくありません。緊張しているのは自分だけではないと考えると、少し楽になるでしょう。
面接に落ちたからといって否定されたわけではない
面接に落ちたからといって人格を否定されているわけではありません。面接練習を繰り返し、十分準備して臨んでも、面接官との相性次第で合否が左右される可能性もあります。
たとえ面接に落ちても、「自分が劣っている」とネガティブになるのではなく、「ミスマッチを防げた」などとポジティブに考えるようにしてください。
面接で落ちても悲観する必要はありません。面接で落ちたときに気持ちを切り替える方法については、「一次面接で落ちるのはやばい?選考突破できない原因と対策10選を解説」の記事をチェックしてみてください。
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就活の面接対策は大学3年生のうちに済ませよう
大学3年生のうちに面接対策を済ませておくと、スムーズに就活を進めやすくなります。内閣府の「令和6年度学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書」によると、最初に採用面接を受けた就活生の割合が最も多かった時期は、大学3年生の3月でした。
また、2020年度の調査では、3割程度の学生が大学3年生の3月に最初の採用面接を受けているのに対し、2024年度は2割以下に減少しています。なお、大学3年生の1月までに最初の採用面接を受けた学生の割合が増えており、面接時期が早期化していることが分かります。
引用:内閣府「令和6年度学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書 第四章 就職活動内容について(3) 採用面接の参加状況 ①採用面接の参加時期」
就活を始めたら、遅くても大学3年生のうちに面接対策を済ませておくのがおすすめです。面接に対する苦手意識がある就活生ほど、時間に余裕をもって準備を始め、自信を持って本番に臨めるようにしましょう。
面接対策については、「就活の面接対策はどうする?よく聞かれる質問40選や選考突破のコツを解説」の記事で解説しているので、参考にしてください。また、「就活のやり方を徹底解説!基本的な進め方やスケジュールをご紹介」の記事では就活全体の流れについてまとめています。
参照元
内閣府
学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査
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面接の苦手意識を克服して内定を獲得したいあなたへ
多くの学生にとって、就活の面接は初めての経験です。そのため、「社会人と話す際に緊張してしまう」「面接に落ちたらどうしよう」など、苦手意識を持っている方も多いでしょう。就活の面接はある程度の流れや質問内容などが決まっており、事前の対策次第で苦手意識を克服できます。
なお、一人で面接対策を進めるのが不安な方は、就職エージェントへの相談がおすすめです。キャリアチケットでは、面接の練習や指導だけではなく、エントリーシートの書き方や自己分析のやり方なども丁寧にサポートしています。
キャリアアドバイザーが就活生一人ひとりにフィードバックするため、苦手意識を克服しやすい点が特徴です。内定獲得に向けて面接対策に力を入れたい就活生は、ぜひ気軽にご相談ください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。