面接でニュースについて聞かれる理由とは?答え方を例文付きでご紹介!

このページのまとめ

  • 面接でニュースについて聞くのは情報収集能力や社会問題への意識、人柄などを知るため
  • 面接では社会や経済、志望先に関するニュースについて答えると面接官にも好印象
  • スポーツや芸能界、政治などに関するニュースは面接には相応しくないので避ける
  • 面接で上手く答えるには情報収集して選んだニュースについて調べ、自分の考えを述べる
  • 面接でニュースについて答えるときは、結論から述べ気になった理由も話すのがポイント

面接でニュースについて聞かれる理由とは?答え方を例文付きでご紹介!のイメージ

面接では「最近気になっているニュースはありますか?」と聞かれることがあります。面接官は一体、何を意図して気になるニュースを尋ねてくるのでしょうか。このコラムでは、面接でニュースについて聞かれる理由、答えるニュースの選び方と避けたほうが良いニュース、面接時に答えるポイントなどを解説します。内定を掴み取るためにも、しっかりと答えられる準備をしておきましょう。

 

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面接で「気になるニュース」を聞かれる理由

面接では「最近の気になるニュース」「関心のあるニュース」について聞かれることがあります。その場を和ませる雑談に近い形で聞かれるようですが、「気になるニュース」の質問には何かしらの意図があるのが普通です。「最近の気になるニュース」について上手に答えるには、質問の意図をあらかじめ知っておく必要があるので、こちらで確認しておきましょう。

情報収集能力を測るため

面接官が「気になるニュース」について質問するのは、就活生が「情報収集の習慣を身につけているか」を知るためです。気になるニュースについて具体的に答えるには、新聞やテレビをチェックして情報収集しなければなりません。情報収集はビジネスにおいて重要な要素で、情報収集能力が高い人ほど有益な情報を素早く得ることができます。ビジネスのチャンスや新しいアイデアはどこに転がっているかわからないもの。普段からアンテナを張って、幅広い情報や知識を得ようとする姿勢が重要です。広い視野と見聞を持っていれば、それだけ可能性が広がり、他業界について詳しい人は社内でも重宝されるでしょう。そのため、所属する業界や経済の話題はもちろん、日本で話題の情報や世界規模のニュースも知っておく必要があります。

社会問題への意識を確かめるため

面接官が「気になるニュース」について質問する背景には、就活生の社会問題への意識を見極める意図があります。仕事をしていくうえで、社会の問題や経済について関心を持っておくことはとても大切なこと。そのため、気になるニュースについて答えられないと社会に対して無関心と思われてしまい、評価が下げられてしまいます。責任感がないとも思われてしまう可能性があるため注意しましょう。また、一般常識として社会問題をどのくらい把握しているかを確認している場合もあります。社会人になると、自分が生きている社会に対してきちんと関心を持っていなくてはなりません。日常生活の中で意識的にニュースに目を向けるようにしましょう。

人柄や個性を知るため

面接官が「気になるニュース」について質問するのは、就活生の人柄や個性を知る意図もあります。一口に最近のニュース」といっても、ジャンルは経済・医療・政治など幅広いもの。何を取り上げるかは就活生によって異なるでしょう。どんなニュースを取り上げるかによって、個性が探られているのです。また、なぜそのニュースに関心があるのかという視点からは、その人の感性がわかりますし、ニュースについて詳しく尋ねた時の反応から、物事への理解度や就活生の価値観、考え方が明らかになるでしょう。面接では、ニュースに関心を持ち、さらに自分の意見を持っているかが注目されると考えましょう。ニュースに対する意見に決まった正解はありませんが、仕事をするうえで自分の考えを持つのは大切なことです。

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どんなニュースを答えれば良いの?

最近の気になるニュースについて聞かれた場合、どんなニュースを答えれば良いのか?と頭を悩ませている就活生もいるでしょう。提示するニュースは、面接での印象を左右するので慎重に選ばなければなりません。こちらでは、面接官に好感を持たれるニュースについてご紹介します。

社会・経済全体に関わるニュース

面接で気になるニュースについて聞かれた場合、社会や経済に関するニュースを選ぶのが無難です。社会や経済に関するニュースは、業界や企業に関係なく取り上げることができます。大きな社会問題について答えることで、社会問題への意識、社会に対する責任感をアピールできるので、面接官からも高評価を得られるでしょう。ただし注意点として、社会や経済に関するニュースについて面接官のほうがより詳しい可能性があります。その場合、うがった質問が飛んでくることもあるため、自分の興味や関心が高く、詳しく話せる話題を選びましょう。

志望先に関するニュース

面接で気になるニュースを聞かれた場合、志望先の業界や企業に関わる話題を答えるのもおすすめです。志望先の業界や企業に全く関係のないニュースを提示すると、面接官は感想を述べづらく、話が広がらない可能性があります。しかし、仕事に関連するニュースのほうが好印象につながりますし、会話が広がって本当に志望先の企業で働きたいという思いを伝えられるでしょう。また、入社してからも業界内の情報収集は欠かせないので、あらかじめ勉強しておくことは決して無駄にはなりません。ただし、志望先に関係することでも、マイナスなイメージのニュースは控えたほうが良いでしょう。たとえば、志望先で不祥事があった場合、最近気になるニュースとしてそれに触れるのはやめるべきです。

自分の考えを伝えやすいニュース

最近気になるニュースを聞かれた場合、自分の考えを伝えやすいニュースを選ぶのも一つの方法です。面接でこの質問をされることを想定し、情報収集をしたとしても関心のあるニュースでなければ話を膨らませることができません。深く突っ込まれたときも回答できない可能性があります。また、日々のニュースを「ただ知っている」だけでは不十分です。ニュースの背景や今後の見通しを把握することで、自分の考えを伝えることができるでしょう。

最新のニュースでなくても良い

面接で最近の気になるニュースについて聞かれた場合、必ずしも最新のニュースを選ばなければならないというわけではありません。面接官が重視しているのは選んだニュースそのものではなく、そのニュースを選んだ理由です。直近のものから古くても1年以内のものまでのニュースなら問題ないでしょう。ただし、2年前や3年前のニュースは古い印象を与えてしまいます。選んだニュースが古すぎると、社会の情勢に興味がない、情報収集ができていないと思われてしまうでしょう。

 

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避けたほうがいいニュース

ニュースの内容によっては、面接に相応しくないものがあるので注意しましょう。面接で聞かれても提示するのは避けたほうが良いニュースは以下の通りです。

スポーツ関連のニュース

スポーツ関連のニュースは、スポーツ業界を志望する方以外にはおすすめできません。たとえば、好きな野球チームが優勝した話題などは個人の好みが大きいので、避けたほうが無難でしょう。先述したように、面接官は気になるニュースから就活生の人柄や考え方を知ろうとしています。スポーツに関するニュースは趣味の要素も大きいので時事ニュースとは言い難く、また趣味に関する質問は別でされることもあるため、スポーツ以外のニュースを選びましょう。

芸能界に関するニュース

芸能界やゴシップに関するニュースも面接の場にふさわしくありません。芸能界に関するニュースはメディアで連日報道されていることが多いため、ピックアップしやすいニュースではあります。しかし、芸能界に関するニュースは下世話な印象を与えてしまうため、面接の場で取り上げるのは避けましょう。

犯罪に関するニュース

犯罪に関するニュースは特に避けるべきです。殺人事件や誘拐事件といった犯罪のニュースは仕事に関係ないうえに、面接官もどう反応していいか困ってしまう可能性があります。ただし、警察関係の仕事を志望する方は、面接の際に事件や犯罪に関するニュースについて聞かれることもあるようです。

政治に関するニュース

政治に関するニュースも、面接では取り上げないほうが無難。こういったニュースは、個人の感情が入りやすいためです。たとえば、選挙の結果に対して、「A政党を支持していた」という旨を話したとき、面接官が違う政党を支持していたとしたらどう感じるでしょうか。面接官も公平に選考を行なっているとはいえ、印象はあまり良くないでしょう。

宗教や思想に関するニュース

宗教や思想に関するニュースも、政治に関するニュースと同様で「◯◯教のこういうところに問題がある」というと、差別的な意見と受け取られ、マイナス評価になるリスクがあります。公の場では政治的・宗教的な話題を取り上げるのはタブーとする場合もあるため、面接では政治的なものや宗教的なものを話題にするのもやめましょう。

 

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最近のニュースについて上手く答えるには

面接で「最近の気になるニュース」について聞かれたら、上手く答えるにはどうすれば良いのでしょうか。こちらで聞かれたときに備えてしておくべきことをご紹介します。

新聞やテレビで情報収集しよう

面接で「最近の気になるニュース」について聞かれた際、上手く答えるにはまず情報収集が肝心です。ニュースは新聞やテレビ、スマホ、タブレットなどを利用すれば、いつでも閲覧することができます。新聞はコンビニなどで気軽に買うことができますし、最近では最近ではスマホで利用できるニュースアプリもあるので、無料で記事をチェックできるでしょう。また、インターネットやニュースアプリは自分が気になった見出しにアクセスできますが、新聞ではあらゆるニュースをチェックすることができます。まんべんなくニュースをチェックしたいのなら、新聞に目を通すことをおすすめします。

選んだニュースについて調べよう

情報収集して、面接で話すニュースを選んだら、そのニュースについて調べましょう。ほかの媒体や書籍でさらに詳しく調べることで理解が深まり、自分の意見が持てるようになります。ポイントは、そのニュースが正しいのか情報を集めることです。ニュースはときに重要な部分だけがピックアップされていることがあるので、ニュースの内容をそのままに鵜呑みにしないようにしましょう。志望先の業界に関するニュースであれば、志望企業の公式サイトを見るのがおすすめ。他社を買収したという話題や新しく始めた事業に関する情報などを知ることができます。また、志望企業だけでなく、競合企業もチェックしておきましょう。

自分の意見を考えよう

面接で話すニュースが決まり、その情報について調べたら、自分の意見を考えましょう。最近のニュースに対する記者や専門家の意見を参考にしながら、そのニュースや意見についての賛否を考えるとオリジナリティのある意見が組み立てやすくなります。筆者の意見が含まれた各新聞社独自の社説を読むのもおすすめです。ニュースに対する疑問から関連している情報を調べたり、ニュースに対する自分なりの考察をしてみるのも良いでしょう。また、頭のなかで考えるだけでなく、ノートに書き出してみると自分の考えを整理できるのでおすすめです。

就活中に限らず、情報収集能力は社会人に必要です。ニュースを知り、自分の意見をいえる社会人になるためには、就活中から情報を集める力を身につけましょう。また、普段あまりニュースを見る習慣がない方は、まずは興味のある分野から調べてみてください。

 

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面接でニュースについて答える際のポイント

ニュースについて答えるときは、まずは簡潔な結論、気になった理由、自分の考えの順に述べましょう。この順を守って伝えることで好印象を与えやすくなります。こちらでは、面接でニュースについて答える際のポイントをご紹介しましょう。

結論を最初に述べる

面接で「最近気になっているニュースは?」と聞かれたら、「最近気になったのは、◯◯のニュースです」と、最初に結論を述べることが大切です。最初に結論を述べる、というのはどんな質問でも答える際に当てはまります。特にニュースに関して答える場合は、多くの情報を盛り込まなくてはならないため、内容から入ってしまうと面接官に何を伝えたいのか分からなくなってしまうでしょう。また、情報をまとめられない、端的に伝えられないと思われてしまい、評価が下がってしまう可能性があります。面接の際には、基本的に結論を最初に述べるようにしましょう。

気になった理由も伝える

ニュースについて話すときは「なぜそのニュースが気になったのか」という興味を持ったきっかけも伝えましょう。面接官は、ニュースの内容そのものより、ニュースに対する就活生の考えを知りたいと思っています。ニュースが気になった理由を聞くことで、面接官は就活生が何に興味を持つのかを知ることができるため、自分がなぜそのニュースに興味を持ったのかを伝えることが大切です。また、気になった理由や自分との共通点などを交えながら、自分の人柄や経験も同時に伝えることができるでしょう。

自分の考えをまとめる

気になるニュースについて聞かれたら、最終的に自分の考えをまとめましょう。ニュースに対する考えは、その人の個性をもっとも色濃く表す部分。ここがもっとも重要視されているといっても過言ではありません。そのため、記事に書かれていた考えやニュースのコメンテーターの意見をそのまま真似するなど、自分で考えていない意見を述べるのはやめましょう。すぐに見破られてしまいますし、面接官が求めているのは完璧な回答ではないので、自分の考えを自信を持って答えることが大切です。

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特定のニュースについて意見を求められたら

面接では「◯◯のニュースについてどう思いますか?」というように、特定のニュースについて聞かれることもあります。具体的なニュースや特定の時事問題について意見を求められたら、まずはそのニュースに対する感想を端的に答えましょう。賛成か反対か、疑問に思ったことなどを簡単に説明することで、自分がどのような考えを持っているのか伝えることができます。
次に、自分の考えを過去の経験やエピソードを交えて話しましょう。このとき、意見が過激にならないように気をつけるのがポイントです。

提示されたニュースを知らなかったら

もし聞かれたニュースを知らなかったら、正直に「勉強不足で申し訳ありませんが、分かりません」と答えるのが賢明です。質問内容が分からないのに適当な回答をすると、いい加減な印象を与えてしまい、重ねて質問されたときに答えに窮してしまいます。
話題のニュースや業界に関わるニュースは日頃からこまめにチェックし、何を聞かれてもできる限り回答できるように準備しておきましょう。

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気になるニュースを聞かれたときの回答例

ここまで紹介してきたことを踏まえたうえで、最近気になるニュースを聞かれたときの回答例をご紹介します。気なるニュースの回答に悩んでいる方は、ぜひこちらの例文を参考にしてみて下さい。

例文1

私が最近気になっているニュースは、高齢ドライバーよる交通事故の増加です。◯◯で起きた事故をきっかけに、高齢ドライバーの免許返納の動きが加速しましたが、一方で免許返納を拒む高齢者がいることを知りました。調べていくうちに、地方などは公共交通不便地域が多く、車がないと生活が難しいということが分かりました。また、高齢者は加齢により長い時間歩くのが難しくなり、体力の低下も加わってつい車に頼ってしまう、という実状が見えてきました。免許返納の動きを推進することも必要ですが、生活するために車を必要とする高齢者と社会が安心して暮らせるよう、自動運転技術をいっそう高める必要があると感じました。だからこそ、私は高齢ドライバーによる事故防止対策の一環である、自動運転技術の開発に取り組んでいる御社を志望しています。

例文2

私が気になったニュースは、政府が主導したGOTOトラベルキャンペーンに関するニュースです。GOTOトラベルキャンペーンが導入され、利用客が増えた宿泊施設もあれば、まったく予約が入らなかった宿泊施設があったことに疑問を感じました。ニュースを追っていくうちに、明暗を分けたのは施設のグレードだということに気づきました。GOTOトラベルキャンペーンを利用した方は、せっかく高額な補助金を得られるのだからと、普段はなかなか宿泊できない高級ホテルを選ぶ方々が多く、気軽に利用できるホテルの需要が伸びなかったのです。このニュースが気になった理由は、GOTOトラベルキャンペーンをうまく活用すれば、観光地もにぎやかさを取り戻し、観光・宿泊業界も回復の兆しを見せるのではと思っていた自分の見通しが甘かったと感じたことが挙げられます。

 

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