このページのまとめ
- 就活がきついと感じるのは、プレッシャーやストレスなどの精神的な影響が原因
- 就活を成功させるには、適切に休息をとりながら書類作成や面接対策をする必要がある
- 就活がきついときは、就活エージェントを利用したり企業選びを工夫したりすると良い
「就活がきつい」と感じた経験がある就活生も多いでしょう。就活は長期にわたるうえ書類作成や面接対策などやるべき準備が多く、大変な思いをするのも無理はありません。
この記事では、就活がきついと感じる主な理由と具体的な対策を解説します。内定獲得を早めるための方法もまとめているので、参考にしながらきつい就活を乗り越えましょう。
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- 就活の長期化によって学生はきついと感じやすい
- 就活がきついのはなぜ?よくある理由と対策11選
- 1.就活のやり方が分からず漠然とした不安がある
- 2.説明会や面接でスケジュールが埋まった
- 3.第一志望の企業に落ちた
- 4.周りが内定をもらい始めた
- 5.なかなか内定を獲得できない
- 6.相談する相手がいない
- 7.ESや履歴書を書く負担が大きい
- 8.面接に対する緊張と不安が大きい
- 9.本来の自分を出せず就活ストレスがやばい
- 10.将来的なキャリアイメージを描けない
- 11.自分に自信を持てない
- 就活がきつい人へキャリアアドバイザーのアドバイス
- 就活できついと感じる場面と具体策
- 書類選考
- 面接
- きつい就活を早く終わらせる5つの方法
- 1.就活エージェントを利用する
- 2.大学のキャリアセンターに相談する
- 3.インターンシップや企業訪問をする
- 4.スカウト型求人サイトを利用する
- 5.選考直結型イベントに参加する
- 就活がきついと感じたときに避けたい行動
- 就活を完全に辞める
- やみくもに応募する
- 悩みを抱えたまま就活を続ける
- 就活がうまくいかなくてきついと感じているあなたへ
就活の長期化によって学生はきついと感じやすい
就職活動の長期化による疲労やストレスの蓄積から、「就活がきつい」と悩んでしまう学生もいます。
実際に、開始時期は年々前倒しされているにもかかわらず内定をもらえる時期が変わらないため、就職活動は長期化している状況です。
内閣府の「令和6年度学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書(9p)」によると、就活に要する時間は「9ヶ月程度以上」が48.3%と最も高い結果でした。
引用元:内閣府「令和6年度学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書(9p)」
「9ヶ月間程度以上」と回答した人が最も多い状況は直近5年間変わっておらず、就活の長期化が進んでいる状態です。2024年度においては、半数近い学生が9ヶ月以上を就活に費やしています。
就活生は、大学生活と並行して企業研究や応募書類の作成、説明会への参加などをこなさなくてはいけません。気づかないうちにストレスを溜めているケースもあり、長期戦であるからこそ、「就活がきつい」と感じる気持ちとうまく付き合っていく工夫が大切です。
内定がもらえず焦りを感じている就活生は、「就活で焦る原因とは?焦りを抑えて冷静に企業面接を受けるコツも紹介」も参考にしてください。
参照元
内閣府
学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査
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就活がきついのはなぜ?よくある理由と対策11選
ここでは、就職活動がきついと感じる11の理由と具体的な対策について解説します。
「なぜ就活がきついと感じているのか」「どのようにすれば良いのか」を整理し、次の行動を考える際の参考にしてください。
1.就活のやり方が分からず漠然とした不安がある
何となく就職活動を始めたものの、「どのように進めれば良いのか」「今のやり方が正しいのか」と不安を抱えながら取り組んでいる学生もいるでしょう。多くの学生にとって就活は初めての経験であり、分からない点があっても仕方がありません。
最近では、就活ノウハウや企業に関する情報が簡単に手に入るようになりました。履歴書の書き方や面接対策など、知りたい情報にアクセスしやすい一方で、情報が多過ぎて戸惑ってしまうケースも考えられます。
不安や疑問を抱えたまま就活を進めていると、自分の成長に気づきにくく、就活をきついと感じやすいでしょう。
対策:スケジュールを決め直してやることを明確にする
漠然とした不安を抱えているなら、スケジュールを決め直してやることを明確にしてみましょう。「何をいつまでにすれば良いのか」をはっきりとさせると、次の行動が決まって「何となく不安な状態」の解消につながるためです。
以下について具体的に行う時期や期間を定め、スケジュールを作成してみましょう。
・自己分析
・業界、企業分析
・応募書類の作成
・面接対策
・適性検査
スケジュールを定めて行動すると、やみくもに就活して時間を無駄にする事態も避けられます。
2.説明会や面接でスケジュールが埋まった
説明会や面接など、就職活動の予定でスケジュールが埋まったときにきついと感じるケースもあります。忙しいと休息を十分に取れず、体力的にも精神的にも余裕を失いやすいためです。
就活では選考前の段階からさまざまな企業の説明会に参加するケースが一般的であり、エントリー後には面接の予定が続きます。複数の企業の選考が同時に進むなか、自分でスケジュールを組んだり、時間を調整したりするのは大変です。
終わりのタイミングが分からない就活において、予定に追われる生活を続けていれば、限界を感じるのも自然でしょう。
対策:就活における楽しみを見つける
就活の楽しみを見つけられると、忙しいなかでもきついと感じる機会を減らせるでしょう。以下のように、自ら興味を持って楽しむよう意識してみてください。
・メディアで見かけた有名な経営者の生き方や考え方を聞きに行く
・おしゃれなオフィスが魅力的な企業の説明会に参加する
・参加型のワークがあるイベントに参加する など
「就活がきつい」と何も考えずに行動を止めても、根本的な解決にはなりません。就活を楽しむ気持ちを持てると、義務感やプレッシャーを感じにくくなるでしょう。
3.第一志望の企業に落ちた
就職活動において非常につらいのが、第一志望の企業に落ちたときです。特に、就活の序盤は第一志望の企業に焦点を絞っている就活生も多く、不合格通知が届いて落ち込んでしまうケースはよくあります。
第一志望の企業に落ちても、自分の価値が決まってしまうわけではありません。不採用通知を受け取ったばかりの時期はつらいと感じても、就活を続けていくには落ち込んだ気持ちを整理する必要があります。
対策:相性が合わなかっただけと考える
第一志望の企業に落ちたときは、「相性が合わなかっただけ」と思考を切り替える意識が大切です。選考に落ちても、希望する仕事ができなくなったり、人格が否定されたりしたわけではありません。
事前に準備や対策を怠っていたのであれば、後悔が残る恐れもあるでしょう。しかし、結果としてほかの企業との素晴らしい出会いにつながる可能性も考えられます。
自分なりに準備したうえで落ちたのならば、「相性が合わなかっただけ」と考え、次の企業の選考へと気持ちを切り替えることが大切です。
4.周りが内定をもらい始めた
周りが内定をもらい始めると、焦る気持ちから就活がきついと感じやすいでしょう。
企業によって差はありますが、内々定が出る時期は一般的に大学4年生の6月1日以降です。志望する業界によっては、インターンシップへの参加を経て大学3年生のうちに早々と内定を獲得している就活生もいます。
周りの就活生が内定をもらい始めると、「このままでは置いていかれる」とついマイナス思考になってしまう可能性はあるでしょう。周囲と自分を比べる癖がある人ほど、就活がきついと感じやすくなります。
対策:周囲と比べない
就活がきついと感じるときこそ、周囲と自分を比べない意識が求められます。
内定はゴールではなく、社会人としてのスタート。そのため、内定は早く獲得できれば良いものではなく、納得のいく就活をすることが大切です。
志望する業界や企業、就活の軸は人によってさまざま。周囲と比べて時間が掛かっても、自分に合った企業に出会えるようマイペースに就活を続けていきましょう。
5.なかなか内定を獲得できない
就職活動を頑張っているのになかなか内定を獲得できないのも、就活がきついと感じる理由の一つです。内定が出るまでは、どうしても不安や焦りなどから精神的なストレスを抱えやすくなります。内定を獲得できない場合は、理由の分析と対策が必要です。
内定がもらえないのは、就活のやり方で見直すべき点があるのも要因といえます。少し立ち止まって、うまくいかない理由や自分に必要な点について考えてみましょう。
対策:応募する企業の選択肢を広げる
内定をなかなか獲得できない場合、応募する企業の選択肢を広げるのが対策の一つです。内定がもらえずきついと感じている就活生のなかには、業界や業種を絞っていたり、大手企業ばかりにエントリーしていたりする方もいるでしょう。
応募する業界や職種の幅を広げ、中小企業も選択肢に入れると、以下のようなメリットがあります。
・企業選びの視野が広がる
・自分の興味や関心が広がる
・内定ゼロのリスクを減らせる
しかし、企業選びの選択肢を広げると、業界・企業研究に必要な時間が増える点に注意が必要です。
大手企業や知名度の高い企業以外にも目を向ければ、倍率が低く内定を獲得しやすい応募先を見つけられる可能性があります。内定がもらえなくてきついと感じている就活生は、企業選びから見直してみると内定獲得に近づくでしょう。
6.相談する相手がいない
就職活動について相談する相手がいないと、きついと感じる場面が多くなりがちです。企業に勤めた経験がない学生にとって、就活では悩む場面も多いでしょう。1人で就活していると、不明点や不安な点が出てきてもうまく解決できず、ストレスや不安を抱えたままの状態が続きかねません。
就活を乗り切るためには、周囲の人に頼る意識も大切です。誰かに相談できれば、就活に関するアドバイスをもらえるだけでなく精神的な支えにもなるでしょう。
対策:相談する相手を見つける
相談相手を見つけたほうが、前向きかつ効率的に就活を進められる可能性が高まります。
まず、就活仲間を見つけて積極的に交流してみましょう。「参考になる情報を持っている」「自分と同じような気持ちを抱えている」など、就活生にはさまざまな方がいます。
就活仲間と境遇を分かち合うだけで、就活の不安やきついと感じている気持ちを軽減できる可能性があるでしょう。何かあったときに相談できる就活仲間の存在は、長い就活期間を乗り切るための支えになります。
相談する相手がいなくて困っている場合は、就活のプロを頼るのもおすすめです。家族や友人には相談しづらくても、就活のサポートを専門とする相手であれば相談しやすいでしょう。
プロの身近な選択肢としては、大学のキャリアセンターや就活エージェントが挙げられます。書類の書き方や面接対策の相談に留まらず、素直な気持ちや抱えている悩みなどの気軽な相談も可能です。
第三者の視点からアドバイスをもらえると、自分の考えを整理して冷静な判断ができます。
就活で悩んだときはほかにもさまざまな相談先があります。どのような相談先があるか詳しく知りたい場合は、「就活相談先のおすすめ15選!悩み別の聞くこと一覧や相手選びのコツも解説」を参考にしてください。
7.ESや履歴書を書く負担が大きい
ESや履歴書の作成が負担になっているときも、きついと感じやすいでしょう。ESも履歴書も、「最初に書いたら終わり」ではありません。特に、ESは志望動機や自己PRを中心に、応募先の企業に合わせて内容を変えたり、ブラッシュアップしたりする必要があります。
就活では、1社のみでなく複数企業にエントリーする場合がほとんどです。エントリー数が増えると、ESや履歴書の作成に負担を感じやすくなります。
対策:エントリーの数より質を重視する
応募書類を書くのに負担を感じている場合は、エントリー数を増やすよりも応募先を絞って質を重視するのがおすすめです。就活生のなかには、同時期に複数の企業にエントリーして、数の多さだけで就活に自信を持とうとする方もいます。
しかし、やみくもにエントリー数を増やしてしまうと、それぞれの企業研究に費やす時間が減ってしまうでしょう。就活がきついと感じるときこそ、自分のアピールポイントが求める人物像や価値観に合致するような企業へのエントリーを心掛けてください。
エントリー数よりも質を重視して取り組めば、内定を獲得できる可能性が高まるでしょう。
8.面接に対する緊張と不安が大きい
面接に対する緊張感や漠然とした不安も、就活がきついと感じてしまう理由の一つです。過度に緊張して実力を出し切れず、なかなか選考を突破できずに悩んでしまうケースもあるでしょう。
また、面接に慣れていないうちは伝えたい内容がまとまらなかったり、うまく言葉にできなかったりして手応えをつかめずにいる就活生もいます。
対策:面接の練習をする
面接を通過するためには、練習を繰り返す姿勢が大切です。事前に十分な練習を重ねておくと、緊張と不安が和らぎ、自信をもって面接に臨めるようになります。
以下のようなポイントを押さえて練習すると、面接官に好印象を与えられるでしょう。
・身だしなみを整える
・正しい面接マナーを身につける
・大きな声でハキハキと話す
・質問の回答を用意する
面接の練習は、1人でするよりも誰かに面接官役をお願いすると効果的です。大学のキャリアセンターや就活エージェントなどに依頼して、模擬面接を受けてみると良いでしょう。第三者から客観的意見をもらえると、自分では分からない改善点に気づけます。
最初は緊張やストレスを強く感じたとしても、練習を重ねるごとに緊張や不安も和らいでいくでしょう。面接対策の詳しいポイントについては、「就活の面接対策は何をする?具体的な方法とよく聞かれる質問50選」をご覧ください。
9.本来の自分を出せず就活ストレスがやばい
就職活動をしていると、自分を大きく見せようとしたり企業の求める人物像に自分を当てはめようとしたりする学生もいます。このような場合、自分のアピールポイントや本来の個性を出せず、就活をきついと感じやすいでしょう。
就活をうまく進めるには、自己分析を重ねて自己理解を深め、周りの就活生と差別化できるポイントを見つけなくてはいけません。本来の自分を出せずにいるとストレスを感じやすく、就活がうまく進んでも納得感を得にくくなります。
対策:息抜きをする
本来の自分を見失ってきついと感じるときは、意識的に息抜きの時間を確保してみてください。
就活中は忙しくなりがちだからこそ、きちんとスケジュールを決めて休養日を設ける意識が大切です。後悔したくないからといって、常に就活について考えていてはストレスが溜まり、体力的にも精神的にも疲れてしまいます。
家でゆっくり好きなことをして過ごしたり、家族や友人と一緒に美味しいものを食べに出かけたりするのも良いでしょう。リフレッシュできるように、できるだけ就活の話を忘れて過ごしてください。
本来の自分を出せずに悩んでいる人も、息抜きの時間はありのままの姿を取り戻せるはずです。自分をねぎらう時間も大切にできれば、メリハリをつけて就活に取り組めるようになります。
10.将来的なキャリアイメージを描けない
就職活動のプロセスにおいて将来的なキャリアイメージが描けない場合も、きついと感じやすいでしょう。内定を就活のゴールにしてしまうと、獲得できていない状態に劣等感を抱きやすくなります。将来的なキャリアは、1つの内定だけで決まるわけではありません。
また、自分の興味や関心、価値観を大切にして将来のビジョンを描けていないと、「やらされている感覚」を持ってしまう恐れもあります。
対策:業界・企業研究をやり直す
将来的なキャリアイメージを描けずに悩んでいる場合は、業界・企業研究をやり直すのも一つの方法です。業界・企業研究を徹底すれば就活の軸が定まり、自分の将来の方向性が明確になります。
業界・企業研究のやり直しは、キャリアイメージの具体化にも効果的です。目の前の内定獲得をゴールにするのではなく、理想とする将来像を明確にしておくと、「やらされてる」「きつい」といった感情も薄れるでしょう。
11.自分に自信を持てない
就活を続けるなかで自分に自信を持てなくなると、「きつい」「つらい」と感じやすくなります。自分の強みや長所が分からず企業へのアピールができないと、手応えを感じられず、徐々に自信を失いがちです。
また、なかなか内定を獲得できず不合格通知を受け続けると、自分が否定されたように感じて自信を失ってしまうでしょう。自信を失ったまま就活を続けても、企業に自分の魅力が伝わらず、精神的にも追い込まれてしまいます。
対策:準備や対策を徹底して自信をつける
自信を持つためには、準備や対策を徹底して行う必要があります。自信を失う大きな原因の一つが、準備不足であると考えられるためです。
自分の長所が分からない場合、自己分析を徹底してやり直してみましょう。自分で長所を見つけられない場合、親族や友人に聞いてみると意外な気づきを得られる可能性があるのでおすすめです。また、書類選考や面接の対策も繰り返し行えば、自信を持って選考に参加できるようになります。
落ち込むような事態が起きても、準備を徹底してきたのであれば、「自分なら大丈夫」と気持ちを切り替えられるでしょう。
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就活がきつい人へキャリアアドバイザーのアドバイス
就活の進め方が分からないときは、人に相談するのも良い方法です。他者に悩みや不明点を話すと、以下のようなメリットがあります。
・自分だけでは知りえない情報を得られる
・1つの側面からではなく、幅広い視点で物事を見られる
・声に出せば、自分の考えを整理できる
・自分の就活のペースが適切なのかが分かる
身近に相談できる人がいない場合は、就活エージェントのキャリアチケットにご相談ください。プロのキャリアアドバイザーと一緒に就活を進められるので、1人で行うよりも効率的でしょう。
就活の進め方については、「就活のやり方を徹底解説!基本的な進め方やスケジュールをご紹介」で詳細を解説しています。気になる方はぜひご活用ください。
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就活できついと感じる場面と具体策
就職活動できついと感じる場面は、応募書類の作成から面接までさまざまです。ここでは、就活がきついと感じるときの対応策について、選考シーン別に解説します。
書類選考
自己分析や業界・企業研究に時間をかけてESや履歴書を作成しても、書類選考を通過できない場合はあります。
選考に通らなくても、企業が求める人材に適していなかっただけであり、必要以上に落ち込む必要はありません。それでも、書類選考に通過できないケースが続けば、次第にESや履歴書を書くのもきついと感じてしまうでしょう。
採用担当者は、大量の応募書類に目を通している可能性があります。大量の書類のなかから選考に通過するには、相手に伝わりやすいESや履歴書を作成する意識が大切です。
読みやすい字で書く
ESや履歴書を作成するときは、読みやすい字を書くよう心掛けましょう。文字が小さかったり、誤字脱字が多かったりして書類が読みにくいと、中身を読む前に落とされてしまう恐れもあります。
志望動機や自己PRを読んでもらうためには、相手の目線になって読みやすく仕上げる必要があります。採用担当者に熱意や意欲が伝わるよう、読みたいと思わせられる丁寧な書類作成を徹底しましょう。
自己PRは具体的なエピソードで裏付けする
自己PRを書くときには、根拠となる具体的なエピソードを盛り込むのがポイントです。実績や資格を並べても、背景やプロセスを示すエピソードがなければ説得力がありません。
企業が知りたいのは、就活生の人柄や価値観です。大きな実績や成果がなくても、具体的なエピソードを盛り込めば、自己PRに説得力が増して高評価につながりやすくなります。
なお、自己PRを書く際は、インターネットや参考本などの例文をコピーするのはNGです。内容が薄いと感じられるだけでなく、「志望度が低い」と判断される恐れがあります。自己PRを作成するときは、例文を参考に独自のエピソードを自分の言葉で書きましょう。
面接
書類選考を通過して面接のチャンスをつかんでからも、緊張感や不安で精神的にきついと感じる就活生はいます。面接がきついと感じてしまうときは、以下のポイントを意識して繰り返し練習してみてください。
自分の言葉で伝える
面接で大切なのは、自分の言葉で伝える姿勢です。面接官は、話す内容だけでなく就活生の人柄や考え方を知りたいと思っています。ほかの就活生と同じような回答や、例文をそのまま口にしたような受け答えをしていると、どのような人材なのか伝えられません。
丸暗記した文章を噛まずに話すよりも、要点だけを覚えておいて本番ではありのままの言葉で伝える練習のほうが大切です。面接練習を繰り返すうちに、本番での緊張感が和らぎスムーズな受け答えができるようになっていくでしょう。
第一印象を良くする
面接対策をするうえでは、第一印象を良くする必要があります。面接の時間は短く、第一印象が悪いと最後までに挽回できない恐れがあるためです。
第一印象を決定づける重要な要素として、身だしなみが挙げられます。以下のような点に注目して、面接にふさわしい身だしなみを心掛けましょう。
・シワがないシャツやスーツを着る
・きれいに磨かれている靴をはく
・クセやハネがないよう髪型を整える など
また、第一印象を良くするためには、面接中の態度にも気を配る必要があります。具体的には、以下のような心掛けが大切です。
・表情を豊かにする
・背筋を伸ばして姿勢を正す
・丁寧な言葉遣いでゆっくりと話す など
面接の前には、鏡で最終チェックをして、清潔感のある落ち着いた印象を与えられるよう意識しましょう。第一印象を良くするためのポイントは「家を出る前に確認したい、第一印象で損をしないための就活マナー」の記事でも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
きつい就活を早く終わらせる5つの方法
ここでは、内定獲得を早める5つのコツを解説します。就職活動が早く終われば、きついと感じる期間も短くなるでしょう。それぞれのメリットとデメリットを参考に、自分に合った方法で取り組んでみてください。
1.就活エージェントを利用する
効率良く内定を目指せる方法として挙げられるのが、就活エージェントの利用です。就活エージェントでは、ESや履歴書の作成や模擬面接など、一人ひとりに合った幅広い就職支援を受けられます。就活エージェントのメリットとデメリットは、以下のとおりです。
【エージェントを利用するメリット】
・就活のプロに相談できる
・自分では見つけにくい優良企業に出会える可能性がある
・無料で利用できる
エージェントを利用するデメリット
・大手企業の紹介は少ない傾向がある
・希望どおりの求人が紹介されるとは限らない
・担当者の質にバラつきがある
自分に合った企業を紹介してもらえるため、早めに内定を獲得し、就活を終えられる可能性が高まるでしょう。
2.大学のキャリアセンターに相談する
就活がきついと感じている場合は、大学のキャリアセンターに相談するのもおすすめです。大学のキャリアセンターは、学生一人ひとりが主体性を持って就活に取り組めるようにさまざまなサポートをしています。
大学のキャリアセンターのメリットとデメリットは、以下のとおりです。
キャリアセンターを利用するメリット
・専門のキャリアアドバイザーからアドバイスをもらえる
・大学独自の求人を紹介してもらえる場合もある
・就活関連のセミナーやワークショップが充実している
キャリアセンターを利用するデメリット
・面談には予約が必要な場合が多く時間の制約がある
・一般的なアドバイスしかもらえない場合もある
「今すぐ話を聞いてほしい」といった場合は利用しにくいかもしれませんが、大学独自の求人や就活関連の情報を得られる可能性があります。就活がきついと感じているときは、気軽に出向いてみると良いでしょう。
3.インターンシップや企業訪問をする
インターンシップへの参加や企業訪問は、志望する業界や職種の理解を深めるのにおすすめです。特に、長期インターンシップなどで高い評価を得られると、通常よりも短い選考フローで早期に内定を獲得できるケースもあります。
インターンシップのメリットとデメリットは、以下のとおりです。
インターンシップのメリット
・入社後のミスマッチを減らせる
・志望業界や職種に自分が向いているか判断できる
・人脈ができる
インターンシップのデメリット
・インターンシップによっては選考に通過する必要がある
・目的意識が曖昧だと時間のムダになる
インターンシップや企業訪問であれば、会社説明会や企業パンフレットにはないリアルな情報を得られます。
4.スカウト型求人サイトを利用する
就職活動がうまくいかずきついと感じている場合は、スカウト型求人サイトも利用してみましょう。スカウト型求人サイトとは、自身のプロフィールを登録しておくと、企業から就活生にオファーが届く仕組みの求人サイトです。
スカウト型求人サイトのメリットとデメリットは、以下のとおりです。
スカウト型求人サイトを利用するメリット
・企業側からアプローチしてもらえる
・これまで知らなかった企業と出会う機会になる
スカウト型求人サイトを利用するデメリット
・アピールに魅力がないとオファーが届きにくい
・自分の希望に合わないオファーが届く場合もある
企業は、就活生が作成したプロフィールをもとに、経歴や強み、志望する業界などを参考にしてオファーを出します。そのため、スカウト型求人サイトであれば、自分に合った企業に出会える可能性が高いといえるでしょう。
5.選考直結型イベントに参加する
選考直結型イベントに参加すると、早い時期から内定を獲得できる可能性があります。選考直結型イベントとは、説明会と選考がセットになった就活イベントです。同時に複数の企業が参加するため、効率良く就活を進められます。
選考直結型イベントのメリットとデメリットは、以下のとおりです。
選考直結型イベントのメリット
・一度に複数の企業の情報収集ができる
・面接の結果次第では特別ルートで選考に進める
・インターンシップに招待される場合がある
選考直結型イベントのデメリット
・参加企業が自分に合わない場合がある
・有名企業や大手企業の参加は少ない
選考直結型イベントは、選考まで受けられる点で合同説明会とは異なります。企業側の採用担当者と直接話ができる貴重な機会なので、参加しておいて損はないでしょう。
なお、インターンシップには内定直結型と呼ばれるものもあります。内定直結インターンについては、「内定直結インターンとは?参加するメリットや選考突破のコツを徹底解説」で詳しく解説しています。
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就活がきついと感じたときに避けたい行動
就活がきついと感じても、感情のままに行動していては大きな損につながる恐れがあります。ここでは就活がきついときに避けたい行動を紹介するので、ぜひご参考にしてください。
就活を完全に辞める
きついと感じても、就活自体を完全に辞めてしまうのは避けましょう。「きつい」「休みたい」といった気持ちのまま就活をやめてしまうと、キャリアの選択肢が狭まってしまうためです。しばらくして再び就活をしたくなっても、間に合わなくなる可能性があります。
一旦就活から離れて休むのは問題ありません。しかし、先のことを考えると完全に辞めてしまうのは避けたほうが良いでしょう。
やみくもに応募する
就活がきついからとやみくもに応募してしまうのも、避けたほうが良い行動です。応募数を増やせばチャンスは増えます。しかし、企業研究や対策が不十分なまま選考に臨んでも、内定獲得の可能性は低いでしょう。
また、やみくもに応募した企業から内定を得られたとしても、入社後にミスマッチが生じる恐れがあります。内定獲得はゴールではなく、あくまでも社会人としての入り口です。将来のキャリアを考え、しっかりと業界・企業研究をして応募先を選びましょう。
悩みを抱えたまま就活を続ける
悩みを抱えたまま、誰にも相談せずに就活を続けるのは避けるのが懸命です。就活がきついと悩んだ状態では、視野が狭くなっています。将来を考えながら自分に合った企業を選ぶには、心身の健康を保ち視野を広くしておくべきです。
就活に関する悩みは1人で抱え込まず、周囲の人へ相談しましょう。誰かに相談すれば、効果的なアドバイスをもらえるかもしれません。また、自分で抱え込まず周囲に悩みを話すだけでも、心が軽くなる場合があります。
・親族
・友人、知人
・OB、OG
・大学のキャリアセンター
・就活エージェントのキャリアアドバイザー など
上記のような候補から相談先を探し、決して1人きりで就活を続けないようにしましょう。就活のメンタルケアついては、「就活におけるメンタルの保ち方は?長期戦でも挫けない考え方と対策」で詳しく紹介しています。相談先に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
就活がうまくいかなくてきついと感じているあなたへ
就活がきついと感じている就活生のなかには、努力してもなかなか内定を獲得できずに悩んでいる学生も多いでしょう。まずは、就活がきついと感じている理由を明確にしたうえで、少し立ち止まって休んでみるなど、気軽にできる対策から始めてみてください。
ただし、問題点や課題を自分で分析し対策を立てるのは難しく、行き詰ってしまう可能性もあります。1人で就職活動を続けるのがきついと感じているのであれば、就活エージェントへの相談もおすすめです。
就活エージェントであるキャリアチケットでは、ESや履歴書の作成から面接対策まで、就活に役立つサポートをしています。就活がうまくいかずにきついと悩んでいる学生は、ぜひ利用してみてください。
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