就活で落ちまくるのは当たり前?全落ちの原因や対策を紹介

このページのまとめ

  • 10月までに就活生の4人に1人は内定がない
  • 卒業までには、ほとんどの就活生が内定を獲得する
  • 就活に落ちまくっても、ポイントを押さえればリカバリーは可能

就活で落ちまくるのは当たり前?全落ちの原因や対策を紹介のイメージ

「就活で内定がもらえない…」しっかりと対策をしているはずなのに、なかなか結果に結びつかずに悩む就活生もいるでしょう。

あまり心配せずとも、卒業までにはどこかの企業から内定や内々定をもらえることが多いですが、あまりにも落ちまくる場合は対策や就活の軸について考え直す必要があります。

この記事では就活でなかなか内定や内々定を勝ち取れない人のために、見直すべきポイントや対策のコツをご紹介します。

就活には悩みがつきものです。就活の悩みの種類別の解消法について知りたい方は「就活がうまくいかないときはどうすればいい?就活中の悩みを乗り越える秘訣まとめ!」も参考にしてください。

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目 次

就活で落ちまくるのは当たり前!最後に内定が出れば大丈夫

「就活で落ちまくる」経験は、決してあなた一人だけのものではありません。就活は多くの学生にとって初めての経験であり、その過程で失敗するのは当然のことでしょう。

ここで大切なのは、その失敗から何を学び、どのように自己改善するかです。特に、一部の大手企業やメガベンチャーの選考においては確かに競争率が高く、初期の選考で落ちる学生も少なくありません。

しかし、それは就活の終わりを意味するわけではなく、むしろこれからの挑戦の始まりと捉えて乗り切りましょう。

文部科学省の「就職(内定)率の推移 (大学)(p6)」によると、2023年卒の学生の内定率は、2022年10月時点で74.1%です。

いわゆる大手企業やメガベンチャーの選考が一段落した時点で、就活生の4人に1人は内定がありません。就活の前半戦で落ちまくることは、決して珍しいことではないのです。大切なのは、その失敗から何を学び、どのように自己改善するかです。

一方で、2023年卒の就活生は最終的にどれくらいの内定率になったのでしょうか。
同調査で、2023年4月時点の2023年卒の内定率は、97.3%でした。卒業するまでには、ほとんどの就活生がどこかしらから内定や内々定をもらい、社会人になることが分かります。

今、就活で落ちまくっていても、最終的に内定をとれていれば問題ありません。

内定や内々定がもらえないことに不安を感じている方は、しっかりと対策を積み重ねましょう。具体的には「どうして内定が出ない?就活で落ちる原因と対処法を解説」を参考にしてください。

参照元
文部科学省
令和4年度大学等卒業予定者の就職状況調査(4月1日現在)令和4年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査(4月1日現在)について(PDF:472KB)

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就活の面接で一度は落ちるのが当たり前な理由

就活の面接において、落ちるのは当然のことだといわれています。この項では、なぜ就活がすぐに成功しないのかを解説します。

1.学生時代に面接をする機会が少ない

就活を開始するまでの間に、面接を受ける機会はそれほど多くないでしょう。たとえ経験があったとしても学生アルバイトの面接が多く、就活における面接とは緊張感が異なります。

就活の面接では、自己PRや回答の構成、さらには態度や表情など、多岐にわたる要素が求められます。これらを、経験値の低い状態から完璧にこなすのは難しいでしょう。

初めてのことを難しいと感じるのは当然です。回数を重ねることで、次第に自分らしさを出せるようになるでしょう。

面接の基本的な対策について知りたい方は「面接準備を完璧にしよう!必要な対策とマナーや持ち物などを紹介」を参考にしてください。

2.倍率が高い

就活は、アルバイトとは異なり定員数が少ないので、自然と倍率が上がります。定員数に対して何倍、何十倍の応募者がいれば落ちる人のほうが多くなるでしょう。倍率が高い企業の選考で落ちるのは決して珍しいことではなく、多くの人が不採用を経験しているといえます。

特に、大企業や有名企業であればその倍率は高くなるため、不採用になってしまったからといって必要以上に落ち込む必要はありません。

3.能力ではなく適性を見られる

就活の面接官は、高い能力を持つ優秀な人材であるかを判断しているのではなく、自社との方向性が一致しているかを見ています。そのため、どんなに優秀な人であっても応募先の企業と相性が悪かったり、適性がなかったりすれば不合格となるケースもあります。

「落ちた=ダメな人間」ではなく、「その企業とはマッチしていなかった」と捉えて良いでしょう。落ちたという事実は大きな問題ではなく、大切なのは自分に合う会社が見つけられているかどうかです。

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就活で何度も選考に落ちてしまうあなたにキャリアアドバイザーからのコメント

何度も選考に落ちると、気持ちが落ち込んでしまいますよね。しかし、落ちた分だけ「不正解」が見つかり、「正解」に近づいているといえます。初めて社会に出る準備をしているので、一発で「正解」にたどり着けないのは当たり前だと考えましょう。

「落ちた=悪いこと」ではなく、「『このやり方は違うんだな』と一つ学びが得られた」とポジティブに捉えることが大事です。

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就活に落ちまくる人の6つの特徴

就活に落ちまくる人には「準備不足」「落ちた原因を振り返っていない」などいくつかの特徴があります。一つずつ、解説していきます。

1.準備不足のまま面接を受けている

就活に落ちまくる人は、業界・企業研究、面接対策などの事前準備が足りていない傾向にあります。事前に調べておかないと面接官からの質問に答えられなかったり、誰でも知っているような程度の回答しかできなかったりするため、熱意も伝わりづらいです。

業界の特徴や仕事内容はもちろん、その会社が業界のなかでどのような立ち位置にいて、どのような特徴を持っているのかを理解しておきましょう。

また、同業他社と志望先はなにが違うのかをしっかりと理解し、応募先でなければいけない具体的な理由を持つことも大切です。「理念に共感した」など抽象的な理由ではなく、「◯◯業界のなかでも△△分野で他社を圧倒しており…」など具体的に述べましょう。

2.落ちまくっているのに振り返らない

面接に落ちるのは誰しも通る道ですが、何十回も不採用となっているにもかかわらず、全く振り返りをしないのは落ちまくる人の特徴です。

落ち続けるなかで自己反省を怠ると、同じ失敗を繰り返す可能性が高まります。不採用になっている数が多いということは、それなりに理由があるはずです。

業界や企業が自分に合っていなかったのか、面接でのアピールが足りなかったのか、不採用になったらしっかりと反省と振り返りを行いましょう。反省点を次に活かすことで、採用される可能性が高くなります。

3.熱意が足りない

企業や働くことに対する熱意が足りていないことも、就活で落ちまくりやすくなる人の特徴です。

企業は自社を選び、共に成長してくれる熱意ある新人を求めています。そのため、自身の志望動機や、企業に貢献する意欲が伝わらない場合、面接での評価は低くなるでしょう。

入社したいという熱意が足りないとうまく言語化できず、面接官にも志望度の弱さが伝わってしまい、不採用続きとなってしまうためです。仮に経歴や面接での受け答えが良かったとしても、熱意がない志望者を入社させたいと思う会社はありません。

しっかりと熱意が伝わるように、なぜその会社に入社したいのかという部分を考えるようにしましょう。

4.面接で言っていることに一貫性がない

面接とESとの一貫性がない応募者も、落ちまくる傾向にあります。ESの内容と話していることが違えば、「何を言いたいのだろう」と面接官に不信感を与えることになり、一緒に働きたいとは思ってもらえないでしょう。

ESに書いた内容と面接で話す内容にしっかりと一貫性を持たせられるように、志望先を選ぶときは「就活の軸」を明確に持つことが大切です。「仕事を選ぶ基準」「譲れない条件」などがはっきりとしていれば、伝える内容は異なっても根底が同じため一貫性がなくなることはないでしょう。

また、就活は書類提出から面接まで日が空くことも多いため、提出前に書類をコピーして面接前に見返すのもおすすめです。

5.コミュニケーションに苦手意識がある

コミュニケーションが苦手な人も、不採用になりやすいでしょう。就活では、あなたがどれほど他人とうまくコミュニケーションをとれるかも見られるためです。

面接官の質問に対する回答とズレていると、話を理解できない人なのだと思われてしまい、不採用となってしまうことがあります。難しく考え過ぎず、まずはしっかりと面接官の質問の意図を理解して、的確に答えられるようにしましょう。

6.受け答えの内容を暗記している

面接の受け答えの内容を丸暗記していることも、落ちまくる人の特徴です。練習したことをただ言葉にしていると熱意が伝わらないだけでなく、暗記した以外の質問をされれば返答に困ってしまい、面接での印象を悪くしてしまう可能性があります。

面接対策を繰り返すことは重要ですが、質問の回答に関してはある程度の方向性だけを決めておいて、そのほかは柔軟に対応しましょう。

面接に向けて事前にできる準備について知りたい方は「面接対策は万全?就活に必要不可欠な準備とマナー」を参考にしてください。

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面接に落ちまくる人が見直したい6つのポイント

面接で落ちまくる人には応募先が自分に合っていなかったり内容が伝わりにくい自己PRだったりと、さまざまな原因があります。

見返すべき箇所を一つずつ解説しますので、なかなか面接で受からないと悩んでいる方は、自分の就活と照らし合わせながら確認してみてください。

1.応募先の選び方は適切か

なかなか採用をもらえない場合には、応募先の選び方を考え直してみてください。これまでの応募先は自分の強みを活かせるのか、適性があるのかを見直し、広い視野を持って次の候補を探すことが大切です。

不採用になってしまうということは、その会社では自分の特徴が活かせないと面接官に判断されているということ。社風や業界、職種などさまざまな観点から応募先を見直しましょう。

2.自身の努力が伝わる自己PRになっているか

ESや面接で伝えている自己PRが、きちんと自分の努力やスキルを伝える内容になっているか確認してみてください。面接で自分をアピールするのを苦手とする人は多いですが、自己PRはこれまでの経験や努力を知ってもらえる絶好のチャンスです。

恥じらいや照れくささを感じてしまい、中途半端な自己PRになっていないかを確認してください。せっかく好アピールにつながる経験をしていても、それが伝わらなければ意味がありません。

面接対策を繰り返し行い、人に話したときにしっかりと伝わる内容になっているか見直しましょう。

3.新卒の就活生らしい身だしなみか

新卒の就活生らしいフレッシュさや、清潔感を大事にした身だしなみかをチェックすることも大切です。

面接官は態度だけでなく、身だしなみも見ており、髪型やスーツ、靴など見た目の第一印象も採用の手がかりになります。いくら自己PRができても第一印象が悪いとマイナスなイメージを持たれてしまうため、身だしなみは整えてください。

面接前にはスーツやシャツのシワや汚れを確認し、腕時計やベルト・カバンといった小物にも気を配りましょう。ヘアスタイルやメイクは、清潔感を意識してくださいね。

4.自信のなさそうな態度をしていないか

声が小さかったり、背中が丸まっていたりと、面接で自信のなさそうな態度をしていないかも振り返りましょう。面接で落ちまくる人の多くは、これまでの不採用の経験から自信のなさが表情に出てしまいます。

しかし、自信や覇気のない表情・声色では良い印象を与えません。自信がないと頼りないという印象を持たれてしまう可能性もあるため、不採用された過去にとらわれず、熱意を持って面接へと挑みましょう。

ただし、やり過ぎてしまうと自慢げになってしまうこともあるので、注意が必要です。

5.コミュニケーションは自然にできているか

面接でのコミュニケーションが自然にできているかどうかを振り返るのも、重要な見直しポイントの一つです。

面接では、コミュニケーション能力が見られています。コミュニケーション能力には、相手のいうことを理解する力と、自分が伝えたいことを正しく言葉にする力の2種類があります。

自然な会話のやり取りは、あなたの社交性やチームで働く能力を示す一方で、人間性を見る機会でもあります。

面接でしっかりとコミュニケーションがとれていなければ、あなたの人間性やスキル、これまでの経験を面接官に見てもらう機会が減ってしまうかもしれません。面接対策を繰り返し行い、面接の流れに慣れておきましょう。そのうえで、面接官からの質問の意図を汲み取れているか、それに対して分かりやすく返答できているかを見直してみましょう。

6.志望度の高さを伝えられているか

面接に落ちまくる人は、志望動機で入社したい気持ちや志望度を伝えられているかも確認してください。志望動機が弱かったり、当たり障りのない内容だったりすると志望度が低いと思われ、マイナス評価となってしまいます。

なぜその業界のなかでもその企業を選んだのか、他社ではなくその企業なのかを明確にし、差別化を意識してください。いくら面接対策を積み重ねていても、面接で伝える内容が具体化できていなければ、内定は勝ち取れません。入社後のビジョンや目標を具体的に示すことも、企業に対して高い志望度を伝える有効な手段の一つです。

なかなか面接を突破できずに悩んでいる方は、「一次面接で落ちるのはやばい?選考突破できない原因と8つの対策」を参考にしてください。

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就活で落ちまくったときに立ち直るための3つの心構え

何度も不採用になると自分はダメなのだとショックを受けているのはあなただけではありません。立ち直るための心構えを知って、気持ちを切り替えましょう。

1.必ずしも就活生側に原因があるとは限らない

就活で落ちる原因は、すべて就活生側にあるわけではありません。

就活生の能力だけを見ているわけではなく、面接を通して会社との適性を判断しているため、どんなに身だしなみや態度が良くても落ちることはあります。就活で落ちたからといって、あなたの面接内容がダメだったとは一概にはいえないでしょう。

2.ニーズの一致する企業が「1社」見つかれば良い

就活ではたくさんの会社から採用をもらうのではなく、自分と会社のニーズが一致する企業を1社見つければ良いのです。

ほかの就活生が内定や内々定を取り始めていると焦ってしまうかもしれませんが、内定の数と入社後の活躍は関係ありません。広い視野を持って、自分にあった会社を見つけることを最優先に考えましょう。

3.内定の時期は入社後に関係ない

内定の時期は、入社後の待遇やキャリアパスには関係がありません。確かに、就活生の視点からすれば、早めに内定がとれるほうが優秀そうに見えたり、評価されていたりするように感じるでしょう。

しかし、実際に社会人として働き始めると、春採用だったのか秋採用だったのか、通年採用だったのかなど、いつ内定が出たのかは気にならなくなります。もちろん、入社直後の配属や辞令も内定時期とは無関係です。

最終的に内定さえ出れば、いつ内定をとったかは社会人にとって関係ありません。時期を意識せず、ストレスを感じないように就活を進めましょう。

選考がうまく進まずに悩んでいる方は、メンタルの切り替え方についての理解を深めてみてください。詳しくは「就活の選考で落ちたときのメンタル切替方法は?具体的な対策法もご紹介」で解説しています。

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就活に落ちまくったときのメンタルケア

不採用は仕方のないことだと分かっていても、実際に落ちるとショックを受けてしまうのは仕方のないことです。続いては、面接に落ちたショックからメンタルを持ち直す方法を解説します。

1.就活以外のことをする

就活の時期は、就活のことばかり考えてしまうので、それ以外のことでストレス発散しましょう。

思い切って就活から離れて一日中好きなことをして過ごすと、明日からまた頑張ろうという気持ちになれるはずです。丸一日趣味や好きなことに没頭してみたり、友人と遊びに行くのも効果的です。

映画を観たり読書をしたり、運動をしたりして一時的に頭を切り替え、次の選考へのエネルギーを蓄えましょう。

2.就活体験記を読む

就活体験記を読むことで、辛い思いをしているのは自分だけではないと気づきます。自分の就活に対する考え方を見直せる機会にもなり、有意義な時間を過ごせるでしょう。

ほかの人がどのように困難を乗り越え、成功に至ったかのヒントを得て、自分の就活に活かしてください。特に、自分と同じ境遇だったり、同じ業界を志望したりしている人の体験記であれば、実際の就活の現場でも役に立つことがあるはずです。

ただし、就活体験記を読み過ぎて、他人との比較をし過ぎてしまうことには気をつけましょう。比較をし過ぎると今の自分の状況がみじめに思えてしまい、一層メンタルにダメージを受けてしまいかねません。

3.先輩や就活エージェントに相談する

就活を経験した先輩に話を聞いてもらうと、具体的なアドバイスがもらえます。社会人1年目の先輩などがいれば、就活の経験も一緒に覚えているはずなので相談をしてみましょう。また、就活エージェントと面接対策を行えば、採用側の客観的な意見を知れるので、次の面接の参考にもなります。

面接に落ちまくって不安を抱えている際には、そこから巻き返すための考えや選択肢を理解しておくことも重要です。詳しくは、「就職活動に失敗しても逆転できる!原因を追求したうえで挽回方法を解説」を参考にしてください。

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【時期別】就活で落ちまくる人がするべき対策

ここでは、就活の「前半戦」とも言われる大学4年の6月以前と、「後半戦」と呼ばれる6月以降の2つのタイミングに分けて解説します。

大学4年6月以前

「前半戦」とも呼ばれる大学4年6月以前は、大手やメガベンチャーなど、比較的知名度の高い企業の選考が行われている時期です。

知名度や人気の高い企業の選考は倍率も高いため、なかなか内定や内々定が出ないこともあります。あとの時期には中小企業などの選考も控えるため、冷静に自分の就活を振り返り、弱点や課題を探しておきましょう。

自分自身や企業に対する理解を深めるためにも、改めて自己分析や業界研究などを行うことも効果的です。自分の置かれた状況を冷静に分析し、このあとの就活につなげましょう。

大学4年6月以降

就活の後半戦にあたる大学4年6月以降は、大手企業など人気企業の選考が一段落し、中小企業の選考が始まる時期です。秋採用や通年採用を行っているケースもありますが、多くの人気企業の選考はこの時期に終わっています。

後半戦を迎えるにあたっては、まず前半戦の結果を振り返り、具体的な対策を立てましょう。ESで落ちることが多ければ自己分析を深めたり、ESの記述を見直したりする必要があります。

面接で落とされることが多い場合は、受け答えの内容のほか、見た目や立ち居振る舞いについても振り返り、問題がなかったか考えてみましょう。後半戦の選考が始まったあともなかなか内定が出ない場合は、焦りを感じる必要があります。

あまりにも選考に落ちまくる場合は、志望している業界や企業とあなたの適性がミスマッチしている可能性もあります。面接対策を積み重ねることも重要ですが、志望先を改めて考えたり、自分の就活に対する思いを整理したりしてみましょう。

6月以降の就活準備についてさらに知りたい方は、「就活は4年の6月からでも間に合う?内定獲得にむけてやるべきことをご紹介」を参考にしてください。

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【選考フロー別】就活で落ちまくる人がするべき対策

選考フローによって、落ちる原因は異なります。1次面接・2次面接・最終面接それぞれで落ちる原因をまとめて解説します。

ES

ESは企業に対する自己PRの最初のステップで、志望動機や自分のスキルや経験を伝える場です。

ESが通らない場合、企業への興味や、入社後のキャリアパスなどを具体的に書けているかをチェックしてみましょう。そのためにも、改めて自己分析を行ったり、業界研究・企業分析をしたりするのがオススメです。

また、内容のほかに誤字脱字や文法的な誤りがないかをチェックすることも重要です。どれだけ内容が優れていても、基本的なミスがあれば採用担当者の心証は悪くなってしまいます。提出する前に落ち着いて点検する時間を設けて、ミスがないようにしましょう。

ESでつまずいている人は、「ESが通らない12の理由と9つの改善ポイントを就活のプロが徹底解説」を参考にしてください。

グループディスカッション

グループディスカッションを通過できない人は、自分の存在が議論に貢献できているかどうか、もしくは邪魔になってしまっていないかどうかを振り返ってみましょう。

グループディスカッションは、コミュニケーション能力やチームワーク、課題解決力を評価する場です。採用担当者は、ディスカッションのなかでの発言内容はもちろん、就活生がどのような立ち回りをするのか、どのような役割を果たすのかも見ています。

どれだけ発言内容が優れていても、周りの就活生の話を聞いていなかったり、自分だけが話し続けていたりなど、グループ内での素行に問題があれば通過できません。一度、自分の立ち居振る舞いを振り返って課題を整理してみましょう。

1次面接

1次面接で落ちるのは、第一印象や基本マナーが良くないことが原因かもしれません。ネクタイが正しく結べていなかったり、靴が汚れていたりなどの身だしなみが整っていないと第一印象が悪くなり、その時点で不採用が決まることもあるでしょう。

また、面接官の質問に正しく返答できていない、長々と話すなどのコミュニケーション能力が足りていないことも1次面接で落ちる原因の一つです。まずは基本的な身だしなみを整え、面接官の質問に的確に返答できるようにしておきましょう。

2次面接

2次面接で不採用となる原因は、志望動機の弱さや自己PRが足りないことなどです。

毎日大勢の応募者の話を聞く面接官からすると、ありきたりな志望動機や自己PRではインパクトに欠け、採用の決定打にはなりません。

なぜ同じ業界の中でもこの会社を選んだのか、自分の能力がこの会社や業務でどのように活かされるのかをアピールすることが大切です。面接対策を行ったうえで、志望動機や自己PRなどのフィードバックをほかの人にもらい、ブラッシュアップしましょう。

最終面接

最終面接で落ちる原因には、「企業の方向性と応募者の希望のキャリアが一致しないこと」があります。

自分のやりたいことばかりに目が向いていて、それが会社にとってのメリットになっていないということがあります。会社の方向性を理解し、自分が入社することで企業や事業の成長に長期的に貢献できるとアピールしてください。

面接対策と合わせて、会社の方向性を理解するための研究も進めましょう。

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就活に落ちまくる人のリベンジで注意したい3つのポイント

就活に落ちまくっている人も、きちんと対策を積み重ねれば十分にリカバリーすることは可能です。

しかし、その際にも注意点があります。ここでは、3つの主な注意点についてご紹介します。

1.エントリー数を増やし過ぎない

内定をもらいたいあまりに、エントリー数を増やし過ぎないよう注意しましょう。就活で成果が出ないと、焦って多くの企業にエントリーしようと思う人もいるでしょう。

しかし、エントリー数を増やし過ぎると個々の企業の分析やES作成がおろそかになり、結果として落ちまくってしまう可能性もあります。

エントリー数を極端に減らすのも内定の可能性を減らしてしまって良くないため、自分が無理なく対策できる最大限のエントリー数を見極めましょう。

2.人気の高い企業ばかり受けない

人気の高い企業ばかり受けることも、リベンジが失敗しやすくなる行動です。人気企業は、当然ながら競争率が高く、就活生間の競争も激しくなります。

ただでさえ内定をもらえていない状況のなかで、内定を取るのが難しい企業ばかり受けるのはリスクが高いと言わざるを得ません。企業の規模や知名度だけではなく、自分のスキルセットや興味、適性とマッチする中小企業やスタートアップも視野に入れて就活を進めましょう。

3.ネガティブになり過ぎない

自信をなくし、ネガティブ過ぎる気持ちで就活を続けるのも失敗のもとです。連続で落ちると気持ちは落ち込みがちですが、そのネガティブな感情は面接などで透けて見えてしまうものです。

企業からすれば、ネガティブな雰囲気の就活生を採用したいとは思わないでしょう。失敗は次に生かすための貴重な経験だととらえ、できるだけ前向きな気持ちで就活を続けてみてください。

就活は、うまくいっていてもいなくても精神的なプレッシャーがかかるものです。就活のストレスがたまっていると感じる人は「就活ストレスがやばいときはどうする?限界になる理由や対処法を解説」を参考にしてください。

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就活に落ちまくったときに選べる選択肢

就活に落ちまくったとしても、就活以外に選べる選択肢もあります。このように考えると、多少就活がうまくいかなくても、気を楽に持つことができるでしょう。

ここでは、就活に落ちた場合でも選べる主な選択肢を3つ紹介します。

1.進学・留学

就活で結果が出ない場合、スキルや経験を広げるために進学や留学を考えるのも一つの方法です。大学院進学の場合は、専門的な知識や経験を得られるため、志望業界が絞り込めている人には有力な選択肢になるでしょう。留学は語学力が身につくことはもちろん、後々国外企業への就職も考えやすくなるという点でメリットがあります。

ほかの就活生に比べて、明らかに大学時代の経験や積み上げてきたスキルが見劣りするなら、これらの選択肢を選ぶのがベターかもしれません。

2.就職浪人・就職留年

就職浪人、もしくは就職留年をして、再度就活を行うことも選択肢の一つです。就職浪人とは、一旦大学を卒業した後で改めて就活を行うことを指します。一方、就職留年は、大学を留年し、在学した状態で再度就活を行うことです。

就職浪人は金銭的な負担が少ない反面、既卒や第二新卒扱いになってしまうことがあり、就活の選択肢が狭まる可能性があるというデメリットがあります。

就職留年は新卒とほぼ同じ条件で再度就活を行なえますが、留年したぶんの学費が余計にかかってしまいます。いずれも一長一短であるため、自分に合った選択肢を考えると良いでしょう。

なお、この期間にインターンに参加したり、新しいアルバイトを始めたりして、実務経験を積むことで次回の就活で有利になることもあります。

3.開業・起業

就活に疲れたり、自分のビジョンが企業勤めのビジネスマンと合わないと感じた場合、自分自身のビジネスを始める選択肢もあります。個人事業主(フリーランス)としてお金を稼いだり、会社を立ち上げたりすることです。リスクは高いですが、成功した場合のリターンは大きいでしょう。

ただし、いずれの選択肢を選ぶにしても、就職して働くのとは別の苦労や悩みが生じます。それぞれのメリットやデメリットを分かったうえで、自分の進路を決めましょう。

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就活で落ちまくらないための事前対策

そもそも、就活で落ちまくらないためには事前対策が重要です。特に重要な事前対策について解説します。

1.自己分析を深める

自己分析は就活の第一歩です。自分の強みや弱み、価値観や目標を明確にすることで、適切な企業選びができたり、自己PRの内容を深めたりできます。

自己分析をする際には、自分の考えや価値観がどのような経験に基づいているかを考えてみましょう。具体的なエピソードや体験談を見つけられれば、より説得力のある志望動機や自己PRを考えられます。

2.業界研究や企業分析を怠らない

業界研究や企業分析も怠らないようにしましょう。業界研究や企業分析を通じ、志望する業界や企業の状況を理解することは、企業が求める人材像を把握し、適切な自己PRや企業へのアピールを行うために必要です。

業界のトレンドや企業のビジネスモデル、社風などを研究し、志望動機や自己PRを考える際の手がかりにしましょう。

3.ESは何度も書き直す

一度書いたESは何度も書き直し、徐々に完成度を高めていきましょう。ESは、あなたの第一印象を作るものです。

思いつきや勢いだけで書くのではなく、何度も見直し、修正を重ねることで完成度の高いESを作成できます。

4.面接は反復練習する

大学のキャリアセンターや就職エージェントなどで模擬面接を受け、反復練習をしましょう。友人などと行うよりもハードルは高くなりますが、プロの意見や客観的なアドバイスをもらえるため、自分の良い点・悪い点を知る機会になるでしょう。

前もってアドバイスをもらいたい点についてまとめておくことで、より有意義な時間になります。模擬面接には自分が応募者側、面接官側になるなど様々な種類があるので、いろいろと経験しておくのがおすすめです。

5.面接の場数を踏む

面接に慣れるためにも、模擬面接や面接練習の場数を踏みましょう。

実際に企業の面接を受けることで本番の雰囲気に慣れ、徐々に余裕を持てるようになります。しかし、実際の企業を相手とする面接となるとES作成の必要があり、時間と手間を考えると気軽に受けるのは難しいでしょう。

そのようなときに役立つ、面接練習として活用できる就活セミナーもあります。具体的には、「就活セミナーでの面接練習をするメリットは?効率的な活用法もご紹介!」を参考にしてください。

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就活で落ちまくることに悩んでいる人へ

就活で失敗が続くと、不安や焦燥感に包まれることもあるでしょう。しかし、あなたが今抱えている困難を上手に乗り越えれば、今後の就活に向けた対策に活かせます。

そのサポートを受けられるのが、就活エージェントの「キャリアチケット」です。

キャリアチケットでは、就活生一人ひとりのニーズに合わせたサポートを受けられます。ESの作成や面接など、あなたが抱える課題を一緒に解決してもらえますよ。

キャリアアドバイザーとともに自己分析を深め、自身の強みや適性を見つけることで、自信をもって就活に臨めるようになるでしょう。

落ち込んだときほど、自分を見つめ直す良い機会になります。キャリアチケットを利用して、就活で落ちまくっている現状からの逆転を目指しましょう。

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キャリアチケットについて

キャリアチケットは、就活生の最高のキャリアスタートを支援するサービスです。