履歴書に貼る写真のサイズとは?撮る際の注意点や間違えた際の対処法も解説

このページのまとめ

  • 履歴書に貼る証明写真の一般的なサイズは4cm×3cm
  • おすすめの撮影方法は写真館で、スピード写真やアプリで自撮りなどでも対応できる
  • 履歴書の写真のサイズを間違えたときは、取り直すのが基本

履歴書に貼る写真のサイズとは?撮る際の注意点や間違えた際の対処法も解説のイメージ


履歴書に貼る証明写真のサイズが分からないと悩む就活生は多いでしょう。証明写真は第一印象を左右する重要なアイテムの一つ。選考を突破するには、好印象を与えられる写真に仕上げることが大切です。このコラムでは、証明写真の一般的なサイズや貼り方、撮影方法別のメリットやデメリットも含めてご紹介します。注意点や疑問についても解説しているので、履歴書を作成する際にぜひ参考にしてみてください。

目 次
 

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履歴書に貼る写真のサイズとは

履歴書に貼る証明写真のサイズは、縦4cm、横3cmが一般的です。履歴書にあらかじめ印刷してある枠がその大きさであることも多いため、枠からはみ出ないサイズの写真を使いましょう。履歴書のサイズ指定がない場合も、写真の大きさは縦4cm、横3cmにするのがベターです。

パスポートや運転免許証の写真とはサイズが異なる

パスポートは4.5cm×3.5cm、運転免許証の写真は3cm×2.4cmと履歴書用の写真とはサイズが異なります。手元にパスポート用や運転免許証用に撮った写真が余っていても、履歴書に使えないので注意しましょう。そのため、パスポート用や運転免許証用に撮影した写真を代用するのではなく、きちんと履歴書用の写真を撮影してください。証明写真は履歴書のなかでも第一印象になるポイントなので、就活用にしっかりと撮影をしましょう。

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履歴書の写真を撮る方法

証明写真を手に入れる手段は3つ。写真館で撮影してもらうか、スピード写真機(証明写真機)を使うか、自撮りをするかです。料金やかかる時間を考えて自分に合った撮影方法を選びましょう。それぞれの撮影方法や特徴をまとめたので、参考にしてみてください。

写真館

ほかの撮影方法と比べるとお金と手間がかかってしまいますが、印象が大事な就活においては特におすすめな撮影方法です。「履歴書用の証明写真」と伝えることでサイズで間違えることもなく、写真全体の明るさの補正などもしてくれるため、とても綺麗に仕上がって好印象を与えることができます。
また表情の作り方や、自分では気づけない服装の乱れ、正しい姿勢などについて細かいチェックとアドバイスをしてくれるので、カメラ映りが得意ではない方は写真館のプロに任せるのが良いでしょう。

スピード写真(証明写真機)

最近では肌色の補正機能があったり、データを携帯に送ることもできる機種も多いため、証明写真をすぐに手に入れやすい方法の1つです。ただし、プロが撮影を行う写真館とは違い、表情や姿勢などへのアドバイスはもらえません。写真の仕上がりも写真館で撮影してもらったものと比べると、立体感がない印象になることが多いようです。

アプリで撮影

近年では、スマホのアプリを利用して証明写真を撮れます。自分で撮った写真は、コンビニのコピー機や自宅のプリンターで印刷可能なので、いつでも撮影できる手軽さがあります。しかし、どうしても自撮りした様子が分かりやすいと、企業様からの第一印象が悪くなってしまう可能性が高いので注意が必要です。

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パソコンやスマホで履歴書を作成する場合

近年では、パソコンやスマホで履歴書を作成し、メールに添付して求人に応募する人も増えています。その場合、写真のデータを履歴書にアップロードして貼りつけるのが一般的です。こちらでは、画像データを履歴書に貼りつける際のサイズについて解説します。

ピクセルサイズ

Web上で履歴書を作成する際、写真のサイズは「cm」や「mm」ではなく「pixel(ピクセル)」という単位になります。ピクセルサイズは基本的に企業によって定められており、「560×420ピクセル」か「600×450ピクセル」のどちらかを指定されることが多いようです。どちらも縦と横の比率は4:3で、履歴書に貼る証明写真とほぼ変わらないサイズになります。企業によってピクセルサイズは異なるので、撮影する前にしっかり確認しておきましょう。

データの容量

履歴書をメールや応募フォームから送信する際は、データの容量にも注意が必要です。画質の高い綺麗な写真だと、データの容量が大きくなりやすく、送信できないことがあります。データの容量の上限も企業によって異なりますが、一般的には2MB(メガバイト)まであれば、送信もアップロードもできるようなので、2MB以下を目安とした写真を用意しましょう。

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サイズを間違えたときの対処法

写真のサイズを間違えたときは、撮り直すのが基本です。こちらでは、サイズを間違えたときの対処法についてご紹介していきましょう。

証明写真が小さい場合

証明写真が企業指定サイズや履歴書サイズよりも小さかった場合は、撮影し直しましょう。写真が小さすぎると、写真を貼る位置を示す枠が写真からはみ出て余白ができてしまいます。サイズが合っていない写真を貼ると、採用担当者に手を抜いていると思われてしまうので、撮り直すのがベターです。また、自分で撮影して印刷し、カットする際に小さくなりすぎてしまった場合も、撮り直しましょう。

証明写真が大きい場合

証明写真が企業指定サイズや履歴書サイズよりも大きかった場合は、撮影し直しましょう。カットすれば良いと思う方もいるでしょうが、大きすぎる写真をカットすると顔ばかりが大きな写真となってしまい、アンバランスになってしまいます。サイズが合っていないと違和感が強く、大雑把と思われてしまうので注意が必要です。マイナスイメージを与えないためにも、サイズが合った写真を撮り直しましょう。

写真のサイズを変更・縮小する場合

パソコンやスマホで履歴書を作成する場合は、証明写真のサイズを簡単に変更できます。パソコンならペイントや画像加工ができるソフトを使用し、トリミングしてサイズ変更ができるでしょう。スマホなら画像編集アプリなどを使用すれば写真を縮小し、履歴書に合ったサイズに変更できます。Web応募を行う企業は増えてきているので、事前に画像編集ができるソフトやアプリなどを用意しておくのがおすすめです。

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履歴書の写真を撮る際の注意点

こちらでは、証明写真を撮る際の注意点をご紹介します。写真撮影を行う前に確認しておきましょう。

1.髪型

証明写真を撮る際は髪型を確認しましょう。寝癖がついていたり、ボサボサだったりすると、だらしない印象を与えてしまいます。就活では清潔感が大事なので、男性なら程よい短さで整え、女性なら髪を結んで表情を見えやすくしましょう。前髪が目にかかると暗い印象を与えてしまうため、眉毛と耳が出るように髪をセットし、爽やかな雰囲気を演出するのがポイントです。また、髪の色にも注意が必要。極端に明るい色に染めていたり、染めた髪が伸びてムラになっていたりすると、良い印象を与えられないので、ナチュラルな髪色を心掛けましょう。

2.服装

証明写真は、リクルートスーツを着用して撮影しましょう。企業によっては面接に私服を指定する場合もありますが、証明写真はスーツで撮るのが一般的。男女ともにジャケットを着用し、男性はネクタイを締めましょう。ただし、ネクタイが曲がっていると不格好でだらしない印象につながってしまうので、注意が必要です。また、スーツにシワや汚れがないかも気をつけてください。スーツのジャケットやシャツにシワや汚れがあると、それが目立った写真になってしまいます。撮影時はネクタイが歪んでいないか、スーツにシワや汚れがないか確認してから撮影しましょう。

3.化粧

女性の場合、写真撮影時に化粧をする方もいるでしょう。しかし、化粧に力を入れすぎるとマイナスイメージを与えてしまう可能性があるようです。華美な化粧は控え、清潔で真面目な印象のあるナチュラルメイクに仕上げるのがポイント。アイメイクは控えめに、色白の人はリップやチークで血色を良く見せる、クマがあるときはコンシーラーで隠すといった工夫をすると、表情が明るく見えて好印象を与えられます。

4.表情

撮影する際、表情は軽く口角を上げて微笑むようにしましょう。無表情や上目遣い、顎が上がりすぎていたり、引き過ぎていたりすると良い印象につながらないので、口は閉じて歯が見えないように口角をあげ、軽く微笑むような顔を作るのがポイントです。目線はカメラに真っ直ぐ向け、普段よりも目を見開くようにすると意志の強さをアピールできるでしょう。

5.姿勢

撮影する際は、姿勢にも気をつけましょう。猫背だったり、顔が前に出すぎていたりすると、暗い印象を与えてしまいます。写真を撮るときは、正面に向かって背筋をしっかりと伸ばしましょう。また、左右どちらかの肩が下がって姿勢が傾いている場合もあります。そんなときは両肩を大きく開き、背筋をピンと伸ばしましょう。自分一人では姿勢の矯正ができない場合は、写真館で第三者による矯正を受けながら撮影することをおすすめします。

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履歴書の写真に関する疑問

こちらでは証明写真に関して、就活生が疑問に思うことについてまとめました。写真撮影や面接を行う直前になって慌てないように確認しておきましょう。

写真を撮るときの背景は何色が良いのか

証明写真を撮影する際、背景は白や青、灰色が一般的です。スピード写真や写真館なら背景を選べることがあるため、白か青、灰色を選択しましょう。白は背景が明るく仕上がり、青や灰色は顔の輪郭が強調された仕上がりになります。しかし、背景の色に悩んだ場合は、白を選ぶのが無難でしょう。なお、自宅で撮影する際、壁が白や青、灰色ではない場合は、ポスターの裏側を貼って背景にするといった工夫が必要です。

写真は眼鏡をはずして撮影するべきなのか

普段眼鏡をかけている方はつけたままでも問題ありません。ただし、フラッシュ撮影のときに眼鏡を掛けていると光がレンズに反射してしまうのではないか、と不安に思っている方もいるでしょう。そんなときは、写真撮影はコンタクトで行い、面接では眼鏡をつけて行くようにするのがおすすめ。なお、あまりにも派手な色やデザインの眼鏡は悪目立ちするため、避けるのが無難です。もちろんサングラスをつけて撮影するのは厳禁。就活では、自然に顔に馴染む眼鏡やコンタクトを使用しましょう。

写真に折り目がついてしまったらどうしたら良いか

用意した写真に折り目がついてしまったら、折り目のない綺麗な写真を新たに用意しましょう。せっかく用意したのにもったいないと思う方もいるでしょうが、一度折り目がついた写真はマイナス評価につながってしまいます。貼り直したり、なんらかの不備で折り目がついたりしてしまったなら、撮影し直して美しい状態の写真を貼った履歴書を提出しましょう。

履歴書の写真と違う服装で面接に行って良いのか

面接を受ける際、履歴書の写真と違った色のスーツや髪型で行っても問題ありません。就活中は、履歴書を用意したら、書類選考の後に面接という流れになるのが一般的です。面接を受けるときに履歴書の写真と違うスーツで行ってもいいのか、と疑問に思う方もいるようですが、スーツの色や髪型、眼鏡の着用などを履歴書の写真と統一させるかは就活生の自由です。ただし、面接に相応しい服装や髪型を心掛けましょう。

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履歴書に写真を貼る際の注意点

こちらでは、証明写真を貼るときの注意点をご紹介します。

撮影後3カ月以内の写真を利用する

証明写真は、3カ月以内に撮影したものを使用しましょう。撮影してから3カ月以上経過してしまうと、見た目の印象が大きく異なる可能性があるためです。すでに用意している写真が撮影から3カ月を経過している場合は撮り直しましょう。

写真の裏に大学名と氏名を記載する

証明写真を履歴書に貼る前に、裏面に油性マジックで大学名・学部名・氏名を記載しておきましょう。履歴書にしっかり写真を貼っていても、何かの拍子で剥がれてしまうことも。そのようなトラブルが起きた場合、写真の裏面に自分の情報を記載しておくと、採用担当者が誰のものなのかすぐに判別できます。

枠からズレないように貼りつける

写真を貼る際は、枠からずれないように真っ直ぐに貼り付けてください。貼り方が雑だと、「仕事が丁寧ではない」という印象を与えてしまう可能性も。また、貼る際は写真から糊がはみ出さないように気をつけましょう。液体糊ははみ出しやすいため、スティックタイプの糊か両面テープを使うのがおすすめです。

写真の再利用は控えよう

企業によっては不採用の際に履歴書を返送してくれる場合もありますが、返ってきた写真を剥がして再利用するのは避けましょう。写真を剥がすときについた折り目は、採用担当者にはすぐ分かります。使い回しと分かると「入社意欲が低いのでは?」と思われる可能性もあるため、新しい写真を使いましょう。

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本記事の執筆者

白岩音々(しらいわねね)

大学時代はアルバイトを2〜3個掛け持ちしながら、WEBメディアの企業で長期インターンを経験。新卒でレバレジーズ株式会社に入社し、新卒就活支援サービス「キャリアチケット」のアドバイザーとして、年間800名以上の就活生の支援を行う。

 

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