エントリーシートの趣味の書き方と例文15選!もうこれで迷わない!

このページのまとめ

  • 企業はエントリーシートの趣味欄から、就活生の人柄や仕事への適性などを判断している
  • エントリーシートに書く趣味は、普段の生活で習慣的に行っていることに着目して探す
  • エントリーシートに趣味を書くときは要点を絞り、解説を添えるのがおすすめ

エントリーシートの趣味の書き方と例文15選!もうこれで迷わない!のイメージ

エントリーシートの趣味欄をどのように書けば良いのか悩む就活生は多いでしょう。そもそも書く趣味が思いつかないという人もいるのではないでしょうか。このコラムでは、エントリーシートにおける趣味の見つけ方や書き方、効果的にアピールするためのポイント、例文、プロのアドバイザーが良いと思った趣味の実例などについて紹介しています。趣味欄で自分の魅力を存分に伝えられるように、このコラムで準備しましょう!

目 次
 

エントリーシートについて詳しく知りたい方は、「エントリーシートの書き方は?基本のマナーから選考突破のポイントがすべてわかる!」も参考にしてください。

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エントリーシートの趣味欄を企業が聞く3つの目的

面接官が、エントリーシートに記載のある「趣味欄」を聞く目的は3つあります。これらを理解したうえで、どんな回答をすべきかを考えていきましょう。

1.就活生の緊張をほぐすため

面接の「アイスブレイク」として、エントリーシートに趣味や特技欄を設けている企業は多いです。面接におけるアイスブレイクとは、就活生の緊張や張り詰めた空気をほぐすことです。いきなり自己アピールしてもらうよりも、話しやすい趣味や特技の話題で場を和ませ、就活生本来の姿を引き出そうとしています。

2.就活生の人柄を知るため

企業は、就活生の実態や人柄を知りたいという気持ちがあります。どんなことに関心を持つ人なのか、何に夢中になれる人なのか、一番素が表れそうな趣味や特技で確認しています。

3.企業や職務への適性を調べるため

関心事に対する姿勢や努力した過程を知り、「自社の求める人材とマッチしているか」「入社した後に活躍できる人間か」などを判断していることもあります。

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趣味を選ぶ際に大事な2つのこと

エントリーシートに書く趣味を選ぶうえで大事なことは2つです。以下を意識して選んでいきましょう。

自己PRにつなげられること

趣味は自己PRとしてもいえることが理想です。例えば、「趣味は海外旅行です。大学時代に10カ国行きました。異なる文化や価値観に触れるのが好きです」など、短い文章の中にも自分らしさが正しく伝わるようにしましょう。

仕事に繋がるものであること

応募企業の仕事に関連することを書くと、より自己PRに繋がります。例えば、外資系の企業であれば「TOEICの勉強」や「洋書を読むこと」、音楽系の業界であれば「音楽鑑賞」や「作曲」など、応募企業が求める人材を意識して仕事に関連することを選ぶと良いでしょう。

ただし、人気企業の場合、仕事に関連する趣味を述べて「好き」といえるだけでは足りません。他の就活生も同じような趣味を持っている可能性や、だからこそ企業も面接で深掘りしてくる可能性はあるので、より自分ならではの深みをもって話せるエピソードを用意しておく必要があります。

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エントリーシートに書く趣味が思い浮かばないときは?

エントリーシートに書くポイントはわかったものの、趣味が思いつかない方もいるかと思います。
趣味を書き出すヒントのポイントは以下です。

趣味をつくる

エントリーシートに書く趣味が思いつかない場合は、新たに趣味を作ってしまいましょう。趣味は、「どれだけ長く続いているか」という点だけが評価されるわけではありません。新しく趣味にチャレンジすることで、「行動力」や「決断力」があると評価されることもあります。以前から興味を持っていたことや時間が無くてできていなかったことを、この機会に挑戦してみるのも良いでしょう。

休日や余暇の過ごし方を思い出してみる

自分が普段、休日や余暇に何をして過ごしているかを振り返ってみましょう。夏休みなどの長期休暇、週末、授業のあとなどを思い出し、よくとっている行動パターンや、ここは自分ならではの行動をとっているかもしれないと言えるものが見えてくるはずです。

身近な人に聞いてみる

また、家族や友人などの身近な人に聞くという方法も試してみてください。客観的な意見をもらうことで、自分では気づかなかった習慣や好きなことを見つけられる可能性があります。

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趣味を効果的なアピールにするための3つの注意点

趣味の効果的なアピール方法としては、「要点を絞って簡潔に書く」「解説を添える」「具体的な数字を入れる」などが挙げられます。それぞれのポイントについては以下の解説をご覧ください。

1.要点を絞って簡潔に書く

趣味は、要点を絞って簡潔に書きましょう。エントリーシートの趣味欄は基本的に小さいため、余計なことを書いてしまうと、一番伝えたい内容を入れられなくなる可能性があります。趣味に興味を持ってもらえたら面接で詳しく聞かれるはずなので、エントリーシートには重要なポイントだけ記載しましょう。

2.解説を添える

趣味を書くときは、解説を添えましょう。「読書」や「料理」などの単語だけではありきたりで、ほかの就活生と差別化できません。たとえば、「旅行」を趣味としてアピールする場合は、「旅行です。旅のプランや旅行中の様子をまとめて、Webサイト上にアップしています。」というように表現します。趣味自体は特別なものでなくても構わないので、エピソードで自分らしさを伝えましょう。

3.具体的な数字を入れる

趣味の解説に具体的な数字を入れると、言葉の説得力が増します。たとえば、「読書」が趣味の場合は「読書です。月に約10冊の本を読み、読書後は必ず本の要約や感想をまとめてブログにアップしています。」というように、頻度や実績などを具体的な数字で表現しましょう。
具体的な数値を書く場合は、日本人の平均値を検索し、基準値を超えているかどうか確認してから記入することをおすすめします。基準値を大きく下回っていると、効果的なアピールにならない可能性があるため注意してください。

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エントリーシートの趣味欄で避けるべき3つのこと

エントリーシートの趣味欄には、悪い印象を持たれそうな趣味やうその内容など、書かない方が良いこともあります。控えるべき項目は、以下のとおりです。

1.悪い印象を抱かれそうな趣味を書く

パチンコや競馬などのギャンブル要素を含む趣味は、不健全な印象を持たれる可能性があるため、エントリーシートに書くのは避けましょう。また、企業によっては、ゲームやアニメ、漫画といった「遊び」の要素が強い趣味に対してもネガティブな印象を抱く場合があるため、応募企業と関連性がない場合は避けるのが無難です。
また、宗教や政治に関わる趣味を選ぶ場合、書き方によっては価値観を押し付けているように捉えられる場合があるため、表現の仕方に注意してください。

2.うその内容を盛り込む

自分の印象を良くするために、うその内容を書くのは避けてください。書類選考はやり過ごせても、面接で深堀りされたときにバレてしまう可能性があります。就活において、「うそをつく人」と認識されることがプラスに作用することはないです。
趣味は、うそをついてまで立派なものを書く必要はありません。ありのままの自分を知ってもらうつもりで、気楽に書きましょう。

3.「特になし」と書く

これといった趣味がないという場合でも、「特になし」と記入するのは避けましょう。「特になし」という表現によって、担当者に「意欲がない」と判断されてしまう場合があります。また、書くことがないからといって空欄にしてしまうと、書き忘れだと思われてしまう可能性があるので注意してください。

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エントリーシートに書く趣味の例文15選

最後に、エントリーシートに書く趣味の例文を紹介します。趣味のジャンルごとに紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

文化系の趣味

・読書です。年間で150冊ほどの本を読んでいます。本の要約や個人的な見解を動画で配信しています。
・絵を描くことです。どのような状態のときも、絵を描くことだけは毎日欠かしません。今年、初めて個展を開きました。
・ピアノです。小学校時代から約10年間続けています。最近は、曲を自分なりにアレンジして弾くことに熱中しています。
・寺社巡りです。全国各地にある寺社の御朱印を集めて回っています。今年に入ってから、10冊目の御朱印帳に突入しました。
・折り紙です。基本的な折り方をマスターし、現在はオリジナルの折り方を研究しています。学童のこどもたちに折り方を教えることが日々の楽しみです。

運動系の趣味

・プロ野球観戦です。プロ野球選手の熱いプレーを見ながら、見ず知らずの人とも感情を共有できることがプロ野球観戦の楽しさだと感じています。
・ランニングです。学校から帰ったあとに2時間ランニングをするのが毎日の習慣です。ランニングを始めてから、1年間で体脂肪率が7%ほど減少しました。
・バッティングセンターに行くことです。どのようなストレスもバッティングセンターに行けば解消されます。
・釣りです。釣った魚はその場でさばいて、釣り仲間と食べています。持ち帰った魚を調理して、家族に振る舞うのも楽しみの一つです。
・ボルダリングです。自宅に簡易的なボルダリングウォールを作り、毎日練習しています。

仕事に役立つ系の趣味

・プログラミングです。大学2年次から◯◯社のインターンシップに参加しており、数多くのWebサイト制作に携わっています。
・車の運転です。毎週末、家族や友人を連れてドライブしています。
・フリマアプリで出品することです。取引数200件で高評価率100%の実績があります。
・ファッション雑誌のスクラップです。ただスクラップするだけでなく、オリジナルのコーディネートを組んでノートにまとめています。
・節約です。家計簿を5年間毎日欠かさずつけており、無駄な出費を抑えるためにやり繰りすることを楽しんでいます。

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本記事の執筆者

梶川沙綺(かじかわ さき)

就職活動の軸は「20代の若いうちに圧倒的成長」を掲げ、新卒でレバレジーズ株式会社に入社。年間1000名以上の就活生の支援を行い、入社3年目で神戸支社の立ち上げに携わる。現在は本社でサービスの向上にも関わりながらキャリアコンサルタント国家資格取得に向けてスキルアップ奮闘中。

 

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