ルート営業の魅力的な志望動機の書き方は?例文7つ付きで新卒向けに解説

このページのまとめ

  • ルート営業にはニーズを引き出す能力やメンタルの強さが求められる
  • ルート営業の志望動機は、企業や職種を選んだ理由を明確に伝えることが重要
  • ルート営業の志望動機では、抽象的な内容や労働環境への言及は避けるほうがよい

ルート営業の魅力的な志望動機の書き方は?例文7つ付きで新卒向けに解説のイメージ

「ルート営業の志望動機が難しい」「新卒・未経験の場合どのように書けばよいのか」と悩んでいる就活生は多いでしょう。ルート営業の志望動機は、求められる人物像や仕事内容などを踏まえたうえで、なぜ応募先を選んだのかを明確にすることが重要です。

この記事では、ルート営業に必要なスキルや志望動機を作成する際のコツ、例文などを解説します。最後まで読めば、ルート営業の魅力的な志望動機を作成できるでしょう。

志望動機の作り方を相談したい

   
目 次

ルート営業の仕事に活かせる強み5選

ルート営業の志望動機には、コミュニケーション能力や分析力といった求められるスキルや人物像を盛り込むことが欠かせません。ルート営業はセールスに付随するデータ分析や、顧客との関係性の構築と継続が必要なため、自分の性格や能力が合っているかの見極めが重要です。

一般社団法人 日本経済団体連合会が公表した「採用と大学改革への期待に関するアンケート結果(4p)」によると、「主体性(84.0%)」や「課題設定・解決能力(80.1%)」は、ルート営業にかかわらず、多くの企業が新卒の学生に期待する資質・能力として挙げていました。

一般社団法人 日本経済団体連合会「採用と大学改革への期待に関するアンケート結果(4p)」のイメージ

引用:一般社団法人 日本経済団体連合会「採用と大学改革への期待に関するアンケート結果(4p)

ここでは、上記の調査結果を踏まえ、ルート営業に求められる5つのスキルや人物像について、事前に押さえておくべきポイントを解説します。

参照元
一般社団法人 日本経済団体連合会
採用と大学改革への期待に関するアンケート結果

1.相手のニーズを引き出すコミュニケーション能力

手法を問わず営業職に必要なスキルとして、コミュニケーション能力が挙げられますが、なかでもヒアリング力が最も重要視されると考えられます。何気ない会話にも悩みや課題が隠れている場合があるので、相手の話をよく聞くことが求められるでしょう。

また、顧客の注文に応えるだけでなく、相手が気づいてないニーズを察知し、うまく自社の製品やサービスを提案していく必要があります。ルート営業は新規開拓をしない分、どのような人が相手でも定期的にコミュニケーションを取り、良好な関係を継続することが大切です。

2.相手の課題や自社サービスの問題点を分析する力

「顧客に今必要なサービスは何か」「なぜ自社製品より他社のほうが売れているのか」などを分析する力も、ルート営業に必要なスキルです。顧客の課題に対し、ヒアリングとデータの両方からアプローチすれば、新しい突破口を見つけられたり、違った課題があぶり出されたりする場合もあるでしょう。

また、「自社の現状や今後の市場の売れ行きはどうか」「取り引きをするために自分はどのように動けばよいのか」などを分析すれば、売上の貢献にもつながります。自社サービスや現状をしっかり分析し理解できれば、取引先への説得力のあるプレゼンテーションにも役立つでしょう。

3.主体的に売上アップやキープに貢献する力

ルート営業は、上記のスキルをもって既存顧客との関係を築き、最終的に売上に貢献する力が必要です。また、既存の顧客で売上予測が立てやすいため、現状の売上維持も最低限求められます。

そのうえで、適切なニーズの把握や課題の分析などに忍耐強く取り組み、新規サービスや製品の契約につなげる努力が欠かせません。

継続しているからと気を抜いていると、契約が打ち切られる場合もあるので、一つひとつの取引先を大切にしたり、顧客への訪問時の振り返りを行ったりして、いかに次の取り引きにつなげるかが重要です。

4.細部まで気を配る丁寧さ

ルート営業には、一つひとつの仕事に対する丁寧さや緻密さも求められます。ルート営業は顧客と長期的に良好な関係を築くため、ときに慣れから「このくらいは許されるだろう」と油断してしまうこともあるかもしれません。

しかし、油断から小さなミスをしたり、お客様に対してぞんざいな対応をしたりしてしまうと、築いてきた信頼が一気に崩れることがあるのです。

また、お客様の本心やニーズを察知するには、話の内容だけでなく、相手の表情や仕草など細部まで観察することも欠かせません。そのため、ルート営業には常に細かやな対応や丁寧さが求められるのです。

5.どのような状況にも折れないメンタルの強さ

ルート営業はメンタルの強さも求められる傾向にあります。既存顧客とはいえ、お客様が企業の場合は担当者の異動などで、自分の苦手な人に出会うこともあるでしょう。その際も、信頼されて初めて本音を引き出せるので、どのような相手であっても信頼関係を築くことが必須です。

また、ルート営業は新規営業と比べて新しい注文を取りにくい傾向にあり、歯がゆい思いをする場合もあるかもしれません。そのため、メンタルを継続して安定させる必要があります。

一言で「ルート営業」といっても、求められる能力は多岐にわたるため、自己PRの書き方で悩む人も多いでしょう。「営業の自己PRはどうやって書く?求められるポイントや例文をご紹介」では、営業職の志望動機の書き方を例文を踏まえて解説しているので参考にしてください。

志望動機の作り方を相談したい

   

ルート営業の志望動機で事前に把握すべき仕事内容

ルート営業の仕事は、既存顧客に定期的なアプローチを行い長期的に関わるため、お客様の利益や成長に貢献するやりがいがあります。ルート営業職に就きたい場合、仕事内容や充実感を味わえる点を把握しておけば、志望動機の作成にも役立つでしょう。

ここでは、ルート営業の仕事内容を踏まえて、仕事のやりがいについて解説します。

ルート営業の仕事内容

ルート営業の主な仕事内容は、既存の顧客を定期的に巡回しながら、アフターフォローや必要な提案を行って取り引きすることです。反対に、新規営業では、契約のない企業や個人に対して飛び込みで営業を行います。

ルート営業は新規営業と比べて開拓する必要がないため、「既存の顧客が取り引き相手だから楽」「巡回して必要なら注文を聞けばよい」と考える人もいるかもしれません。しかし、既存の顧客だからこそ、今までの信頼関係を大事にしていくことが求められます。

取り引きも、単にお客様の要求に応じればよい訳ではなく、挨拶や雑談を通してニーズを汲み取って提案しなければ、大きな売上にはつながりにくいです。また、日中は顧客への訪問がメインですが、会社に帰ってからは事務作業も発生します。営業事務が在籍している場合は別ですが、企業によっては事務作業が多いケースもあるでしょう。

さらに、顧客が店舗の場合は、自社の商品が売れるようイベントの設営やPOP作成、ディスプレイなど販売促進を手伝うケースもあります。このように、ルート営業の仕事内容は取引先によっても変わるため、楽そうだからといった理由で選択すると後悔しかねません。

ルート営業職を目指す場合は、気になる企業の仕事内容をしっかり把握したうえで応募してください。営業職には、法人営業や個人営業といった種類があります。業種別の仕事内容を知りたい就活生は、「就活前に知っておきたい!業種ごとの仕事内容」を参考にするとよいでしょう。

ルート営業のやりがいとは

ルート営業のやりがいには、以下のような点が挙げられます。

・顧客と長期的に深い信頼関係を築ける
・お客様の利益や成長に貢献できている実感を持てる
・顧客からの感謝や反応がダイレクトに伝わる
・自分の個性や強みを発揮し行動しやすい
・日々の積み重ね次第で結果や評価を得られやすい

ルート営業はお客様との信頼関係の構築が重要なため、顧客ごとにアプローチ方法や求められる行動が異なることもあるでしょう。そのなかで、日々の積み重ねにより顧客から頼りにされることが増えたり、自分の提案からお客様に貢献できた際は直接感謝されたりします。

また、基本的に顧客との関係性が安定しているため、自分の個性を大切にしつつお客様にアプローチできる点に充実感を抱く人もいるでしょう。やりがいを感じる点は人によって異なるものの、人との関係性を育みながら成長に関わることに喜びを感じる人は、ルート営業の仕事で満足感を得やすいといえます。

志望動機の作り方を相談したい

   

ルート営業の志望動機を書く前に押さえるべきポイント

ルート営業の志望動機を書く際は、「なぜルート営業を選んだのか」「競合他社にはどのような企業があるか」などを明確にしておくことが欠かせません。ここでは、ルート営業の志望動機で事前に押さえるべきポイントについて解説します。

なぜルート営業を志望しているのかを明確にする

何よりもまず、なぜ営業職を選び、なかでもルート営業を志望している理由を明確にしましょう。「楽そうだと思うから」など漠然とした理由なら、考え直す必要があります。

具体的な理由でなければ、たとえ書類選考は通過できたとしても面接で辻褄が合わなくなったり、入社できても実際の現場を見て「イメージと違う」となったりしかねません。志望理由を明確にするためにもルート営業の仕事内容を理解し、「取引先と継続的な関係を築けるから」など、やりがいを感じられそうな部分を見つけましょう。

応募先の企業や取引先を入念に研究する

企業研究を行い、なぜ同業他社でなく応募先の企業でなければならないのか、具体的な理由を考えるのも重要です。取り扱う製品やサービスが似た会社があれば、そのなかでも応募先の秀でている点や魅力に感じる点を研究し、選んだ理由を明確にしてください。

また、応募先だけでなく、応募先と取り引きしている企業や業界まで可能な範囲で研究しておくと、「どのような仕事が発生するのか」「どのような知識が必要なのか」なども分かります。

業界研究は慣れない作業で難しく感じる人もいるでしょう。「業界研究、おすすめの方法は?これから就活を始める人へ」では、実際の悩みをもとに業界研究のやり方を解説しているので参考にしてください。

自己分析で企業の求める人物像との共通点を把握する

自分の能力と企業の求める人物がマッチしているかどうかも、事前に確認すべき重要なポイントです。その際、「営業の経験をしたことがない」と悩む人もいるかもしれません。営業の仕事は未経験であっても、ガクチカやほかの職種のアルバイトなどで、ルート営業に活かせる点がないか確認してみてください。

共通点が見つかれば、「なぜこの仕事を選んだのか」「仕事を通してどのように企業に貢献できるのか」にもつなげられます。もし共通点が見つけられないなら、本当は向いていない可能性や、企業研究が足りないケースが考えられるでしょう。

なお、自己分析が難しい場合は、第三者の目線でアドバイスをもらうことも大切です。客観的な意見を取り入れれば、自分のルート営業に合った資質を新たに発見できるかもしれません。

志望動機の作り方を相談したい

   

ルート営業の志望動機を履歴書や面接で伝える際のコツ

ルート営業の志望動機を就活の選考で伝えるときは、「応募先を選んだ理由」「強みを活かしてどのように活躍するか」などを述べることが重要です。ここでは、選考書類や面接でルート営業の志望動機をうまく伝えるコツについて解説します。

ルート営業や応募先を選んだ理由を述べる

まずは、ルート営業の職種や応募先の企業を選んだ理由を簡潔に述べましょう。最初に応募理由を伝えれば、採用担当者は話の流れを理解しやすくなります。

志望した理由を明確に述べれば、志望度の高さや仕事への熱意が伝わるでしょう。また、企業の仕事やサービスなどの内容を踏まえたうえで、他社ではなく応募先を選んだ理由を伝えれば、「入念に業界や企業研究ができている」と高評価につながりやすいです。

ルート営業に向いている自分の能力を伝える

志望動機では、自分の経験を踏まえてルート営業に向いているというアピールも盛り込みましょう。
経験した具体的なエピソードを加えれば、より説得力を持たせられます。

具体的なエピソードにするためには、「5W1H」の手法を取り入れるのが効果的です。5W1Hは、以下の頭文字を取った伝え方を指します。

・When:いつ
・Where:どこで
・Who:誰が
・What:何を
・Why:なぜ
・How:どのように

5W1Hに沿って自分の経験を組み立てれば、当時の状況や結果などをより明確に伝えられるでしょう。ただし、選考書類は記入する文字数が指定されている場合が多く、面接では限られた時間内で話す必要があるため、伝えるべきポイントは絞っておくのがおすすめです。

入社後にどのように働きたいかを加える

最後に、入社してから自分の能力をどのように活かして貢献したいかを述べましょう。自分の能力や経験と応募先の仕事内容がマッチしている点を挙げれば、魅力的な志望動機に仕上がります。

また、貢献していく意欲を伝えれば、入社後に自分が活躍する姿を採用担当者にイメージしてもらえるでしょう。そのためにも、仕事内容はもちろん、企業が展開するサービス・製品や経営方針などを入念に調べ、自分の強みを活かせる部分を明確にしておくことが重要です。

志望動機を分かりやすく伝える方法についてさらに知りたい人は、「営業職の志望動機の書き方は?わかりやすい構成やアピールのコツを解説」をご覧ください。

志望動機の作り方を相談したい

   

ルート営業の志望動機の例文5選!新卒や未経験向け

ここでは、上記の「ルート営業に求められるスキルや人物像」をもとに、志望動機の具体的な例文を5つ紹介します。「なぜその企業や職種を選んだのか」「具体的なストーリー」「貢献できること」を明確に記載しましょう。

1.コミュニケーション能力が強みの例文

貴社の「とことん聞き役に回る」というアプローチ方法に興味を持ったため志望しました。

私は大学3年生のころ、所属していたテニスサークルで副部長を任されました。人数が約50名と多いこともあり、意見の不一致が多発していました。私はメンバーに楽しく参加して欲しいと思い、意見が分かれた際には個別に納得いくまで話を聞くよう心がけました。

すると、他の人の前では言えなかったことを打ち明けてもらえるようになりました。メンバーの本音をまとめた結果、全体的な満足度が上がり、団結力も強まり、全国大会で3位に入賞することができました。この経験から、コミュニケーションで人の意見を引き出す能力を培ったと自負しております。

貴社への入社が叶った際はコミュニケーション能力を活かし、クライアントの満足度を高められる営業職としてより一層努力して参ります。

2.分析力が強みの例文

貴社のルート営業職では、AIを活用しお客様の課題を分析するサービスに興味を持ったため志望しました。

私は高校2年生の冬まで、志望大学の判定がE判定でした。しかし、ただやみくもに勉強していたことに気づき、志望大学の最低合格ラインや配点の研究、過去問題を解く時間配分などの分析を徹底し、効率のよい勉強方法に切り替えました。

半年後にはB判定まで上がり、その後も継続した結果、無事に志望大学に合格できました。この経験からデータ解析の重要性を学び、分析力が身についたと自負しております。

貴社に入社後も、分析により現状把握や課題解決の糸口を見つけ、売上に貢献して参ります。

3.主体性が強みの例文

貴社の「若手にも裁量権を」という経営理念に共感したため志望しました。私の強みである主体性を活かせると考えております。

大学1年次から3年間勤めたレストランのアルバイトでは、入社当初、流行り病の影響で客足が遠のき、赤字が続いていました。課題を解決すべく、自主的にSNSの更新や店内レイアウトの工夫、リピーター客を対象に10%オフキャンペーンを提案し、実施しました。

その結果、約3週間でリピーター客の半数が来店し、1営業日あたりの売上を前年比同等まで回復させることができました。

また、レジ業務やお客様の誘導、食材管理など幅広い業務に携わり、リーダーを任された大学3年次の1年間は、自主的に店舗経営にも関わり、経営者の目線で物事を見る姿勢も身についたと自負しております。

貴社に入社後は、ルート営業職としてお客様を積極的に訪問し、主体的に課題解決に向けた提案をして貢献して参ります。

4.丁寧さが強みの例文

私は、貴社で営業職のエキスパートとして活躍されていた△△さんに憧れており、OB訪問を通じて仕事に対するやりがいを感じたため志望いたしました。私は大学2年次から、地域の小学校1~3年生にサッカーを教えるボランティア活動を行っています。

ボランティアを始めた当初は、普段の話し方をしてもうまく伝わらず苦労しました。しかし、△△さんの言葉である「相手の立場に立って行動することが重要」という言葉が頭をよぎり、一つひとつ噛み砕いて説明したり、一緒に体験しながら教えたりと工夫したところ、劇的に意思の疎通を図れるようになりました。

この経験から、相手に合わせた丁寧な対応の重要さを学びました。貴社に入社後も、ルート営業職としてお客様ファーストで物事を考え、丁寧にニーズの汲み取りやサービスの提案を行いたいと考えております。

5.メンタルの強さが強みの例文

私は、一人ひとりのお客様の話を親身に聞く姿勢で営業されている貴社に感銘を受け、自分の強みである忍耐力を活かせると思い志望しました。

保険商品はお客様一人ひとりの暮らし方や将来設計、年齢や家族構成によって異なるので、すべての方に同じ商品が合うとは限らず、お客様のなかには保険に不安や心配を感じる場合もあると思います。

しかし、私の忍耐強さでじっくり話を聞いたり、心配なことがあればすぐに相談していただけたりする関係性を構築することで、不安を解消していただけると感じております。

入社後は、お客様に寄り添い最適なプランを提供できる営業として活躍し、貴社に貢献して参ります。

保険会社への就職を考えている就活生のなかには、「仕事が大変と聞くから応募しようか悩む」という人もいるかもしれません。「やっぱり営業は大変?保険会社が扱う商品や仕事内容」では、保険営業の詳しい仕事内容などを解説しているのでぜひご覧ください。

志望動機の作り方を相談したい

   

ルート営業の志望動機の経験者向け例文2選

ここでは、ルート営業に応募する際の志望動機で、営業経験を伝える場合の例文を2つ紹介します。

1.ルート営業未経験・営業経験者の例文

私は、貴社のサービスである△△を広く利用してもらいたい思いで、顧客との継続的な関係を築ける営業職を志望いたしました。

私は大学2年次から1年間、テレフォンアポイント営業のアルバイトをしておりました。クライアントに寄り添いながら、世間話をしつつ悩みを引き出し、自社サービスの有用性を説明し成約に至ったときは仕事のやりがいを感じました。しかし、テレフォンアポイントの仕事は、クライアントとの継続した関係性を築くことがなかったため、もどかしさを感じておりました。

貴社のサービスである△△は、継続的なサポートがクライアントに選ばれる理由であると伺っております。貴社に入社後は、私もルート営業の一員として経験を活かしつつ、サービスのさらなる普及に貢献して参ります。

2.ルート営業経験者の例文

私は、貴社の「小さなことでもお客様の話は宝物」という理念に共感したため志望いたしました。私は大学1年次から、食品販売を行う企業でルート営業のアルバイトとして、各取引先を訪問してチラシを配布したり、困りごとはないかなどを伺ったりしております。

しかし、アルバイト先の理念は効率重視であり、効率の大切さは分かるものの、お客様との密な信頼関係を築くことは難しいと感じておりました。貴社でも効率を求める場面はあるものの、お客様の一つひとつの話に耳を傾ける姿勢や、直接サービスに関連性のない話にも反応し掘り下げられる点に魅力を感じております。

貴社に入社した際は、私もお客様のどのような話も真剣に伺い、掘り下げて潜在的なニーズを把握し、提案するよう努める所存です。

志望動機に書く内容が決まっても、「最初の書き出しが難しい」と悩む場合があるでしょう。書き出しについて詳しく知りたい人は、「志望動機は書き出しを意識しよう!好印象を与える書き方を解説します」を参考にしてください。

志望動機の作り方を相談したい

   

ルート営業の志望動機で避けるべきポイント

ルート営業の志望動機では、勤務条件への過度な注目や、ほかの営業方法を批判するような内容は避けてください。ここでは、ルート営業の志望動機を作成する際に注意すべきポイントについて解説します。

抽象的過ぎる志望動機

ルート営業の志望動機に限らず、就活において抽象的過ぎるアピールは避けましょう。就活の選考で抽象的な志望動機や自己PRなどを伝えると、志望する企業に熱意が伝わらなかったり、自分の強みを存分にアピールできなかったりする恐れがあります。

また、伝えたいことが複数ある場合、全ての内容を盛り込みたくなるかもしれません。しかし、あれもこれも伝えようとすると要点が定まらず、内容も抽象的になりやすいので注意が必要です。かえって採用担当者にマイナスな印象を持たれる可能性もあるため、応募先に合わせて最も伝えるべきポイントを絞り、具体的な内容を盛り込むとよいでしょう。

福利厚生や休日日数などをメインとした志望動機

ルート営業の志望動機では、福利厚生の充実度や休日の多さなどに言及することも避けるべきです。採用担当者は応募者の志望動機から、長期的に働く意欲や自社にマッチした人物かを見極めようとしています。

しかし、「福利厚生の制度が充実しているから」「年間休日数が他社より多いから」などの志望動機では、制度の変更や休日出勤があれば、転職してしまうのではないかと採用担当者に危惧されかねません。

入社意欲や熱意のアピールにもつながらないため、志望動機の内容は応募先の仕事の特徴を踏まえることが重要です。そのうえで、入社後に自分の資質や経験を活かしてどのように行動し、企業に貢献していくのかを述べましょう。

ほかの営業手法を認めないような志望動機

ルート営業の志望動機で控えるべき項目として、ほかの営業手法を批判するような内容も挙げられます。営業にはさまざまな種類があり、具体的な例は以下のとおりです。

・飛び込み営業
・テレコール営業
・インサイドセールス など

ルート営業職への熱意を伝えようとするあまり、ほかの手法を批判するような発言をしてしまう場合があるかもしれません。企業によって取り入れる営業手法は異なりますが、それぞれ必要とされる仕事であり、魅力や大変な点もあります。

応募先でもルート営業以外の方法を行っている場合、「自社に対する理解が足りないのでは」と思われる恐れもあるため、志望動機を伝える際はほかの営業手法を批判しないよう注意が必要です。

深掘りされて困るような志望動機

ルート営業の志望動機は、掘り下げた質問にも対応できる内容を伝えましょう。就活の面接では、履歴書やエントリーシートの内容をもとに詳しく聞いたり、別の角度から質問したりする傾向にあります。

書類選考を通過したいからと事実を誇張した内容を書いたり、参考書やインターネットの例文をそのまま利用したりした場合、面接で詳しく質問された際に答えに詰まりかねません。また、回答の整合性が取れなくなり、内容の誇張や例文の使用を面接官に見抜かれ、マイナスな印象を与えてしまう恐れがあります。

採用担当者に説得力を与えるためにも、志望動機は面接で深掘りされることを前提として、自分の経験をもとに作成しましょう。志望動機を作成する際の注意点やコツをさらに知りたい人は、「志望動機が「難しい」就活生へ…企業に伝えるためのコツと注意点をご紹介」をご覧ください。

志望動機の作り方を相談したい

   

効果的なルート営業の志望動機を作成したいあなたへ

ルート営業の志望動機は、まず仕事内容を把握したうえで、求められる人物像やスキルが自分に合っているかが重要です。企業研究と自己分析を徹底し、自分の強みが活かせるかを見極めてください。

「ルート営業に興味があるけど、自分の経験や強みが活かせるか分からない」という人は、第三者や就活エージェントに相談するのが効果的です。就活の悩みをアドバイザーに相談したり、求人紹介やESの添削、面接練習といったサポートを無料で受けられたりします。

なかでも、キャリアチケットでは一人ひとりに寄り添い、専任のキャリアアドバイザーが志望動機の添削から面接のフォローまで無料でサポートしているので、安心して就活を進めることが可能です。

ルート営業の志望動機で失敗したくない就活生は、ぜひキャリアチケットを利用してみてください。

志望動機の作り方を相談したい

   

ルート営業の志望動機の作成で悩む人によくある質問

ルート営業の志望動機の書き方で悩む人によくある質問をまとめました。

Q.ルート営業とはどんな仕事ですか?

A.ルート営業とは、既存の顧客を定期的に巡回しながら、アフターフォローや必要な提案を行う仕事です。しかし、仕事は外回り以外にもあり、営業事務がいない場合は事務作業も発生します。

また、顧客が店舗の場合は、自社の商品が売れるようイベントの設営やPOP作成、ディスプレイなど販売促進を手伝う場合もあるでしょう。

就活で職種を選ぶ際は、実際に働いている社会人の声を取り入れるのも大切です。リアルな営業職の声を知りたい就活生は「【お仕事図鑑】営業マンに大切なのは挨拶。基本的なことですが、日々の挨拶は欠かせません!」も参考にしてください。

Q.ルート営業の強みはなんですか?

A.ルート営業の強みは、長期的に顧客との関係性が築け、顧客に合わせた必要な提案を随時行える点です。新規営業と異なり新規契約は取りにくい傾向にありますが、アフターフォローや販促の応援など、継続的に顧客と関わっていきます。

時間をかけて親交を深めたり、分析と改善を重ねたりするのが得意な人はやりがいを感じやすいでしょう。

就活では、自分の強みを活かせそうな業界を絞ることも大切です。業界の分類や絞り方を知りたい人は「就活生が知っておくべき業界を紹介!絞り方のコツや方法も解説」も参考にしてください。

Q.ルート営業の志望動機のコツを教えてください

A.ルート営業の志望動機を書くコツは、まず求められる能力や人物像を把握することです。企業が求める人物と自分の能力がかけ離れていれば、採用される確率は低いでしょう。企業研究と自己分析を入念に行い、マッチしていると判断したら、PREP法などのテクニックを使って分かりやすい志望動機を書くよう心がけてください。

なお、自分の強みを活かして「入社後はどのように貢献していくか」というビジョンを伝えると、熱意を感じてもらいやすいでしょう。

志望動機の書き方が難しいと感じる場合は、例文を参考にしつつ自分の経験を当てはめるのもおすすめです。「就活の志望動機でアピールするコツは?企業に評価される例文9選を紹介」では、志望動機の例文を複数紹介しているので参考にしてください。

志望動機の作り方を相談したい

   

本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

キャリアチケットについて

キャリアチケットは、就活生の最高のキャリアスタートを支援するサービスです。