インターンは何社エントリーすべき?応募時の注意点

このページのまとめ

  • インターンとは、学生が企業で就業体験できる制度のこと
  • 短期インターンの場合は、効率的に企業研究できる、気軽に参加できるのがメリット
  • インターンの参加を辞退するときは、早めに企業に連絡しよう

インターンは何社エントリーすべき?応募時の注意点のイメージ

インターンは長期インターンと短期インターンの2種類に大別できますが、参加したい場合はそれぞれ何社応募すればよいのかわからない人も多いでしょう。また、そもそもインターンでは何をやるべきなのかわからない人もいるのではないでしょうか。
当コラムでは、長期、短期インターンのそれぞれの特徴やエントリー数の目安をご紹介。スムーズに就活を進められるよう、ぜひチェックしてください。

目 次

インターンの定義

インターンとは、就活生が企業で就業体験できる制度を指します。学生のうちに仕事を体験することで、社風や職種が自分に合うか考えた上で本選考に臨めるでしょう。
企業側にとっても、自社を宣伝できる、学生に業務内容を知ってもらうことで入社後の早期退職を防げるといったメリットがあります。そのためインターンを実施する会社は増加傾向にあるようです。
インターンの実施期間は企業によって異なり、「長期インターン」と「短期インターン」の2種類に大別できます。それぞれの特徴は次項で確認していきましょう。
インターンの参加目的については「インターンシップとは?参加する意味や目的、応募方法を徹底解説!」も参考にしてください。

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ほとんどの就活生がインターンに参加している

株式会社リクルートの調査 「就職みらい研究所」によると、2024年卒学生の 3月時点でインターンシップ等に参加した就活生は93.6%という結果が分かりました。

※回答者: 大学生 858人/大学院生 316人

この結果から分かる通り、かなり多くの就活生がインターンに参加しておりますが、インターンに参加する目的はさまざまです。

・業界に対する理解を深めたい
・自分に合った職種を見つけたい
・スキルを身に付けたい
・内定獲得に有利になる
・人脈を広げたい

目的はさまざまであれ、インターンに参加することで得られることはたくさんあります。積極的にインターンに参加してみましょう。

参照元
株式会社リクルートの調査
就職みらい研究所

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長期インターンの特徴

長期インターンは、一般的に3ヶ月以上のものを指します。企業によっては、1~2年間のインターンを実施するところもあるようです。
ここでは長期インターンに参加するメリットを見ていきましょう。

仕事の適性を見極められる

インターンのはじめは仕事に慣れず「自分には向いていないかも…」と落ち込むことがあるかと思いますが、業務の流れを把握し日々取り組む中で、その考えが変わるかもしれません。

長期インターンでは職種の適性をじっくり考えられるので、自分に合うか判断した上で応募できれば入社後のミスマッチを防げるでしょう。

内定直結型のインターンがある

長期インターンの場合、内定に直結するものがあります。期間が長ければ、企業側も参加者一人ひとりの人柄や能力を把握でき、適性を見極められるからです。

好成績を出したりグループワークに貢献したりすることで評価が上がるため、コツコツ努力する姿勢が大切になります。

面接時にエピソードの1つとして話せる

「学生時代に頑張ったこと」は面接時の定番の質問です。その際に応募先企業のインターン経験を話せば、入社意欲や熱意を効果的にアピールできるでしょう。

インターンで大変だったことや学んだことを述べ、入社後どのように活かすか伝えれば好印象につながります。

給与が支給される場合がある

長期の場合、アルバイトとしてインターンに参加することもあります。給与形態は時給制や日給制など企業ごとに異なり、会社によっては成果に応じてインセンティブを支給するところもあるようです。
上記のほか、長期インターンに参加すると学生のうちからビジネスマナーが身につくというメリットがあります。また、短期インターンに比べると交通費が支給される可能性が高いため、経済面の負担を心配して応募を躊躇している場合は、事前に確認するとよいでしょう。
長期インターンに参加している間はほかのインターンへの参加が難しくなるので、軽い気持ちで応募するのは禁物。「下調べをしなかったので、希望に合わない仕事を体験することになってしまった」「長期インターンに参加したことで、志望度が高い企業のインターンに行けなかった…」と後悔する恐れがあります。
応募を検討しているのであれば、インターンに参加する目的を明確にした上でエントリーすることが大切です。
長期インターンについては「インターンシップは給料が貰える?相場や目的を解説」も参考にしてください。

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短期インターンの特徴

短期インターンには半日・1日完結型のインターンもあれば、5日間、1週間、1ヶ月といった期間で実施されるものもあります。短期インターンにもメリットがあるので、それぞれ見ていきましょう。

効率的に業界・企業研究できる

半日や1日で終わるインターンは多数あり、これらに参加すれば短期間で多くの業界・企業について知ることができます。

業界・企業研究が進んでいない就活生や、Webサイトではわからない情報について質問したい場合は、参加するとよいでしょう。

開催日数が多く参加しやすい

短期インターンは開催頻度が高く募集人数が多いため、参加のハードルは低いでしょう。興味のある企業は積極的に応募し、事業内容や社風などを比較して自分に向いている会社を見つけるのがおすすめです。
上記からわかるように、比較的気軽に参加でき、スケジュールを組みやすいのが短期インターンのメリットです。ただし、闇雲に応募してしまうと日程が被ったり事前の情報収集が追いつかなかったりするため、長期インターンと同様に参加する目的をしっかり考えた上でエントリーしましょう。
また、長期インターンに比べると社風や具体的な仕事内容を知るのは難しくなるので、志望度の高さに応じて長期・短期のどちらにするか考えてください。
短期インターンについては「 短期インターンに参加するメリットは?長期インターンとの違いや就活に活かす方法を解説​​​​​​​」も参考にしてください。

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長期・短期インターンは何社応募すべき?目安の数を解説

インターンに参加したいと思っても、抽選や選考に通らなければ参加できません。しかし、「何かしらのインターンに参加できるように」と多くの企業に応募するとスケジュール管理が大変になるので、何社応募すべきか迷ってしまうでしょう。

長期、短期インターンのそれぞれの応募数の目安はどれくらいなのでしょうか。

長期インターンの場合

長期インターンは、最低でも5社応募した方がよいといわれています。長期インターンの参加に際して書類選考や筆記試験、面接などがあり、選考を突破できない可能性があるからです。

人気が高い企業や募集人数の少ない企業は高倍率になるため、十分な対策が必要になります。

短期インターンの場合

短期インターンは比較的実施頻度が高いため、長期インターンとの兼ね合いを考え、状況に応じて応募数を決めてください。先述のとおり、見通しを立てずに応募するのは禁物。

ほかの企業と日程が被っていないか、参加して何を得たいのかということを確認してからエントリーすることが大切です。長期、短期インターンのどちらも「◯◯社以上応募すれば必ず参加できる」「◯◯社エントリーしたから安心」ということはないため、スケジュールを考慮して応募数を決めましょう。もし応募する企業数に関して不安があるなら、志望企業・職種で働くOB・OGに相談するのも1つの方法。何社くらい応募したか、どの業界・企業にエントリーしたかを聞いて参考にするとよいでしょう。

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行きすぎに注意?インターンのメリットとデメリットを解説

インターンに多く参加するのにはメリットがあります。

まず一点目は、学生生活では知ることができない社会を経験することができることです。さまざまな業界や幅広い職種を知ることができるため、就活の役に立ちます。

二点目は、就活での対応力が身に付くという点です。普段から就活生同士での会話しかしていないと、社会人と会話をする際に 抵抗感が出てしまうかもしれません。

また、インターンでも選考には面接があります。実際の就活がいきなり本番の面接になるのではなく、インターンの面接で場慣れしておくことも大切なことでしょう。

三点目は、インターンを通じてビジネススキルを身に付けることができるという点です。会話の受け答えや職種に対する実務スキルも身に付けられるでしょう。

インターンに参加することには、さまざまなメリットがあります。しかし、学生時代に就活のことばかりを考えてしまい、本業である学業が疎かになってしまっては本末転倒です。

インターンに参加しすぎてしまうと、学校の単位を落としてしまう可能性もあります。学生時代は学業に力を入れることが大切なので、インターンへの参加ばかりを考えず、まずはしっかりと学業に打ち込むようにしましょう。

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インターンにはどのくらい落ちるのか?平均の数を紹介

インターンは参加したいからといって、必ずしも全員が参加できるというものではありません。インターンの選考を実施している企業はたくさんあります。

特に、誰もが聞いたことのある有名企業や大手企業ですと倍率は高く、なかなかインターンにも参加するのが難しいものです。長期インターンの場合、倍率は平均するとおおよそ5〜10倍くらい。

しかし、大手企業ですと倍率が100倍を超えるようなこともあります。有名企業や大手企業ばかりを狙っているとなかなか選考を通過することができなくなってしまいますが、そうではなくても他の就活生との競争もあるので、ある程度は選考に落ちることを覚悟しておきましょう。

少しでも選考が通過できるように、応募書類の作成や面接対策などの適切な準備を行い、自己PRをしっかりと行えばインターンの選考を通過してインターンに参加するチャンスを高めることができます。

複数の選考に通った場合

就活生によっては、複数の企業のインターン選考に通ることもあるでしょう。日程が違えばどの会社のインターンにも参加できますが、被っている場合はいずれかのインターンを辞退しなければなりません。
辞退したいときは、早めに連絡することが大切です。企業側はインターンの開催に向けて準備を進めているため、連絡が遅くなると余計な手間をかけることになります。
迅速な連絡は社会人として必須のマナーであることを念頭に置き、辞退が確定した時点ですぐに伝えましょう。
就活をスムーズに進めたい方は、キャリアチケットに相談してみてはいかがでしょうか。キャリアチケットは、新卒者を対象に就活支援を行う就活エージェントです。専任の就活アドバイザーがカウンセリングで適性を把握し、あなたに合うお仕事をご紹介します。
当サービスは、応募書類の添削や面接対策といったサポートをマンツーマン体制で実施。アドバイザーとはメールやチャットツールを用いて連絡をとれるため、就活の悩みを気軽に相談できます。サービスのご利用は、すべて無料。希望に合う企業に就職できるよう、ぜひご活用ください。
インターンの日程がかぶった時の対応については「インターンシップがかぶったらどうする?対処法や辞退の際の注意点を解説」も参考にしてください。

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インターンに何社受けようか悩んでいる方へ

何社受けるかどうかの前に、まずは自分の目標と興味を明確化させましょう。 明確化ができると、それに関連する企業を見つけることができるようになります。

そして、興味がある企業を見つけたら、検討している企業についてホームページやニュース記事などを利用して詳しく調べましょう。さらに、自分が学びたいと思っていることや、習得したいスキルに適した目的に合った企業を絞ります。

長期インターンには5社程度、短期インターンには7社程を目安に絞って応募をすることがおすすめです。

インターンに参加したい企業が決まったら、次に行うのは履歴書の準備。 インターンでは面接選考が実施される企業もありますので、自己紹介や志望動機などの考えをまとめ、面接対策などの準備も行います。

これらの対策を行い、自分の目標や興味に合ったインターン先を選ぶことが重要です。自身の成長やキャリアの発展につながるインターンを選択するよう 心掛けましょう。

自己分析や業界研究はキャリアチケットでもサポートしています。 1人で悩んでいるよりプロに相談すれば、 就活を成功に導くことができるでしょう。お気軽にお問合せください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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