旅行業界、これからどうなる?仕事内容や動向

このページのまとめ

  • 旅行業界は法律で「旅行業」と「旅行代理業」に分かれている
  • 旅行業界は、外国人観光客の増加やインターネットの普及により、グローバル対応やネット販売が進んでいる
  • 国内旅行の売上は人口の減少や需要の変化によって減少しているが、地域主体の着地型観光は人気が高まっている
  • IT系やホテル、航空会社など、旅行業界はさまざまな他業界と繋がっている

旅行が好きな人の中には、旅行業界を就職先として視野に入れている方もいるのではないでしょうか。
「好き」という気持ちはもちろん大切ですが、旅行業界についての知識や理解を深めておけば、就職活動がさらにスムーズに進められます。
今回は旅行業界について解説しているので、就職を検討している方は参考にしてください。

旅行業界の仕事

旅行業界は、旅行のためのホテルや交通機関などの手配、ツアーやパッケージ旅行の販売などが主な業務です。

旅行業法によって「旅行業」と「旅行業者代理業」に分かれており、以下のような違いがあります。

旅行業

旅行業は、国内外両方の旅行を企画・実行することができる第1種、国内の旅行のみを企画できる第2種、特定の条件を満たした場合のみ国内旅行を企画できる第3種があります。
第3種は、基本的に募集型の旅行を企画することはできませんが、旅行・宿泊先が「事業所のある市町村及び隣接している市町村・国土交通大臣が定める地域」である場合のみ可能です。

旅行業者代理業

旅行代理業は、旅行業者と契約を結んでツアーなどの代理販売を行っている企業を指します。
旅行業が消費者を対象とする「B to C」なら、旅行代理業は企業を取引相手とする「B to B」に該当します。

これらを踏まえた上で、自分に合った旅行会社を探してみるといいでしょう。
 

 

旅行業界の今

旅行業界を志望しているなら、現在の動向を把握することも大切です。
業界の「今」を知っておくことで、自分がしたいことやすべきことが明確になってくるかもしれません。

外国人観光客の増加

近年、海外から日本に訪日する観光客が増えつつあります。
2003年から国土交通省が「ビジット・ジャパン事業(VJ事業)」を開始し、宣伝やビザ要件の緩和、免税店の拡大など、海外に向けたさまざまなプロモーションを行い、外国人観光客の増加に繋がりました。
また、2013年から円安傾向になったことや消費税免税制度、航空機の安価な航席の増加などにより、気軽に訪日しやすくなったことも関係しているようです。

外国人観光客は、2020年の東京五輪に向けてさらなる増加が予想されています。
そのため、外国語での案内や宗教の禁止事項に配慮した食事など、外国人への対応を強化している旅行会社が増えているようです

ネット販売の増加

近年のインターネットの普及は、旅行会社にも影響を及ぼしています。
人件費や店舗維持費の削減により、手頃な価格で旅行プランを提供できることから、インターネット専売の旅行会社の需要が高まっているようです。
これを受け、ネット販売を強化する従来の旅行会社が増えてきており、インターネット経由の旅行商品の提供が活性化しています

現在旅行会社は、上記のような動きを見せています。
2020年のことを考えると、語学力などのグローバルに対応できるスキルを身につけておいたほうがいいかもしれません。

国内旅行は減っている?

外国人観光客が増加しているのに対し、国内旅行の売上は年々減少傾向にあるといわれています。
主な原因は、下記のとおりです。

国内旅行が減少している原因

人口の減少

少子高齢化に伴う人口の減少に比例し、国内のさまざまな事業が縮小傾向となっており、旅行会社も例外ではありません。
一方、団塊世代の旅行商品の消費率が上がっているため、その需要に期待する向きもあるようです。

団体旅行需要の低下

バブル崩壊以降、国内での団体旅行の需要が低下しているのも、国内旅行の売上減少の一因となっているようです。
それに代わり、個人旅行や少人数グループでの旅行が増えてきています。

宿泊旅行需要の低下

近年高速道路や交通機関の整備が進んだことにより、日帰り可能な旅行商品の充実度が上がっています。
その気軽さや価格の手頃さから利用者が多く、宿泊旅行はこれまでよりも需要が下がっているようです。

このような複数の要因が、国内旅行の需要減少に繋がっています。

着地型観光

国内旅行客の獲得を目的とした取り組みとしては、「着地型観光」が注目されています。

着地型観光とは、従来のような旅行会社が主体となる旅行とは違い、地域主導で企画する旅行です。
旅行地となる地域がおすすめの観光場所やイベント、体験などを盛り込むため、その土地ならではの魅力や文化に触れることができ、国内・国外問わず旅行客の人気を集めています。

国内旅行の売上は減少しているものの、各地域独自のプランを楽しめる着地型観光は注目度が上がっているため、今後さらに活発になるかもしれません。
 

 

旅行業界と繋がりの深い業界

旅行業界は、多くの業界と深い繋がりを持って事業が成り立っています。

IT系

先述したように、近年はインターネットの普及により、オンライン上で取引を行う旅行会社の増加が見られます。
他にも、ビッグデータを活用したマーケティングや外国語の翻訳など、さまざまな分野でITが旅行会社の事業をサポートしており、今後もその繋がりは深くなっていくでしょう。

ホテル業界

ホテル業界は旅行会社と契約し、手数料を払って販売の代行を依頼するという形式が主流でした。
現在もその関係は続いていますが、インターネットの普及により、予約の形式が多様化しています
そのため、手数料が安価なインターネット専売会社に依頼したり、自社サイトで予約を行ったりするホテルも増えてきており、以前よりも旅行会社が部屋を確保しにくくなっているようです。

航空会社

旅行会社と航空会社の繋がりは強く、パッケージ旅行の際にまとめて座席を仕入れています。
航空機の座席をテーマパークのチケットや宿泊施設などとセットにすることで、通常よりも手頃な値段で消費者に提供する形式です。

鉄道会社

国内旅行を企画する際は、鉄道会社との連携が欠かせません。
宿泊施設とのパッケージ旅行や、各地域での観光キャンペーンなどを行っています。
また、近年は鉄道会社が旅行会社を経営していることもあります

地方自治体

先述したように、近年は地域が主体となって企画する着地型観光が国内で人気を高めているため、各地方自治体と連携する機会が増えていくかもしれません。
また、鉄道会社とも連携して、観光キャンペーンを企画することもあります。

上記から、旅行業界の事業は他業界との連携が必要不可欠であることがわかります。


旅行業界の仕事はコミュニケーション能力や語学力などのスキルが求められますが、旅行が好きな方はやりがいを感じられるでしょう。

自分の適性や強みをしっかり把握した上で就職活動に励みたいという方は、就職エージェントの活用がおすすめです。

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