このページのまとめ
- 学歴フィルターとは、企業の採用効率化のために大学名で応募者をふるいに掛けること
- 学歴フィルターは応募者が殺到する大手や有名企業などが導入する傾向がある
- 学歴フィルターが心配な人は、学歴以外の実績や仕事に役立つ資格をアピールしよう
「学歴フィルターとは何か」「自分の大学は大丈夫か」と不安に感じる就活生もいるでしょう。学歴フィルターとは、採用選考において機械的に選別する仕組みです。学歴フィルターの実態を正しく把握し、自分の強みを活かした対策を講じれば乗り越えられます。
この記事では、学歴フィルターの採用現場における実態や導入されやすい企業の特徴を解説。また、学歴フィルターを乗り越えるコツも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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- 学歴フィルターとは?意味と採用現場における実態
- 学歴フィルターはどこから?42校と共通ライン
- 「学歴フィルター42校」とは?用語の意味
- 明確な共通ラインはなく企業・時期で変わる
- 学歴フィルターが導入されやすい企業や業界の特徴
- 応募者数が多い大手や有名企業
- 高度な知識や専門性を必要とする企業
- 社員の出身大学に偏りがある企業
- 企業が学歴フィルターを導入する理由
- 1.採用コスト削減のため
- 2.採用活動を効率化するため
- 3.一定水準の基礎能力を担保するため
- 4.努力の証明として捉えているため
- 5.社内文化や社風を保つため
- 学歴フィルターがある企業の見分け方
- 採用実績校に偏りがないか確認する
- 説明会枠の埋まり方を確認する
- リクルーターが付いているか確認する
- 学歴フィルターを乗り越える10個のコツ
- 1.学歴以外の実績を作る
- 2.ESを丁寧に仕上げる
- 3.Webテストや適性検査で高得点を狙う
- 4.OB・OG訪問や会社説明会に参加する
- 5.インターンシップで就業経験を積む
- 6.仕事に役立つ資格を取得する
- 7.就活の軸をもとに学歴フィルターのない企業を選ぶ
- 8.リファラル(紹介)採用を狙う
- 9.逆求人サイト(スカウトサービス)を活用する
- 10.就職エージェントでサポートを受ける
- 学歴フィルターの影響が心配な就活生の方へ
- 学歴フィルターに関するよくある質問
- Q.学歴フィルターは違法ではないの?
- Q.学歴フィルターは今後なくなる?
- Q.学歴に自信がなくても大手を狙える?
学歴フィルターとは?意味と採用現場における実態
学歴フィルターとは、簡単に説明すると「就職活動において大学名だけで就活生をふるいに掛けるシステム」のことです。
学歴フィルターの影響を受けると、就活生には主に以下のようなデメリットが生じます。
デメリット
- プレエントリーをしても説明会や面接の案内が来ない
- 就活サイトですぐに「満席」と表示され説明会に参加できない
- ES(エントリーシート)の内容に関係なく書類選考で落とされる
- 高学歴層限定のセミナーや求人などの情報が得られない
これにより、企業が設定した基準に届かない大学の学生は、スタートラインにすら立てず、熱意を伝えるチャンスを奪われてしまうのです。
実際に、企業が学歴をある程度重視している実態も確認できます。厚生労働省の「令和5年若年者雇用実態調査の概況」によると、新規学卒者の採用において「学歴・経歴」を重視したと回答した企業の割合は22.4%でした。

引用:厚生労働省「令和5年若年者雇用実態調査の概況(2)若年正社員の採用選考にあたり重視した点(p.7)」
「職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神(79.3%)」「コミュニケーション能力(74.8%)」などを重視した企業の割合よりは少ないものの、学歴が採用基準の一つとして取り入れられるケースは決して珍しくありません。
特に、多くのエントリーが集まる人気企業の新卒採用では、一人ひとりのES(エントリーシート)を精査する時間が物理的に不足します。そのため、選考の初期段階で大学名による足切りを行い、効率的に選考対象を絞り込むために、学歴フィルターという手法がとられることがあるのです。
ただし、これは「学歴だけですべてを判断している」のではなく、あくまで効率的なスクリーニングとして実施されるもの。自社で活躍している社員の出身大学と照らし合わせ、再現性の高い人材を効率的に探すのが企業側の目的です。
参照元
厚生労働省
令和5年若年者雇用実態調査の概況
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学歴フィルターはどこから?42校と共通ライン
「自分の大学は学歴フィルターにかかるのか」は、多くの就活生が気になるところでしょう。ここでは、よく話題にのぼる「学歴フィルター42校」という言葉の意味や、大学のボーダーラインの考え方を解説します。
「学歴フィルター42校」とは?用語の意味
「学歴フィルター42校」とは、学歴フィルターにかかりにくいとされる大学群を指して、インターネット上などで使われている通称です。かつて就活情報サイトの説明会予約画面で、一部の大学だけが選択できたとされる出来事に由来して呼ばれるようになりました。
ただし、この「42校」は企業や公的機関が公式に定めたリストではなく、あくまで俗説の一つに過ぎません。そのため、自分の大学が「学歴フィルター42校」に含まれていなくても、過度に悲観する必要はないので、目の前の選考対策や自己分析に集中しましょう。
明確な共通ラインはなく企業・時期で変わる
実際の採用基準は、企業の戦略や求める人材によって大きく異なります。選考効率を高めるために高偏差値帯に絞るケースもあれば、自社で実績を出している社員の出身校を優先ターゲットとするケースも少なくありません。
そのため「42校」の枠組みにとらわれず、志望企業がどのような大学群をターゲットにしているのかを個別に判断することが大切です。
理系大学は文系より学歴フィルターの影響を受けにくい
理系学生の場合は、文系に比べて学歴フィルターの基準が緩やかになる傾向があります。理系の職種では、大学名よりも「どのような研究を行い、どのような専門スキルをもっているか」が重視されやすいためです。
また、特定の技術領域に強みをもつ大学であれば、偏差値に関係なく高く評価されるケースが珍しくありません。推薦応募の枠も確保されていることが多く、研究内容と企業の事業領域が合致していれば、学歴の壁を意識せずに選考を進められる可能性があります。
地域や就活の時期によっても基準が変わる
学歴フィルターの基準は、企業の採用拠点や時期によっても変化することを把握しておきましょう。
たとえば、地方に本社を置く企業であれば、首都圏の難関校よりも「地元で長く働いてくれる人材に期待できる地域の有力校」を高く評価する傾向があります。また、採用活動の後半戦になると、計画人数に達していない企業が基準を緩和し、幅広い大学から学生を募ることもあるようです。
一度学歴フィルターで苦戦しても、時期やエリアをずらすことでチャンスを広げられる可能性は十分にあると考えられます。
「就職に学歴は関係ない?企業が重視するポイントや内定を獲得するコツを解説」の記事でも、就職と学歴の関係性について解説しているのであわせてご覧ください。
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学歴フィルターが導入されやすい企業や業界の特徴
学歴フィルターは、すべての企業に存在するわけではありません。導入している企業の傾向を知ることで、学歴フィルターによる不採用通知に落ち込むリスクを回避し、自分に合った企業選びができるようになるでしょう。
学歴フィルターを導入する傾向がある企業や業界には、以下のような特徴があります。
応募者数が多い大手や有名企業
学歴フィルターは、人気の高い大手企業や有名企業で導入されやすい傾向があります。こうした企業には膨大な数のエントリーが集まるため、一定の基準を設けて機械的に処理しなければ、選考作業が追いつかないという現実があるからです。
また、大手企業や有名企業は「選ばれる立場」にあるため、あえて採用基準を下げる必要がありません。その結果、難関大学合格という実績をもつ学生を優先的に集約・厳選する手段として、学歴フィルターが活用されています。
高度な知識や専門性を必要とする企業
高度な知識や専門性が求められる職種・企業では、学歴が重視されやすい傾向があります。これらの仕事では、複雑な課題を即座に構造化して解決策を提示する高度な論理的思考力が不可欠であり、難関大の突破実績がその能力の証明として扱われやすいからです。
具体的には、以下のような職種・業種が挙げられます。
・戦略コンサルタント
・投資銀行、外資系金融
・研究開発職(R&D)
・ITアーキテクト
・データサイエンティスト
・弁護士や公認会計士などの士業
これらの仕事では、クライアントへ高い付加価値を提供し、信頼を得るためのバックグラウンドとしても、学歴が機能することがあります。知的なタフさが求められる職場ほど、難関大学を突破したという実績が、地頭の良さや努力の継続性を示す指標として評価されやすいでしょう。
しかし、自分に合った仕事は、学歴フィルターの有無のみでは判断できません。「就活の正解がわからない時の対処法|成功に導くポイントを8個紹介」の記事を参考に、自分にとっての就活の正解について考えてみてください。
社員の出身大学に偏りがある企業
学歴フィルターは、社員の出身大学に偏りがある企業でもみられる傾向があります。特定の大学群の出身者が多い職場では、「同じような背景をもつ人材のほうが組織になじみやすい」と考えられ、結果として似た学歴層が集まりやすくなるためです。
また、先輩・後輩の関係といった大学ごとのつながりが採用や育成の場面で機能している企業もあります。こうした企業では、母集団の中心となっている大学層が採用のボリュームゾーンになりやすいでしょう。
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企業が学歴フィルターを導入する理由
就活のオンライン化が進んだ現在、有名企業や大手企業には膨大な数のエントリーが集まります。企業側は限られた人員と日程のなかで、自社に合った優秀な人材を精査しなければなりません。
こうした背景から、選考初期段階における一定の評価基準として学歴が用いられています。ここでは、企業が採用活動で学歴フィルターを導入する理由を解説するので、就活における実態を理解するための参考にしてください。
1.採用コスト削減のため
採用活動には、多額の人件費や広告費が投じられています。特に応募が殺到する大手企業では、膨大な数のESをすべて精査するだけでも膨大な時間を要し、それに伴うコストも無視できません。
こうしたコストを最小限に抑えるための効率化の手段として、学歴フィルターが活用されることがあります。大学名によって機械的なスクリーニングを行うことで、応募者の評価にかかる工数を削減できるからです。
企業も営利組織である以上、採用活動においても「投資対効果」が求められます。学歴フィルターは、採用コストを削減しつつ、企業が求める人材を確保するための施策の一つといえるでしょう。
2.採用活動を効率化するため
効率化の観点から、高学歴な学生にターゲットを集中させる企業もあります。説明会を特定の大学内でのみ開催したり、ターゲット校限定のイベントを企画したりすることで、自社が求める層へダイレクトにアプローチできるからです。
不特定多数を対象とする採用手法に比べ、学歴によるフィルターを設けたほうが、あらかじめ自社の基準に合う学生に絞り込んで選考を始められるため、早い段階で優秀な人材に出会える可能性が高まります。このように、採用活動全体のスピードや効率を上げるために、学歴フィルターを導入する企業は少なくありません。
3.一定水準の基礎能力を担保するため
学歴や大学の偏差値は、論理的思考力や学習能力を示す客観的な指標となることがあります。難関大学に合格するためには、長期間にわたる計画的な学習と高い理解力が欠かせません。そうして培われた能力は、入社後の業務習得スピードの早さにもつながります。
また、面接といった短い時間で個人の地頭の良さを見極めるのは難しいため、企業によっては偏差値という客観的な指標を用いることで採用時のミスマッチを防ごうとするケースは少なくありません。
4.努力の証明として捉えているため
大学受験という過酷な競争を勝ち抜いた経験は、目標に向かって継続的に努力できる「忍耐力」や「完遂能力」の証明となります。企業が採用において困難に直面した際の姿勢を重視するからこそ、こうした経験は大きなアピールとなるはずです。
したがって高学歴であることは、単なる頭の良さや知識量ではなく「目標に対して努力を重ね、成果を出した」という実績の裏付けといえるでしょう。努力のプロセスと再現性への信頼感こそが、企業が学歴を評価指標とする大きな要因となっています。
5.社内文化や社風を保つため
企業が学歴フィルターを導入する背景には、組織としての一体感や長年培ってきた独自の社風を維持したいという意図があります。似たような価値観やバックグラウンドをもつ同じ大学の学生を採用したほうが、既存の組織に馴染めるだろうと判断されるためです。
また、同じ大学出身であれば先輩・後輩という関係性が構築しやすく、社内コミュニケーションが円滑に進むことも期待できます。結果的に特定の学歴に偏った採用が行われるケースも考えられるでしょう。
「就活のよくある質問は『就職四季報』で解決できる。悩み別見るべきポイントを紹介」の記事でも、学歴フィルターについて解説しているので参考にしてみてください。
企業にとってデメリットとなることもある
学歴フィルターには企業にとってのデメリットも存在します。たとえば、学歴は平凡であっても優秀な人材を初期段階で自ら切り捨ててしまう点です。同じような高学歴層ばかりを集めた結果、組織の同質化が進み、新しいアイデアや多様な視点が生まれにくくなることもあります。
また、SNSの普及により学歴フィルターの存在が明るみに出やすくなり、企業イメージの悪化につながるケースも。こうした人材獲得上のデメリットやリスクを考慮し、最近では学歴フィルターを廃止したり、基準を緩和したりする企業も増加しているようです。
学歴フィルター以外にも就活に悩みはつきもの。就活で悩みを抱えている方は、「就活でよくある悩み20選!不安を溜め込まないための心構えや解消法を紹介」の記事をご一読ください。
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学歴フィルターがある企業の見分け方
企業の公式情報や選考中の細かなサインから、学歴フィルターの有無を見分けられる可能性があります。ここでは、フィルターの存在を察知する3つの方法を紹介するので就活の戦略を立てるときの参考にしてみてください。
採用実績校に偏りがないか確認する
就職四季報や企業のWebサイトで公開されている「採用実績校一覧」を確認することで、学歴フィルターの有無をある程度判断できます。特定の大学群に偏っている場合は、学歴フィルターが存在する可能性が高いでしょう。
一方で、幅広いランクの大学から採用している企業は、学歴に関係なく人物重視の採用を行っていると判断できます。自分の大学の先輩が過去に入社している実績があるかどうかも、その企業が自分の大学に門戸を開いているかを測る目安の一つです。
説明会枠の埋まり方を確認する
企業説明会の予約画面も、学歴フィルターの有無を判断する手がかりになります。学歴フィルターがある企業では、システム上で学生の所属大学のランクに応じて表示をコントロールすることがあるからです。その場合、以下のような現象が起こります。
学歴フィルターの有無を判断するポイント
- 案内が来てすぐにアクセスしたのに、すでに満席になっている
- 自分の画面では満席なのに、別の大学に通う友人は「空席あり」と表示される
このような状況に心当たりがある場合、その企業には学歴フィルターが存在し、大学ランクによって表示が分けられている可能性が高いでしょう。
リクルーターが付いているか確認する
リクルーターの存在の有無も、学歴フィルターを判断する指標となります。リクルーターとは、主に自らの出身校の学生に接触し、選考のアドバイスやスカウトを行う若手社員のことです。
自分の大学にリクルーターがついていれば、その企業の学歴フィルターは通過していると判断できるでしょう。しかし、特定の大学に絞ってリクルーターを派遣している企業の場合、特定の学歴層をメインターゲットに据えている可能性が高くなります。リクルーター制度の有無やその対象校を知ることで、企業の狙いがみえてくるはずです。
リクルーター面談については「リクルーター面談とは?面接との違いや質問・逆質問例35選を紹介!」を参考にしてみてください。
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学歴フィルターを乗り越える10個のコツ
学歴に不安を感じている人でも、事前の準備と戦略次第で学歴フィルターを十分に乗り越えられます。企業が求めるのは自社で活躍できる人材であり、学歴はその基準の1つに過ぎないからです。
自身の行動力や熱意を効果的にアプローチできれば、難関大学の就活生とも対等以上に渡り合えます。ここからは、選考を優位に進めるための具体的な10個のコツをみていきましょう。

1.学歴以外の実績を作る
学歴以外の実績を作ることは、選考での大きな強みになります。書類選考や面接において、自身のスキルや行動力を客観的な成果としてアピールできるためです。
評価につながりやすい主な実績には、以下のような項目があります。
・学生団体や部活動での役職や成果
・Webマーケティングや営業などの長期インターンシップでの実績
・アプリ開発や個人ブログ運営による収益化経験
大学での成績だけでなく「主体的に行動して成果を出した経験」を示すことで、学歴以上の好印象を残せます。自身が熱中できる分野で小さくても形になる実績を残しましょう。
2.ESを丁寧に仕上げる
ESをはじめとした選考書類は丁寧に記入し、採用担当者の目に留まるエピソードを盛り込むことを意識しましょう。応募者数が非常に多い大企業や人気企業では、ほかの応募者と差別化できていなければ、せっかくの書類も埋もれてしまいます。
ESはWebサイトや就活の参考書に書かれた例文をそのまま使用するのではなく、自分らしさをアピールすることが重要です。誰もが驚くような特別なエピソードである必要はありません。失敗や自分の短所にどう向き合い、どう成長してきたのかというプロセスを伝えることで、入社後に再現性をもって活躍する姿をイメージさせられるでしょう。
3.Webテストや適性検査で高得点を狙う
多くの企業が学歴と並行してチェックするのが、SPIや玉手箱などのWebテストの結果です。高学歴な学生であってもテストの点数が低ければ落とされるため、ここでしっかりスコアを出しておけば学歴に関わらず足切りを回避して次の選考へ進めます。
SPIや玉手箱、TG-WEBなど、志望企業が採用しているテスト形式を早めに特定し、しっかりと対策を行いましょう。それぞれの対策方法は、以下のとおりです。
| テストの種類 | 特徴と主な対策方法 |
|---|---|
| SPI | 最も標準的なテスト。スピード感を持って解く練習が必須 |
| 玉手箱 | 問題数が多く時間制限が厳しい。長文読解や図表読み取りの慣れが必要 |
| TG-WEB | 難易度が高い傾向にある。解法パターンを暗記レベルまで高めることが重要 |
「学歴で落ちた」と感じるケースのなかには、単にWebテストの点数が不足していたケースも少なくありません。早期から十分な勉強時間を確保して臨みましょう。
Webテストを開始する時期や勉強法が知りたい方は、「就活のWebテスト対策はいつから始める?主な種類や勉強法を知っておこう!」の記事をチェックしてみてください。
4.OB・OG訪問や会社説明会に参加する
OB・OG訪問や会社説明会へ積極的に参加することは、企業への高い意欲を直接アピールする絶好の機会です。早期に接点をもっておくことで、特別選考枠や個別面接へ案内されるケースもあります。
志望企業で働く先輩から直接話を聞くことで、企業の課題や求める人物像を深く理解できるようになります。こうして集めたリアルな情報は、志望動機や面接での回答の質を劇的に高めてくれるでしょう。
特に志望度が高い企業に対しては、積極的に質問して顔と名前を覚えてもらうほどの姿勢が重要です。こうした自発的な行動こそが、選考突破のカギとなります。
5.インターンシップで就業経験を積む
インターンシップでの就業経験も、大学名などの条件を越えて、自分自身の人間性と実力で勝負するための大きな武器となります。
参加時は単に業務をこなすだけでなく、現場の社員とのつながりを作ることを意識してください。休憩時間や質問機会を活かして、現場のリアルな課題や仕事のやりがいを熱心に聞く姿勢は、社員の印象に強く残ります。
もちろん任された業務で成果を出すことも重要ですが、それに加えて自発的なコミュニケーションを重ねることで、「この学生と一緒に働きたい」と思ってもらえる関係性を築ければ、選考で推薦をもらえたり、人事へ直接つないでもらえたりするケースもあるでしょう。
実際、就職みらい研究所の「就職白書2026」によると、インターンシップが何らかの形で「採用活動に関連していた」と回答した学生は84.8%にのぼります。

引用:就職みらい研究所「就職白書2026 インターンシップと採用選考の関係性深化(p.21)」
このことからも、インターンシップは単なる職業体験ではなく、実質的な採用の場として極めて重要な役割を果たしていることが分かります。インターンでの行動次第で就活を大きく有利に進められるからこそ、積極的な姿勢で有効活用することが不可欠です。
参照元
就職みらい研究所
就職白書2026
6.仕事に役立つ資格を取得する
志望業界や職種に直結する資格を取得することは、学歴だけに頼らないアピール要素として非常に有効な戦略です。資格は業務に必要な最低限の知識や専門性を備えていることを証明する、客観的な指標となります。
就活で評価につながりやすい主な資格の例は、以下のとおりです。
| 目指す業界・職種 | 評価されやすい資格 |
|---|---|
| 英語圏の外資系・大手企業 | TOEIC |
| コンサル・財務・経営系職種 | 日商簿記2級 |
| IT・Web業界 | 基本情報技術者試験 |
資格の取得過程で示せる「目標に向けて努力する姿勢」も、採用において評価されるポイントとなります。まずは、興味のある分野で活かせる資格を調べてみましょう。
7.就活の軸をもとに学歴フィルターのない企業を選ぶ
学歴を重視する企業に固執するより、学歴よりも人物重視の採用を行っている企業にターゲットを絞るのも賢明な戦略です。具体的には、就活の軸を「有名企業に入ること」から「自分の強みが活かせる環境で働くこと」へシフトしてみてください。
実力主義のベンチャー企業や、特定の分野でトップシェアを誇る優良なBtoB企業などは、学歴よりも熱意やポテンシャルを高く評価してくれます。視野を広げることで、ストレスなく自分を認めてくれる企業に出会えるはずです。
8.リファラル(紹介)採用を狙う
リファラル採用を狙うのも、学歴フィルターを突破する対策として有効です。リファラル採用とは、社員が自身の知人や友人などを企業に紹介・推薦する採用手法のこと。紹介者の担保があるため、大学名ではなく個人の資質や人柄が重視されやすいのが特徴です。
社員の紹介経由であれば、通常の書類選考をスキップして面接に進めるケースも少なくありません。その企業で働いている知人がいれば、まずは相談してみましょう。また、知人がいない場合でも、OB・OG訪問などを通して関係性を築き、意欲や適性をしっかりアピールできれば、リファラルにつながる可能性があります。
9.逆求人サイト(スカウトサービス)を活用する
学歴フィルターを乗り越えたい場合は、逆求人サイト(スカウトサービス)を活用するのも良いでしょう。逆求人サイト(スカウトサービス)を利用すると、プロフィールを読んで興味をもってくれた企業から直接アプローチが届きます。
自ら応募する際は学歴フィルターが障壁になることがあります。一方、スカウトは企業側があらかじめ大学名などの情報を確認したうえで声をかけているため、フィルターを気にする必要がありません。
逆求人サイトを活用するときはプロフィールを充実させ、企業側の目を引くことが重要です。自分の強みや具体的なエピソードを詳しく記載することで、よりマッチ度の高い企業からのスカウトを受けやすくなります。
10.就職エージェントでサポートを受ける
効率的に就活を進めたい方は、就職エージェントを利用するのがおすすめです。就職エージェントとは、プロのアドバイザーが個別に就活を支援してくれるサービス。ESの添削や模擬面接を通じた選考対策を受けられるため、企業に効率良くアピールできます。
また、就活生の特性や希望にマッチする企業を紹介してもらえるのも特徴です。エージェント独自の推薦枠などを活用でき、学歴フィルターを気にせず内定を目指しやすくなるため、自信をもって選考に臨みたい方は、ぜひ活用を検討してみましょう。
エージェントの詳細やサービス内容について詳しく知りたい方は、「就活エージェントとは?無料で使える仕組みや選び方を解説」の記事を参考にしてください。
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学歴フィルターの影響が心配な就活生の方へ
学歴に自信がない場合、学歴フィルターの存在により、将来の可能性が狭められている気持ちになるかもしれません。しかし、学歴はあくまで一つの指標に過ぎず、社会に出たら「今、何ができるか」が重視されます。大切なのは、今ある手札でどう勝負するかを考え、行動し続けることです。
学歴フィルターへの不安を解消し、「自信をもって就活を進めたい」「納得した就職先を見つけたい」という方は、キャリアチケット就職エージェントにご相談ください。キャリアチケット就職エージェントでは、専任のキャリアアドバイザーが1対1で就活をサポートするため、「自分の大学の場合、どう動くべきか」という個別の不安に応えるアドバイスが可能です。
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学歴フィルターに関するよくある質問
最後に、就活生が抱きがちな、学歴フィルターに関する疑問をQ&A形式で回答します。
学歴フィルターは違法ではないの?
学歴フィルターそのものを直接禁止する法律は、現在のところありません。企業には「採用の自由」が認められており、どのような基準で応募者を選考するかは基本的に企業の裁量に委ねられているためです。
ただし、厚生労働省は「応募者の適性と能力に基づいた公正な採用選考」を行うよう企業に求めています。学歴という一要素だけを理由に一律で不採用とする運用は、応募者一人ひとりの実際の適性や能力を個別に見極めないことになり、こうした公正な採用選考の趣旨に照らして望ましくないとされています。
参照元
厚生労働省
公生採用選考特設サイト 公正な採用選考をめざして
学歴フィルターは今後なくなる?
学歴フィルターがすぐに完全になくなるとは言い切れませんが、採用のあり方は少しずつ変化しています。人手不足や多様な人材を求める動きを背景に、学歴だけに頼らず、一人ひとりの経験や強みをみて採用する企業が増えているためです。
インターンシップやスカウト型サービスなど、学歴以外で自分を知ってもらえる選考ルートも広がっています。学歴に自信がなくても、力を発揮できる場は着実に増えているといえるでしょう。
学歴に自信がなくても大手を狙える?
学歴に自信がなくても、大手企業を目指すことは十分に可能です。大手企業のすべてが学歴フィルターを設けているわけではなく、人柄やポテンシャルを重視して採用している企業も多くあります。
大切なのは、学歴以外で評価される材料を準備することです。ESや面接の対策を丁寧に行い、学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)や資格などで自分の強みを示せれば、大学名に関わらず選考を突破できる可能性は高まります。一人で対策が難しいと感じたら、就活のプロに相談するのも一つの方法です。
大手への就職を希望している方は、「大企業で勤務するメリットとデメリットは?会社選びで大切なポイントも解説」の記事もご覧ください。
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本記事の監修者
淺田真奈(あさだまな)
大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。