必着に間に合わない…直接持参?電話?困ったときの対処法を解説!

このページのまとめ

  • 必着期限がある場合は、指定日当日までに企業に応募書類を届ける必要がある
  • 必着に間に合わない場合は、企業への直接持参や速達などを検討しよう
  • ギリギリになって焦らないためにも、応募書類は余裕をもって発送することが大切

必着に間に合わない…直接持参?電話?困ったときの対処法を解説!のイメージ

「応募書類が必着期限に間に合わないかも…」と不安な就活生もいるでしょう。「必着」と指定がある場合、期限を過ぎると選考が受けられない可能性があります。そのため、応募書類は余裕をもって早めに送ることが大切です。

この記事では、必着期限に間に合わせる方法や、間に合わない可能性があるときの対処法を解説します。応募書類の送付がギリギリになってしまい焦っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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目 次

必着に間に合わない!知っておくべき基礎知識

履歴書やエントリーシートの提出において、「必着」という言葉を目にすることもあるでしょう。提出期限を守るためには、この意味を正しく理解しておくことが大切です。
ここでは、必着の正しい意味と、似た用語との違いについて詳しく解説します。

「必着」とは指定期日までに相手に届いている状態

必着とは、「指定された期日までに書類が相手先に届いていなければならない」という意味です。たとえば「4月1日必着」の場合、4月1日の締め切り時刻までに相手方に書類が届いている必要があります。

あくまで「指定された期日まで」に届けば良いので、指定日当日に到着する必要はなく、早めに届く分には問題ありません。

必着とは?就活の書類の郵送方法と締め切りに間に合わないときの対処法」の記事でも必着の意味について詳しく解説しているので、あわせてご一読ください。

必着と「消印有効」との違い

必着が「企業に書類が到着する期限」を指すのに対し、消印有効は「消印が押された日(発送日)」を指している点が大きな違いです。

消印有効とは、「企業の指定した日にち以前の消印が押されている状態」のことです。「4月1日消印有効」と指示があった場合、その日よりも前の消印が押されていれば、企業に届くのが翌日の2日でも問題ありません。

消印有効と指示がある場合、ポストへの投函時間によっては当日の消印が押されない可能性があるので注意してください。ポスト1つひとつには集荷時間の目安が設定されており、その時間を過ぎて投函した場合には、回収が翌日になるため消印も翌日のものが押されてしまいます。

期限ギリギリの場合には、郵便局の窓口に直接持参したほうが確実でしょう。

必着と「着日指定」との違い

必着と着日指定は、どちらも到着日が基準となりますが意味合いは異なります。

着日指定とは、「指定日当日に郵送物が相手に届く必要がある」という意味です。「4月1日着日指定」の場合、3月31日や4月2日に書類が到着すると相手の希望に沿っていないことになります。

必着は「その日までに届けば良い」のに対し、着日指定は「指定日当日に届く必要がある」という点が違いといえるでしょう。着日指定がある場合は、指定された日付との前後のずれがないように、配達日の指定ができる方法で発送する必要があります。

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必着期限を過ぎると選考対象外となる可能性が高い

応募書類が必着期限を過ぎて到着すると、選考対象外となるのが一般的です。これは、採用選考において、応募者を公平に扱うという意味合いがあります。また、締切を守る能力も、応募者の基本的な資質を評価するための要素だと捉えられているためです。

企業側は大量の応募書類を効率的に処理する必要があり、スケジュール管理を徹底しています。そのため、期限を過ぎた書類は受け付けないというルールを設けている企業が少なくないようです。

災害などでやむを得ない場合は例外も

ただし、以下のようなやむを得ない事情がある場合は、例外として遅延が認められたり、特別な措置がとられたりする可能性があります。

・自然災害による交通機関の運休
・郵便局の配達遅延
・重度の病気やけが

このような場合は、速やかに応募先の人事担当者に連絡を入れ、状況を説明しましょう。ただし、例外的な対応は企業の判断によるため、必ず受け入れられるとは限りません。

ギリギリではなく余裕をもって送るのがおすすめ

到着が必着期限を過ぎてしまわないためにも、応募書類の発送は余裕をもって行うことをおすすめします。

また、ギリギリに送るほど、採用担当者はチェックしなければならない書類が溜まっているでしょう。早めに送ったほうが、余裕のある状態で応募書類に目を通してもらえるだけでなく、入社意欲の高さのアピールにもつながる可能性があります。

早めの準備と発送を心がけ、万が一の事態が発生しても余裕をもって対応できるようにしておくことが大切です。

就活のやり方と流れを解説!準備から内定までのポイントと相談先も紹介」の記事を参考に就活の基本的な流れを理解し、計画的に行動しましょう。

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必着期限に間に合わないときの対処法

必着期限に間に合わない可能性が出てきた場合は、迅速な対応が重要です。状況を早めに把握し、適切な対処法を選択することで、トラブルを最小限に抑えられるでしょう。具体的な対処法については、以下で紹介します。

企業の担当者へ電話連絡する

書類の到着が必着期限に遅れそうな場合は、まず企業の担当者に電話連絡しましょう。以下の内容を明確に伝え、受け付けてもらえるかどうか相談してみてください。

・遅延の理由
・現在の状況
・予想される到着日
・代替案の提案

誠意を持って状況を説明し代替案を提案することで、理解を得られる可能性があります。また、メールよりも電話での連絡が望ましいのは、即座に回答が得られ、細かい調整が可能だからです。

ただし、必着期限を過ぎた場合に受け付けてもらえるかどうかは、企業の判断次第。担当者に連絡したからといって、必ず理解が得られるわけではないため、その点に留意し指示を仰ぎましょう。

速達で送る

通常の配送方法では間に合わない場合、速達サービスを利用することで、配達日数が短縮され必着期限に間に合う可能性があります。

以下のように郵便物の宛先面に赤い線を表示すれば、ポストへの投函でも速達扱いでの配達が可能です。

郵便物速達扱いのイメージ

引用:郵便局「速達

250gまでの郵便物であれば、速達料金は基本料金にプラスして300円です(※2025年11月時点)。基本料金と速達料金を合わせた料金分の切手を貼って、ポストに投函しましょう。

ただし、ポストの集荷時刻によっては配達日が1日ずれ込む可能性があるので、期限が迫っている場合は窓口に持参したほうが確実です。

参照元
郵便局<
オプションサービス一覧

企業に直接持ち込む

郵送するのではなく、企業に直接応募書類を持ち込むのも選択肢の1つです。この方法なら、自ら手渡しできるため、確実に期日内に届けられます。
直接持ち込む場合は、以下の点に注意しましょう。

・事前に担当者に連絡を入れる
・受け付けてもらえるか確認する
・身だしなみを整えて訪問する

郵送での提出を指定されているにもかかわらず、会社に持参するのは異例の対応であることは認識しておく必要があります。企業によっては、余裕をもって送付しなかったことに対してマイナスイメージを抱く可能性もあるため、丁寧でマナーを守った行動を心がけましょう。

バイク便を利用する

緊急性が高い場合は、バイク便を利用する方法もあります。バイク便は交通渋滞の影響を受けにくく、速達よりもさらに迅速な配達が可能です。

ただし、主に首都圏を対象としたサービスが多く、居住地によっては利用できない場合があります。また、郵便局のサービスと比べると料金も高額なため、費用対効果を考慮して判断することが大切です。

履歴書を送る際の封筒の選び方や書き方、郵送方法などを解説している「【新卒必見】履歴書の封筒の入れ方から郵送方法まで!基本マナーを丁寧に解説!」の記事も、合わせてご覧ください。

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必着期限に間に合わせるためにやるべきこと

書類を必着期限内に届けるためには、計画的な準備と適切な発送方法の選択が重要です。ここでは、期限に間に合わせるための具体的な方法について解説します。

指定期日の5日前までに発送する

郵送物を必着期限に間に合わせるためには、指定期限の5日前までに発送することをおすすめします。これは、通常の配達日数に加えて、予期せぬ遅延や混雑に対応するための余裕を確保するためです。

たとえば、年末年始やゴールデンウィークなどの繁忙期は、通常より配達に時間がかかることがあります。また、天候不良による配達遅延のリスクも考慮する必要があるでしょう。早めの発送は、万が一のトラブルに対する備えとなります。

ポストへの投函ではなく窓口に持参する

ポストへの投函ではなく窓口に直接持参することで、より確実な発送が可能です。窓口では、配達日数や料金についてその場で確認でき、必着期限に間に合わせるための適切な配送方法についても相談できます。

配達に何日かかるかという目安は、郵便局の「お届け日数を調べる」より確認できますが、ポストに投函した場合、集荷時間によっては配達が翌日にずれ込むことも。必着期限が迫っている場合、この1日の遅れにより選考対象から外れる可能性があるため、確実に必着期限までに届けるには窓口への持参がおすすめです。

参照元
郵便局
送る

土日祝日も配達される方法を選ぶ

普通郵便や特定記録郵便は、土日祝日の配達が行われません。その場合、発送する曜日によっては想定よりも時間がかかり、必着期限を過ぎてしまうこともあるでしょう。

期限が迫っていて、配達が土日にかかりそうな場合は、速達やレターパックなどの土日も配達される方法で送ることをおすすめします。

就活で応募書類を発送する際は、封筒の書き方やマナーにも気を配りましょう。詳しくは「エントリーシートを郵送する方法は?封筒の書き方や提出マナーも解説」の記事を参考にしてみてください。

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就活の応募書類を送付するときの注意点

就職活動での応募書類の送付は、第一印象を左右する重要な要素です。適切な方法で送付することで、企業に対する誠実さと几帳面さをアピールできるでしょう。
以下で、具体的な注意点を解説していきます。

「信書」に対応している発送方法を利用する

応募書類は法律上「信書」に該当するため、信書の配達が認められている配送方法を選ぶ必要があります。郵便局のサービスであれば、普通郵便や特定記録郵便、速達、レターパックなどで信書の発送が可能です。

宅配便やメール便は信書の配達が認められていないため、応募書類の送付には使用できません。この規定に違反すると、法律違反となる可能性があるので注意しましょう。

基本的には普通郵便で送る

特別な指定がない限り、応募書類は普通郵便での送付が一般的です。履歴書やエントリーシートなどは、個人情報も載っている大切な書類であることから、簡易書留を利用したほうが良いのではないかと考える人もいるでしょう。

しかし、簡易書留は受け取り時に印鑑やサインが必要であり、企業に手間をかけさせてしまいます。そのため、企業より「簡易書留で」といった指定がなければ、避けたほうが無難です。

きちんと届いたか心配な場合は、特定記録郵便を利用すれば、企業に受け取りの手間をかけることなく、郵便物の追跡サービスが利用できます。

宛先を正しく記入する

宛先の記入ミスは書類の未着や遅れの原因となります。以下の内容にミスがないように注意しましょう。

・企業名(正式名称で記載)
・部署名
・郵便番号
・住所
・担当者名

できるだけ丁寧な文字で記入し、誤字脱字がないよう発送前に確認することが大切です。

切手は過不足なく貼る

切手が不足していると、郵便局より差出人に返戻されるか、受取人が差額分を支払わなければなりません。

返戻されれば切手を追加して再送しなければならず、余計な時間がかかってしまいます。また、仮に届いたとしても企業に差額分を支払わせてしまえば、迷惑をかけることになるでしょう。そのため、ポストに投函する場合は、切手が不足しないように注意してください。

切手が多めに貼ってある場合、配達は問題なく行われます。しかし、見栄えが悪く雑な印象を与えてしまう可能性があるので、何枚も切手を貼ることは避けたほうが無難でしょう。

返送される可能性を考慮し早めに送る

不備なく仕上げたつもりでも、実は切手が不足していたり、宛先を間違えていたりで返送される可能性があります。期限ギリギリで送った場合、返送されると再送しても必着期日に間に合いません。

そのため、万が一書類が返送されてきても落ち着いて再送できるよう、企業にエントリーする際の書類は余裕をもって早めに送ることが大切です。「就活におけるエントリーとは?開始時期や応募数などを解説」の記事では、就活におけるエントリーについて解説しています。

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必着期限に間に合わないとお困りの就活生へ

必着期限に間に合わないかもしれないという状況に、焦ってしまう就活生もいるでしょう。まずは落ち着いて、郵送にかかる日数や間に合う可能性があるのかを検討し、状況に応じて適切な対応を取ることが大切です。

間に合いそうにない場合は、企業の採用担当者に遅延理由や状況を丁寧に説明し、指示を仰ぐことで、理解を得られる可能性があります。ただし、応募書類は余裕をもって用意し、必着期限は厳守するのがマナーであることを前提として心に留めておきましょう。

応募書類の作成や発送方法に不安がある方は、就職エージェントのキャリアチケットにご相談ください。キャリアチケットでは、あなたに合った求人の紹介をはじめ、応募書類の添削や面接対策、企業とのやりとりの代行など、就活を全面的にサポートします。

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必着に間に合わないとお困りの方によくある質問

最後に、応募書類が必着期日に間に合わないと不安を感じている方によくある質問と、その回答を紹介します。

Q.必着に間に合わせるには何日前までに発送するべき?

A.遅くとも5日前までには発送することをおすすめします。普通郵便の場合、地域によっては2~3日前後で送り先に配達されますが、土日祝日は配達が行われません。
宛先の不備や切手不足が原因で返送される可能性を考慮すると、さらに早く発送するに越したことはないでしょう。

Q.必着に間に合わない場合直接届けるのはあり?

A.原則として、郵送での送付を指定されている場合は直接の持参は避けるべきです。企業によっては、セキュリティ上の理由や業務の都合で、直接の訪問を受け付けていない可能性があります。

どうしても間に合わない場合は、必ず事前に企業の採用担当者に連絡し、許可を得たうえで持参しましょう。企業側の許可が得られた場合に限り、直接持参することも検討できますが、その際も丁寧な言葉遣いと誠意ある態度で対応することが重要です。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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