内定承諾書を提出した後でも就活は続けられる?後悔しない判断方法を解説

このページのまとめ

  • 内定承諾書を提出した後でも就活は続けられるが、リスクはある
  • 就活を続けるか判断するには、理由を明確にすることが大切
  • 就活を続けると決めたなら納得がいくまで取り組み、最終的には自分で決断する

内定承諾書を提出した後でも就活は続けられる?後悔しない判断方法を解説のイメージ

学生のなかには「内定承諾書を出した後に就活を続けてもよいのか」と悩んでいる人もいるでしょう。就活を続ける場合は、内定先の企業にその旨を伝えたうえで他社の選考に臨むのが適切です。

この記事では、内定承諾書を提出した後に就活を続けるべきか判断する方法と適切な対処法を解説します。最後まで読めば、内定承諾書を出した後に就活を続ける場合の適切な対応が分かり、将来的に後悔の少ない選択につながるでしょう。

内定承諾後の就活について相談したい

   
目 次

内定承諾書を提出した後でも就活は続けられる

内定承諾書を提出した後でも就活は続けて構いません。そもそも内定承諾書とは、企業が就活生に対して発行する書類であり、以下のような誓約を交わすためのものです。

・入社を承諾すること
・正当な理由がない限りは辞退しないこと
・他社へ入社しないこと

しかし、実際に内定承諾書を提出した後に就活を続ける学生は多く、年々増加傾向にあります。現在では、複数内定(内々定)を獲得し、そのなかから入社する企業を選ぶという流れにあるのではないでしょうか。

そのため、最初から内定辞退を見越して多めに内定を出して対応している企業も少なくないようです。ここからは、内定承諾書を提出した後でも就活を続けられる理由を解説します。

内定承諾後に就活を続けても企業にはバレない

内定承諾後に就活を続けても、基本的には企業にバレることはありません。なぜなら、企業は学生の就活事情を知る術がないからです。

例えば、就活サイトを活用して企業にエントリーした場合でも、他社の就活状況が共有されることはありません。基本的に自社にエントリーした就活生の情報を他社に伝えるのは、情報漏洩に該当する行為なので、企業間のやりとりでも情報が共有されることはないでしょう。

もし、バレるとしたら複数の企業が集まる合同説明会に参加した際にバッティングしてしまったり、就活エージェント経由で情報が伝わったりするケースが考えられます。

なお、たとえバレないとしても、企業に黙って就活を続けるのは、あまり褒められた行為ではありません。企業は内定承諾を受けた日から入社に向けた準備や手続きを進めており、少なくない時間とお金がかかっています。

できれば採用担当者に入社を迷っている旨を正直に伝え、内定を保留してもらったうえで、就活を続けるのが誠実な対応といえるでしょう。

内定承諾期限の延長や保留をする際の対応方法を詳しく知りたい人は「内定承諾期限は延長できる?伸ばせる期間や連絡のポイントを解説」もあわせてご確認ください。

法的には入社日の2週間前まで内定を辞退できる

内定承諾書は一旦書いてしまったら、内定を取り消せなくなってしまうわけではありません。なぜなら、承諾書に法的な拘束力はないからです。

実際に、「民法第627条1項」では、以下のように定められています。

(期間の定めのない雇用の解約の申入れ)
第六百二十七条 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。

つまり、就活生は入社の2週間前までは辞退できるということであり、学生側にとって有利な法制度といえます。

ただ、入社式直前の3月頃に内定辞退を伝えた場合は、直前ということもあり、企業側に大きな負担をかけてしまいます。連絡が遅れれば遅れるほど、企業にかける負担は大きくなるため、早めの連絡を意識しましょう。

参照元
e-Gov法令検索
民法

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内定承諾後の就活がバレたらどうなる?リスクを解説

内定承諾後の就活が企業にバレた場合、オワハラを受けたり、社員からの印象が悪化したりする可能性があります。具体的な2つのリスクについて解説するので、就活を続けるか判断するための参考にしてください。

オワハラを受ける可能性がある

内定承諾後、企業に黙って就活を続けているのがバレた場合、オワハラを受ける可能性があります。

オワハラとは、企業が学生に対して就活を終えるように強要する行為です。具体的な事例としては、以下のようなものが挙げられます。

・就活を終えないなら内定を取り消すといわれる
・内々定後に研修やイベントなどを設け、就活生の時間と行動を制限する
・面接などで他社の選考状況を話させて、辞退するように強要する
・「損害賠償を請求する」「土下座しろ」と、学生を脅迫する など

上記のようなオワハラを受けた結果、苦労して獲得した内定を失うのを恐れて、就活を辞めてしまう学生も少なくありません。

しかし、就活は自分の将来に関する重要な選択であり、他人にいわれたからといって辞めるのは入社後の後悔につながりかねない行為です。自分の正当性を主張するためにも「自分が納得できるまで就活を続けたい」という意志を崩さず、毅然とした対応を心がけましょう。

オワハラの実態について詳しく知りたい人は「知っておきたい!オワハラの意味と実態」もあわせてご確認ください。

企業からの印象が悪化する可能性もある

内定承諾書を提出したにもかかわらず、就活を続けていることがバレると、企業からの印象が悪くなる可能性もあります。

選考のなかで「御社が第一志望です」と伝えられていたのに、まだ就活を続けていると発覚すれば「話が違う」と思われても仕方がないでしょう。黙って就活を継続していたとなれば、さらに「誠実さに欠ける」といった悪い印象を与える可能性は高まります。

もちろん、企業側も「将来のためによりよい企業に入社したい」という学生の気持ちは理解しているはずですが、採用担当者も人間なので、多少対応が悪くなるケースは考えられるでしょう。

結果的に、最初に内定をもらった企業へ入社したとしても、社員の方と良好な関係を構築できず、社内の居心地が悪くなりかねません。入社後のリスクを回避するためにも、自分を評価してくれた企業を騙すような不誠実な対応は避けるべきでしょう。

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内定承諾書を提出した後に就活を続けるか判断する方法

内定承諾書を提出した後に就活を続けるか決める際は、企業の情報を再度確認したうえで、自分の気持ちを明確にすることが大切です。また、1人で抱え込まず、他者の意見を参考にしてもよいでしょう。

ここからは、就活を続けるか判断するための具体的な方法を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

就活を続けたい理由を明確にする

内定承諾後に就活を続けるか悩む場合は、自分の気持ちを明確にすることが大切です。なぜ、内定をもらったのにまだ就活を続けたいのか、具体的な理由を確認しましょう。

例えば、複数社から内定が出ても就活を続ける背景は、単純に「第一志望ではなかったから」ということかもしれません。

しかし、第一志望であったとしても「本当にこの企業でよいのだろうか」という不安や「ほかにもよい条件の企業があるのではないか」という思い、あるいは「自分の可能性を試してみたい」という気持ちが隠れている場合もあるでしょう。

特に、内定が出された時期が、就職活動を始めてすぐの4月頃であれば、あと数ヶ月チャレンジしてみたいという気持ちが起きてくるのも自然なことです。

自分の本心を明確に言語化できれば、就活を続けるにしても辞めるにしても、後悔の少ない決断ができるでしょう。

内定先企業を入念にリサーチする

就活を続けるべきか悩む場合、内定先企業を入念にリサーチしたうえで判断するべきです。

改めて、企業の業務内容や待遇、制度などを徹底的に調べ、自分の希望とマッチするのであれば、無理に就活を続ける理由はないかもしれません。その際、内定をもらった企業だけでなく、他社の業務内容や条件もリサーチして比較すると、より判断しやすいでしょう。

一方、内定をもらった企業と他社の情報を比較した結果、不満を感じるポイントがあるのなら就活を続ける価値はあります。

後悔のない選択をするためにも、企業のWebサイトや就活情報サイト、説明会資料などで基本的な情報を調べたうえで、就活を続けるか否か決断しましょう。

企業分析のやり方とポイントを詳しく知りたい人は「企業分析を行う方法とは?やり方とポイントを詳しく解説!!」もあわせてご確認ください。

内定者と交流する

就活を続けるか判断する方法として、内定者同士で交流を深めるのもよい方法です。

一緒に働く同期と接することで、入社後の日常をリアルにイメージでき、就活を続けるか否かを決める際の判断材料になるかもしれません。また、内定者に気持ちを打ち明けることで、自分と同じ立場の人間から参考になるアドバイスをもらえる可能性もあります。

具体的な方法として、同じ大学に内定者がいる場合は、コンタクトを取ってみましょう。

同じ大学や知り合いに内定者がいない場合は、企業が開催する内定者イベントや懇親会に参加するのもおすすめです。内定者イベントや懇親会は、単に同期の仲を深めるための会ではなく、入社を決めかねている学生の悩みを解消する場でもあります。

同じような悩みを抱えている学生も参加するため、案内が届いたら積極的に参加するとよいでしょう。

内定先企業の社員に悩みを打ち明ける

就活を続けるべきか自分では判断できない場合は、思い切って内定先企業の社員に相談してみるのも解決策の一つです。

正直に入社するか悩んでいる旨を伝えることで、不安を解消できる場合もあります。また、一緒に働く社員の対応から、入社後の具体的なイメージを膨らませることもできるでしょう。

なかには、内定者向けの座談会や面談をセッティングしてくれる企業もあるので、怖がらずに自分の本心を伝えてみてください。

なお、座談会や面談の機会がない場合は、OB・OG訪問を行うのもよい方法です。OB・OG訪問のやり方やマナーを詳しく知りたい人は「就活におけるOB・OG訪問の役割とは?しておくべき質問やマナーも解説」もあわせてご確認ください。

就活エージェントに相談する

就活に関して相談できる相手がいない場合は、就活エージェントを利用するのがおすすめです。

就活エージェントとは、専任のキャリアアドバイザーが就活を総合的にサポートしてくれるサービスを意味します。具体的なサポート内容はサービスによって異なりますが、以下のようなものが代表的です。

・個別相談
・就活準備のサポート
・選考対策のサポート
・求人紹介 など

キャリアアドバイザーに就活を続けるべきか相談することで、プロの知見を基にした最適なアドバイスが期待できます。就活エージェントは、無料で利用できるサービスが多いため、就活の進め方で迷ったら気軽に相談してみるとよいでしょう。

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内定承諾書を提出した後に就活を続ける場合のポイント

内定承諾書を提出した後に就活を続ける場合は、その旨を企業に伝え、自分が納得できるまで取り組むことが重要です。また、就活を続けた結果、内定を辞退する場合は企業に対してできるだけ早くその旨を伝え、最後まで誠意ある対応を心がけましょう。

内定承諾後に就活を続ける際の対応のポイントを解説するので、ぜひご確認ください。

就活を続ける旨を企業に伝える

内定承諾後に就活を続ける際は、その旨を企業に伝えましょう。具体的には「内定承諾を保留したい」「後悔のないようにほかの企業の選考にも参加したい」と、正直に自分の本心を伝えてください。

学生にとっては伝えにくい内容かもしれませんが、実際は「あなたが納得できるまで就活を続けてください」と理解してくれる企業も少なくありません。

また、内定先の企業に黙って、後ろめたい思いをしながら就活を続けるよりも、堂々とした気持ちで選考に臨めたほうが結果もよくなるはずです。企業にバレた場合のリスクを考えても、内定先の企業に話を通してから就活を続けるのが、適切な対応でしょう。

内定承諾後の辞退は早めにする

内定が一つに定まった、あるいは、内定を受けずにさらに就活を続けたい場合は、辞退する企業に対して返事を先延ばしにしないことが重要です。

企業は内定通知を出した直後から、入社に向けた準備を始めます。企業側の迷惑になることを考え、できるだけ早く返事をしましょう。

なお、第一志望ではない企業から内定を一旦受け、内定を受諾した後(内定承諾書を提出した後)に、第一志望の企業の合格通知が届く場合もあります。その場合は、辞退する企業にできる限り早く内定辞退の連絡を入れましょう。

法的には、入社日の2週間前までは問題ないとされていますが、内定辞退の連絡が遅れれば遅れるほど、企業に多大な迷惑がかかります。場合によっては、訴訟トラブルなど深刻な問題に発展する可能性もあるため、入社する企業が決まったらすぐに内定をもらったほかの企業へ、内定を辞退する旨を伝えましょう。

内定を辞退する方法について詳しく知りたい人は「内定辞退は電話でしよう!掛け方のコツを例文付きで紹介」もあわせてご確認ください。

自分が納得できるまで就活を続ける

就活を続けると決めたなら、自分が納得できるまで継続するべきです。もやもやした気持ちのまま入社しても後悔につながりかねないため、自分のなかで期限を決めて、それまでは全力で就活に取り組みましょう。

なお、内定が複数社から出た後も就活を続けたい場合は、徹底的に比較して1社に絞る必要が出てきます。その際は、以下のようなポイントを見直してみてください。

・自分が本当にしたい仕事なのか
・業務内容を具体的に理解しているか
・将来性についても企業分析できているか
・企業を選んだ理由が給与や福利厚生だけではないか

給与や福利厚生だけにとらわれず、業務内容と将来性について見直すことができれば「本当に自分のやりたい仕事がどうか」が明確になるでしょう。

また、他者にアドバイスを求めるのもよい方法ですが、判断を委ねるのは危険です。誰かの意見を鵜呑みにすると、何か問題が生じた場合、後悔につながりやすくなるため、最終的な判断は自分で下しましょう。

オワハラはキャリアセンターに相談する

内定承諾後に就活を続けた結果、企業からオワハラを受けた場合は、一人で抱え込まず、キャリアセンターに相談してください。

内定承諾後、企業に黙って就活をしていたのがバレたケースはもちろん、場合によっては「こちらが就活を続けたい」と伝えた段階でオワハラを受ける可能性もあります。内定承諾書を盾に「訴訟を起こす」といった脅迫じみたオワハラを受けるケースもあり、学生が一人で立ち向かうには困難な状況も少なくありません。

だからこそ、信頼できる大人に相談することが重要です。学生の就職活動全般をサポートしてくれるキャリアセンターに相談すれば、不安な気持ちに寄り添いつつ、適切な対応を教えてくれるでしょう。

内定承諾後の就活について相談したい

 

内定承諾を保留や辞退する場合の伝え方とメール例文

内定承諾の保留や辞退を伝える場合は、メールや電話で連絡するのが一般的です。

ここからは、内定承諾を保留や辞退する場合の伝え方を紹介します。メールや電話の例文も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

やりとりの記録としてメールを送る

内定承諾の保留や辞退の連絡をする場合は、基本的に電話が丁寧とされますが、リモートワークを取り入れている企業が増えた近年は、メールで伝えるケースも増えているようです。

メールのほうが、相手の業務に割り込まずに連絡事項を伝えられるだけでなく、やりとりの記録も残るので、何かと利便性が高いといえます。特に、内定承諾を保留する場合は、回答期限などの記録を残すために、必ずメールを送りましょう。

ただし、メールの場合、返信が返ってくるまで相手が確認できたか判断できないのがデメリットです。フォルダ内に埋もれてしまったり、採用担当者の休暇だったりなど、さまざまな要因で開くのが遅れる場合もあります。24時間以内に返事がない場合は、メールが届いているか電話で確認をとりましょう。

内定承諾を保留する場合のメール例文

件名:内定保留のご連絡 キャリアチケット大学△△学部△△学科 田中一郎

株式会社△△
人事部 採用ご担当 △△様

お世話になっております。キャリアチケット大学の田中一郎と申します。
先ほどお電話を差し上げましたがお忙しいようでしたので、メールにて失礼いたします。

この度は内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。

貴社には大変魅力を感じておりますが、現在ほかに選考を受けている企業があり、後悔のないよう結果をすべて受け止めてから決めたいと考えております。

大変恐縮ではございますが、内定承諾のお返事は△月△日までお待ちいただけないでしょうか。

内定のご連絡をいただいたのにもかかわらず、このような返答になり、大変申し訳ございません。何卒ご理解いただけますと幸いです。

お忙しいところ恐れ入りますが、どうぞよろしくお願いいたします。

——————————————–
キャリアチケット大学△△学部△△学科4年
田中一郎

〒123-4567
△県△市△△
電話:000-0000-0000(携帯)
メールアドレス:ichiro-tanaka@××××.com
——————————————–

内定を辞退する場合のメール例文

件名:内定辞退のご連絡 キャリアチケット大学△△学部△△学科 田中一郎

株式会社△△
人事部 採用ご担当 △△様

お世話になっております。先日、貴社より内定のご連絡をいただきましたキャリアチケット大学の田中一郎でございます。

先日は内定のご連絡いただき、誠にありがとうございました。
大変恐縮ではありますが、内定を辞退させていただきたいと考えております。内定承諾書を提出した後にもかかわらず、このようなご連絡をしてしまい大変申し訳ございません。

本来なら直接お伺いし、辞退のお詫びをお伝えすべきところですが、メールでのご連絡になってしまったこと、何卒ご容赦いただきたくお願い申し上げます。

担当してくださった△△様には、説明会から選考まで大変お世話になったのにもかかわらず、このような結果になってしまい大変申し訳ありません。また、最後までご丁寧に対応してくださり、誠にありがとうございます。

末筆ながら、貴社の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。

——————————————–
キャリアチケット大学△△学部△△学科4年
田中一郎

〒123-4567
△県△市△△
電話:000-0000-0000(携帯)
メールアドレス:ichiro-tanaka@××××.com
——————————————–

就活メールの正しい書き方や基本マナーを詳しく知りたい人は「就活メールの正しい書き方は?基本のマナーと構成のポイント」もあわせてご確認ください。

電話で伝えると丁寧な印象になる

内定承諾の保留や辞退の連絡をする際は、電話のほうが丁寧な印象を与えられます。そのため、基本的には電話をかけたうえで、つながらなかった場合にメールを送るのが一般的です。

ただし、内定承諾を保留する場合は、電話で内容を伝えた後に、返答期限の記録を残すためにメールを送ってください。

内定を辞退する際は、電話で話が円満に完結したなら、基本的にメールを送る必要はありません。万が一、何かトラブルに発展した場合に備えておきたいのであれば、やりとりの記録を残す意味でメールを送信してもよいでしょう。

いずれの場合でも、できるだけ早めの連絡を心がけてください。内定承諾を保留する場合は、内定承諾書が届いてから1週間以内の返答が目安です。内定承諾後に辞退する場合は、入社する企業が決まった段階ですぐに採用担当者へ電話をかけましょう。

内定承諾を保留する場合の電話例文

お世話になっております。内定通知をいただいたキャリアチケット大学の田中一郎です。担当者の△△様はいらっしゃいますでしょうか。

この度は内定のご連絡をいただき、ありがとうございます。すぐにでも承諾のお返事をしたいところなのですが、現在ほかに選考を受けている企業があり、後悔のないよう選考結果をすべて受け止めてたうえで慎重に判断したいと考えております。

誠に恐れ入りますが、△月△日まで返事をお待ちいただけないでしょうか。

(採用担当者が承諾)

ご快諾いただきありがとうございます。
お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

内定を辞退する場合の電話例文

お世話になっております。先日、内定のご連絡をいただきましたキャリアチケット大学の田中一郎です。担当者の△△様はいらっしゃいますでしょうか。

先日は内定のご連絡をいただき、ありがとうございます。大変申し上げにくいのですが、慎重な検討の結果、内定を辞退させていただきたく思い、ご連絡させていただきました。内定承諾書を提出した後にもかかわらず、このようなご連絡をしてしまい大変申し訳ございません。

ほかに選考を受けている企業があり、そちらから内定をいただくことができました。自分自身が今後、どのように社会に対して貢献していけるか考えたところ、他社のほうが自身の力を発揮できるのではと感じ、そちらの企業への入社を決意いたしました。

(採用担当者が承諾)

このような結果になってしまったのにもかかわらず、お忙しいなかご丁寧に対応していただき、本当にありがとうございました。また、御社に大変ご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ありません。

それでは失礼いたします。

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内定承諾書を提出した後に就活を続けるか迷う学生へ

内定承諾書を提出した後に「本当にこの企業に入社して後悔しないだろうか」と悩む学生も多いでしょう。なかには、もう少し就活を続けて、より自分に合った企業を探したいと考える学生も少なくないはずです。

とはいえ、苦労してもらった内定を辞退してしまってよいものなのか判断に迷うのも仕方ありません。自分の将来を真剣に考えるほど、何が正解か分からなくなるのは、多くの就活生が抱える共通の悩みといえるでしょう。

就活を続けるべきか、内定をもらった企業に入社するべきか悩んでしまう人は、「量より質」の新卒向け就活エージェント「キャリアチケット」にご相談ください。

キャリアチケットでは、企業の採用活動を熟知した専属のキャリアアドバイザーが個別相談に応じます。あなたの悩みや本当の願望に寄り添い、就活を続けるか否か自分自身で決断するためのアドバイスをいたします。

将来的に後悔の少ない選択をして、最高の形で就活を終えたい人は、ぜひキャリチケットをご活用ください。

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本記事の監修者

淺田真奈(あさだまな)

大学時代は接客のアルバイトを3つかけもちし、接客コンテストで全店1位になった経験をもつ。新卒では地方創生系の会社に入社をし、スイーツ専門店の立ち上げからマネジメントを経験。その後、レバレジーズへ中途入社。現在はキャリアチケットのアドバイザーとして、学生のキャリア支援で学生満足度年間1位と事業部のベストセールスを受賞し、リーダーとしてメンバーのマネジメントを行っている。

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