このページのまとめ
- 履歴書の得意科目欄は、自分の人柄をアピールする項目
- 履歴書の得意科目を書くときは、結論から述べる
- 履歴書に書く得意科目は、実際の業務と結びつくものを書く
- 履歴書に書く得意科目が思い浮かばないときは、好きなことから探の
履歴書の得意科目欄に何を書いたら良いのか分からずに困っていませんか?履歴書の得意科目欄は、自分をアピールするための項目であり、特別なことを書く必要はありません。このコラムでは、履歴書の得意科目を書くときのポイントを、例文とあわせて詳しくご紹介しています。正しい書き方を知り、自分を上手にアピールしましょう。
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履歴書の得意科目欄は自分の人柄をアピールする項目
履歴書の得意科目欄は、自分の個性や人柄を面接官にアピールするための項目です。物事に向き合う姿勢や、意欲を図るポイントであるともいえます。経歴や資格欄だけでは、自分の人となりを100%伝えられません。何が得意なのか、どのような目標があるのかを明確に書き、自分の人間性を相手に知ってもらいましょう。
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履歴書の得意科目欄を記入するときの3つのポイント
履歴書の得意科目を書くときは、面接官に「会ってみたい」と思わせるアピールをすることが重要です。ただし、特別なことを書こうとする必要はありません。自分の得意なことを、業務への役立て方とともに簡潔に伝え、自分の存在を印象付けましょう。
1.結論から述べる
履歴書の得意科目を書くときは、「私の得意科目は〇〇です。」と最初に述べるのがおすすめ。大事なことを最初に述べ、そのあとに理由を続けることで、相手にすんなりと理解してもらえるでしょう。アピールする内容は、相手に伝わらないと意味がありません。文章を簡潔にまとめ、とにかく分かりやすく伝えることを心掛けましょう。
2.得意になったきっかけや理由を具体的に述べる
得意科目を述べたあとは、なぜその科目が得意なのか、きっかけは何かを詳しく記入しましょう。理由や背景を盛り込むことで、得意科目の説得力が増します。ただし、専門用語が多かったり、概要が長かったりすると、肝心のアピールポイントが伝わりづらくなるため注意してください。
3.得意科目が仕事にどのように役立てられるのかを書く
得意な理由やきっかけを説明したあとは、得意科目が業務にどう役立てられるのかを書きましょう。たとえば、外資系の企業なら英語、プログラマーなら数学のように、業務によって活かせる科目は異なります。ただ得意な理由を述べるだけではなく、実際の仕事にどう活かせるのかを説明することで、自分の必要性をアピールできるでしょう。
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履歴書の得意科目欄の良くない書き方
こちらの項目では、履歴書の得意科目欄の良くない書き方についてご紹介します。的外れなことを書いてしまわないように、ポイントをしっかりと押さえておきましょう。
何ができるのか伝わりにくい
履歴書の得意科目欄を書くときは、自分の得意なことが伝わりにくい文章は避けましょう。得意科目欄では、自分に何ができるのかを簡潔に伝えることが最重要だといえます。いろいろなエピソードを盛り込み過ぎてしまうと、結局何ができるのか分かりづらくなってしまうため、注意が必要です。テーマを絞り、自分が本当に伝えたいことに焦点を当てましょう。
業種や職種と結びつかない
得意科目欄には、業種や職種に結びつかないことを書くのは避けましょう。どんなに得意なことでも、実際の業務に活かせなければ意味がないといえます。実際に働いているところを想像し、自分の得意なことが企業のどんな業務に役立つのかを考えてから書き始めるのがおすすめです。
科目や分野の概要を述べているだけ
得意科目欄が、科目の説明だけで埋まらないように注意しましょう。科目の概要は調べたら分かりますが、あなたのことはあなた自身が伝えなければ、面接官には伝わりません。科目の説明は簡潔に済ませることで、アピールポイントがしっかりと伝わるようにしましょう。
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履歴書の得意科目欄の例文
こちらの項目では、履歴書の得意科目欄の例文を、科目ごとにご紹介します。ただし、希望する職種によって書き方は異なるため、一例として参考にしてください。
数学が得意科目の場合
私の得意科目は数学です。さまざまな問題を解くなかで、難解な問題にも根気強く向き合い、解決する力が身に付きました。貴社に入社した暁には、論理的な課題解決能力を発揮することで、事業の発展に貢献してまいります。
国語が得意科目の場合
私の得意科目は国語です。小さい頃から本を読むのが好きで、大学時代には毎年100冊を目標に読書に励んでいました。その経験から文章を素早く読み取る力や継続力、目標を達成する喜びなどを学びました。この経験は志望する営業職で必ず役立つと自負しており、貴社に入社後はこの経験を活かして売上に貢献してまいります。
英語が得意科目の場合
私の得意科目は英語です。英語が話せれば世界中の人とコミュニケーションが取れるという点に惹かれ、大学時代には1年間の留学も経験しています。留学では英会話力だけでなく、他国の生活事情や文化の違いも学ぶことができました。貴社に入社後はこの経験を活かし、各国の文化に合わせて商品を効果的にアピールできる営業職を目指します。
体育が得意科目の場合
私は体育が得意科目です。なかでもチームでプレーするサッカーやバスケットボールが好きで、大学時代には地域の子どもたちにサッカーを教えるコーチも経験しました。選手一人ひとりの特性を活かせるポジションや戦略を考えるのが得意なので、貴社に入社後もチーム全体を見渡して仕事を進め、企業に貢献できると考えています。
美術が得意科目の場合
私の得意科目は美術です。ものづくりをする中で、参考にする対象を注意深く観察し、正確に表現する力が身に付きました。貴社に入社した暁には、この能力を活かして、顧客の動向を素早く察知し、求められているサービスを的確に提供いたします。
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履歴書に書く得意科目が思い浮かばない場合の対処法
この項目では、履歴書の得意科目欄に書くことが思い浮かばないときの対処法についてご紹介しています。自分の得意科目がどうしても見つからない場合は参考にしてみてください。
家族や友人に相談する
自分で得意なことが見つけられない場合は、家族や友人など、身近な人に聞いてみましょう。周りの人は、あなたのことを客観的に見ているため、自分では気づかなかった長所が見つかることもあるはず。頭を悩ませる前に、気軽に聞いてみるのがおすすめです。
今まで受講した授業を思い出す
得意科目が思いつかないときは、今まで受講した授業を思い返してみましょう。授業で使ったノートやシラバスを見れば、簡単に講義内容が思い出せるはずです。「そういえばこの講義は〇〇が面白かった」や「この講義だけは寝なかった」など、些細なことでも良いので、当時の気持ちを洗い出してみましょう。
成績表を見て探す
成績表を見て得意科目を探すという方法もあります。必死に勉強しなくてもなぜか成績が良い科目があれば、それは得意科目といえるでしょう。自分が好きなことと得意なことは、必ずしも同じとは限りません。成績表を見ることで、客観的に自分の得意科目を探してみましょう。
好きなことから得意科目を考える
「得意」といえるものがなければ、「好き」を探してみましょう。好きなことは立派なアピール材料となり、得意科目と関連付けられます。たとえば本を読むことが好きな場合は、「人の立場に立って物事を考えられる」ことをアピールポイントとして、「国語」を得意科目にしても良いでしょう。得意科目が見つからなくて困ったら、好きなことを思い浮かべ、少しでも関連付けられる科目を見つけるという方法を試してみてください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。