このページのまとめ
- 自己分析や企業研究が不十分で「就活の軸」がない点が、内定がでない人の特徴
- 「内定をもらう」という強い気持ちで、自分だけの応募書類を作成することが肝心
- 内定がでない人は、面接での身だしなみや話し方などを見直す
- 内定がでない理由に「エントリーし過ぎ」「業種を絞れていない」などが挙げられる
- 内定獲得のための解決策の一つとして、キャリアセンターや就活エージェントに相談する
就活生のなかには、「なかなか内定がでない…」と焦っている方もいるでしょう。しかし、内定がでないときこそ、落ち着いてその原因を探っていくことが大切です。自分の就活の弱点が浮き彫りになったら、まずは今できる解決策を講じましょう。このコラムでは、内定がもらえない人の特徴や、内定獲得のためのヒントをご紹介しています。今一度自分の就活を見つめ直し、前向きに選考に臨んでいきましょう!
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内定がでない就活生は多い
毎年、内定がでないことで悩む就活生は一定数存在します。ゼミやサークル、クラスの友人が内定をもらったという話を聞くたび、内定がでない自分と比較し焦ってしまっている人もいるでしょう。内定がでない理由は一概にいえませんが、企業や採用担当者との相性、運である部分も大きいです。ただし、就活へ挑む姿勢やあなた自身の行動が原因で内定がもえらない可能性もゼロとは言い切れないでしょう。まずは自分の行動を振り返り、「内定がでない」原因を作っていないか確認し、解決策を講じることが大切です。
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内定がでない人の8つの特徴
ここでは、内定がでない人の具体的な特徴を見ていきます。まずは自分に当てはまっていないか、今一度確認してみましょう。
1.就活の軸がない
内定がでない人は、「就活の軸」が定まっていないことが多いです。就活の軸とは、自分がどういった目的意識のもと就活に取り組んでいるかを示す指標。つまり、「将来なりたい自分」です。就活の軸が明確に定まっている人は、理想とする将来の自分像を実現するため、迷いなく行動できます。しかし、就活の軸が定まっていない人は、自分がどうして就活をしているのかという目的を見失い、結果自信がないまま闇雲に就活へ臨むことになってしまうのです。就活の軸を明確に定め、主体性やキャリアビジョンを満足に伝えられなければ、内定獲得は難しいでしょう。
2.自分のやりたいことが分かっていない
内定がでない人のなかには、「親に勧められたから」「周囲の友達が皆受けているから」と、なんとなく就活をしている場合も多いです。その主体性がない姿勢が面接官にも伝わり、悪印象につながってしまうことも。就活で勝ち残るには、「入社意欲」「熱意」のアピールが必要不可欠です。初めから受かるつもりがない場合、いくら続けても内定を得ることはできないと考えましょう。
3.企業研究が不十分
企業研究が不十分だと、その企業の採用ニーズに合ったアピールは難しいでしょう。志望動機を聞かれた際も、どの企業にもいえるありきたりな内容になってしまえば、採用担当者の印象に残りません。内定をもらうためには、競合他社にはないその企業ならではの特長を挙げ、自分が企業の採用ニーズに合致していることを伝える必要があります。それは、企業の事業内容や風土を理解していなくてはできないことといえるでしょう。
4.その企業で働くイメージができていない
面接では、「自分がその企業に入社した場合発揮できる能力」を伝え、採用担当者に入社後の活躍をイメージしてもらわなくてはいけません。自分がその企業で働いているイメージができない場合、採用ニーズに合った自分の資質や能力をアピールすることも難しいでしょう。自分自身が将来を想像できていないのであれば、採用担当者にイメージしてもらうこともできません。内定がでない人は、志望企業で働くイメージが掴めているか、もう一度確認しておきましょう。
5.履歴書、エントリーシートで損している
書類選考の段階で落ちてしまう人は、履歴書やエントリーシートで手を抜いている可能性があります。文字が汚かったり、熟考せず自己PR文を書いていたりする人は要注意です。また、使いまわしの文章や、就活本の例文をそのままコピーすることもおすすめしません。採用担当者は、非常に多くの書類に目を通します。ありきたりな文章ではほかの学生と差別化を図れず、印象に残らないため、落選してしまうでしょう。就活中は、多くの応募書類を書かなくてはならず、手を抜きたくなってしまう気持ちも分かります。しかし、応募書類に力を入れなければ面接まで進めません。「内定をもらう」という強い気持ちを持って、自分にしか書けない内容の応募書類を仕上げましょう。
6.面接での印象が悪い
面接での印象が影響し、選考を落としてしまう場合も考えられます。以下で、面接での印象を悪くしてしまう具体例を提示しました。ぜひご参考にし、自分に当てはまっていないか振り返ってみてください。
マナーが守れていない
面接でのマナーが守れていないと、社会人としての資質を疑われてしまいます。面接官は、あなたのノックの回数やお辞儀の角度、挨拶の有無などを細かくチェックしていることを忘れずに。社会人になると、クライアントや取引先を訪問する機会が多くあります。その際、マナーが守れていないと、会社の看板を汚すことになりかねません。面接マナーは、自身の社会人としての資質をアピールする要素でもあります。そのため、面接マナーは事前にしっかり確認しておきましょう。
質問の意図が分かっていない
面接官から質問された際、意図が分かっていない返答をしてしまうと、悪印象を与える恐れがあります。社会に出ると、仕事の指示や打ち合わせなど、言葉のキャッチボールが大切。面接の質問で的を射た受け答えができないと、「実際に働いたとき、指示したことが伝わらないのでは」と不安に思われかねません。もちろん、予期せぬ質問に緊張してうまく返せないことはあるでしょう。そのため、どんな質問が来ても落ち着いて返せるよう、あらかじめ質問を予想して答えを準備しておくことをおすすめします。
身だしなみに清潔感がない
清潔な身だしなみは、社会人にとって重要なポイント。面接においても、第一印象が肝心です。入室したあなたの姿で、ある程度の印象が決まってしまいます。シワだらけのスーツや汚れのついた靴、目にかかった前髪などは、マイナス評価につながるので注意しましょう。また就活では「自分に似合う髪型」「おしゃれな服装」よりも、面接官からの印象を重視してください。ラフな髪型や着崩した服装は、面接の場では悪印象につながりかねないので控えましょう。
話し方に自信がなく声が小さい
身だしなみと同じくらい、話し方で人の印象は左右されます。声がぼそぼそと小さい方は、それだけで自信のない印象を与えてしまうでしょう。「自信のなさ」が全面に出てしまうのは、選考において不利になる可能性が高いようです。多くの企業では、主体性があり、自信を持って自分の意見を述べられる人材を求めています。普段からうつむき加減の人や、声量に自信がない方は、面接のときに堂々と立ち振る舞えるよう練習しておくと良いでしょう。まずは背筋をぴんと伸ばし、面接官の目をしっかり見るようにします。そして口角を上げ、ハキハキと話すことを意識するだけで、あなたの印象は大きく変わるでしょう。
7.就活への熱意が足りない
就活自体やその企業への熱意が足りず、内定がもらえない人もいるでしょう。自分がなぜ今就活をしているのか、どうしてその企業を志望したのかなど、今後のキャリアプランや将来の目標を考え、モチベーションを高めて就活に臨みましょう。将来のイメージが具体的にできない場合、「5年後どんな自分になっていたいか」といったように近い将来について想像してみると、目標を描きやすいです。ほかにも、自己分析や企業研究を通し、「自分は何に興味を持っているのか」「どんな働き方が理想なのか」などを今一度よく考えてみるのも良いでしょう。自分が望んでいることを知れば、就活への熱意が生まれる可能性も高いです。
8.自己嫌悪に陥っている
度重なる落選や面接の失敗などで、自己嫌悪に陥っている人もいるのではないでしょうか。選考に落ち続けると、そのストレスが原因となり就活へのモチベーションが大幅に低下し、さらに内定をもらいづらくなるという悪循環はよく見受けられます。そうならないためにも、ときには「就活は相性だから、落ちても仕方ない」と考え気持ちを切り替えるマインドコントロールも必要です。あまりにも思いつめてしまった場合、一度趣味や好きなことに没頭し気分転換を図るのも手でしょう。
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内定がでない理由とは?
内定がでない主な理由は、どこにあるのでしょうか。以下で確認してみましょう。
大企業に絞り過ぎた
やはり、大手企業は応募が集中します。「大手に絞っているつもりはない」と思っている方でも、実際には人気が集中している企業ばかりを選んでいるということはよくあります。大手求人サイトや、よく目につく企業から志望先を選んではいませんか?大手企業を中心にエントリーすると、倍率や採用ハードルの高さから軒並み選考落ちしてしまい、結果として内定をもらえていない状況になってしまう恐れもあります。また、大手という理由だけで企業選びを進めるのも危険です。企業選びの際に自分の資質や適性とミスマッチした方向で進んでしまうと、情報収集や自己分析など、就活の次のステップも間違った土台の上で進んでしまいます。 内定獲得のための情報収集と、入社後に後悔しないための情報収集は別物だということを念頭に置いておきましょう。
無闇にエントリーし過ぎた
「やりたいことを見つけるにはまずいろいろな業界を知らないと」「まずは一旦応募してみないと受からないかもしれない」と、とりあえず手当り次第説明会へ登録したり、膨大な数のエントリーシートを提出して忙しくなったりしてはいませんか?多くの企業を受けている方は、企業理解が追いつかず、結局自分が何をしたいのか分かっていない場合が多い印象です。
一つの業界に憧れを持ち過ぎた
「業界に強い憧れがあるから」「自分の経験を活かすにはこの業界や職種しかないはず」と、一つの業界や職種に絞って選考を進める方も、就活に失敗することが多いようです。
その業界への憧れが強過ぎると、仕事内容や理想と違う部分に対する情報収集が弱くなってしまいがち。そのため、面接に進む段階までに理想と現実の差を埋められないまま、お見送り対象となることがあるようです。「仕事内容への理解が浅い」「理想と違う環境が待っている場合にやる気を継続できるか」という懸念につながるためでしょう。
現実と理想のギャップを知ったうえで選考を受けているのであれば問題ないのですが、もし企業の業務内容・理念の把握に自信がないようであれば要注意。このままだとどこにも受からず、ほかの業界を見始めたときにはもう選考が終わってしまっている、という事態になりかねません。
以上のことから、内定がでない人は、まずエントリーや企業(業界)研究の段階でミスをしていないか振り返ることが大切といえるでしょう。
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内定獲得のために今できる8つの対策
前章で、内定がでない人の具体的な特徴をお伝えしました。ここでは、内定がでない人の特徴をふまえて、今できる就活対策をご紹介。ぜひご参考にし、前向きに就活に望めるよう対策してみてください。
1.就活の軸を再度考えなおす
就活に対する目的意識が曖昧な方は、先ほど触れた「就活の軸」を再度考え直してみましょう。「将来どんな自分になっていたいか」「どのようなライフスタイルを実現していたいか」とイメージし、理想の未来を叶えるために今できることを打ち出すとスムーズです。未来の自分を想像するのが難しい方は、自己分析を行い、「自分が大切にしている価値観」「過去の成功体験から培った経験」をもとに、これからの目標を考えてみるのも効果的です。
2.企業研究を徹底する
先述したように、内定を得るために必要なことは、企業をよく知ることです。そのため、企業研究を徹底し、明確な志望動機を伝えられるようになりましょう。企業のWebサイトや会社説明会だけでなく、現場の生の声が聞けるOB・OG訪問などを活用するのも手です。また、志望企業に勤めている先輩がいれば、ぜひ内定を得るためのアドバイスをもらいましょう。エントリーシートや面接対策はもちろん、企業についてのリアルな情報が手に入るので、話を聞ける機会がある場合、積極的に頼ることをおすすめします。
3.履歴書、エントリーシートを見直す
書類選考で落ちてしまう人は、履歴書やエントリーシートを見直し、志望動機や自己PR欄を練りましょう。内容は使い回しせず、その企業の採用ニーズに合った内容を意識してください。また記入欄は、端的で分かりやすい内容を記載することも重要。応募書類に自信がない方は、友人や先輩に添削してもらうと良いでしょう。
4.身だしなみを整える
面接の前は、自分の身だしなみをよくチェックしておきましょう。髪型が乱れていないか、シャツにシワがないか、靴が汚れていないかなど、隈なく確認します。面接では、特に「清潔感」「フレッシュさ」が重視されるので、シンプルで爽やかな印象を心がけましょう。
5.模擬面接を繰り返す
面接のマナーに不安がある方は、模擬面接を受けてみましょう。模擬面接は、大学のキャリアセンターや就活支援セミナーなどで受けられます。面接は、場数を踏めばある程度慣れるもの。そのため、何度も練習を繰り返すことで、自信を持って本番に臨めるようになるでしょう。また、模擬面接の場面を録画しておくのも効果的です。面接中は、自分では気付かなかった癖が無意識に出ることがあります。録画した自分の姿を客観的に見ることで、「話す前に髪を触る」「つい『えーと』と言ってしまう」など、直したほうが良い癖が浮き彫りになることもあるでしょう。
6.就職エージェントを活用する
就活に不安がある方は、就職エージェントの利用をおすすめします。エージェントでは、専任アドバイザーのカウンセリングにより、希望する働き方を確認。自分のできることや強みをすり合わせ、エージェントが取り扱っている求人からプロの目線でマッチしているものを紹介してもらいます。エージェントは業界や企業の情報を多く持っているほか、書類作成や面接対策のノウハウがあるため、リアルなアドバイスがもらえるでしょう。
7.大学のキャリアセンターを活用する
大学のキャリアセンターを活用するというのも手でしょう。キャリアセンターを活用する大きな利点は、求人を出している企業の多くが「この大学の学生に応募してもらいたい」と思っているところでしょう。わざわざその大学に求人を出しているわけですから、在学している生徒は比較的選考に有利な求人を選べます。
8.OB・OG訪問をする
志望企業のOB・OG訪問をすると、その企業で働くイメージができ、就活で効果的なアピールができる可能性も高まるでしょう。また、実際にその企業で働く人の生の声を聞くことで、社風や具体的な業務内容を知ることができ、本当に自分とその企業の相性が良いのか判断できます。先輩や知人に志望企業のOB・OGがいないという場合、キャリアセンターで、OB・OG訪問の相手を紹介してもらえることもあるので、一度相談してみましょう。
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再度確認!応募書類と面接での注意点
この項では、気をつけているようで忘れてしまいがちな注意点を紹介します。基本的なことをしっかり押さえておくことも重要な要素です。
エントリーシート
エントリーシート上で、自分がその企業で活躍できる・したいという意欲をアピールすることが大切。質問の意図を汲み取り、具体的なエピソードと成果、何を学んだかなど、自分の人柄と応募企業の採用ニーズとの共通点を記入しましょう。また各設問への回答は、冒頭で簡潔に結論を述べてから補足説明という構成にすると良いです。
履歴書
手書きの履歴書の場合、丁寧に記入しているかが重要。誤字脱字に注意し、採用担当者が読みやすい文字の大きさを心がけることで、次の選考へ突破する確率が上がるでしょう。趣味や特技の欄も空白にせず、すべての質問に答えることで丁寧な印象になります。また、その内容が面接時に話を膨らませることができ、面接官の印象に残るケースもあります。
面接
前述にもありますが、面接は第一印象が大切です。清潔感のある身だしなみと、姿勢良くハキハキと答える姿は好印象になるでしょう。また、面接とはいえ、就活生と面接官との会話であることを忘れずに。しっかり質問を聞いて、偽りなく自分の言葉で回答しましょう。
採用担当者が応募書類を読んで、「この学生と会って話を聞いてみたい」と思う内容にしてください。また、面接時には採用担当者に「この人材と一緒に働いてみたい」と思ってもらえるよう心がけることが、内定獲得のカギです。
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人事目線を理解した就活は強い!
これからの就活を変えて、内定を獲得したい方は、人事目線を理解しましょう。「人事は就活生のどんな点を評価するのか」または「どんな点をマイナスに捉えるのか」ということを熟知しているだけで、就活に対する向き合い方は大きく変わります。就活がうまくいかないと、視野が狭くなり、独りよがりな思考に陥りがちです。しかし多くの人事の目があなたを捉え、あなたの人となりや長所、志望動機を知りたいと思っています。就活が自分対人事のコミュニケーションで成り立っていることを自覚し、「自分のことを相手に知ってもらいたい」という前向きな気持ちで面接に挑みましょう!
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